新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

国民目線の消去法ではだれもいなくなった総裁選候補者たち

2024年08月31日 12時18分59秒 | 総裁選

一部のジャーナリストからは、「論理的には『保守政治家』石破茂しかいない?【毎日新聞・名物政治記者の眼】」という声が聞こえてくる。
どのような「論理」かといえば「必要十分条件論からすれば、消去法ではあるが、石破が最も有利になる」ことらしい。
 
しかし直近の言説から風向きが変わってきている。
 
石破茂にもガッカリだ…自民党にいると政治家はどんどん劣化する

党内世論を気にして、口だけ「改革」のメンメンに心底、国民は呆れているが、これが自民党の体質なのだ。
 金と利権にどっぷり漬かり、批判されたらシャッポを取り換えて、反省のフリ。そんな集団にいれば、丸ごと全員腐っていく。総裁選でハッキリした腐敗政党の限界。
  ◇  ◇  ◇
「全て私の順法精神の欠如が原因だ。深くおわび申し上げる」
 公選法違反事件で自民党を離党した堀井衆院議員=比例北海道=が28日、額賀衆院議長宛てに辞職願を提出し、許可された。
 東京地検特捜部が同法違反に加え、所属していた安倍派(清和政策研究会)からキックバックされた裏金を政治資金収支報告書に適切に記載しなかったとして、堀井を政治資金規正法違反罪でも略式起訴すると報じられたことから、自ら辞する道を選んだとみられる。
「絶対にあきらめない」。中学時代からそう自分に言い聞かせ、ひたむきにスピードスケートに取り組んでいた堀井。ストイックに練習に励む姿は多くの国民の共感を集め、1994年のリレハンメル五輪男子スピードスケート500メートルで見事に銅メダルを獲得。
 競技一筋だった真面目で朴訥な青年が政界に転身したのは2007年。当時、自民党北海道連会長だった橋本元五輪相から直接、道議選への出馬を要請されたことが要因だったという。
 その五輪メダリストがたった14年で、私利私欲で刑事事件に触れる罪を犯す人間に「転落」するとは一体誰が予想したであろうか。堀井を支援してきた道民や国民はさぞ驚いているだろうが、これが今の自民党の体質。まさに「悪貨は良貨を駆逐する」かのごとく、いったん足を踏み込んだら最後。たちまち善悪の判断がつかなくなる。まさに反社組織そのものと言っていい。
■裏金議員の公認の是非に踏み込みながら一転してトーンダウン
 新聞、テレビが連日、大騒ぎで報じている自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)にもその正体が透けて見える。
 総裁選最大の焦点と言ってもいい裏金事件を巡る各候補の言動だ。
 5度目の挑戦となる石破元幹事長は出馬を表明した24日の会見で、裏金事件への対応として、政治資金規正法の再改正の必要性に加え、裏金議員の国政選での公認の是非にも言及。「責任を持って有権者にお願いできるかどうか、厳正に判断されるべきだ」と踏み込んだ。
 裏金事件で岸田首相(党総裁)は4月に安倍、二階両派の議員ら39人に党員資格停止などの軽い処分を科しただけ。朝日新聞の世論調査(24~25日)によると、「新総裁は派閥の裏金問題の実態解明を進めるべきだと思うか」との問いに、「進めるべきだ」が7割に達している。このため、石破は裏金事件に中途半端な態度を示せば世論の支持を失いかねず、このまま衆院選に突入した場合、党自体が追い詰められる可能性が高いと考えたのだろう。
 だが、安倍派議員からは「安倍派を守ってほしかった」「単なるウケ狙い。総裁選には逆効果だ」などと反発の声が続出。すると、石破は発言の真意を問い合わせてきた議員に「一律に公認を取り消す意味ではない」などと釈明したといい、翌25日の講演でも、「最終的に公認するのは党総裁だ。党として有権者にしっかり説明できないといけない」と一転してトーンダウン。
 26日のテレビ朝日の番組でも「(公認、非公認の)権限を持っているのは、自民党は選挙対策委員会だ」などと前言撤回とも受け取られかねない発言をしていたから何をかいわんや。ネット上で<石破茂にもガッカリだ>との声が目立つのも無理はないだろう。
 政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。
「過去の三角大福と呼ばれた総裁選では、出馬したいずれの候補も命がけで政策を練り、党内、国民世論に懸命に応えようとしていた。しかし、今度の総裁選では、いずれの候補も本気で総裁、総理を狙うという覚悟がみられません。だから発言内容が単なる国民ウケとみられ、党内批判を説得することができないのでしょう」
■不公平、不公正な自民党政治「腐ったリンゴは箱ごと捨てるべき」
 総裁選で「腰抜け」「ヘタレ」と揶揄されているのは石破だけじゃない。河野デジタル相も出馬会見で、裏金議員に政治資金収支報告書への不記載分の国庫納付を求め、応じた議員は公認する──という考え方を示していたのに、28日のテレビ朝日の番組では「国民になるべく納得してもらえるやり方を議論する必要がある」などと、これまた発言内容がぐっと後退していた。
 もっとも河野の返納発言をめぐっては、「パーティー券の購入者でもない国はそもそも返納先になり得ない」「仮に返納できたとしても罪が消えるわけじゃない」といった指摘が党内外で相次いでおり、人気取りの河野の思い付き発言と指摘せざるを得ないだろう。
 そしてハナから裏金事件に頬かむりしているのが小林前経済安保担当相だ。
「一人一人の政治家が自ら説明責任を果たしていく。これが原則」と他人事のように言い放っていたが、裏金事件は発覚してから半年以上経つのだ。それなのに誰一人として何ら説明していないからこそ、いまだに世論批判が収まらないわけで、原則もヘッタクレもないだろう。
 裏金事件の“震源地”となった安倍派の所属議員はもともと94人。裏金議員の支持が総裁選の勝敗を左右するとはいえ、党内世論を気にして、口だけ「改革」のメンメンに心底、国民は呆れているに違いない。
■総裁選ポスターにそっくり「アウトレイジ」のコピーは「全員悪人」
 自民党にいると、政治家はどんどん劣化する。繰り返すが、これが腐った自民党の体質なのだ。その象徴が安倍派の議員だろう。「一度決めた処分を蒸し返すべきではない」「非公認をほのめかす候補は応援できない」。総裁選候補が裏金事件に触れるたび、こう言って不快感をあらわにしているといい、衛藤元衆院副議長に至っては河野の返納発言について、「返せという考えは、我々としては理解できない」と色をなして反論したらしいが、何を寝ぼけたことを言っているのか。
 長年にわたって組織的、常習的に繰り返されてきた裏金づくりは専門家からも脱税行為と指摘されている違法、脱法行為。つまり犯罪なのだ。
 それをいまだに何ら反省もせず、返納と言われただけで過剰に反応し、逆ギレするとは言語道断。「理解できない」のは国民の方だろう。カネと利権にどっぷり漬かり、批判されたらシャッポを取り換えて、反省のフリ。そんな集団にいれば、丸ごと全員腐っていくのも当然なのだ。
 安倍元首相ら歴代総裁26人の白黒写真が並び、中央に「THE MATCH」と赤い文字で書かれた総裁選の宣伝ポスター。構図が北野武監督のヤクザ映画「アウトレイジ」そっくりと話題になったが、SNS上では映画のキャッチコピーとの共通点を指摘する声も続出。「全員悪人」だったからで、<その通り><全員悪人自民党>といった投稿が相次いだのも無理はないだろう。
 元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。
国民が裏金事件にいまだに強い関心を寄せているのは、今回の事件を通じて、自民党は他にもまだ何らかの不正行為を行っているのではないかと疑っているからです。裏金事件で見えたものは、自民議員や一部の取り巻きが税金を中抜きして懐を肥やしているという実態。カネの流れが極めて不透明で、不公平、不公正な政治の姿です。一般国民はひたすら税金を収奪されるだけで、何ら恩恵もない。この怪しい構図に国民が気付いたのであり、コトは裏金事件の問題だけではないのです
 総裁選であらためてハッキリしたのは腐敗政党の限界だ。「腐ったリンゴは箱ごと捨てるべき」とはよく言ったもの。自民党そのものを瓦解させることこそ、この国がまっとうな政治を取り戻す唯一の手段なのだ。


  
 


 


 


 


 


 


 


 


 
 


 

●そう 腐ったリンゴは箱ごと捨てるべき 確かに言えますな
だから そういう意味で 石破茂を総裁にしてはいけない 石破を総裁にしてしまったら「箱」が生き残ってしまう
支持率が復活してしまうのだ かつて昔、小泉純一郎の「自民党をぶっ壊す」に国民はすっかり騙されたのだ
自民に居ながらの反自民 これに目を眩まされたのは「自民党に反発したものの野党には期待できない」
中途半端な自民改革に 淡い期待を持ってしまい、結果的に自民党の延命に貢献してしまったのは記憶に新しい

結局 小泉純一郎は 自民党をぶっ壊す事もなく復活させただけで 最後まで自民を割って出る事もなかった
それどころか今では 倅(進次郎)を総裁候補にぬけぬけと立候補させているではないか

石破茂を総裁にしてしまったら 小泉純一郎の悪夢が再び起こってしまう

そういう訳で まあ ここは 石破茂を毛嫌いしているネトウヨ連中の「石破叩き」を今回だけは
邪魔せず、なま暖かく見守る方が賢明ですな、ヤフコメ辺りを見てれば判りますよって。
 
 
 ●自分なんか、石破がガースーの軍門に下ったときに見放しましたよ。
確かに親父が角栄の盟友で、親父の葬式に角栄が来て石破を激励し、衆院選に出馬させて政治家にしたのは結構知られた話です。その後に国防に目覚めて親中反戦の田中派に疑問を抱き、改憲派の中曽根派に移るわけですが、日本の自主独立路線を貫いていました。
それが度重なる総裁選の敗北で、水月会石破派の議員も離れてしまいました。一番の右腕だった田村憲久元厚生労働相は岸田派に逃げてしまいました。
万事休すで血迷ったのか、総裁選で支持してくれたガースー二階連合に身を置くことになります。
でもガースーこと菅義偉がどんな男なのか、石破は知らぬはずがないでしょう。
ついこの間まで悪魔の安倍と組んで、国政を牛耳りめちゃくちゃにしていた奴じゃないですか。一般国民だって分かります。
なぜ石破がこんな道を選んだのか、理解に苦しみます。
 
国民の普通の消去法では最適な候補者なんかは一人も存在しない。
 
それでもテレビメディアは相変わらず総裁候補連中の一挙手一投足を照れ流しているのが変実である。
 
自民党総裁選報道の狂騒 与党の広報に成り下がったテレビ局の情けなさ
 

自民党総裁選の各マスコミの連日の取り上げ具合は一体何だというのだ。
 都知事選の時も、いや一番国民に大事な衆院選や参院選の時も、これほど報道したか。いや、その日一日全く取り上げない日もあったではないか。なのに自民党員しか投票できない内輪の選挙にこれほど時間を割くのは甚だバランスが悪い。以前から指摘されてはいるが、各テレビ局は自民党の広報に成り下がったと言うしかない。実に情けない。
 しかも候補者の記者会見だけではなく、昼食を食べる様子、ランニングする様子、地元のお祭りに参加する様子、いかにも人柄の良さそうな場面を垂れ流し、これでは自民党のプロモーションビデオではないか。
 おそらく新総裁が決まったところで解散総選挙に打って出るつもりだろうから、この報道は、1カ月以上にわたる「自民党イメージチェンジ」作戦に他ならない。国を挙げての選挙違反だ。
 事実この期間に自民党支持率は上がっている。なんて単純でバカなんだ日本国民は。生活は苦しい税金は高い。おまけに米不足。災害は相次ぎ復興はおざなり。そんな政府にまだついて行こうというのか。
 河野大臣が出馬表明会見をした。「裏金議員には厳しく、不記載の金額の返納を求める」と言う。おいおい。どこが厳しいんだ。泥棒しても金返したらおとがめなしってそんなのあるか。返納ってどこに返すんだ、党に返すなら同じだろ。どうせ後でコッソリ名目変えて本人に戻すんだろ。議員辞職に追徴税。これが本当のケジメではないか。
 人気は石破氏に小泉氏だ。だが石破氏は党内に人気がない。誰にでも正論を言うからだって。どんな党なんだ。
 小泉氏はイケメンでソフトだが、政治家として何かなし得たのだろうか。だいたいインタビューで、なんであんな上からなのか。立候補予定を聞かれ「官邸内で話すことではない」とか言って、いやいやあなた官邸内でクリステルさんと結婚発表してましたよね。しかも一番の大事は「憲法改正」だと言っている。ソフトな顔にだまされて緊急事態条項など通されたらたまったもんじゃない。
 もちろん小林鷹之氏も高市早苗氏も極右。緊急時の国民預金の凍結、徴兵制などにまっしぐら。まあ誰がなっても日本を戦争のできる国にするのはみな同じ。
 皆さん。ほんとによく考えてください。

あえて、今に始まった話ではない経過を蛇足ながら紹介しておく。

マスコミが自民党と一体なのは今に始まったことではない、安倍政権が始まってすぐ
各マスコミのトップと毎日のように会食していた安倍晋三、まるで自分のポケットマネーの様に毎日財界、マスコミ、時には芸能界と会食三昧、それがない時は夫婦で外遊三昧、と言うか外国旅行、外交の安倍等とマスコミが持ち上げる、戦後あれだけの国を外遊三昧したのも安倍総理以外ない、それも必ず夫婦で外国旅行気分、そんなことを愚民は何とも感じていなかったのか、世界でも珍しい日本記者クラブという組織も自民党を批判などできない、批判したら出入り禁止、そして色々税金の恩恵を受けてきた、この国の政治家堕落腐敗しているのも御用マスコミのお陰、安倍政権は言論統制をしてきた、本来権力に対し批判して戦うのがジャーナリズム、この国は政権を擁護し国民を無視したマスコミ電通が支配している。


 
いまさら権力批判をしないとマスメディアを批判してもすでに手遅れれだろう、とオジサンは思う。

 

「お知らせ」

昨日のつぶやきで「今日から酷暑も過ぎ久々に山籠もりします。」

と宣言しましたが、台風10号の影響で途中から家にもどってしまった次第。9月に「続き」を改めて掲載します。

 
 

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