『With You Tokyo ~あなたとブレストケアを考える会~』
この画期的な取り組みをしている会をご存知でしょうか?
患者さんと医療者が一緒になってケアについて考えていくというこれまでになかったタイプの会のことです。
乳がん診療の進歩とともに質の高い医療が要求される時代になってきた今、診断や治療のレベルアップを図ることだけではなく、その狭間を埋めるケアも充実させる必要があるということから、ブレストケアの質の向上を図るために、患者さんやそのご家族と乳腺診療に携わるいろいろな職種の方々が、同じ土俵に立って意見を交わすことのできる会ができました。
これまでのように医療者側から患者さん側への一方通行のお話ではなく、双方向性のある討論をし、本当の意味で患者さんのためになるブレストケアを、考えていきたいという思いのこめられた会なのです。
今年で6回目を迎え、ちょうど1ヶ月前の9月最終土曜日に築地の聖路加看護大学講堂にて開催されました。
第6回のテーマは「乳がんと痛み」~術後の痛みから心の痛み~ でした。
私は今回がはじめての参加でしたが、あの有名な乳腺外科の権威が冒頭から、 『術後の身体的な痛み以外に心のゆがみやひずみが出て来る場合、それは時としてドクターの言葉で患者さんの心に傷がつく(ドクハラ)ということもある・・・』という展開のお話をされ驚きました。
まさに目線が患者さんに向けられているのを実感いたしました。
このように、今や医療は私たちの見えないところで新しい取り組みが成され、もしこんな言葉で言い換えるなら医療技術というハードの進歩の中で置き去りにされないために、対話や思いやりというソフトがつちかわれていることがうれしいことであり、より多くの医療の現場でもブレストケアに続く取り組みを期待したいと願っています。
ところで「がん」は生活習慣病のひとつですが、通常は西洋医療・医学による治療が大半を占めるかと思います。
しかし、近年は西洋医療に加えて補完代替医療を組み合わせることで、患者さんの心と身体、精神を総合的に考えて治療を行う総合医療(インテグレイティブ・メディシン)と言う概念があります。
代替医学・医療とは一般の方には、なじみの少ない言葉です。
また、その定義についてもいろいろ議論されていますが、日本補完代替医療学会では、「現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称」と定義しています。
アメリカでは、alternative medicine(代替医学)またはalternative and complementary medicine(代替・補完医学)という言葉が使われています。
ヨーロッパでは、complementary medicine (補完医学)という言葉が使われることが多い様です。
いずれにせよ、通常の医学校では講義されていない医学分野で、通常の病院では実践していない医学・医療のことです。
代替医療の範囲は広く、世界の伝統医学・民間療法はもちろん、保険適用外の新治療法をも含んでいます。
国連世界保健機関(WHO)は世界の健康管理業務の65から80%を“伝統的医療”と分類しています。
補完代替医療の分類:<米国NCCAM(国立補完代替医療センター)による>
分類と名称・・その内容
代替医療体系・・・ 伝統医学系統・民族療法・(東洋伝統医学・アーユルベーダ
・ユナニ医学)
精神・身体インターベンション・・・瞑想・祈り・心理精神療法・芸術療法
・音楽療法・ダンス療法
生物学に基づく療法 ・・・ハーブ・食品・ビタミン・ミネラル・生理活性分子
整体や身体を基礎とした方法・・・脊椎指圧療法・整骨療法・マッサージ
エネルギー療法・・・気功・レイキ・セラピューティックタッチ・電磁療法
*上記以外にも<免疫療法・再生医療・遺伝子治療・ナノテクノロジーを用いた療法>も補完代替医療として扱う場合もあります。
日本の代替医学・医療の現状としては、残念ながら代替医療に取り組む政府機関がないので、この分野では欧米に比べて遅れているという見方もできますが、
一方で代替医療を最もよく実践している国が日本だと考えられているようです。
そのわけは、代替医療を求める患者さんの急増がひとつ。
そして、古くから植物療法を取り入れ“漢方薬”として使用してきた歴史があり、世界的に見ても漢方薬を保険薬と認めている数少ない国の一つということと、鍼灸などの東洋医学も一部保険適用となっていて、多くの患者さんが日常的に利用していることなどです。
医療制度の崩壊が叫ばれているなかで、日本は最新鋭の現代西洋医学を実践している国であることには変わりはありません。
しかし代替医療は、薬剤などの副作用も無く、難病の患者さんをはじめとして、多くの患者さんたちに侵襲の少ない治療法として選択肢があたえられることは喜ばしいことです。
日本では社会的背景や現状をふまえて、健康保険の適応以外のものすべてを補完代替医療と定義しています。
皆様の中にもきっと多くの補完代替医療をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
こんな取り組みや、進歩がやさしい医療として、現在医療に益々希望の光をもたらすことを期待したいです。
この画期的な取り組みをしている会をご存知でしょうか?
患者さんと医療者が一緒になってケアについて考えていくというこれまでになかったタイプの会のことです。
乳がん診療の進歩とともに質の高い医療が要求される時代になってきた今、診断や治療のレベルアップを図ることだけではなく、その狭間を埋めるケアも充実させる必要があるということから、ブレストケアの質の向上を図るために、患者さんやそのご家族と乳腺診療に携わるいろいろな職種の方々が、同じ土俵に立って意見を交わすことのできる会ができました。
これまでのように医療者側から患者さん側への一方通行のお話ではなく、双方向性のある討論をし、本当の意味で患者さんのためになるブレストケアを、考えていきたいという思いのこめられた会なのです。
今年で6回目を迎え、ちょうど1ヶ月前の9月最終土曜日に築地の聖路加看護大学講堂にて開催されました。
第6回のテーマは「乳がんと痛み」~術後の痛みから心の痛み~ でした。
私は今回がはじめての参加でしたが、あの有名な乳腺外科の権威が冒頭から、 『術後の身体的な痛み以外に心のゆがみやひずみが出て来る場合、それは時としてドクターの言葉で患者さんの心に傷がつく(ドクハラ)ということもある・・・』という展開のお話をされ驚きました。
まさに目線が患者さんに向けられているのを実感いたしました。
このように、今や医療は私たちの見えないところで新しい取り組みが成され、もしこんな言葉で言い換えるなら医療技術というハードの進歩の中で置き去りにされないために、対話や思いやりというソフトがつちかわれていることがうれしいことであり、より多くの医療の現場でもブレストケアに続く取り組みを期待したいと願っています。
ところで「がん」は生活習慣病のひとつですが、通常は西洋医療・医学による治療が大半を占めるかと思います。
しかし、近年は西洋医療に加えて補完代替医療を組み合わせることで、患者さんの心と身体、精神を総合的に考えて治療を行う総合医療(インテグレイティブ・メディシン)と言う概念があります。
代替医学・医療とは一般の方には、なじみの少ない言葉です。
また、その定義についてもいろいろ議論されていますが、日本補完代替医療学会では、「現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称」と定義しています。
アメリカでは、alternative medicine(代替医学)またはalternative and complementary medicine(代替・補完医学)という言葉が使われています。
ヨーロッパでは、complementary medicine (補完医学)という言葉が使われることが多い様です。
いずれにせよ、通常の医学校では講義されていない医学分野で、通常の病院では実践していない医学・医療のことです。
代替医療の範囲は広く、世界の伝統医学・民間療法はもちろん、保険適用外の新治療法をも含んでいます。
国連世界保健機関(WHO)は世界の健康管理業務の65から80%を“伝統的医療”と分類しています。
補完代替医療の分類:<米国NCCAM(国立補完代替医療センター)による>
分類と名称・・その内容
代替医療体系・・・ 伝統医学系統・民族療法・(東洋伝統医学・アーユルベーダ
・ユナニ医学)
精神・身体インターベンション・・・瞑想・祈り・心理精神療法・芸術療法
・音楽療法・ダンス療法
生物学に基づく療法 ・・・ハーブ・食品・ビタミン・ミネラル・生理活性分子
整体や身体を基礎とした方法・・・脊椎指圧療法・整骨療法・マッサージ
エネルギー療法・・・気功・レイキ・セラピューティックタッチ・電磁療法
*上記以外にも<免疫療法・再生医療・遺伝子治療・ナノテクノロジーを用いた療法>も補完代替医療として扱う場合もあります。
日本の代替医学・医療の現状としては、残念ながら代替医療に取り組む政府機関がないので、この分野では欧米に比べて遅れているという見方もできますが、
一方で代替医療を最もよく実践している国が日本だと考えられているようです。
そのわけは、代替医療を求める患者さんの急増がひとつ。
そして、古くから植物療法を取り入れ“漢方薬”として使用してきた歴史があり、世界的に見ても漢方薬を保険薬と認めている数少ない国の一つということと、鍼灸などの東洋医学も一部保険適用となっていて、多くの患者さんが日常的に利用していることなどです。
医療制度の崩壊が叫ばれているなかで、日本は最新鋭の現代西洋医学を実践している国であることには変わりはありません。
しかし代替医療は、薬剤などの副作用も無く、難病の患者さんをはじめとして、多くの患者さんたちに侵襲の少ない治療法として選択肢があたえられることは喜ばしいことです。
日本では社会的背景や現状をふまえて、健康保険の適応以外のものすべてを補完代替医療と定義しています。
皆様の中にもきっと多くの補完代替医療をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
こんな取り組みや、進歩がやさしい医療として、現在医療に益々希望の光をもたらすことを期待したいです。
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