今日は、「通信ディーラー生き残り策」の話を聞いてきました。
会社関係者への報告用ですが、紹介します。
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1.通信業界の動向
●通信(電話)業界は、ほぼ10年単位で、ターニングポイントを経てき
た。
●最初は、アナログからデジタル化(ISDN)
●次は、IP化。
●そしてNGN。
●ただし、NGNはスモールスタート。
●NTTは当初、2015年にPSTN交換機を廃止する予定だったが、
2025年にPSTN廃止、と予定が延びている。
●これは、IP電話では、PSTNでできていたコレクトコールや104
話中調べ、ナビダイヤル等が利用できないため。
2.各ディーラー社長からヒヤリングした通信将来像・生き残り策
1)富士ネットシステムズ(http://www.fnsys.co.jp/)
●PBXはいずれなくなるだろう。
●しかし、ここに来てPBXリプレースの商談が回復基調。
●中小企業では、IPよりまだレガシーが圧倒的に多い。
●これをFMCを絡めてビジネスシフトしたい。しかし、FMCはキャリ
アのビジネスであり、ディーラーとしてのうまみは少ない。
●今後は、シンクライアント等に真剣に取り組みたい。
2)日立コミュニケーションネットワークス
(http://www.hitachi-comnet.co.jp/)
●景気は悪い。回復していない。
●中小は、ほとんどレガシーで対応している。
●新事業のためには社員教育が極めて重要。
●社内の風通しを良くするため、肩書き抜きのオフサイトミーティングや
逆に階層別のミーティングなど、社内で活発に議論している。
●新規分野への対応が必要。
●(顧客の)総務部ではなく、システム部と話がしたい。
●モバイルが普及したため、保守工事が減ってしまった。
●全国に30店のサブ店を持っているため、これを活用したい。
3)エイコーデンキ
●PBXマーケットは縮小している。
●全国規模の顧客を持っていたが、取引がなくなり、苦しい。
●弱電もやってしのいでいる。
●全国に28社のネットワークを持っている。
●PBX、LAN、電線が3本柱。
●上記のうち、ひとつやったら、必ず、他の2本も横展開。
●IPがわかる電話会社と付き合いたい。
3.藤島氏によるまとめ(だぶっている部分あり)
1)生き残り策その1
●ビジネスフォンは下降していくので、関連ビジネス、新商材の発掘が
必要。各社何か得意なものがあるはず。それを伸ばす。
●既存の顧客ベースを生かす。
●人材育成。
●事業計画をきちんと作り、チェックすること。
●顧客サポートを充実させること。
2)生き残り策その2
●他社と差別化できるようにすること。
●自分の会社の既存リソースをうまく活用できる新商材の発掘。
3)人材育成
●受注のポイントは「人間」。嫌われたら、買ってもらえない。
2番目が「会社」、3番目が「製品」。「価格」は4番目。
→営業・SEが気に入られれば、多少高くても買ってくれる。
●人材育成はボディーブローのように効いてくる。これからはマルチ
SEが必要。「音声+IP+無線」が分かるSE。
●SEのモチベーションを上げるため、キチンと評価してやること。
4)事業計画(短期+長期)がない会社はダメ。
5)顧客サポートが重要。既存顧客を台帳化して、現実的な提案をして
いくこと。売りっぱなしの会社が多い。もったいない。
コールセンタやリモートメンテ、24時間対応などが有効。
保守で顧客接点が持てるので、そこから更新や新規案件を受注する。
6)まず、幹部がしっかりしなくてはだめ。
7)失敗したら、すぐに撤退すること。必ず生き残り策はある。
ローラー作戦もやり方次第で成功する。
8)生き残るための王道はない。各社、工夫が必要。
以上
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会社関係者への報告用ですが、紹介します。
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1.通信業界の動向
●通信(電話)業界は、ほぼ10年単位で、ターニングポイントを経てき
た。
●最初は、アナログからデジタル化(ISDN)
●次は、IP化。
●そしてNGN。
●ただし、NGNはスモールスタート。
●NTTは当初、2015年にPSTN交換機を廃止する予定だったが、
2025年にPSTN廃止、と予定が延びている。
●これは、IP電話では、PSTNでできていたコレクトコールや104
話中調べ、ナビダイヤル等が利用できないため。
2.各ディーラー社長からヒヤリングした通信将来像・生き残り策
1)富士ネットシステムズ(http://www.fnsys.co.jp/)
●PBXはいずれなくなるだろう。
●しかし、ここに来てPBXリプレースの商談が回復基調。
●中小企業では、IPよりまだレガシーが圧倒的に多い。
●これをFMCを絡めてビジネスシフトしたい。しかし、FMCはキャリ
アのビジネスであり、ディーラーとしてのうまみは少ない。
●今後は、シンクライアント等に真剣に取り組みたい。
2)日立コミュニケーションネットワークス
(http://www.hitachi-comnet.co.jp/)
●景気は悪い。回復していない。
●中小は、ほとんどレガシーで対応している。
●新事業のためには社員教育が極めて重要。
●社内の風通しを良くするため、肩書き抜きのオフサイトミーティングや
逆に階層別のミーティングなど、社内で活発に議論している。
●新規分野への対応が必要。
●(顧客の)総務部ではなく、システム部と話がしたい。
●モバイルが普及したため、保守工事が減ってしまった。
●全国に30店のサブ店を持っているため、これを活用したい。
3)エイコーデンキ
●PBXマーケットは縮小している。
●全国規模の顧客を持っていたが、取引がなくなり、苦しい。
●弱電もやってしのいでいる。
●全国に28社のネットワークを持っている。
●PBX、LAN、電線が3本柱。
●上記のうち、ひとつやったら、必ず、他の2本も横展開。
●IPがわかる電話会社と付き合いたい。
3.藤島氏によるまとめ(だぶっている部分あり)
1)生き残り策その1
●ビジネスフォンは下降していくので、関連ビジネス、新商材の発掘が
必要。各社何か得意なものがあるはず。それを伸ばす。
●既存の顧客ベースを生かす。
●人材育成。
●事業計画をきちんと作り、チェックすること。
●顧客サポートを充実させること。
2)生き残り策その2
●他社と差別化できるようにすること。
●自分の会社の既存リソースをうまく活用できる新商材の発掘。
3)人材育成
●受注のポイントは「人間」。嫌われたら、買ってもらえない。
2番目が「会社」、3番目が「製品」。「価格」は4番目。
→営業・SEが気に入られれば、多少高くても買ってくれる。
●人材育成はボディーブローのように効いてくる。これからはマルチ
SEが必要。「音声+IP+無線」が分かるSE。
●SEのモチベーションを上げるため、キチンと評価してやること。
4)事業計画(短期+長期)がない会社はダメ。
5)顧客サポートが重要。既存顧客を台帳化して、現実的な提案をして
いくこと。売りっぱなしの会社が多い。もったいない。
コールセンタやリモートメンテ、24時間対応などが有効。
保守で顧客接点が持てるので、そこから更新や新規案件を受注する。
6)まず、幹部がしっかりしなくてはだめ。
7)失敗したら、すぐに撤退すること。必ず生き残り策はある。
ローラー作戦もやり方次第で成功する。
8)生き残るための王道はない。各社、工夫が必要。
以上
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