重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

憧れの雲ノ平②

2014-11-30 00:33:14 | 山登り
10月2日
5:30 天気よさそう。いよいよ今日は雲ノ平へ。興奮してきました。


朝もやのなかの穂高の山々。槍ヶ岳もはっきり見えます。

朝ごはん。

しっかりと栄養をとります。


朝の鏡平。標高2300mの場所にこんな神秘的な場所があるんです。
去年縦走した大キレットや穂高連峰がくっきり見えます。あれから1年もたつんだぁとしみじみ。


水面にも槍ヶ岳が。本当に鏡です。


静寂に包まれたひと時。この瞬間が好きです。

6:15 準備も完了し、山小屋を出発します。


しばらくすると日の出となりました。
振り返ると・・・

ダイヤモンド槍。

あまりにも美しいですね。



6:50 弓折乗越に到着。


これから向かう稜線に思わず目が奪われます。

振り返れば

朝から登ってきた道。


遠くに双六小屋が見えてきました。後ろに見えるのは鷲羽岳。


7:40 双六小屋に到着。
この小屋から東方面へ向かえば槍ヶ岳へ行けます。いわゆる裏銀座コースですね。
今回は西方面へ向かいます。


双六岳と三俣山荘方面への分岐。当然双六岳めざします。


急登が待ってました。それを登り切ると・・・


広い尾根道が山頂へと続いています。


8:23 双六岳山頂。2860m。ここから三俣蓮華岳へ向かいます。

てくてくとジョギングで進みます。

だんだんと雲が出てきました。


三俣蓮華岳と黒部五郎岳の分岐にきました。今回は三俣方面へ。そしてほどなく・・・


9:10 三俣蓮華岳山頂 2841mです。

雲ノ平方面ですが、この1からは見えません。右側が鷲羽岳と水晶岳方面への道。まずはいったん下ります。

三俣峠から三俣山荘へ下る途中でパチリ。

チングルマです。すっかり綿毛です。

9:55 三俣山荘到着。

天気がいいので外でお布団を干していました。

ここまではほぼ予定通りのペース。鷲羽岳へ行って時間があれば荷物をデポって水晶岳をピストンしてから雲ノ平へ向かうことを考えていました。

鷲羽岳。名前がかっこいいです。

「わしゅう」だと思っていましたが正しくは「わしば」です。

ガレていてさすがに走れません。ゆっくり歩きます。また空気も薄くペースがあがりません。
しかも実際に登ってみると思ったよりでかいです。

半分くらい登って振り返ってみると三俣山荘がだいぶ小さく見えます。

見上げるとだいぶガスってきました。

ちなみに半袖半ズボンでここまで歩いたり走ったりしていたので、寒くなってきました。


舌をだしてる犬に見えませんか?


11:15 なんとか鷲羽岳山頂2924mに到着。
所要時間が1時間20分のコースタイム通り。歩いていただけなので当然といえば当然ですが、ペースが落ちてきています。

天気が怪しくなってきました。

三俣山荘も見えなくなっています。

こちらは雲ノ平方面。

まだ山をひとつ越えないとたどりつけません。天気と体調とを考え、水晶岳は諦め、このまま雲ノ平へ向かうことにしました。
ちなみに水晶小屋も10月に入って閉まっており、最悪の場合の避難ができないことも判断の要因となりました。


12:14 ワリモ北分岐。南に下ると黒部川の源流にいけますが、雲ノ平方面へ進みます。

一瞬だけ雲ノ平が見える場所発見。

これが憧れの場所です。でもその前にもうひと山越えなければ。


祖父岳 2825m 「そふだけ」ではなく「じいだけ」と読みます。ちなみに祖母岳というのも雲ノ平にあるのですが、こちらは「ばあだけ」と読みます。

祖父岳を越えるとついに雲ノ平への道がはっきりと見えてきました。

でもこれがトラップでした。
実はこの道、今は通行できなくなっていて、この先写真右中央の岩場あたりまでグル~っと回り道となっていました。
目的地が明確なので突っ切る手もあったのですが、日本最後の秘境の自然を守るため、きちんと登山道を行くことにしました。

そしてついに雲ノ平の地へ足を踏み入れました。

池塘(ちとう)と水晶岳

写真でしか見たことがなかったスイス庭園へ。どんな意味か今までわかりませんでした。

この先進むとついにスイスの意味があきらかになるはず・・・


スイスですね。


14:12 そしてついに本当に憧れていた雲ノ平山荘が見えてきました。


テレビで見たのと同じです。

ピークが終っているものの、景色は最高です。

水晶岳がデデーンと構えています。昔は水晶がとれたそうです。

小屋に入って宿泊の手続きをします。小屋はリニューアルしたばかりできれいです。
小屋閉めも近いためビールのセールをしてました。2本購入し一人で乾杯。



山小屋の様子。全部で10人くらいの宿泊。ゆっくり寝れそうです。

15時ごろから雨が降りだします。早めに小屋に向かって正解でした。
景色も楽しむことができず、小屋でまったり過ごします。

雲ノ平山荘は携帯がつながりません。家族に安全連絡をしたい為、山小屋のスタッフに電話ができないかと聞くと小屋から10分ほどいった岩場の上ならドコモとAUは繋がるとのこと。
でも外は雨の為なかなか行く勇気がでません。

そうこうしているうちに晩御飯となります。今夜は鍋。

おかわり自由です。

外をみると雨がやんでます。電話チャーンス。ということでヘッドライトと携帯を持って外にでます。ちょっと霧雨ですかね。

山小屋もかっちょえーです。

歩くこと15分くらい、登山道からハイマツの森を超えて少しはずれた場所に電波の届くと言われた岩場がありました。携帯をみるとばっちり電波入っています。
でもここに来るたった15分の間で結構真っ暗になってしまいました。とりあえず家族に電話して安全を報告。そうこうしているうちに雨が降り始めました。200ルーメンのヘッドライトをしていても視界は3mほどです。一応上はレインジャケットですが、下のズボンはそのまま。しかも登山道に戻るためにはハイマツの森を超えなくてはいけません。来た道を戻っているはずなのですが、なんか違います。ハイマツに埋まってしまいズボンはさらに濡れてしまいます。何故か登山道に戻れません。一瞬ヤバいかなと思います。冷静になって電波の届く岩場に戻ります。改めて来た道の方向を確認。この方向へまっすぐ進めば必ず登山道に戻れます。戻れなければ違う世界に足を踏み入れたことになるんだ、それはそれでいい経験だと自分に言い聞かせ、まっすぐ進みます。すると登山道に無事戻ることができました。しかしすっかり雨とモヤで道がわかりずらくなっており、遭難ってこういう事で起きるんだなぁと山の厳しさを改めて知ることができた出来事でした。

無事に山小屋に戻り、濡れた服を着替えてると食堂では雲ノ平にまつわるDVDの上映会を行っていました。黒部の山賊の話、雲ノ平山荘ができるまでの話、季節の景色の写真等を上映。雲ノ平の素晴らしい景色を多くの人に見せたいが為に山道を整備し山小屋を建てた思いを感じ、この地に自分が来ることができたのもいろんな人のおかげと改めて感謝した瞬間でした。

雨もだんだん強くなり、ほかにすることもないため、早々に床についたのでした。

10月3日
5:30 起床 

朝ごはんはバランスがいいですね。


あいにくの雨。みなさん出発躊躇してます。自分もどうしようか悩みますが、本日帰ることを決意。


6:45 雨の雲ノ平山荘。出発です。






腫れていたらきっと綺麗だったんだろうなぁと想像を膨らませます。
木道が滑るため走ることもできません。早足で進みます。

8:15 薬師沢出会


沢沿いで高天原へ行くときはこの道を行くようです。いつか行きたいですね。

8:25 薬師沢小屋着。 そのまま進みます。


10:10 太郎平小屋到着。雨はそのまま降り続いています。あったかいココアを購入。天気が良ければ薬師岳へも行く予定でしたが、下山を優先です。


12:17 ひたすら下山し折立のバス停に到着。バスは14時発で結構時間があります。着替えや荷物の整理をして待ちます。

バスは外見は普通ですが、中はすこしレトロな感じ。

乗客は結局4名のみ。富山駅までむかい、富山駅からは高速バスに乗って名古屋へ戻ったのでした。

雲ノ平。ずーっと憧れていた場所。自分の足で行けたことは何よりもうれしい。
山友達と一緒に行こうと言っていて抜け駆けしてしまった罪悪感はあるけれど、みんなで行くときの下見と思って、また今回は雨で景色を十分に楽しめなかったので皆で来るときの楽しみに残しておくようにとの天のお告げだったと思って、またいつかこようと思う。お土産にかった雲ノ平山荘Tシャツを着て、重慶でトレランの練習に励もう。








憧れの雲ノ平①

2014-11-29 22:30:03 | 山登り
雲ノ平、それは日本最後の秘境、最低でも2泊3日は必要と言われる場所。
雲ノ平、それは黒部の山賊の舞台、山男たちのロマンの場所。
雲ノ平、それはとある山小屋で出会ったおじさんの山人生で一番だったと言った場所
雲ノ平、いつか経験値が増して、時間があれば行ってみたいと思っていた憧れの場所。

そんなわけで中国の国慶節のお休みを利用して日本に一時帰国。家族に山登りの許可を得て真っ先に思いたった場所は雲ノ平。
家族との時間も大切なので、最短で行ける方法を考えます。10月に入るとバスがめっきりと少なくなり、登山口までたどりつけない、または登山口から最寄りの駅まで足がなくなる場合もあります。

雲ノ平に行くのには富山の折立から入るのがメジャーなコースで最短。でも折立に行くには実家のある名古屋から富山駅まで行ってさらにバスで2時間。移動だけで1日つぶれてしまいます。
検討した結果、高山から新穂高温泉口へ行き、北上していくルートを発見。朝一番で名古屋を出ればお昼には登山開始できそう。

そういうわけで 10月1日 AM7時45分 名古屋駅発 特急ひだ1号で高山へ

揺られること約2時間。あっという間に高山に到着。

いい天気です。


洒落た交番です。


飛騨高山といえば。

ここからさらにバスに揺られ約1時間30分で新穂高温泉口に到着。

登山届もちゃんと出します(義務化になったようです)。

北アルプスの山々が見えます。

これだけで興奮MAXです。

12:30 登山開始です。
さて、今回の山行のテーマですが①トレランのトレーニングを兼ねること、②無事に早く帰ってくること、③自然を満喫することの3つに絞っています。その結果荷物は極力軽量化することとし、わざわざ中国から持って帰ってきたコッヘルとかも実家においていくことに。また10月といっても山頂付近は寒いため、テント泊は諦めすべて山小屋泊にして、行動職以外の食糧と宿泊する道具は持ってきていません。


まずは舗装されている林道をウォーミングアップもかねてジョギングでいきます。
もう昼時なので誰も歩いていません。

橋がありました。



自己責任でわたります。


気持ちいい林道です。


もうすぐわさび平です。


紅葉もいい感じです。


13:20 わさび平小屋到着。


野菜も良く冷えています。おいしそうですが食べませんでした。


整備された道が続きます。青い空が気持ちいい。


山も秋のにおいがします。


小池新道分岐。鏡平および双六方面へ向かいます。


ガレ場が出てきました。久しぶりに人とであいました。


槍ヶ岳がみえてきました。天気が良くてよかった。やっぱり槍はかっちょえーですね。


色のコントラストが最高です。


14:55 シシウドが原到着。もう少しで本日の目的地の鏡平小屋です。


心がなごみます。


小屋の手前、急に見開いたかと思うと池が。これが鏡平ですね。


15時24分 鏡平小屋に到着。

荷物を整理して山小屋に入り、もう一度鏡平へ行きます。

池辺にたたずむ女性が絵になりますね。

鏡平と呼ばれるだけあって、水面に景色が映っています。残念ながら槍ヶ岳は雲の中。


こちらは山小屋と明日行く双六岳方面。


山小屋の晩御飯。手ぶらで登ってこんな食事を頂けるなんて、本当に感謝です。


山小屋の様子。ピークも過ぎているので、ゆったり寝れます。ちなみにコンセントがあり、こっそり携帯の充電もできました。

山小屋に泊まっている人と情報交換。雲ノ平山荘はまだちゃんとOpenしており、昨日は4名しか宿泊していなかったとのこと。
貸し切りに近い状況です。

明日はついに憧れの雲ノ平。高まる期待のなか眠りにつきました。


UTMF 2015

2014-11-22 17:55:00 | ラン
ついに第4回UTMFの開催が発表されました。
UTMFはウルトラトレイル・マウントフジの略で日本最大のトレランのレース。

来年は9月25日~27日に開催の模様。って思いっきり国慶節前です。このタイミングに日本帰って国慶節にまた日本へ戻る・・・それとも思い切って纏めて休みをとる??悩ましいです。ってウキウキしています。
いずれにせよ当選しないことには始まりませんので、エントリー開始の3月1日を待ちたいと思います。ちなみに一昨年完走しているレースがあるのでエントリー資格は満たしています。

実は今年のUTMFにも参加していました。初の100マイル挑戦でしたが、120km地点でリタイアしてしまいました。来年は是非リベンジしたいと思っており、重慶の各地を走っているわけですが、こちらではトレランができる環境がなく、またレースもありません。
今年は結局UTMFだけの参加(しかもリタイア)だったので、いろいろと不安です。できる限りレースにも出たいですが、旅費も馬鹿にならないし、休みも取れないし、海外はなんかあったら不便だし。悩ましいですね。

とりあえず今エントリーしている大会は以下の2つのみ。
2014年1月 HK100 香港のトレイルを100km走ります。これでUTMFのポイント3ptもらえるので、是非完走したい。24時間以内完走だと今後のレースへの参加資格もGetできるので、頑張りたいです。
2014年2月 東京マラソン 重慶にいるときに限り当選してしまいました。フルマラソン。目標は3時間30分。LSDを基本としているのでスピードをどのようにつけていくのかが今後の課題。春節の休みと重なりラッキー。

海外も含め憧れのレースは出場するのにいろんな資格が必要で、一定期間内に出場したレースで完走したり、時間をクリアしたりすることが必要。何とか今後も続けるために確実に完走していきたいですね。
まずは無事に休みが取れることを祈ります。

金仏山

2014-11-22 13:59:04 | 山登り
かなり前のことですが2014年4月5日~6日、清明節のお休みを利用し重慶の南東部にある金仏山(標高2238m)に行ってきました。
重慶は山に囲まれた町。きっと素敵な山登りができると期待半分、見知らぬ土地へ旅立つ不安半分と複雑な心境。

会社のスタッフに行き方を聞いたところ、南坪のバスターミナルより高速バスに乗って2時間ほどで南川へいき、そこからタクシーかバスで行けるとのこと。
今回はせっかくなのでキャンプをする予定です。会社の先輩よりテントを借りています。

5日の午前10時。南坪のバスターミナルに着きました。
中国では数少ない連休です。写真はないですが、ものすごい行列です。バスのチケットを買わなくてはいけないのですが、どこで買えばいいのかわかりません。
行列に並ぶ勇気がなく、ダフ屋からチケットを購入しました。本物かどうか不安です。次にバス乗り場がわかりません。正確には建物の外にあるどの行列にならべばいいのかわかりません。一度並んでみたものの、どうやら違うところに行く列の様です。建物の中に入って要約概要を理解しました。
正しくはチケットを買う列に並びチケットを購入した後、別途行先別に列ができており、その列を探して辛抱強く並ぶというものです。
ここで30分ロスします。外にでて南川行の列を探し改めて並びなおします。結局1時間位ならびバスに乗ることができました。こういう場合はきちんとみんな並ぶんですね。ダフ屋で買ったチケットも無事使用できました。

バスに揺られること約2時間。南川高速バスターミナルへ到着しました。



ここから金仏山に向かいますが、事前に調べたところバスがあるようですが、バス停が見つかりません。時刻は13時過ぎ。早くしないと夕方になります。結局タクシーで行くことにしました。
金仏山には西門に到着。

天気はあいにくのくもりから小雨です。
金仏山は景観地で入場するのにチケットが必要です。ここは5つ星の景観地です。トイレは町中よりきれいです。


地図はこんな感じ。基本は専用バスとロープウェーでの移動で、ほぼ山頂まで行けてしまいます。





時間も遅く、天気も悪いため遠慮なくロープウェーで山頂付近まで行きます。
そこからやっと散策です。が舗装されている道ばかりです。舗装といっても階段であったり、断崖絶壁に道を作ったりですが。



それにしてもよくこんな絶壁に道を作りますね。ある意味感動です。

夜も近づいてきましたが、キャンプできそうな場所が見つかりません。
仕方なく空地に勝手にテントを張ります。

晩御飯はカップラーメン。


夜は意外と寒く、持ってきた寝袋では凍えて目が覚めてしまいました。雨具等を着込んで夜を過ごします。
誰もいない場所ではありますが、夜な夜な足音や草村がガサガサという聞こえてきます。無断でキャンプしているのでドキドキしますが、怖くて外をみにいく勇気がありません。
強盗に襲われてもいいように貴重品は隠して眠りにつきました。

翌日になり強盗の正体と思われるものが判明。それは鳥でした。結構見かけます。夜行性ではないと思いますが鳥が移動する音だったと思います。

朝からテントを片付け散策です。
頂上付近にホテルのような山荘とかあるのですが、日帰りで十分楽しめるので宿泊している人はほとんどいないようで、拠点間はバスで移動するのが基本であり、歩いている人はほとんどいません。
すれ違うのは工事をしている人とかくらいですが、朝からザックを背負っている私を興味津々で見られます。

ここは冬はスキーもできると有名です。
スキー場に到着。

今はただの草原


スノボを持った置物も。
スキー場と言っても全長100m位の子供だましです。でも馴染みのない現地の人には大人気のようです。

さて、今回の目的である登山ですが、登山道がどこにもありません。すべて整備されている道です。情緒が全くありません。
まぁ、観光地なので整備されているのは当然なのかもしれませんし、登山道だと整備も大変ですし一般の観光客には危険かもしれません。だからと言って道なき道を藪漕ぎすることもできないため、舗装された道をひたすら歩くことにしました。が、その道も整備されておらず、通行禁止的な看板があります。

中国語は良くわかりませんが、なんかあったら自己責任というような内容と思われます。当然Goです。

昨日ロープウェーで登ってきた道をひたすら歩いて下るというルートとなります。

こんな階段がひたすら続きます。

久しぶりの下りでテント泊の装備。結構腿にダメージがたまります。
しかも靴はトレイルラン用の靴。グリップはそこそこ効くはずなのですが、階段に苔が付着しており、相当滑ります。この階段で滑ったらかなりの重傷間違いなしです。しかも自己責任って言われていますので、クレームできません。本来走って降りて体を鍛えるつもりでしたが、慎重に降りなくてはならず、ペースも上がりません。というわけで景色を優先することに。


滝です。


苔蒸した道です。そりゃ滑るわ。


川からの滝。マイナスイオンです。水は怖くて飲めません。


奥多摩あたりを思い出します。


ゴルジュのように岩に挟まれており、水が落ちてきます。雰囲気はありますが、足元は舗装されています。そして滑ります。

下山開始から1時間30分くらい、このゴルジュを出たあたりで下から登ってきた人にであい道を聞かれます。
「师傅,到山顶还要多久?」
中国語は良くわかりませんが、頂上までどのくらいか聞かれたようです。
っていうか「师傅」と呼ばれたこと、生まれて初めてです。「师傅」とは職業を持った人の呼称です。たとえば運転手さんとか、空手の師匠だったり。自分は山のプロと思われたのでしょうか?悪い気しません。
でも、あなたたちは頂上まで行くのは大変だよ、しかもツルッツルッだし・・。と思い。
「だいたい3時間くらいかな」と教えてあげました。どうやら諦めたようです。

その後ロープウェーの乗り場付近に到着。
ここからはさらに整備された道が、景勝地の入り口付近まで続きます。

いい滝です。

いい感じです。


同じような写真が多いですね。きっとこういうのが自分は好きなんですね。


新緑です。


パノラマです。

この後、無事に門までたどりつきましたが、合計約4時間くらいの歩きとなりました。

思った通りの山道は全くなかったですが、ちょっとした自然を楽しめるいい場所でした。

帰りもタクシーで長距離バス乗り場まで行き、重慶市内まで高速バスで移動。無事に戻ってくることができました。