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重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

2017Xtrail武隆100 その4

2017-05-17 06:54:40 | 武隆100
後半戦です。
100kmのレースは約120名が参加しているようですが、参加人数が少ないのでレース中は1人になる時間が多くなります。
コースマークは20m毎についているのでコースロストの心配はほとんどありませんが、霧が出てくると視界が悪くなります。


しばらくするとナイトモードになります。


気が付けば仙女山。羊の目が怖いです。

そして
CP7に到着します。ここにもドロップバッグがおいてあり、靴下と靴を交換します。少しだけリフレッシュします。
しかし仮設のテントに椅子が4個位しかなく足場はドロドロの為、着替えに苦労します。

ここからは景色も見えなくなり仙女山のロードを走らせるコース。でも周りが全く見えず雨の中霧も多くコースロストしそうになります。
モチベーションも上がりませんが、前回の北京TNFでリタイヤをしてしまった事もあり、最後まで諦めないないで完走しようと心に何度も言い聞かせ、ゆっくりでもいいから前に進むことにします。側道の木道をゆっくりと歩きながらコースロストしないように進みます。


CP8に到着。


エイドにはほとんど何もありませんでしたが、最後は残り10km弱。ゴールに向かって進みます。残りはほとんど下り。足場の状態は悪いですが、楽しみにながら進みます。

そしてついに

ゴーール!!。

何とか20時間を切る事ができました。

時間は朝の4時。雨が一段と強くなります。前日にホテルはチェックアウトしており、ゴール後、街まで行こうと思っていましたが車もバスも何もありません。
地面はすべて水浸し。床に荷物を置くこともままなりませんが、椅子を何とか見つけ着替えをします。

ボランティアの係員からは時間貸しのホテルがあるからそこに泊まればとアドバイスをもらいホテルを探しますが、そもそもこの時間ホテルに鍵がかかっていたり、受付に人がいなかったりでどうしようもなりません。

仕方なく勝手にホテルのロビーのソファーで仮眠をしながら受付の人が来るのを待ちます。

そんなこんなで3時間位を過ごすと外も明るんできます。そして外にでると雨が止んでいます。

紆余曲折ありましたが最後はバスを拾うことができ、無事に武隆駅に到着。そこからは寝台車しか席が空いていなくて重慶までの2時間、ゆっくりと睡眠をとることができたのでした。

教訓としてゴール後のホテルもちゃんと確保しておこうと思いました。

今回は天候も悪く足を取られることが多かったのですが、天候が良ければ気持ちよく走れるコースだと思います。
また、武隆の観光名所を走ることができ、高度の高い山を走るランもいいですが、山間や谷、新緑の中を走るのもまた爽快です。
急なアップダウンはなく、程よく登ったり降りたりするので初心者向けのコースという印象ですが、ロードも少なく、非常に楽しめたお勧めのコースです。

おわり。



2017Xtrail武隆100 その3

2017-05-16 07:56:42 | 武隆100
CP2を出るとトレイルに入ります。

牛がいたりのどかな風景です。


そんなこんなでCP3.


ここではドロップバッグがおいてあります。着替えをしようか迷いましたが、着替えるのも面倒くさくジェルだけ補充することにしました。


そしてサブウェイのサンドイッチも。これはおいしかった。


ダムを通り過ぎて、特に見どころもなく


林道を通り抜けると


CP4に到着。


相変わらずエイドは最低必要なものしかありません。でも助かりますね。


その後は藪漕ぎもあり、ペースが上がりません。新しくかったレインウェアが竹藪に引っかかり破れそうになり心配です。


しばらくしたら馬にも遭遇。放牧しているようです。


でもドロドロの道は続き靴はもはやグショグショ。畑も通りますが、土が靴の裏につき背が5㎝程高くなる感じです。


こんな苔むした所も走り、きぶんが 高まります。


そしてCP5に到着。


温かいスープで心が休まります。

ようやく半分越えました。雨は降り続き足元はぐちゃぐちゃ。ペースは上がりませんが、暑くなく、足元も柔らかいため膝への負担も少なくまだまだ体力は残っています。

まだまだいけそうです。

つづく。

2017Xtrail武隆100 その2

2017-05-14 16:58:45 | 武隆100
5月6日朝
朝食の後ドロップバッグを預けます。ドロップバッグはcp3とcp7にそれぞれ置けます。レースは8時30分スタートですがドロップバッグは8時までに預けなくてはいけません。時間にルーズな当地の人々。当然8時過ぎに持ってくる人もチラホラいます。しかしすでにドロップバッグを積んだ車は出発してしまい、荷物を持って呆然としていました。意外と時間に厳しいレースのようです。


当日はあいにくの雨。


靴カバー。滑らないのでしょうか?


チェックポイントは腕輪式のものと

もう一つはリュックにつける形式。

8時30分時間通りにスタートします。


雨の中最初はロードの下りから入ります。

民家から黄色い声援が飛んできます。


雨の中の応援力になります。


ロードを下ると気持ちの良い山間にでてきます。


しばらくするといわばのトレイルに入ります。楽しいです。


気が付くと天生三橋の中にいました。ここは黄金甲の舞台となったセット前。


少し行くと50kmのレースとの分岐点となります。
50kmは真っすぐ天生三橋の方へ、100kmと25kmのレースは左の方へ行って階段を上って行きます。


景色は圧巻です。


この景色の中を走れるだけで参加した甲斐があったというものです。


要約CP1に到着。


エイドは可もなく不可もなく。最低限はそろっていました。

その後階段を上っていき天生三橋の入り口まで行きます。

トランスフォーマーの像と記念に。

その後地縫まで降りていきます。

懐かしい景色です。


観光名所も駆け抜けます。


本格的に山に入っていきます。


石の上。雨のせいで滑りやすいですが歩きにくい。


CP2に向けて25kmのレースとの分岐です。左に行くとすぐにエイドが。


エイドにドリップコーヒーがあり得ました。雨の寒い中、体が温まります。

まだまだ先は長いです。

つづく。

2017Xtrail武隆100 その1

2017-05-09 08:20:59 | 武隆100
先日Xtrailというアドベンチャーレースを主催している団体が開催しているトレイルランニングのレースで武隆100という大会に参加してきました。

武隆は重慶市中心から南東へ約200kmに場所に位置し、カルスト地形で有名な観光地。
過去にも仙女山芙蓉洞天生三橋に行きましたが、この観光地を走れるレースがあるとは。これは行かない手はありません。

レースの概要はというと
距離は100km(実際エプソンのGPS時計では95km)
累積高度は4120m
制限時間は26時間


仙女鎮をスタートし観光名所をぐるっと回って再び仙女鎮に戻ってきます。

エイド兼チェックポイントは8か所。CP3とCP7にドロップバックをそれぞれ置くことができます。

高低図ですが平均的にアップダウンを繰り返すので負担は少なさそうです。

100kmのレースのほかに
50km/累積高度2687m/12時間制限
25km/累積高度約1000m/6時間制限
のレースもあります。

スタートは5月6日の朝8時に全種目一斉スタート。
スタート受付は5月5日の9時から20時まででレース当日受け付けはありません。従い現地には前日入りをしないといけません。

5月5日
重慶北駅より電車に乗り武隆駅へ約2時間揺られまます。

長江の支流の烏江が見えてきました。

銀河鉄道のような電車に乗り武隆駅に到着。
そこからは相乗りタクシーに乗ります。4人で一人20元。3人だったら一人30元だそうです。

この相乗りタクシーで仙女鎮までいきますが、仙女鎮の旅行センターで降ろされます。その先のホテルに行きたければ別途20元必要と吹っかけてきます。
仕方がないので1km程先のレース会場近くに予約していたホテルまで歩いていこうかと思っていると写真の右側で電話しているお兄さんがどこかで車をヒッチハイクし、自分に声をかけてくれました。このお兄さんもレースの参加者で、レースの開催場所まで連れて行ってくれることに。もちろん無料。

そしてレース会場に到着

実はこのレース、エントリーした後に全くの案内がなく、エントリー画面のレース概要でしか情報がありませんでした。本当に開催されるのか不安だったものの会場が設置されていて一安心。

前夜祭でレースの概要説明がありました。

コース説明での質疑応答では「25kmに参加しているのですが、途中で50kmに変更してもいいですか?」とか「雨が降る予報なので制限時間の延長はないのですか?」といったほのぼのした質問が飛び交う初心者が多いレースの様子。
確かに名簿を見ると100kmも180人位しかエントリーしてません。

説明会も終わり晩御飯を食べ、前回の反省をいかしたっぷり睡眠をとるべく早めに寝床についたのでした。


つづく