新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

地金がでたポピュリスト大阪府知事の失態

2020年08月05日 12時00分39秒 | COVID-19(新型コロナウィルス)

COVID-19感染者の数がアメリカに次いで世界で2番目に多いブラジルでは、「ブラジル 閣僚の3分の1が新型コロナに感染」しても誰も驚きはしないかもしれない。
 
なにしろ、大統領夫人やボルソナロ大統領の出身母体である軍の将軍の感染も次々と明らかになっており、ことし3月以降1000万人が失業しているブラジルでは、感染拡大防止よりも経済活動の再開に強い意欲を見せていりため、このような結果は当然なのかもしれない。
 
日本では、法務省が、HPで「新型コロナウイルス感染症に関連して -不当な差別や偏見をなくしましょう-」と訴えているが、差別する側はこんなサイトを見るはずがないし、差別をされた人々人は精神的に追い詰められそんな余裕もない。
 
欧米ほどの感染者数や死亡者数ではないが、感染者等に対する「コロナ差別」はすでに多くの事例が報告されている。 
 
都会に住むとわからない…地方の“新型コロナ差別”の実態
 

東京、大阪、愛知などの新型コロナウイルス感染症の新規感染者増は感染の再拡大だが、地方によっては初の本格的感染拡大という地域も多い。そのため、都会者にはわからない、新型コロナ差別が存在する。
「コロナが怖いというよりも、コロナになったことで巻き起こる、村八分張りの誹謗中傷の方がよほど怖いんです」
 こう言うのは東北地方で代々農家を営んできたAさん。夏は娘夫婦と孫の里帰りを楽しみにしてきたが、今回はそれどころではない、という。
■家や個人が特定され卵を投げられ、自宅壁に落書き
「先日、愛媛でコロナ感染者が出た時ビラが配られていたというニュースがあったでしょ。都会の者はそれでビックリしたかもしれないが、田舎じゃビラどころじゃ済まない。噂がすぐに広まるから本人がすぐに特定され、その家に卵を投げる、石をなげる、落書きが書かれるなんてことが起こるんです」
 新型コロナで感染者が出ると地元のテレビや新聞などの県内ニュースで、会社の建物がTV画面や新聞の写真に映し出される。
「都会と違って田舎ですから、従業員の数も少ない。すぐに"〇×が新型コロナらしい"という噂が広まる。それが事実かどうかなんてことは関係なく、噂が立った時点でその人物の評価はガタ落ちです。取引先からも敬遠され、会社に居ずらくなり、引っ越しを余儀なくされかねません。ですから、田舎では新型コロナ感染に対する危機感は都会の比ではありません。とにかくネット以上に速い田舎の情報網によって、勤務先、家族構成全てあらわになる。近くに親、親戚が住んでいる場合には、菓子折りをもって近所に謝りに行くが、受け取ってもらえないといった類の話も聞きます」
■県外ナンバーには強いアレルギー
 車を所有している人の中には転勤で引っ越してきて車のナンバーが元のままという場合が少なくない。
「メディアでも報じられていますが、田舎では県外ナンバーに対するアレルギーが凄い。県外ナンバーの車は観光かビジネスかの違いなく、傷をつけられたり、落書きされたりする。そのため県外ナンバーの人は"私はこの地域の住人です"と張り紙をして駐車しておかないと危ないのです」
 先日、岩手県内で初めての新型コロナ患者がでたとき、街頭インタビューを受けた多くの岩手県民が「自分が第一号になるのだけは避けたかった」と語っていたが、その気持ちは痛いほどわかるとAさんは言う。
「以前、他県の人間が岩手の土産物屋に入ろうとするだけで入店拒否されたという話がありましたが当然です。田舎じゃ悪い噂が立ったら、そこでは住みづらくなりますから。恐らくはこれまでも感染疑いの人はいたんでしょうが、皆我慢して病院へは行ってないのでしょう」
 Aさんは今年の夏は娘夫婦と孫に会うのはあきらめたという。
 
 
人権教育啓発推進センターの専務理事であり、日本財団の特別顧問も務める田南立也さんは、地方だけではなく都会でも多くの例があると話す。
 
「新型コロナウイルスと闘っている看護師さんの夫が職場で『奥さんが仕事を辞めないのならあなたが会社を辞めて』と心無い言葉を浴びせられたと言います。またある看護師さんは、自分の子どもが通う保育園の他の保護者から『保育園に通わせないで』と言われたと聞きました」
 
「感染者の自宅に石が投げ入れられる、特定の国の人々に対してタクシーが乗車拒否する、宅配業者の配達員が『コロナを運ぶな」と除菌スプレーをかけられる』という差別というよりはイジメ」も数多いと言う。
 
どうやら感染者数が増加するにしたがって、多くの人が「ヒョットしたら自分も感染するのでは」という不安感から、感染者に対する差別やイジメにつながるらしいのだが、感染者数がダントツの東京都の小池百合子などは、「新型コロナウイルスの感染者数が増えたのは、検査数を増やしたから」と平然としていたが、西村康稔経済再生相も「数だけをみると増えているが、検査数も増えているし、無症状の人も含めて、積極的にPCR検査を受けてもらっている」と説明していた。
 
しかし、検査しなければ感染者(無症状を含む)が特定されないことになり、そんな怠慢が市中感染になってしまっている。
 
『検査増』では説明つかない データで見える感染の実情
 
  
          【朝日新聞DIGITALより】
       
 さすがに、朝日新聞嫌い読者からはこんな批判や政府の方針擁護があった。      

しかし実態はやはりこうなんだろう。

 
検査のハードルの高さ問題では今までも多くの事例が報告されていた。
 
 
朝の情報番組や昼の情報番組に精力的に出演していた落語家の立川志らくが4日と5日の朝の情報番組に欠席していた。
 
志らく、発熱で『グッとラック!』欠席 PCR検査受ける」       
 
テレビ局は画面に出ている人たちの数倍のスタッフがスタジオで働いており、早朝から半日以上も局を掛け持ちしながら移動し多くのスタッフとの事打ち合わせもあることが想像されるので、体調不良になってもおかしくはない。
 
しかしネット民たちは即座に反応していた。

 
冷静に考えればこんなことかもしれない。 

まあPCR検査の結果陰性ならば、志らくも「Good Luck」でしたと報告するかもしれないが・・・・。
 
ところで「大阪モデル」で地元のみならず全国的に評価が一挙に上昇したが、7月に入り、東京に引き連れられ感染者数が急増したことに、狼狽し「藁にもすがる思い」から浪速芸人張りの醜態を見せていた。
 
”ポビドンヨード”の入った『うがい薬』がコロナに効果?重症化を防ぐ可能性…大阪府が発表
  
「嘘みたいな本当の話、嘘みたいな真面目な話をこれからさせていただきたい。皆さんもよく知っているうがい薬を使ってうがいすることによって、コロナの陽性者が減っていく、効くのではないかという研究が出ました」
 
これは予防薬としてのうがい薬ではなく、あくまでも、宿泊療養中の軽症者41人のうち、1日4回ポビドンヨードの入ったうがい薬でうがいをした人が、うがいをしていない人よりウイルス量が減ったということに過ぎない。
 
行政の長がわざわざ製品を前にしてテレビで会見するほどのことではないように思えるのだが、うのみにした大阪市民は「ウィルス予防薬」と早とちりして薬局に殺到したことであろう。

真相は、どうやらこんなことだろう。

それにしても、元大手消費者金融武富士の訴訟代理人も経験した弁護士が、なまじっか政治家になったために、話題作り、人気取りにうつつを抜かすとこんな騒ぎを引き起こしてしまうという格好の悪しき前例を作ったのではないか、とオジサンは思う。
 

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