いつか100マイラーになりたい。そう思っていましたが、そんなに簡単になれるはずもなく去年のUTMFは123kmの途中で関門時間に間に合わずリタイア。そのリベンジを果たす為、満足とはいかないまでも今まで以上に練習を重ね、対策を考え、イメージを積み重ねて1年半。2015年9月25日ついにその機会がやってきました。
海外からの参加といえば自分的に勝手にかっこいいと思ってしまいますが、仕事を休んだり、フライトが遅れないことを祈ったり、機内でアルコールを我慢したり、移動の疲れがあったり、結構大変です。
昨年の反省を活かし、仕事はみなさんの協力を得る為に事前にお願いし、フライトは遅れが少ないと言われている香港経由にし、機内でもアルコールとカフェインを我慢、移動後はホテルでマッサージすることを想定していました。
そうは言っても、今年もトラブルがありました。まず、前週の金曜日から風邪気味であったにも関わらず、スケート、アスレチックと週末にリフレッシュをし、発熱までしてしまったこと。部屋を暖房で30度にして大汗をかいて治すという荒治療を試み、熱は下がるも咳、鼻づまりはなおりきらないままでした。さらにスケートで右ひざを強打し痛めた上に、アスレチックでは普段使わない背筋を痛めてしい、最後の最後で目の前のアクティビティの誘惑に勝てず体調管理ができませんでした。しかも大会当日天気の予報は雨。風邪をぶり返す可能性もあります。でも、折角のリベンジの機会。行けるところまで行きたいと思い、重慶空港に向かいました。
出発前日の予報では重慶は雨だった為、フライトが遅れる可能性も心配しましたが、結果は小雨。定時に発着し無事に香港に到着。ここまで来れば日本には何とか今日中に帰ることができます。まずは第一関門クリア。そして香港から羽田までのフライトでは久しぶりにANAの機体に乗った為、日本の映画を見ることができました。しかも、4時間近く乗るため、クライマックス近くで着陸態勢に入ることもありません。というわけで色々な作品がある中選んだのは「ビリギャル」。正直油断していました。偏差値30の子が頑張って勉強して慶應に入るという話ですが、頑張って最後まで諦めなければ、夢はかなうという話で、これから富士山の一周を走るのも、どんなにつらくても一歩ずつ進んで行けば、必ず完走できるという自分の姿に当てはめてしまい、機内で思わず号泣。おっさんになると涙もろくなりますね。この映画、あまちゃんに出ていた有村架純主演ですが、元々の原作の子が名古屋の子らしく、名古屋弁を話すんです。愛知県に住んでいた私にとってはこれもまた涙お誘いのポイントとなりました。
すっかり心も洗われて、すがすがしい気持ちで東京に到着。しかも時間通り。幸先がいいです。そしてホテルにチェックインをします。するとフロントに手紙が届いていました。それは奥さんから。昨年リタイアした時もお手紙とお守りを送ってくれていたのですが、今年も送ってくれました。しかも楽しんできてねとのこと。家族の理解と支えがあってこそ頑張れるもの。本当に感謝です。
早速ザックに取り付けました。緑が昨年ので、青が今年のお守り。昨年果たせなかった完走を今年こそ果たす為、お守りは二つ着けていくことに。何としても完走せねば！と気持ちを新たにします。
その後、晩御飯を食べ、荷物の整理をして、ちょっと贅沢にホテルのマッサージを受け、少しでも疲労をとるようにして、眠りにつきました。
前置きがかなり長くなりましたが、今回のレースでの目標を次のように設定していました。
・とにかく完走。タイムは気にしない。
・お腹がすく前にエネルギーを補給すること（去年のハンガーノック対応）
・胃薬を飲む、痛み止めを飲む（去年胃をやられた対応）
・寝ない（去年は寝た後体が硬くなってしまった反省）
・そして幻覚を見る、寝ながら歩くという極限を体験したい（未知との遭遇）
・利用できるものはなんでも利用する（ルールの範囲内で）。
辛くなった時の対策は
・練習を思い出す。
・完走した時の達成感を想像する。
・音楽を聴く。
・奥さんに電話する。
・ビリギャルを思い出す。
風邪は完全に回復しておらず、体調は万全ではありませんが、ここまできたらやるしかありません。できるところまでやり、後悔のないレースにしたいと思います。
海外からの参加といえば自分的に勝手にかっこいいと思ってしまいますが、仕事を休んだり、フライトが遅れないことを祈ったり、機内でアルコールを我慢したり、移動の疲れがあったり、結構大変です。
昨年の反省を活かし、仕事はみなさんの協力を得る為に事前にお願いし、フライトは遅れが少ないと言われている香港経由にし、機内でもアルコールとカフェインを我慢、移動後はホテルでマッサージすることを想定していました。
そうは言っても、今年もトラブルがありました。まず、前週の金曜日から風邪気味であったにも関わらず、スケート、アスレチックと週末にリフレッシュをし、発熱までしてしまったこと。部屋を暖房で30度にして大汗をかいて治すという荒治療を試み、熱は下がるも咳、鼻づまりはなおりきらないままでした。さらにスケートで右ひざを強打し痛めた上に、アスレチックでは普段使わない背筋を痛めてしい、最後の最後で目の前のアクティビティの誘惑に勝てず体調管理ができませんでした。しかも大会当日天気の予報は雨。風邪をぶり返す可能性もあります。でも、折角のリベンジの機会。行けるところまで行きたいと思い、重慶空港に向かいました。
出発前日の予報では重慶は雨だった為、フライトが遅れる可能性も心配しましたが、結果は小雨。定時に発着し無事に香港に到着。ここまで来れば日本には何とか今日中に帰ることができます。まずは第一関門クリア。そして香港から羽田までのフライトでは久しぶりにANAの機体に乗った為、日本の映画を見ることができました。しかも、4時間近く乗るため、クライマックス近くで着陸態勢に入ることもありません。というわけで色々な作品がある中選んだのは「ビリギャル」。正直油断していました。偏差値30の子が頑張って勉強して慶應に入るという話ですが、頑張って最後まで諦めなければ、夢はかなうという話で、これから富士山の一周を走るのも、どんなにつらくても一歩ずつ進んで行けば、必ず完走できるという自分の姿に当てはめてしまい、機内で思わず号泣。おっさんになると涙もろくなりますね。この映画、あまちゃんに出ていた有村架純主演ですが、元々の原作の子が名古屋の子らしく、名古屋弁を話すんです。愛知県に住んでいた私にとってはこれもまた涙お誘いのポイントとなりました。
すっかり心も洗われて、すがすがしい気持ちで東京に到着。しかも時間通り。幸先がいいです。そしてホテルにチェックインをします。するとフロントに手紙が届いていました。それは奥さんから。昨年リタイアした時もお手紙とお守りを送ってくれていたのですが、今年も送ってくれました。しかも楽しんできてねとのこと。家族の理解と支えがあってこそ頑張れるもの。本当に感謝です。
早速ザックに取り付けました。緑が昨年ので、青が今年のお守り。昨年果たせなかった完走を今年こそ果たす為、お守りは二つ着けていくことに。何としても完走せねば！と気持ちを新たにします。
その後、晩御飯を食べ、荷物の整理をして、ちょっと贅沢にホテルのマッサージを受け、少しでも疲労をとるようにして、眠りにつきました。
前置きがかなり長くなりましたが、今回のレースでの目標を次のように設定していました。
・とにかく完走。タイムは気にしない。
・お腹がすく前にエネルギーを補給すること（去年のハンガーノック対応）
・胃薬を飲む、痛み止めを飲む（去年胃をやられた対応）
・寝ない（去年は寝た後体が硬くなってしまった反省）
・そして幻覚を見る、寝ながら歩くという極限を体験したい（未知との遭遇）
・利用できるものはなんでも利用する（ルールの範囲内で）。
辛くなった時の対策は
・練習を思い出す。
・完走した時の達成感を想像する。
・音楽を聴く。
・奥さんに電話する。
・ビリギャルを思い出す。
風邪は完全に回復しておらず、体調は万全ではありませんが、ここまできたらやるしかありません。できるところまでやり、後悔のないレースにしたいと思います。
