無量大数 - 10の68乗の世界

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首長イジメ

2009-06-21 00:32:54 | 政治・行政

全国的に若年首長の当選が相次いでいるが、これまで行政を牛耳ってきた勢力からの露骨なイジメが横行している。


某政令指定都市では、恒例となっている議会冒頭の新市長のあいさつを後回しにしたり。暴力団員と見まごうばかりの風体の議長が「9月までは絶対妥協しないからな」といい放つなど、もう目を覆うばかりである。「選良」という言葉はもう「死語の世界」なのだろう。


さて、こういう状況をどう乗り切るか、だ。


2009年6月20日付朝日新聞記事より引用

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現職首長で全国最年少の武広勇平・佐賀県上峰町長(30)が6月議会に提案していた町長給与50%カットの議案が、19日の本会議で否決された。カット分を在宅障害者が通院に利用できる「福祉タクシー」の財源に充てる前提で同時提案した一般会計補正予算案もあわせて否決された。武広町長は「自信をもって提案していただけに残念。修正して再度提案するかどうかは検討する」と述べた。

 武広町長は、前町長が公職選挙法違反(寄付行為)の有罪確定で失職したのに伴う3月の町長選で初当選。町議会(定数10)のうち前町長派ら7人が支援した対立候補を破った。給与の半減は町長選の公約だったが、この日の採決では賛成3人、反対6人で否決された。

 上峰町は実質公債費比率が23.3%(07年度決算)で佐賀県内の自治体では最悪。17日の一般質問では、町長選で対立候補を支援した議員の一人は「町財政にとってはありがたいが、町長給与を50%カットする議案が通れば、それなら町議も、と町民から要請される恐れがある」「他の自治体の住民が、わがまちの首長も、と言い出しかねない」と反対の理由を表明した。