重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

UTMB2017 完走記その7

2017-09-13 07:34:29 | UTMB
Courmayeurを出るとしばらく町中を走ります。

トンネルをくぐると、そうここは2011年にスコットジュレクがリタイヤした場所。なんかどこに行っても見覚えがある景色でドラマの名シーンのスポットを観光しているような気分になります。

そして更に町中を走っているとここ来た事があるよ!という様なデジャヴがあります。よくよく考えてみると昨年参加した4Kというレースで通ったことがある道です。
確かにあの時もUTMBのコースマークがありました。もしかしてと思っていると本当に同じ道をしばらく進みます。

確かこの先に水飲み場があって、少し林道があって、道路にUTMBやCCCと書かれたコースマークがあっていつかUTMBでこの道を走りたいと思っていたなぁと1年前の記憶が次々とよみがえってきます。そしてこの先の登りが結構大変だったという記憶とその先に虹が見えた最高のトレイルが待っていることを思いまします。

そして登りに入ってどんどん高度をあげていくと見た事のある景色が。

そうBertone小屋です。昨年の4Kではここでご飯を食べようと思って結局食べれなかったけどスープをもらった記憶があります。

UTMBでも小屋の外に簡易テントが立ててあり、水の補給ができるエイドとなっていました。この先は暫くゆるやかなアップダウンが続く氷河で削られた渓谷沿いを進む去年は二重の虹が見えた気持ちの良いトレイルが7km程続きます。走れる人にとっては気持ちがいいのでしょうが、ゆっくりペースの自分たちにとっては景色も途中から飽きてくる単調コース。途中に廃屋のような建物があり、次のエイドと勘違いしてしまうトラップがいくつかありますが、それも経験済みなので惑わされません。

そんな景色を見ていると奇跡のような偶然が。

少しわかり辛いですが、昨年も見えた虹が今年も見えました。本当にいろんなデジャヴがあります。

そうして約1時間30分かけて次のエイドのBonatti小屋に到着。

この建物をみて、昨年あまりにもお腹が空きすぎて我慢できず食べ物を催促したところ出してもらえなかったのですが、若旦那夫婦にサンドイッチを出してもらえた事を思い出します。なんとかお礼を言いたいと思って山小屋に入ろうとしますが、応援の人か宿泊客が多く、汚く汚れた選手は中に入りづらい状態であったのと見た感じでは若夫婦が見当たらず小屋に入るのは断念しました。

4Kではここから更にマラトラ峠に向かうのですが、UTMBではこのレース最大の難関と言われるスイスとの国境のCol de Ferretと向かい、ここから先はまた見知らぬトレイルへと歩みをすすめるのでした。

つづく。




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