なくせじん肺全国キャラバン2013年第1回実行委員会が2月1日、千代田区神田の中央大学駿河台記念講堂で開催されました。会議ではまず、山下登司夫全国じん肺弁護団幹事長があいさつを行ないました。引き続き、現在全国で争われているじん肺裁判の報告が原告団や弁護団の代表者から報告されました。
12月5日にあった首都圏建設アスベスト訴訟東京判決は、「国の責任を認めさせる上では大きな前進でしたが、一人親方の建設労働者が救済されないなどの問題点を残した」と担当弁護団から報告されました。
西日本石炭じん肺訴訟の山本一行弁護団事務局長は「日鉄鉱業に35回目の判決が下ったが、日鉄が謝罪をせずじん肺問題を全面解決しようとしていない。最高裁要請や株主総会での行動などを強め、日鉄に全面解決を求めていく」と報告しました。トンネルじん肺根絶闘争団からは、船山友衛原告団長がじん肺基金創設をめぐる激しい闘争が報告されました。さらに、大阪泉南アスベスト国賠訴訟弁護団、岐阜三井神岡鉱山じん肺原告団などから報告が続きました。
2013年の獲得目標をどのようにするか
今年のじん肺キャラバン行動の獲得目標をどのようにするかという議論を行ない、アスベストの被害が全国的にも広がっているにもかかわらず、認定者が少ないのは「肺癌がタバコのせいにされている可能性もある」「阪神大震災のアスベスト被害で、藤本義一さんが中皮腫で亡くなっている。被害者は今から相当出てくる。東日本大震災ではそれ以上の被害者が予想される」「このような事実をもっともっと国につき付けていく必要がある」し、「医療機関にも協力を求めていくことが必要」などの意見が出されました。建交労長崎分会から、吉岡末喜じん肺根絶三井松島の会会長、山口等西日本石炭じん肺長崎請求団長、中里研哉書記長が参加しました。
12月5日にあった首都圏建設アスベスト訴訟東京判決は、「国の責任を認めさせる上では大きな前進でしたが、一人親方の建設労働者が救済されないなどの問題点を残した」と担当弁護団から報告されました。
西日本石炭じん肺訴訟の山本一行弁護団事務局長は「日鉄鉱業に35回目の判決が下ったが、日鉄が謝罪をせずじん肺問題を全面解決しようとしていない。最高裁要請や株主総会での行動などを強め、日鉄に全面解決を求めていく」と報告しました。トンネルじん肺根絶闘争団からは、船山友衛原告団長がじん肺基金創設をめぐる激しい闘争が報告されました。さらに、大阪泉南アスベスト国賠訴訟弁護団、岐阜三井神岡鉱山じん肺原告団などから報告が続きました。
2013年の獲得目標をどのようにするか
今年のじん肺キャラバン行動の獲得目標をどのようにするかという議論を行ない、アスベストの被害が全国的にも広がっているにもかかわらず、認定者が少ないのは「肺癌がタバコのせいにされている可能性もある」「阪神大震災のアスベスト被害で、藤本義一さんが中皮腫で亡くなっている。被害者は今から相当出てくる。東日本大震災ではそれ以上の被害者が予想される」「このような事実をもっともっと国につき付けていく必要がある」し、「医療機関にも協力を求めていくことが必要」などの意見が出されました。建交労長崎分会から、吉岡末喜じん肺根絶三井松島の会会長、山口等西日本石炭じん肺長崎請求団長、中里研哉書記長が参加しました。