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重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

LT70完敗記4

2015-11-06 06:29:48 | LT70
レースが終ってホテルに戻ってから5時間後、折角なので香港の街を観光をすることにしました。レースの前に久しぶりにあった友人が香港を案内してくれることになっており、なんとお父さんが運転して色々な場所に連れて行ってくれることに。

早速香港島にわたり、まずはビクトリアピークへ。

日中にいくのは初めてでしたが、やはりきれい。リトル香港こと重慶とは何かが違います。

続いて砂浜。レパルス・ベイ・ビーチ。

11月ですが、まだまだ泳げます。
となりには天後廟

海の守り神と

お金持ちになれそうな神様。
その他に縁結びの石や長寿橋とかもありました。

その後赤柱(スタンレー)に移動し、お土産マーケットを散策したのち昼食。
こちらにも海岸沿いの道があり、おしゃれな感じ。

海沿いに雰囲気の良いお店が並んびます。

その中の1件に入りビールやらピザやらを頼みます。

シーフードピザ。ボリューム満点でおいしかったです。

食後は景色を堪能しながら

クルージングをしている人を眺めたり、

青い海、青い空にしばし心を洗われていると、そろそろ飛行機の時間となります。

最後に連れて行ってくれたのは香港で一番高い山の「大帽山」。

何か見たことがあるなぁと思っていると、そう、ここは1月に参加したHK100で最後に登った山。胃の中が空っぽで歩くことしかできず、でも嘔吐を繰り返しながらも何とか登りきり、最後Finishした場所。
この957mの山を見て、今回のレース、何故残り10数キロ、標高300m位の距離を諦めてしまったのだろうと後悔の気持ちが沸々とわいてきます。リタイアしたこと自体の判断は間違っていないと思います。でももっとやれることがあったのではないか、もっとやらなくてはいけないことがあったのではないかと色んな思いが交錯します。

正直自分の実力の無さに心が折れ、レースを途中で楽しめなくなり、今後どうしようかと悩んでしまいそうでしたが、この「大帽山」をみて、辛かったHK100のレースも何とか乗り越えた自分を思い出し、もう少し頑張ってみようという気持ちになりました。

「モンブランは逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」Y君が某本の題名をもじって励ましてくれます。

自分が向かっていけばそこに道はあるはず。

来年のモンブランのエントリーには後2pt足りない状況。12月にエントリーしていた深セン100マイル。100マイルを完走すると4pt。でも4ptもいらない。確実に2ptが欲しい。翌日2ptが獲得できる50マイルにエントリー変更できないか主催者に相談。何とか変更の了承をもらう。50マイル、実際は85km。制限時間は18時間。香港の隣の深セン。今回のLT70より若干距離は長く累積標高も多い。でもほぼ同じ条件。次回は負けない。


大帽山から遥か先に見える深セン。12月、リベンジしに行きます。

おわり

LT70完敗記3

2015-11-05 00:22:29 | LT70
CP2のTai Oは海沿いにあります。ここには海の家みたいなものもあり、自分でお金を出せば食事も可能です(ルール上OK)。ゆっくり食事をしているランナーもいます。こういうゆとりが大事だよなぁとか思いまがら歩みを進めると、波の音が聞こえてきました。

海沿いを進みます。これも香港トレイルならではですね。

ここからは標高400mほどの登りと下りです。そんなに難しくはありません。休憩も取ったし、栄養補給もしました。「パンダキン」も卒業し万全です。しかし、なぜか力が出ません。ガス欠と思いジェルを飲もうとしますが、食欲がありません。ですが無理やりジェルを飲みこみます。炎熱サプリも補給します。ですが全く回復しません。30kmでこんな状況になったのは初めてです。痛み止めと胃腸薬も飲み体が回復するのを待ちながら、ゆっくりと歩みを進めます。しばらくしてY君に追いつかれます。さらに岩場で休んでいると日本語で声をかけられます。見るとBlogでコメントをたまに頂く香港在住の美容師のAtsushiさんでした。初めてお会いできたのに何とも恥ずかしい姿でしたが、なんか元気をもらえました。その後も何とかゆっくりと歩いて進んでいきます。そしてようやくCP3に到着。

時刻は18時。想定到着タイムは17時30分だったので、借金30分のタイム。この10kmに約3時間30分かかってしまいました。

ここからCP4まで12kmのほとんどフラットな道のり。体的にはしんどいですが、いつか回復するのを信じてゆっくりと進みます。でも少しでも走ろうとすると気持ち悪くなり、嘔吐しそうになります。エネルギーを浪費するためにはいかない為、嘔吐しない程度のスピードでトボトボと進みます。CP4までたった12kmの距離ですが、いつまでたっても着きません。たいしたアップダウンではないのですが、とても大きな山に見えます。途中に大きなダムがありました。

この上をゆっくり歩いていきます。平地すら走れません。。。

そしてようやくCP4のShui Hauに到着。時刻は21時少し前。想定していた到着予定は19時30分。1時間30分のビハインド。略フラットな12kmを3時間30分かかりました。
残り20km。今の力のペースで考えると単純計算では6時間はかかります。ゴールは25時30分。関門の30分前。かなり微妙になってきました。とりあえず行ける所まで行こうと思いまた進みます。CP4の後に100m位登りがあるのですが、ここが鬼のように辛かったです。そして登った後は10km位続くフラットな水路沿いの道。コンクリートの上をトボトボと歩き、自分がどこにいるのかもわからない状況が続きます。そして何か口にせねばと思い食料を口にした瞬間ついに我慢しきれず嘔吐をしてしまいます。胃の中には、エイドで補給したオレンジの繊維だけが消化されずに残っていました。栄養補給をすると嘔吐してしまうため、これで本当に胃の中が空っぽです。そしてなぜかわかりませんが、尿意をもよおします。出るものはないのですが、3分おき位に激しい尿意が訪れます。こんな状況は初めてで、体の危険を感じた為、ここでリタイアを決意します。

完走できないことでモンブランのエントリーが遠のきますが、モンブランは逃げていきません。

さて、Y君にリタイアをする決意をWe Chatで告げましたが、ここはトレイル。エスケープルートがありません。今思えばダウンロードした地図を見ればよかったのですが、そんなことはすっかり忘れてしまっていました。何とか水路沿いから公道へ出る道を見つけ、公道に出ます。たまたまバス停がありました。Finish地点に向かう23時25分のバスがあるようです。後20分位。何とかなりそうです。車が通るので最悪ヒッチハイクもできそう。すると時間より早くバスがきました。汗で悪臭を放ちながらもバスに乗り込み、何とかフィニッシュラインに到着。

フィニッシュラインでは「ゴールおめでとう」的に迎えられました。ここでゴールした風にタイムをスキャンしてもらう誘惑にかられましたが、そもそもトレランでズルをする意味がなく、素直に「レースをやめたい」と申告。人生2度目のDNFとなったのでした。

後で調べたところゴールまではあと13km程。時間は3時間近く残っており、ぎりぎりゴールできたかどうか微妙なところですが、限界まで挑戦していたらたぶんフィニッシュはできていたと思います。
でも、今回は途中でトレランを楽しむことができなくなった時点で自分は負けていたのだと思います。道中思っていたこと。

・UTMF完走して70km位はと舐めてしまっていたのは否定できない。自分はあくまでも市民ランナー。
・30km位で体調をおかしくしてしまうなんて、モンブランは到底完走できない。目標の遠さに愕然としてしまい早々に心が折れた。
・初めて走る場所は土地勘がなくいつたどり着けるのか自分がどこにいるのかがわからず不安。力の加減がわからない。GPSの時計が欲しい。
・胃腸対策は結構できるようになったつもりだったが、結局胃をやられてしまった。対応策がわからず今後が不安。胃が揺れている?フォームの改善が必要?
・固い道になれていない。もっと着地筋を鍛えねばだめ。ヨーロッパアルプスも岩場多く固いらしい。
・コスプレは当面禁止。どんなレースでもいつでも万全を期すこと。


その後Finish Lineの前にあるバーで丁度ラグビーのワールドカップの決勝を放送しており、とりあえずバーなのでビールをオーダーしTV観戦をしながらY君のゴールを待ちます。

するとY君から電話があり「ゴールしました!」とのこと。思いのほか早いゴールだったため、感動のY君のゴールの瞬間は見ることができませんでしたが、無事に完走し、とてもうれしく、誇らしく思いました。結局Y君を祝杯するのつもりでオーダーしたビールは体調不良で3口しか飲めませんでした。

時刻は12時過ぎ。タクシーを呼ぼうとしたら本土まで行かないとのことで、フェリーでしか戻れないことが判明。但しセントラルに戻るフェリーは一番早いので3時40分。疲れ果てた二人はターミナルの前で寝て待つことに。3時10分。見知らぬ人に起こされ、フェリーに乗りセントラルに到着。埠頭からタクシーに乗りホテルに到着したのが4時30分頃。ようやくレースが終りました。

LT70完敗記2

2015-11-03 22:23:42 | LT70
スタートしてすぐにロードの登り坂が続きます。ここは車が通る道なので、歩道を走らされますが、歩道が細いため列の動きがゆっくりとなります。

そんな中、パンダとパンプキン眼鏡の通称「パンダキン」はスタート直後にトイレに行った為、後方に位置していましたが調子にのってどんどん追い抜いていきます。そうこうしているうちについにトレイルに入ります。

こんな公園入口みたいなところを進んでいくと・・・

稜線へ続く登山道になります。

そろそろばらけ始めます。

道は階段状に整備されているもの、岩場となっているもの、固く踏み固められているところばかりで、日本のフカフカなトレイルのようなところはありません。1月のHK100で経験したことをすっかり忘れていました。地面が固く相当な衝撃が来ます。しかも今回選んだ靴は先日購入したばかりのBROOKSのPure Grit4。スピード重視の上中級者向け用と言われており、ソールも薄く着地のときのショックが膝に直接くる感じです。靴選び失敗したかなと思いながらもまだまだ景色をみる余裕がありました。

景色は最高。

目指すべき山がはるか先に。その山にたどり着いてもまだまだ序盤。

美しい稜線を走ることができる喜び。でも「パンダキン」の格好。

眼下に広がる海。海と山を一度に楽しめる香港トレイルならではの醍醐味。

アップダウンを繰り返しながらも前半最大の山場である鳳凰山(934m)に到着。

頂上で待機していたスタッフ(と思われる人)にこの時初めて写真を撮らせてくれと言われました。少しだけ元気回復です。

その後、標高差で500m位の下りが続きます。

途中遠くに大仏が見えます。その先しばらくいくとCP1に到着。ここの入り口でも「Panda!Great Job」といわれもてはやされます。

4時間かけて来る予定だったのが約3時間で到着。思いの他ハイペースで来ることができ、「パンダキン」ちょっといい気分です。
このCPには水と果物のサポートがありましたが、日本のレースみたいなご当地ものやカップラーメン等はなし。次のCPまでは13.5km。調子も悪くなく、下り基調なためそんなに水も必要ないと判断。重慶仲間のY君とはCP毎にWe Chatで連絡を取ることにして今したが、自分よりも15分以上早いようで、順調に飛ばしているよう。自分も休みもそこそこに出発をします。

CP2へ向かう途中。落とし物がありました。

なんか見覚えがあるなぁと思っていると、Y君が補給食に買っていたアンパンではありませんか!!重慶限定品の為間違いありません。山にごみを捨ててはいけないので拾って持っていくことにします。
ふと振り返ると登って降りてきた鳳凰山が見えます。

本当にきれいでな景色です。その後先ほど見えた大仏のどころに降りていきます。ここにはロープウェーがあります。

ロープウェーと牛とコスプレおやじ。奇跡の1枚です。

ここは観光地でスタバとかもあります。ドリンク等購入することはOKなので、エイド代わりにすることもできます。ここを突っ切って再びトレイルに入ります。

下り基調と思いきや結構登りもあります。

漢字、読めません。広東語の発音もわかりません。

霊会山。小ピークをいくつか越えてCP2に到着。

ここでY君に追いつき、拾ったアンパンを渡すことができました。

CP1からCP2までは2時間30分を予定してましたが結局約3時間かかりました。CP1までで1時間貯金をしたのでまだ30分貯金があります。ただ、ここにくるまでの間ずーと「パンダキン」でした。この「パンダキン」、一般ウケが悪いだけではなく、パンダの被り物の通気性が悪く、頭がサウナ状態でぼーっとしてしまいます。またパンプキン眼鏡は汗でずり落ちてきて、視界がものすごく狭くなり、ほぼ真下しか見えず、眼鏡をずり落とさない為には体が前傾となってしまいます。その為体の余分な力といつもと違う筋肉を使って登ってしまいます。そして何より香港の暑さは想定以上で、汗の量が半端じゃありません。Tシャツと短パンとパンダはびしょびしょです。水分、塩分、糖分は十分補給して万全を期します。CP2はドロップバッグがあり、ここでついに「パンダキン」から「パンプキンマン」になる予定でしたが、それどころではありません。ここであの全身タイツ「パンプキンマン」になってしまったら、仮装しても完走できなくなるのは目に見えています。


そしてここから本気モードとなるべくドロップバッグに「パンダキン」も格納し、靴もクッション性の少しあるUTMFで使用したスポルティバのラプターに変更。但し入れておいたはずのバフが入っておらず帽子はなしで行くことに。また、夜間に備えヘッドライトもザックに詰め込みます。エイドステーションにあるオレンジを大量に食べビタミンも補給して次のCP3へと向かいます。

今思えばもっと早い段階で「パンダキン」を卒業していれば違う結果となったのではと思うのですが、覆水盆に返らずです。





LT70完敗記1

2015-11-02 23:21:59 | LT70
先日香港のランタオ70のレースに参戦しました。すっかりパーティー気分で参加してしまいましたが、結果は惨敗。人生2度目のDNFとなりました。

恥ずかしいですが、自戒の為にも今回のレースの顛末を記したいと思います。


10月30日

午後に香港に到着。飛行機の遅延もなく順調。今回は重慶でトレランの練習をいつもしているY君と初めて一緒に参加するレース。一緒に夕食の飲茶を食べ、翌日の水や食料を買い出ししホテルへ戻ります。その後、以前会社の研修生として日本に来ていた香港の友人がわざわざホテルへ来てくれ、久しぶりの再会、しばし談笑します。その後部屋に戻り翌日の準備を少しして結局就寝は11時過ぎ。

10月31日
ハロウィン。そしてレース当日。朝5時00分に起床。レースの準備をしホテル出発。タクシーでセントラル(中環)のフェリーターミナルまで移動。6番埠頭にあるMUI WO行きに乗ります。

6時10分のフェリーにのり約50分(普通便)かかります。結構時間があるのでフェリーの中でテーピングや荷物の確認を行います。


朝の香港島。リトル香港と呼ばれている重慶とはやはり違います。

フェリーで時間を持て余していたのと、スタートが近づくにつれ気分も高まってきたため、早速ハロウィンサングラスをかけて周囲の反応を見てみます。

が、朝も早いせいか誰も見向きもしてくれません・・・。ちょっと痛い人になっています。
そんなこんなでランタオ島が見えてきました。

今から登る山が見えます。頂上付近は雲に覆われています。さらに気分が高まってきます。

時間通り7時にランタオ島のMUI WOの埠頭に到着。埠頭の前には7-11、マック、喫茶店等があり、時間をつぶすことができます。
早速マックに入ってモーニングセットのエッグソーセージマフィンを注文。腹ごしらえをします。しかしこの時ハロウィンのサングラスをしていたのですが、あのマックの店員ですら見事に無視してくれちゃいます。香港の人はこんなにテンション低かったでしょうか?それとも朝だから??痛い人感がさらに増加していきます。

受付は7時30分からと事前案内にはありましたが、7時10分でも対応してくれました。自分のゼッケン番号を口頭で告げるだけ。身分の確認等はなし。なんともいい加減な感じ。そもそも、8時近くになってもスタートゲートの空気を入れている位なのでなんとものんびりした感じです。スタートゲートも完成し記念に1枚。

この空気のように扱われている感、伝わるでしょうか?

周りを探しましたが、コスプレ風な人は変なスカートをはいたおじさん一人位しかいません。それでもやっと見つけたハロウィン風なエンジェル。

おじちゃん頑張るからね。

そんなこんなで8時30分。何かのアナウンスや開会の挨拶もなく、いきなりレースがスタートしたのでした。


LT70準備2

2015-10-29 23:22:41 | LT70
以前準備1で検討していたナイスなサプライズが届きました。

それは・・・

ハロウィン風コスチューム!!
映っている男性がとってもおバカな感じでチャーミング。

早速開封。

脇に鈴がついています。熊鈴になりますね(でも走るときは取ります)。
ターザンのようなスカートもついています。

早速試着。

破壊力ありすぎです(爆)。

これで香港を走っている姿を想像すると・・・ニヤニヤが止まりません。

前半のCP2ドロップバッグまではパンダ+サングラス。
後半余力がありそうならばCP2でパンプキンマンになってハロウィンランを盛り上げてみたいと思います。
すでに趣旨が変わってきているようなのは気がつかない振りをして、楽しいランにしたいと思います。

いないと思いますが、見かけた方はお声がけください!!

ちなみに奥さんからは不評でした・・・