「前原プラン」による大井基地-羽田の建設等がぶちあげられたが、費用対効果はどうだろう。さらには競争相手たる航空各社に塩を送る形なわけであって、JR東海が軽々に「うん」というはずもない事業である。回送列車の有効活用という点でもホームライナーや博多南線と同一どころかまったくの別物ととらえられるわけだ。
関西以西の競争優位性低下は大きくなるし、上下分離での建設であっても設定される線路使用料に見合う収入増があるかといえば、それはそれほど大きいわけではない。せいぜい数十億レベルであって、年間の東海道新幹線の収益から言えば微々たるものである。
旧国鉄時代ならともかく、民営化された鉄道各社にとって、航空各社とWin-Winの関係を持てるか否かは特に大きな問題ではない。良好な関係を保っているJR東日本とて、かなり具体的になってきた北海道新幹線分の増収=根元収益という点では羽田アクセスは「足かせ」の面も出てくるわけだ。
あと数キロメートルの延伸、が簡単に解ける連立方程式の解答でも命題でもないことは、京大を出ている人なら普通すぐにわかるはずなのだが。
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