今朝は半袖では、少し肌寒さを感じます。
しかし、そよぐ風はすがすがしさを覚え、まさに風薫る季節です。。。
主婦としてはこのようなカラッとした日には、家の中の掃除や季節物の入れ替え
などなど。。。露入りまえの大忙しな諸々が。。。頭をよぎります。
さて、私事ですが。。。かれこれ22年前次男が小学校入学を機に
そろそろ開業をと考えていた時期、平成6年8月ころから準備をはじめ
初めての患者さまが婦人科がんの後遺症である
「続発性リンパ浮腫」でした。
当時、目黒区祐天寺でクリニックを開業していた故、幡井勉先生(当時東邦医大名誉教授)
からのご紹介でした。幡井先生は、専門学校時代の解剖学の特別講師でした。
鍼・灸・マッサージで開業をと臨んでいた私には全く予想外の出会いになりました。
あれから地道にリンパ浮腫セラピストとして、多くの患者様と
向き合ってまいりました。
先日のりんぱ浮腫講習会で、
改めて、日本におけるリンパ浮腫への取り組みが本格化したと感じました。
多くの患者様たちには、ようやく開かれた道筋になったのではと
思っています。
しかし、まだまだ課題は多いのが現状です。
ちなみに
がん術後のリンパ浮腫の発生頻度ですが
全国51施設における乳がん術後1196例のうち
腋窩(えきか)リンパ節郭清を行った後54.0%(28.0%は重症)がリンパ浮腫を発症
さらにその20.6%が蜂窩織炎を合併していることが
多施設実態調査(北村班)済みです。
これにより、リンパ浮腫はがん術後の患者等で高い頻度での発症が明らかになりました。