重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

UTHK100 完走記4

2016-02-29 08:38:24 | UTHK
トレイルに入ってしばらく経ち、Y君とは再び別行動となりました。そしてついに日が暮れ、ナイトランが始まります。



はるか先にもポツポツとヘッドライトが見え始め、あそこまでいくのかぁと想像しながら楽しい時間をすごします。この時間になってもまだジョグ程度で走ることができ、数年前と比べると成長したなぁと思いながら距離を伸ばしていきます。しばらくするとトレイルが終わり、水路沿いの道に出ます。昨年12月のLT70では水路沿いの道が長く、最後はリタイアしたことが思い出されます。でも今は平らな走りやすい道。むしろありがたい位です。しばらく水路を進むとまた突き当たりですが、マーキングがまたありません。左は私有地と書いてあるようだったので、右に進みます。するとしばらくするとマーキングを発見し、ほっと一安心します。今度は抜かれていないことを祈りながらWechatでY君には分岐の連絡をしておきました。

その先は再びトレイル。シングルトラックが続き足元に注意をしながらのランが続きます。運営配布の高低図では結構登りがあるはずなのですが、中々登りません。コースがあっているか不安になりますが、マーキングもところどころにあるし、ランナーもいます。CP5から無人のCP6まで約4km。そこからCP7までは約11kmで合計15kmのはずです。自分のGPS時計では既に15kmを過ぎていますが、CP7があるはずの標高まで全然足りていません。もしかしたらCPに気がつかず、スルーしてしまったのではないかと不安になります。そこで他のランナーに聞きましたが、CPはまだ過ぎていないとの事。すでに20km以上来ましたが流石にこれはおかしいと思い始めます。携帯の地図アプリで現在地を確認しようとしますが、電波が悪く良くわかりません。でもコースマーキング通りに来ているのでこれは大会運営が距離の計測を大幅に間違えているかもしくはCPを移動させたかのどちらかだと考え始めます。「自分は悪くない。悪いのは運営だ。香港といえどもやはりやっぱり草レースだ」と勝手に悪いイメージを先行させる良くないモードに突入します。そしてついには水もなくなります。秘蔵のレッドブルを補給し、進んでいきます。そしてついにCP7に到着します。


表示は66kmですが、自分のGPS時計では72km。+6kmの誤差です。すっかり疲れてしまいました。Y君からもCPに到着しないとのメッセージが届いていましたので、遥か先であること連絡をします。

さて、この+6km、重慶に戻った後で腕時計のGPSのログを確認しわかったのですが、無人のCP6の後、コースマーキングに従い車道から左のトレイルに入っていったのですが、これは100マイルのコースだったようで、正しくはトレイルではなく車道を直進だったようです。

そんなことも露しらず、運営がいい加減だと決め付け(ある意味これはあっていたのですが)、この先本当に距離があっているのか不安なままレースを続けます。

ここから先は香港最高の山である大帽山越えが待っています。去年のビブラムHK100で登ったことがあるため(今回は逆方向からですが)、唯一イメージができるコースです。

だらだらと車道を登っていき、頂上付近で。


香港の夜景のプレゼント。昨日だったら雨で見れなかったでしょうね。ツイてます。

そして最大の難関を越えてついにCP8に到着。


尚、各CPでレースナンバーをチェックされるのですが、これがWEB上のランナーズアップデートみたいなものに反映されるのですが、確認してみるとこの時点で30位前後にいるようです。

これは更に上を目指せるのではないかと欲が出てきます。休憩もそこそこに先に進みます。

暗い為写真はほとんどないですが、大きな山を二つ越えて街に降りてきて線路を超えてCP9に到着。

87km地点。後はたった16kmです。まだ調子も悪くなく完走が見えてきました。

まずは4km先の無人と思われるCP10に向かいます。やまを一つ越えてCPがありそうな広場に出てきました。BBQをやっている人たちがいて少し賑やかです。がCPが見当たりません。目を凝らしてヘッドライトを左右に振り探しますが見つかりません。しばらくすると左に曲がりトレイルに入るが見えてきました。わかりずらいですがコースマークはこちらについています。すると左ではなく真っすぐ進んでいくランナーを発見します。慌てて「道間違えている、こっちだ」と片言英語で伝え、一人コースロストから救うことができました。しばらく進んでいってもCP10がありません。CP9からは7km程進んでいます。途中で追い抜いたランナーにCPがあったか聞いてみると、注意深く探したがなかったとのこと。そもそもCP設置してないんじゃないのとの話となり、先に進むことにします。コースのマーキングに従い快調に飛ばしていきます。途中で子犬を見かけます。これが将来野犬になるのかなぁとか思いながらしばらく行くと、結構大きな犬がトレイルを歩いています。こちらに気づくと逃げていきましたが、噂に聞いていた野犬に会い、少々ビビりました。

一山越えて小さな集落に出ます。ここでもコースマークに従いながら進んでいき、再びトレイルに入ります。そしてかれこれ1時間くらい走ったころでしょうか?前方からランナーが逆走してきました。話を聞くと「100kmの選手か?道を間違えているぞ」とのこと。よくよくみたら日本人の方で日本語で会話をします。どうやらこのコース100マイルのコースを走っているようです。この先にエイドステーションがあったが100マイル専用のエイドとのことで、100kmは違うとのこと。そこは無人だが100マイルの選手2名が寝て休憩しており、判明したとのこと。またCPにおいてあるボードにも100kmの表示はないため、間違いなくコースを間違えているとのこと。結局その方と一緒に分岐と思われる道まで戻ることにしました。

道中その方にCP10について確認したところ、実はBBQ会場の近くにあることが判明。但し3人くらいしかサインしていなかったよ。あれは絶対にわからないという情報をゲットします。
無人CPは存在していました。しかし自分は記名していません。このままでは最後走り切ったとしてもリタイア扱いにされてしまうかもしれません。

戻っていると更に2名のランナーと遭遇します。日本人と欧米人のペアでした。同じようにミスコースをしてきている選手のようです。事情を説明し、4名でコースを戻ります。どこまで行っても分岐が現れません。携帯電話で現在地を確認しますが、電波が弱くなかなかつながりません。

そして先ほどの集落まで戻ってきてようやく携帯の電波が良好になり、Y君に電話をします。

するとY君はすでにCP11とのこと。最終CPです。またもや抜かれてしまいました。

ここでY君にルートについて確認します。するとBBQをしている広場から左にまがるトレイルではなく真っすぐ進む道を行ったとのこと。
一緒に道を戻っている方が持っていた地図を見ると、真っすぐ行くのが正解のよう。どうやら本当に100マイルのコースを走ってきていたようです。自分で地図を確認しないのがいけないのですが、これほど大量にミスコースをする選手がでると、大会自体いかがなものかと思います。

ここからBBQの広場に戻るためには更に一山戻らないといけません。愕然とします。コースを間違えなければすでにゴールしている位走っています。ショックを隠し切れませんが、この大会、制限時間だけはたっぷりとあります。心は折れまくっていますが、足は動きます。行けるところまで行こうと足を踏み出します。

しかしここで、一緒に戻ってきた欧米人がリタイアするとのこと。水が無くなったことともう一山戻るのが応えたようです。

日本人3人で元来た道を戻ろうとしますが、トレイルの入り口にある地図を眺めているとどうやら巻き道があるようです。山を登らずに元の通りに戻れそうな雰囲気です。
そこで巻き道を戻ることに決定。

畑の中を歩いていきます。すっかり夜明けを迎えています。


山を登らず戻れるのは何ともうれしかった。


野犬も遠くから応援してくれています。

そして何とか元来た道に戻ることができました。
自分は折角戻ってきたので無人CPまで戻り、記帳することに。一緒に戻ってきた2人とはここでお別れし更に500m位戻ります。
そしてついに到着したCP10.



も、100kmの参加者用のB9の表示がありません・・・。


この小屋の中にあります。明かりや反射材もないので、夜に発見できなかった理由がわかりました。
記入しているひともまばらです。CP9はCP8から4km地点にあるのですが、結局約15km近く走ってようやく到着。わざわざ戻ってきたのですががっかりです。


そこから今度は左のトレイルに入らずにまっすぐ進みます。


菜の花畑を越え


なんかクレームみたいなものが書かれている道を超えついにCP11に到着。



本当に遠かった。


カップヌードルで一休み。

人がいるところのエイドは充実しています。


重い腰を上げ最後の7kmへ進みます。走る気力はのこっておらず、トボトボと歩きます。


足は残っているはずですが、心が全く残っていないと走れないんですね。本当に気力のスポーツだと改めて思いました。

最後の登りの頂上の電波塔が見えてきます。

本当のラスボスです。稜線は風も強く涼しくて気持ちいいのですが、心は全く晴れません。

思えば30位ぐらいでもう少し順位を上げれると思い、少し無理をしながら地図を確認しないでコースマークだけを信じて(普通は信じていいのですが)行った結果が大幅なミスコース。運営に対しての不満が徐々に自分への不満へと変わって行きます。少なくとも地図は事前に配布されており、GPXファイルもダウンロードできるようになっており、それを活用しミスコースしなかった選手がいる中、ミスコースをしたことは言い訳にはなりません。自分の実力不足です。山に入るということはそういうことだったというのを改めて思い返しながらトボトボと歩みを進めます。

そしてついに電波塔へ到着。



振り返ると今まで歩んできた道のりが・・・。遠かったです。

そしてその後はウィルソントレイルのくだり基調の階段の道が続き、


ついに下界に降りてきました。


車道を進んでいきしばらく進むとゴールが見えてきました。

先にゴールしていたY君と100マイルを完走していた会社の先輩が待ちくたびれて待っていてくれました。
最後はダッシュせよ!とのことなので走ると、先ほど一緒にロストした道を戻ってきた選手がいました。折角なので一緒に・・・・


ゴーーーール!!

目標の26時間を超えてしまいましたが何とかゴール。
103kmのコースを自分のGPS時計で122km走ってしまいました。

今回はミスコース、ロストコースをした人が続出、特に海外から参加した選手からは大クレームでFacebookのページは大炎上していました。

自分も運営には不満はありましたが、トレランは本来自分自身で完結ができなければいけないもの。自分の準備と経験不足を反省し、同じようなミスを今後は起こさないようにしたいと思います。

経験値をアップすることができたし、人より少し多く走ることができたし、何やかんやあったけど、1年前のビブラムHK100よりは実力がアップした自分がいたことの喜びと、得ることも多かったレースでした。

そうはいってもボランティアや運営も準備だけではなく50km100km100マイルの3つのレースを運営することはとても大変だったと思いますし、レースを開催してもらえただけでも感謝です。来年はあるかどうかわかりませんが、是非改善をして継続してもらえればと思います。

ひどい運営ではありましたが、香港のトレイルは整備されているので深センのレースと比べれば走りやすくて快適です。またエイドに食べ物が豊富にあり、自分の食料は準備しなくても良いくらいで、これも深センより数倍良かったです。

来年出るかどうかと聞かれたら迷うところですが、世界の有名レースのエントリーが難しくなっている昨今、このようなレースでなければ参加できなくなるかもですね。でも、この大会もそのうちエントリーできなくなるかも・・・悩ましいですね。

その後、香港空港にてとんかつを食しエネルギー回復。



重慶へと戻ったのでした。

おわり。

UTHK100 完走記3

2016-02-28 08:26:27 | UTHK
CP5に到着しました。このCPにはドロップバッグが置いてあり、事前に預けた荷物で補給ができます。
荷物を受け取り、小部屋に入ると、何と後ろにいたはずのY君がすっかりリラックスして休憩しています。

道中抜かれた記憶が無く、またY君以外にも抜きはすれども抜かれておらず、結構良いペースできていたのですが、どうやらどこかで道を間違えてしまった可能性があります。ただしコースマーク通りに来ましたし、GPS時計の距離計も合っています。不可解ではありましたが、先ほどWechatでコースマークが無いことを連絡したことの返信にもようやく合点がいきました。知らないうちに抜かれていたんですね。

精神的なダメージは受けたものの、まだ半分地点。気を取り直します。Y君は準備が完了し、お互いの健闘を祈念し、先に出発していきます。


この小部屋であらかじめ準備していた日本から持ってきたカップヌードル(シーフード味)を食べ、シャツを着替えてヘッドライトを装着。食料を補給して出発します。
ここのCPの前で日本人のランナーと少々お話しました。その方は4デザートのワッペンを着けており、聞いてみるとゴビ、サハラ、そして南極を走られた猛者のようです。尊敬ですね。その方ともこのCPでお会いしましたが、香港に来るまで寝不足だったようでこのCPで仮眠を取られるとのこと。流石にセルフコントロールができる人は違うなぁと思います。

自分は今のところ体調は良いので少しでも順位を上げて頑張ろうと気合を入れなおし、後半戦のスタートです。


来た道を少々戻ります。休憩したおかげで結構快調なペースで走れます。


しばらく舗装された下り道が続き、そこでY君に追いつきました。また一緒に走ります。

舗装された道を降りると又、マーキングの無い分岐があります。ハイカーのおじさんが右だと教えてくれますが、近くにいた香港人ランナーは信じられないといって違う道を行こうとします。疑心暗鬼になりながらもY君と一緒におじさんハイカーが示した右側の道を進んでいきます。しばらくしてもなかなかマーキングがありませんが、Y君がプリントアウトした地図によると右が正解なようなので、そのまま進みます。するとようやくマーキングを発見。ホット一安心。

更に進んでいくと突き当たりに出ます。今度はT字路です。ここにもマーキングがありませんが、他の選手について左を選択します。

すると前方からハイカーのおばさんが「おいおい、逆だぞ。ランナーはみんな反対に走って言ったぞ」と教えてくれます。Y君と相談し元の分岐まで戻ろうと話をします。しかし地図を見てみるとやはり左が正しいようです。今度はおばさんは信じないで左方向に進むとそこにCP6がありました。ここはエイドステーションではなく、通過をチェックするだけの場所です。

最初は気がつかずスルーしたのですが、前方にいたランナーがそこにCPがあるぞと教えてくれました。よく見ると、無人のテントでノートが1冊置いてあり、自分で記入をするようになっていました。
絶対見落としている人は多数いると思いますが、教えてもらえてラッキーでした。「ついてる、ついてる」と思いながら、前のランナーの後について、トレイルに入っていきます。


夕暮れ間近の山の稜線を走ります。


疲れもたまり、アドレナリンが出始め、ナイトランに向けて一番気分が高まってくる時間帯。
最高の一瞬でしたが、ここに落とし穴であったことに気がついたのは、重慶に戻った後しばらく経ってからなのでした。

つづく。



UTHK100 完走記2

2016-02-27 12:15:09 | UTHK
2月20日(土)

レース当日。緊張の為か、朝3時頃から目が覚めますが、隣でY君が寝ているので起こさないように、朝が来るのをウトウトと待ちます。
そして起きる予定であった4時30分となり準備開始です。テーピングや荷物の整理等、意外と時間が掛かります。

そんなこんなで6時前にはホテルを出てAtsushiさんのブログに記載されてた行き方を頼りにMTRとバスを乗りつぎ会場に向かいます。


MTRに乗り

マック前のバスに乗り、

そして7時頃に会場に無事到着。

ドロップバッグを預けるところ。会場ではAtsushiさんにもお会いできました。残念ながら仕事の為途中でリタイアされるとのこと。英断ですね。

エントリーを済まして、あわてて最終準備をしているとあっという間に8時。


いよいよスタートです。


中段に陣取りスタートして約100mここでY君があることに気がつきます。タイムを計測するICチップがありません。通常なら各選手にチップを配られ、レースの管理を行うはず。あの深センの草レースですらICチップはありました。
会場についてから慌ててた為、ICチップを付け忘れてた可能性が高いです。もし忘れていたらこれからの100km、無駄走りです。立ち止まり逆走して係りの人にICチップの必要の有無を確認します。するとどうやらこの大会ICチップが無いようです。他の選手にも聞いてみましたが、皆さん無いとのこと。冷静に考えると、受付の際にゼッケン以外番号を確認して渡されたものがありませんでした。

結局後々、すべてゼッケンを目視し手作業で記録することが判明するのですが、期せずしてこのレースも最後尾よりスタートすることになってしまったのでした。


焦りのスタートからCP1までの10kmはロード区間と整備された区間が続きます。


まだ皆仲良く集団で進みます。

そしてあっという間にCP1へ到着。


係りの人がゼッケンを確認し、携帯のアプリにゼッケン番号を入力して記録確認をします。本当にICチップがいらない事がわかり一安心。
そして、心配していたエイドですが、飲み物も食べ物も豊富でした。


補給もそこそこに10km先のCP2へ出発します。


サルも応援してくれています。

引き続き整備された走りやすい道が続き、大きなトラブルも無くCP2へ到着。


ここまで約3時間。想定以上のペースです。


エイドの記録係の方がこっちだと手を振っています。親切ですね。

CP2では左足人差し指に違和感を覚えテーピングで処置をしましたが、そのシーンをなぜかカメラマンに写真で撮られたりしました。


CP3までも気持ちのよいルートが続きます。

昨日は雨でしたが、天気にも恵まれ景色を楽しみながらの快適なランが続きます。

今回のレース序盤は頂上をとおりません。

一般のハイカーは頂上に向かいます。


スターとからここまではY君とほとんど一緒に来ましたが、徐々に体が慣れたきたため、お互いのペースでいくことに。自分は少しペースアップして先に進みます。

ようやくトレイルぽいいい感じの道がでてきました。


そしてCP3に到着。


スタートしてから丁度5時間。自分的には悪くないペースです。エイドが短い感覚であるため、携行する水分も少なくてすむのが助かります。補給を簡単に済ませて先に進みます。


竹林のフカフカトレイルもあり、いい気分で走っていきます。


しばらくすると分岐が。しかしマーキングがありません。

ここは太い道の左方向へ進みます。すると前方からランナー3人が走ってきます。どうやらこちらの道は間違いのようだとのこと。自分も折り返し先ほどの分岐まで戻り、今度はまっすぐ方向へ進みます。

しばらくするとマーキングを発見しほっと一安心してレースを継続します。その後も道に迷いながらも何とかCP4に到着。
後ろにいるはずのY君に先ほどのマーキングの無い分岐に注意するようにwechatで連絡をします。

すると、「ありがとうございます、確かにそこ先ほど迷ってました」と頓珍漢な返事が。いや、まだ過ぎてないはずですよと思いながらも、危険は教えられたと思い先に進みます。


CP4はメインの道路から5m位入った広場にあるのですが、気づかずに通り過ぎる人もいました。(後でCP4通らなかったと逆走してきたランナーとすれ違いました)。


ここのエイドではボランティアが1人しかいなくて、ゼッケンナンバーとタイムを自分で記入させられます(笑)。でも楽しく走れているので気になりません。選手10人くらいと集合写真を撮ったりと楽しく休憩を取り、中間地点のCP5に向けて出発です。


水不足の香港ではおなじみにの貯水池。


そのダムの上を走るのも乙なものです。


よく踏み固められた香港トレイル。高度は高くないのですが、景色だけは2000m級の山を走っている感じですね。


日本のトレイルとよく似ていて気持ちが良いです。

そしてついに中間の51km地点のCP5に到着。


ここまで8時間ちょっと。予定より2時間以上早いです。

そしてここで思いがけないことが起こるのでした。

つづく。

UTHK100 完走記1

2016-02-23 08:14:40 | UTHK
2015年の2月20日にUTHK100に参加してきました。


これまた一筋縄ではいかず色々とあり、目標の26時間も切ることができませんでしたが、何とか完走することができました。

レースの後半は本当に嫌で仕方がなく、早く帰りたいとばかり思っていましたが、重慶に戻って時間が経った今、そういうことも含めての海外ロングレースなのかなぁと少し冷静に受け止めることができるようになりました。

というわけで備忘もかねてレースを振り返りたいと思います。

2月19日(金)

お仕事は午後にお休みを頂き、夕方に予定通り香港空港に到着。天気はあいにくの雨。100マイルの部は既にスタートしており、この天気で夜を迎えると思うと気の毒で仕方がありません。

そんな中、今回一緒にエントリーしたY君が予約してくれた格安ホテルに向かいます。重慶大厦の隣にの美麗都大厦の中にあるホテルを予約してあります。


そのビルの内側がこんな感じ。

相変わらず迷路のようです。

そして今回の宿泊した部屋がこちら。

仲良くツインです。約5000円/部屋。宿代が高い香港ではただ寝るだけの場合、こういう場所で十分です。


夜ご飯は明日のレースに向け、胃にやさしいものをということで近場のラーメン屋をネットで探します。
そして見つけたのが「一蘭」。自分は初めてですが、その筋の人には有名なお店のようです。


中に入ると行列ができており、並ぶこと少々。座席に案内されて早速注文。


味玉、ねぎトッピング(風邪ぎみだった)、そして替え玉追加しました。ビールは我慢です。


博多系のとんこつスープにおなかもすっかり満足し、明日の為の水やエナジードリンクを購入し、早々にホテルに戻り眠りについたのでした。

久しぶりのレース。徐々に興奮が高まってくるのでした。

つづく。





いよいよUTHK100

2016-02-18 22:47:57 | UTHK
春節は日本に帰り、家族との時間をゆっくりと過ごすことができました。走ることがほとんどできず、子供を抱えてのジャンピングスクワットで筋力を維持することが精いっぱいの状況。それでも疲れた筋肉はすっかり癒え、心も満たされて帰ってくることができました。

と思いきや、帰国後すぐに風邪をひいてしまいます。今週末はUTHK100が待っているのにどうしたことでしょうか。どうやら大会前は小学生の遠足のように興奮して熱を出してしまう体質らしいですね。

ここはショック療法が必要。早速走って、水を飲んでサウナに入って汗をかいて、水を飲んで厚着をして寝ます。

翌日は少し体調が改善しました。大会までもう数日。気合で治したいと思います。

それにしても春節の間はほとんど運動をしていないので、100km走れるかどうか不安です。先日久しぶりに1時間走ってみましたが、何とか約4分30秒/kmのペースで13kmを走ることができました。足も疲労を感じることもなく、筋力には不安が残りますが、何とかスタートに立つことはできそう。

香港での宿はY君と一緒の部屋を予約してもらいました。重慶ビルの雑居ホテル。バックパッカー気分も味わう予定。

目標は26時間。欲張らずに完走を目指したいと思います。