CP5に到着しました。このCPにはドロップバッグが置いてあり、事前に預けた荷物で補給ができます。
荷物を受け取り、小部屋に入ると、何と後ろにいたはずのY君がすっかりリラックスして休憩しています。
道中抜かれた記憶が無く、またY君以外にも抜きはすれども抜かれておらず、結構良いペースできていたのですが、どうやらどこかで道を間違えてしまった可能性があります。ただしコースマーク通りに来ましたし、GPS時計の距離計も合っています。不可解ではありましたが、先ほどWechatでコースマークが無いことを連絡したことの返信にもようやく合点がいきました。知らないうちに抜かれていたんですね。
精神的なダメージは受けたものの、まだ半分地点。気を取り直します。Y君は準備が完了し、お互いの健闘を祈念し、先に出発していきます。
この小部屋であらかじめ準備していた日本から持ってきたカップヌードル(シーフード味)を食べ、シャツを着替えてヘッドライトを装着。食料を補給して出発します。
ここのCPの前で日本人のランナーと少々お話しました。その方は4デザートのワッペンを着けており、聞いてみるとゴビ、サハラ、そして南極を走られた猛者のようです。尊敬ですね。その方ともこのCPでお会いしましたが、香港に来るまで寝不足だったようでこのCPで仮眠を取られるとのこと。流石にセルフコントロールができる人は違うなぁと思います。
自分は今のところ体調は良いので少しでも順位を上げて頑張ろうと気合を入れなおし、後半戦のスタートです。
来た道を少々戻ります。休憩したおかげで結構快調なペースで走れます。
しばらく舗装された下り道が続き、そこでY君に追いつきました。また一緒に走ります。
舗装された道を降りると又、マーキングの無い分岐があります。ハイカーのおじさんが右だと教えてくれますが、近くにいた香港人ランナーは信じられないといって違う道を行こうとします。疑心暗鬼になりながらもY君と一緒におじさんハイカーが示した右側の道を進んでいきます。しばらくしてもなかなかマーキングがありませんが、Y君がプリントアウトした地図によると右が正解なようなので、そのまま進みます。するとようやくマーキングを発見。ホット一安心。
更に進んでいくと突き当たりに出ます。今度はT字路です。ここにもマーキングがありませんが、他の選手について左を選択します。
すると前方からハイカーのおばさんが「おいおい、逆だぞ。ランナーはみんな反対に走って言ったぞ」と教えてくれます。Y君と相談し元の分岐まで戻ろうと話をします。しかし地図を見てみるとやはり左が正しいようです。今度はおばさんは信じないで左方向に進むとそこにCP6がありました。ここはエイドステーションではなく、通過をチェックするだけの場所です。
最初は気がつかずスルーしたのですが、前方にいたランナーがそこにCPがあるぞと教えてくれました。よく見ると、無人のテントでノートが1冊置いてあり、自分で記入をするようになっていました。
絶対見落としている人は多数いると思いますが、教えてもらえてラッキーでした。「ついてる、ついてる」と思いながら、前のランナーの後について、トレイルに入っていきます。
夕暮れ間近の山の稜線を走ります。
疲れもたまり、アドレナリンが出始め、ナイトランに向けて一番気分が高まってくる時間帯。
最高の一瞬でしたが、ここに落とし穴であったことに気がついたのは、重慶に戻った後しばらく経ってからなのでした。
つづく。
荷物を受け取り、小部屋に入ると、何と後ろにいたはずのY君がすっかりリラックスして休憩しています。
道中抜かれた記憶が無く、またY君以外にも抜きはすれども抜かれておらず、結構良いペースできていたのですが、どうやらどこかで道を間違えてしまった可能性があります。ただしコースマーク通りに来ましたし、GPS時計の距離計も合っています。不可解ではありましたが、先ほどWechatでコースマークが無いことを連絡したことの返信にもようやく合点がいきました。知らないうちに抜かれていたんですね。
精神的なダメージは受けたものの、まだ半分地点。気を取り直します。Y君は準備が完了し、お互いの健闘を祈念し、先に出発していきます。
この小部屋であらかじめ準備していた日本から持ってきたカップヌードル(シーフード味)を食べ、シャツを着替えてヘッドライトを装着。食料を補給して出発します。
ここのCPの前で日本人のランナーと少々お話しました。その方は4デザートのワッペンを着けており、聞いてみるとゴビ、サハラ、そして南極を走られた猛者のようです。尊敬ですね。その方ともこのCPでお会いしましたが、香港に来るまで寝不足だったようでこのCPで仮眠を取られるとのこと。流石にセルフコントロールができる人は違うなぁと思います。
自分は今のところ体調は良いので少しでも順位を上げて頑張ろうと気合を入れなおし、後半戦のスタートです。
来た道を少々戻ります。休憩したおかげで結構快調なペースで走れます。
しばらく舗装された下り道が続き、そこでY君に追いつきました。また一緒に走ります。
舗装された道を降りると又、マーキングの無い分岐があります。ハイカーのおじさんが右だと教えてくれますが、近くにいた香港人ランナーは信じられないといって違う道を行こうとします。疑心暗鬼になりながらもY君と一緒におじさんハイカーが示した右側の道を進んでいきます。しばらくしてもなかなかマーキングがありませんが、Y君がプリントアウトした地図によると右が正解なようなので、そのまま進みます。するとようやくマーキングを発見。ホット一安心。
更に進んでいくと突き当たりに出ます。今度はT字路です。ここにもマーキングがありませんが、他の選手について左を選択します。
すると前方からハイカーのおばさんが「おいおい、逆だぞ。ランナーはみんな反対に走って言ったぞ」と教えてくれます。Y君と相談し元の分岐まで戻ろうと話をします。しかし地図を見てみるとやはり左が正しいようです。今度はおばさんは信じないで左方向に進むとそこにCP6がありました。ここはエイドステーションではなく、通過をチェックするだけの場所です。
最初は気がつかずスルーしたのですが、前方にいたランナーがそこにCPがあるぞと教えてくれました。よく見ると、無人のテントでノートが1冊置いてあり、自分で記入をするようになっていました。
絶対見落としている人は多数いると思いますが、教えてもらえてラッキーでした。「ついてる、ついてる」と思いながら、前のランナーの後について、トレイルに入っていきます。
夕暮れ間近の山の稜線を走ります。
疲れもたまり、アドレナリンが出始め、ナイトランに向けて一番気分が高まってくる時間帯。
最高の一瞬でしたが、ここに落とし穴であったことに気がついたのは、重慶に戻った後しばらく経ってからなのでした。
つづく。
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