CRASEED Rehablog ニューロリハビリテーションとリハビリ医療の真髄に迫るDr. Domenのブログ

ニューロリハビリテーションの臨床応用を実践するリハビリ科専門医・道免和久の日記【CRASEED Rehablog】

まず要介護者から医療を奪い、命を奪う

2007-03-31 16:13:26 | リハビリ
通知によれば、
『要介護被保険者等である患者であって、特定施設入居者生活介護又は地域密着型特定施設入居者生活介護の受給者及びグループホームの入所者以外のものに対して行うリハビリテーションは、同一の疾患等について、医療保険における疾患別リハビリテーション料を算定するリハビリテーションを行った後、介護保険における通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、介護予防訪問リハビリテーション又は介護予防通所リハビリテーションに移行した日以降は、医療保険における疾患別リハビリテーション料は算定できない。』
とあります。

病気になって、急性期医療を受け、リハビリを受け、そして介護に移行する・・・そのようなステレオタイプな流れしかないと、本気で信じきっているようです。

介護保険を受けた途端に医療を受けられなくなる、そんなルールです。

まったく酷い!

今回の『術野を見ない術式の御指示』は、『手術が始まったら、どんな病巣が見つかっても、時間が来たら縫合せよ。』ということでした。厚労省の権限は大したものです。

『緩和』の名に隠されていた『まず要介護者から医療を奪い、命を奪う』という厚労省の本音が、ついに現れた形です。

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