重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

UTMB2017 完走記その4

2017-09-10 15:30:29 | UTMB
9月1日18時
スタートまで後30分。雨は降っていません。
すでにスタートゲートは選手だけではなく、家族、恋人、サポーターで人が溢れています。
前を向いても

後ろを向いても

人・人・人。身動きが取れません。

しかしこれからの旅に向けて緊張の面持ちであったり、これからの旅に向けての期待と不安であったり、この場にたどり着くまでの努力と苦労と運であったり、国や背景は違えども共通する何かをお互い感じます。
トップ選手の紹介が終りUTMBのテーマソングの「Conquest of Paradise」が流れます。いよいよカウントダウンかと思いきや、いきなりスタートしてしまいました。少しあっけに取られてしまいましたが、徐々に列が進んでいきます。

両サイドに溢れんばかりの人が、大きな声で、尊敬のまなざし(のように感じた)で、選手たちを送り出してくれています。その列が約1km以上続きます。

これは本当にすごかった。これが皆が言っていた、皆が憧れていたUTMBなんだ。ついにその旅が始まったことに感動が止まりません。この感動は初めてUTMFを走った時以来の感動です(その時はリタイアしてしまいましたが・・・)。自然とペースも上がりますが全く辛くありません。しばらくロードを走り、しばらくすると林道n入りますが略フラットなコースです。皆中々良いペースで走っています。道も広いため渋滞もありません。
そしてあっというまにLes Houchesに到着。

最初は渋滞もあると思っていたのでここまで1時間を想定のところ53分で到着。いい感じです。

ここはエイドではなく水だけ補給できましたが、ここまでほとんど水を商品していないので、コーラを1杯だけもらって先を急ぎます。
この後はSaint Gervaisまで13km。+1000m/-1100mの序盤の山場です。先人達の過去のブログでは欧米の選手は登りが早くついていけないと書いてあるのが多くあり、この登りこのレースでの自分がどの程度対応できるのかをある程度判断できるのではないかと考えていました。


皆で列を作り登って行きます。かなり後ろのボリュームゾーン(大体1700位くらい)だったせいか思いの他欧米の人のペースは速くなくついていけます。これはいけるかもしれないと良い感触をつかみます。

冬はスキー場となるリフトのある道を上って行くと、下界が見えます。だいぶ登ってきました。

それにしても2500名近く参加しているため、すごい人の数です。
そして日も落ちてきてヘッドライトを装着します。下りに入りますが坂もなだらかでテクニカルな部分もないため、基本ストレスなく走る事が出来ます。あっという間に下りも終えてSaint Gervaisに到着。

時刻は21時40分。予定より10分遅れですが誤差の範囲です。

エイドは事前情報通りのしょっぱいサラミとチーズ。

後はチョコやビスケット、フルーツ等一通りありました。

後はしょっぱいけど温かいスープの中にそうめんみたいなパスタが入っています。おいしいようなおいしくないような不思議な味です。

エイドの食べ物は合わない人は合わないと聞いていましたが、自分は合わない人のようです。主にカステラみたいなパンとバナナだけもらい、あとは自前のジェルとお腹周りの脂肪で基本なんとかすることにします。

ここから本格的に夜のパートに入ります。

つづく。


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