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新しい給餌方法①

2019-04-14 17:19:49 | さち&コジ
一時期、病院通いの合間でも小次郎の状態が上向きだった頃、帰宅すると「ただいま」の代わりに「小次郎どう?」
「全部食べたよ」
「ウンチ出たよ」
母とのお互いの報告を交わすのが楽しみだったくらいなのに。
小次郎が強制給餌を頑なに拒絶し出し、食べる量も少なくなる一方、歩行もままならなくなる一方、元気がなくなっていく一方に毎日心身追い込まれてしまい…
「昨日より食べないよ」
「トイレの時しか動かないよ」
「オチッコの色が濃いよ」
残念な報告ばかりに変わり、そのうち帰宅しても、怖くてすぐには小次郎の事に触れられなくなりました。

先日、母に「もうほとんど食べない、全然うまく歩けない」と言われ、小次郎も目が虚ろ。
このまま衰弱して死んじゃうんじゃないのか?
こんな小次郎に、もう強制給餌なんて無理。
泣けてきて泣けてきて、もうしばらくは行くまいと思っていたけど、藁にもすがる思いで病院に連れて行きました。
今度は母も連れて。
先生の話を一人で受け止めるのが怖かったんだと思います。



今回も女医のT先生が診察。
良かった、こちらの話、きちんと聞いてくれるし。
院長先生はたまにこっちの話遮るし、若い男性のM先生は専門的過ぎて難しいので…(;^_^A
(皆、それぞれとってもいい先生なんですけどね)
体重は、3.32kgにまで落ちました…
今までの検査で何か原因が掴めればいいんだけど、数値の結果は正常だし、歩けなくなったのもやっぱり脳腫瘍など何か脳関係の影響ではないかという憶測でしか言えない状態。
「病気はもう自然に任せるしかないと思うけど、まだ元気な身体なのに食べない、動けないというのが可哀想で…」と、またいい大人が涙堪えられず。
先生は同調してくださりながら「強制給餌が限界だとしたら、鼻からチューブで流動食を胃に送り込む方法もありますよ」と。
えええっ!?
チラッと聞いた事はあるけれど、鼻からチューブだなんて!
「病院」「入院」に反対の母は明らかに嫌そうな表情。
でも、私としてはもう小次郎に辛い思いさせてまで食事させるのは無理。
本当は胃や食道にチューブを繋げるのがいいらしいのですが、全身麻酔しなければならないため、小次郎は出来ません。
とりあえず経鼻チューブの説明を受けました。
ここで母が持病による体調不良で待合室へ。

「薬も入れられるんですか」
「粉にしてお水で溶けば大丈夫です」
「一回の給餌にどのくらい掛かるんですか」
「5分も掛からないと思います」
ごごごご5分!?
今まであんなちょっとの療法食を食べさせるのに1時間以上掛かってたのに!?
「小次郎は苦しくないんですか?」
「大丈夫です。チューブも気にしない子は全く気にしないです」
「そのチューブの処置にはどのくらい掛かるんですか?(1日入院も覚悟の上で)」
「嫌がらなければ3分くらいです」
ささささ3分!?
そんなにすぐ終わるの!?
聞けば聞くほど、今の状況より良くなるメリットしか感じられない。
「一応、今までのカルテを院長先生に見てもらって、他に何かアイデアがあるか聞いてみますけど、お母様と相談しておいてください」と、一旦待合室待機。
母は「もうアンタに任せる」と。
え、そしたらもう私の気持ちはチューブだよ!?

再び先生に呼ばれ、経鼻チューブをお願いする事にしました。
ただ、この日は人手が足りなくて、設置に必要な人員が確保出来たらやりますので、少し時間をいただきたいと。
小次郎を預け、私も一旦帰宅し、連絡が来るまで小次郎の介護アイテムの買い物へ。
その間も「小次郎嫌がっちゃわないかな」「鼻にうまく入るかな」「容態が悪化したらどうしよう(←大げさ)」と、胸がざわざわしっぱなし。
小次郎を預けてから4時間後くらいに、先生から「処置が終わりましたので、迎えにいらしてください」との連絡。
あ、なんか声が明るい!
問題なかったのかも!
ドキドキしながら病院へ向かいました。


…続く!





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