「生まれた長女・葉七(はな)は出生体重が1500gと小さく、すぐにNICUへ。そして検査の結果、右目の角膜がにごっていて白内障の疑いがあり、さらに出生後は閉じるはずの動脈管が閉じない動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)があり、先天性風疹症候群と診断されました。医師からは、成長するにつれて、耳にも障害が出る可能性もあると言われました。
本当だったら元気に生まれてくるはずだったのに、私が予防接種をしていなかったために、娘に障害を持たせてしまったと思うと娘に申し訳なかったですし、私自身もつらかったです。後悔は一生続くと思います」(西村さん)
退院後は、定期的にこども病院で診察を受けてはいたものの、葉七ちゃんはすくすくと成長。みんなに見守られながら育ち、今はもう12歳。小学6年生になり、まもなく小学校卒業を迎えます。
「心臓の動脈管開存症は、経過観察をしていましたが、赤ちゃんのうちにふさがりました。耳は6歳まで病院の診察でフォローしてもらっていましたが、おかげさまで難聴の可能性はなくなりました。
白内障の疑いがあった右目ですが、経過観察の結果、白内障も緑内障もありませんでした。でも乱視がひどく、弱視で、斜視があり、小さいころはアイパッチをつけて過ごしていたこともあります。今でも眼鏡をかけていて、経過観察をしていましたが、今年病院での診察フォローも終了しました。
ただ、出生後、脳室が拡大していて、一部石灰化をしていました。1歳までにそれもなくなったのですが、脳室拡大の影響はあって、軽度の発達障害・学習障害があり、小学校は支援学級に通っています。
会話をする分には問題ないのですが、感情のコントロールがうまくできないことがあるので、人間関係が難しいですね。学習面については、小学校6年生ですが、今ようやくかけ算やわり算を頑張っているところ。時計を読むのはなかなか難しいようです。
発達障害について大変なところはありますが、最近は普通の子育てになってきたなぁと感じることもありますね。理解のある人たちに囲まれて、とてもかわいがってもらえて、できないことがあってもフォローのための対策を考えてくれたりして、前向きないい環境で過ごさせてもらっています。
葉七は現在、保育園と連携のあるデイサービスに通っているんですが、そこでの園児さんたちとの交流も刺激になっているようです。葉七は絵を描くのが大好きなので、今年度は全員の顔を描く!と張りきっていて、描いた絵は園児さんや保育士さんはもちろん、親御さんにも見てもらえているそうです。
これからも大変なことや困難はあるかもしれないけれど、自分でやりたいことを、自分の手で見つけてほしいなと思いますね」(西村さん)
「2012年の風疹がはやり始めていたころに、NHKの記者の方がこども病院に取材の申し入れをしてくださいました。先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれたことについて話を聞きたいと。断ってもいいけどどうする?っていう話を主治医の先生からもらったんです。
そのころ、私も先天性風疹症候群についてもっと知ってもらいたいと思って、妊娠中に風疹に感染した体験をブログに書いていたんですが、全然閲覧数が伸びなくて。どうすれば自分の経験をいろんな人に聞いてもらえるだろうと思っていたので、その取材を受けました。それを見た現共同代表の可児さんから連絡をもらったのが、この活動を始めたきっかけです」(西村さん)
時期的に、風疹が流行していて、先天性風疹症候群の赤ちゃんもどんどん生まれていました。なんとか風疹の流行を止めたいと、当事者同士がつながって始まった活動は、医師も協力して緊急会議を開いたり、厚生労働省に要望書を出したりと、広まっていきました。
「ワクチンを打っても抗体がつかない女性もいる中でどうやって女性を守っていけばいいんだろうと考えたとき、子どものころに風疹のワクチンを打っていない世代(昭和37年4月~54年3月生まれの男性)がかかることで、風疹が流行してしまうというところにたどり着きました。
その世代にどうやって予防接種を受けてもらうかがカギだったので、厚生労働省に話をしに行ったり、対策会議にも参加させてもらったりしてできたのが、昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日生まれの男性を対象にした、無料の追加接種クーポンです。
ただ、わざわざそのために医療機関へ行くのは面倒ということもあってかクーポンの利用率は約3割(2024年5月時点)と低く、そのうえ並行してコロナがはやったり、ワクチンの不備があったりで、風疹ワクチンが品薄になってしまい、子どもの定期接種を優先させる関係で、打ちたくても打てない人も出てきたりしている状態で、接種率はなかなか上がっていません。
まもなく、このクーポン配布は終わり、無料で抗体検査などができる期間も終了してしまうのですが、このまま終わってしまったら、この日本から風疹をなくすことにはつながらないので、国にはぜひ次の策を考えてほしいと思っています。今後、万博などもあり、海外からたくさんの人が日本に来ますしね。
私もそうでしたが、危険性はわかっていても、まさか自分が風疹にかかるとは思っていなくて、どこか他人事なんですよね。自分が妊娠するわけでもない独身の男性なら、なおさらだと思います。そんな他人事の人にとって、抗体価を調べるために病院を予約して、低かったらまた別の日に予約してワクチンを打ってという現在のクーポンのシステムは、私が考えても面倒くさいなって思うんですよね。
だから、この手間をどうやって省くかが重要だと思うんです。以前、Jリーグの会場で、特設ブースを開設してもらって無料で風疹の抗体価を調べるイベントを行ったりしたこともありましたし、企業の健康診断の項目の中に入れてもらうとか、企業内接種を実施してもらうとかをお願いしたこともありました。ただ、大企業ではやってくださった会社もあるんですが、小さいところだとなかなかできないですよね。
どうにか手間をなくして、クーポンがなくても抗体価を調べたり、予防接種を受けたりできるしくみがあったらなと思っています」(西村さん)
風疹はワクチン接種で予防できる病気です。みんなが風疹の予防接種を打っていれば、風疹の流行を抑えられるし、悲しい思いをする女性や子どもも少なくなります。西村さんのように、せっかく宿った命に対して中絶をすすめられることもなくなるでしょう。
「私がこの活動を始めたいちばんのきっかけは、私が失敗してしまった経験を知ってほしい、私みたいになってほしくないっていう思いからでした。私が予防接種をしてなかったから、子どもに迷惑をかけてしまったんです。ぜひ私の失敗を知ってもらって『あの人みたいになりたくないよね』と思ってほしい。そして、じゃあどうしたらいいかを考えてほしいんです。
ただ、私が葉七を出産したことは『失敗』ではありませんし、後悔したことは1度もありません。でも、妊娠中に風疹にかかってしまったら、もしかしたら私のようにつらい選択を迫られることがあるかもしれません。だからと言って、すぐに赤ちゃんをあきらめることはないとも思って欲しいんです。おなかの赤ちゃんの様子をしっかり診てもらったり、先天性風疹症候群で生まれてきたけれど楽しく過ごせている子もいるということを知ってもらったりしたうえで、妊娠を継続するかどうかの選択をしてほしいと思っています。
そのためにも私の経験をまずは知ってほしいし、この記事を読んでくださった方にも、ぜひまわりの人に話をしてほしいです。そして、自分が予防接種を打っていない世代に該当していたり、身近な人が該当していたりしたら、ぜひ抗体検査をしてみてほしいし、ワクチンを打ってほしいです。ワクチン1本で風疹から小さな命を守ることができるので、1歩踏み出して、行動してもらえたらなと思います」(西村さん)
★ 風疹のワクチンが含まれているMRワクチンは、2回接種すると効果的と言われます。定期接種の1回目は1歳代、2回目は5歳以上小学校入学前。公費で受けることのできるこの2回の接種は必ず打つこと、そして抗体を持っているかどうかがわからない場合は検査を受ける、妊娠中に抗体価が低いことが判明したら産後入院中に風疹の予防接種を受ける――。私たち1人1人が確実にこなすことが、未来の小さな命を守ることになるのだと強く感じました。
津川 現在、日本の小児感染症の診療現場では「小児呼吸器感染症診療ガイドライン2022」(日本小児感染症学会、日本小児呼吸器学会)が広く活用されていますが、ここでは消化管感染症については紹介されていません。2017年に日本小児感染症学会と日本小児消化管感染症研究会(現:日本小児消化管感染症・免疫アレルギー研究会)が新体制になったタイミングで、比較的頻度の高い小児の消化管感染症に特化したガイドラインを求める声が関係者から上がり、作成へと動き出しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で一時は作成作業が中断していたものの、ようやく今年発行することができました。
津川 本ガイドラインは大きく分けて2章で構成されており、第1章では小児消化管感染症の治療法に関する9つのクリニカルクエスチョン(CQ)とその推奨などを、非抗菌薬治療と抗菌薬治療に分けて提示しました。第2章は教科書的な内容とし、診断や各疾患の症状、疫学など35項目について解説しています。
また、第1章は「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020 ver.3」に準拠しており、国際標準で定められた、科学的な根拠に基づいた系統的な手法によってシステマティックレビューを行っているのが特徴です。
津川 このガイドラインでは、海外と日本との現状を考慮した上で「日本の小児患者」に使えることを意識しました。例えば、「CQ1-3:小児の感染性胃腸炎に対して整腸薬投与は推奨されるか?」については、海外と日本で推奨が異なります。
欧米のガイドラインでは、小児の感染性胃腸炎に対する整腸薬の投与は推奨されていませんが、その根拠となっている大規模研究では、使用された整腸薬に含まれる菌種が日本で使用できない菌種も含まれていること、また、胃腸炎の背景が異なる可能性がある低所得国での研究も多く含まれていることなどから、これらの結果を直接日本に当てはめることは難しいと考えました。そこで、低および低中所得国を除き、日本国内で使用可能な菌種を含んだ整腸薬に限定して解析を行ったところ、下痢を1日程度早く改善する効果が認められました。整腸薬は安価で副作用も少ないため、本ガイドラインでは下痢の期間を短縮させる目的で、整腸薬の投与を提案しています。
津川 細菌性胃腸炎の中で、比較的頻度の高い疾患を選びました。日本における小児科診療では、主にカンピロバクター腸炎と非チフス性サルモネラ属感染症に出会う場面が多くあります。また、エルシニア感染症もこの2疾患に次いで報告が多いことから、今回、CQで取り上げることにしました。一方、Clostridioides difficile感染症(CDI)や腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症は、上記の3疾患よりは頻度が少ないものの、現場の医師が診療方針に悩むことが多い疾患です。
例えば、「CQ2-4:2歳以上の小児において,初発Clostridioides difficile感染症患者を治療する場合の治療薬としてバンコマイシンは推奨されるか?」については、これまで日本の小児におけるCDIの治療指針がなかったため、今回取り上げました。C. difficileには非毒素産生株と毒素産生株が存在し、2歳未満ではC. diffficileの保菌率が元々高いことから、本ガイドラインでは対象を2歳以上の小児に限定しています。ここでは日本国内で小児に使用可能な薬剤に限定した解析を行った結果、治癒率、再発率などの有効性の観点から、初期治療薬としてバンコマイシン(経口投与)を使用することを提案しています。
「CQ2-5:小児の腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症に抗菌薬は推奨されるか?」については、EHECによって生じる重症な合併症である溶血性尿毒症症候群(HUS)を予防する観点から、EHEC感染症に対する抗菌薬使用の是非が日本でもたびたび議論されてきました。日本では、欧米でEHEC感染症に対して使用されていないホスホマイシン(FOM)が主に使用されていますが、FOMはHUSの発症リスクの低下を認めたという国内の報告がありました。今回抗菌薬ごとに行ったメタ解析の結果、HUS発症リスクが高いと判断した場合には、予防目的で経口FOMを投与することを提案しています。
なお、今回は3つのCQを例に挙げて簡単に説明しましたが、CQごとに背景やエビデンスの質のレベルがそれぞれ異なっています。そのため、薬剤投与については、本ガイドラインの推奨の記載全体を読んだ上で判断していただきたいと考えています。
──本ガイドラインを現場でどのように活用すればよいでしょうか。
津川 臨床現場で広く使っていただきたいので、気になったときにすぐに手に取れるように外来や病棟など身近なところに置いていただきたいです。本ガイドラインは主に小児科医に使っていただくことを想定していますが、例えば内科小児科医院の先生や、救急外来において小児の患者を診るときにも、入門的な内容と詳細な解説が織り交ぜられているので使ってもらいやすいのではないかと思います。
なお、本ガイドラインは5年前後で改訂を検討する予定です。今回は初版ということもありCQは治療に限定した内容となりましたが、今後は、治療以外の部分も必要に応じて盛り込みたいと考えています。
CQ1-1:小児の感染性胃腸炎による脱水症の治療に経口補水療法は初期治療として推奨されるか?
CQ1-2:小児の感染性胃腸炎による脱水症に対して,推奨される是正輸液療法の輸液組成は何か?
CQ1-3:小児の感染性胃腸炎に対して整腸薬投与は推奨されるか?
CQ1-4:小児の感染性胃腸炎に対して制吐薬投与は推奨されるか?
■抗菌薬
CQ2-1:小児のカンピロバクター腸炎に抗菌薬は推奨されるか?
CQ2-2:小児の非チフス性サルモネラ属感染症の重症化予防および罹病期間短縮・神経学的合併症の予防を目的とした抗菌薬投与は推奨されるか?
CQ2-3:小児のエルシニア感染症に抗菌薬は推奨されるか?
CQ2-4:2歳以上の小児において,初発Clostridioides difficile感染症患者を治療する場合の治療薬としてバンコマイシンは推奨されるか?
CQ2-5:小児の腸管出血性大腸菌(EHEC)感染症に抗菌薬は推奨されるか?
(2024/8/13:Yahoo!ニュース)より一部抜粋(下線は私が引きました);
近年、コロナウイルス、インフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスなど、さまざまな感染症が流行する中、新たに流行が始まったのが『マイコプラズマ肺炎』です。東京でも、マイコプラズマ肺炎が、大きく増えてきています。
マイコプラズマは決して新しい感染症ではありません。
一般的な肺炎の20%から30%を引き起こす原因として知られており、特に6歳以上の子どもの肺炎では、半数以上がマイコプラズマが原因だという報告もあります。
ではなぜ、マイコプラズマ肺炎が注目されているのでしょうか?
▶ マイコプラズマ肺炎が数年ぶりに世界的に流行し、日本でも増加が予想されていました
マイコプラズマ肺炎は通常、3~7年ごとに流行し、その流行は1~2年続くことが知られています。しかし、ここ数年はマイコプラズマ肺炎の流行がありませんでした。特に大きな流行としては8年ぶりです。
他の感染症と同じように、コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、感染症対策を徹底して、感染が収まっていたことも一因でしょう。長期間流行がなかったため、多くの人がマイコプラズマに対する免疫を十分に持っていない状態になっているのです。これは、インフルエンザでも同様の現象が起きています。
2023年の秋、中国で「原因不明の肺炎」が流行しているという報道があったことを覚えている方もいらっしゃるでしょう。
この感染症の原因は、マイコプラズマではないかと考えられ、そして中国の北京では、2023年9月に患者数が急増したことが報告されました。実に、外来患者の25.4%、入院患者の48.4%、呼吸器疾患患者の61.1%がマイコプラズマ肺炎に感染していたとされています。
さらに、マイコプラズマ肺炎の流行は世界各地、デンマーク、フランス、オランダなどの国々でも症例が増加しました。日本でも増加することが十分予想されていたのです。
▶ マイコプラズマ肺炎は軽症でも感染を広げる可能性があり、「LAMP法」という高精度な検査が保険適用となっています
マイコプラズマ肺炎の症状は、一般的な肺炎と似ています。発熱、咳、倦怠感などが主な症状です。その中でも、頑固な咳がもっとも有名です。しかし、マイコプラズマ肺炎は「歩く肺炎」とも呼ばれ、症状が比較的軽いケースも多いため、気づかないうちに感染を広げてしまう可能性があります。
最近まで、小児科外来でマイコプラズマ肺炎の確定診断を行うことは、時間と手間がかかる作業でした。しかし、最近になって新しい検査方法「LAMP法」が普及してきています。LAMP法は、マイコプラズマを高い精度で検出できる方法で、最近になって保険適用も認められました。最大の利点は、高い感度(検出力)にあります。つまり、マイコプラズマを見逃す確率が低いのです。しかし、LAMP法にも課題があります。この検査は通常、専門の検査機関で行われるため、結果が出るまでに数日かかることがあるのです。
また、マイコプラズマは肺炎だけでなく、体のさまざまな部位で感染を引き起こす可能性があるため、のどや鼻の検査だけでは見逃してしまう可能性もあります。・・・
▶ マイコプラズマ肺炎の治療に必要な抗菌薬が不足気味です。大規模な流行になった場合、適切な治療が困難になる可能性をはらんでいます
マイコプラズマ肺炎の治療には、抗生物質が用いられますが、一般的な肺炎に使用される「βラクタム系」抗菌薬は効果がありません。代わりに、「マクロライド系」や「テトラサイクリン系」の抗菌薬が使用されます。
しかし、ここにも問題があります。中国でマイコプラズマが流行した際、マクロライド系抗生物質に耐性を持つマイコプラズマが多数確認され、治療に支障をきたしました。
日本でも過去に同様にマイコプラズマ耐性化が問題視されました。最近は耐性率が低下してきていますが、注意は必要でしょう。さらに、テトラサイクリン系抗生物質はマイコプラズマに有効性が高いものの、妊婦や8歳未満の小児への使用が難しいという課題もあります。
そして、抗菌薬や咳止めなど、基本的な薬剤が不足していることも大きな問題です。大きな流行になるほど、適切な治療を行うことが難しくなることが予想されます。
薬剤データベースを確認すると、最もよく使われる『クラリスロマイシン』の多くが、出荷停止や限定出荷になっていることがわかります。
▶ マイコプラズマは予防接種がありません。基本的な感染対策を行いながら、症状が続く場合は医療機関に相談しましょう
残念ながら、マイコプラズマに対する予防接種はありません。しかし、手洗いやマスク着用などの基本的な感染対策で感染のリスクを下げることができます。
潜伏期間が、一般的な呼吸器の感染症を起こすウイルスに比較すると長めで、通常2~3週間です。例えば、インフルエンザA型が1.4日、RSウイルスが4.4日、多い鼻風邪の原因であるライノウイルスが1.9日であることを考えると、長く感じるでしょう。逆に、数日前に家族が発熱や咳があって他の家族が同じような症状が今日始まったのであれば、マイコプラズマらしくはないということも言えます。
・・・