**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】ぐるりのこと。

2010年10月19日 | 【レビュー】映画
映画といえば洋画かディズニーと思っていた私ですが
最近は邦画の魅力に気づき始めました

今回おすすめしたい映画は
です。

監督:橋口亮輔
主演:リリー・フランキー、木村多江


日本のどこかにいそうな
夫婦の10年間を描いた映画です
あまりにも好きすぎるので
調子にのって書きすぎて
ネタをばらしてしまいそうなので
抑え気味に説明しようと思います

ある出来事をきっかけにして壊れていく妻
それを見守り、不器用だけどやさしく支えようとする夫
そんな二人が本当の夫婦としてのつながりをみつけていきます
決して少女漫画のように美しくまとまった恋愛物語ではなく、
悩んだり、怒ったり、泣き崩れたり、人間臭いリアルな映画です
そこが、この映画の魅力だと思います

家族、友人、恋人、夫婦など様々な人間関係がありますが
人って結局は一人で生きています
どんな困難や問題に直面しても乗り越えるのは自分自身です
だけど信頼し合える、支えてくれる人の存在というのは
本当に心強いものなんだなぁと、夫婦ってやっぱり良いものなんだなぁ
感じさせてくれる映画でした

夫をリリー・フランキー、妻を木村多江が演じているのですが、
このキャスティングは完璧だったと思います
夫婦の他愛も無いやりとりが台詞とは思えないほど自然
とくにリリー・フランキーのけだるい独特の雰囲気が
完璧すぎない夫婦の良い味を引き出しています

そしてそしてこの映画をひきたてているのが音楽です
Akeboshiの「Peruna」という曲なんですが
なんともいえないやさしい声と曲調が映画の雰囲気に合っています
ここから聴けます

なんともふわっとしたレビューでごめんなさい
結婚している人も、そうで無い人にもおすすめです
興味を持った方はぜひ見てみてください

(☟このシーン和みます



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【レビュー】人と人との心の繋がり『黄泉がえり』

2010年10月19日 | 【レビュー】映画
この映画の印象は、
「きれい」「穏やか」「さびしい」「あったかい
でした。

SFチックなところもあるんですが、
そこは派手に出さず押さえてあり、
それよりも人と人との心の繋がり
焦点をあてています。
黄泉がえり - goo 映画黄泉がえり - goo 映画

黄泉がえり現象で、よみがえった人たちに
戸惑ったり、再会を喜んだりする人たちの
ストーリーが盛り込まれています。
その一つ一つの話にあまり深く追求せず
衝撃的な場面は少ないのですが
そこがとても好きです
こんなことが起こると人はこうなる
なんて押し付けがましくなく変に印象つけられずに、
自分ならこんな気持ちかな?
こういう場合ってどうなるんだろう…って、
ストーリーと自分の気持ちがすり寄って
いける感じがしました

色々な話の中で印象に残っているのは
いくつもあったのですが、
いじめを苦に自殺した男の子がよみがえって、
いじめていた男の子に
「見せしめで死んじゃってごめん…」と言った
ことです。その言葉でいじめていた男の子の
大きな苦しみと後悔があらわにされたところが
印象的でした

ネタばれですので、文字色変えま~す。
ラストが、寂しいのですがとても素敵です。
葵は自分の気持ちに気づいて、
平太はずるい?!自分を認めて、
お互いにその気持ちで得た答えに素直に従う。
しかも、出てきた最初の言葉は「愛してる」とかじゃなくて
「ブス」「バカ」!
これで、お互いの気持ちが繋がっていたことに
分かっちゃうくらい二人には
強い絆があったんだなぁって、思いました。

そして、よみがえった人たちが消えた後、
葵を失い意気消沈する平太に語った女子中学生の言葉
「たとえ一分でも一秒でも自分が本当に愛した人と
心から通じ合えたなら、自分の人生が幸せだと思える。
その想いがある限り前を向いて生きていける」
 今まで隠していた本当の気持ちや気がつかない気持ちが
素直になること認めることによって得た心の繋がり。
繋がった瞬間から始まり、お互いを思いあうことで
いつまでも続いていく絆が出来きたということでしょうか。
黄泉がえり現象が起きた人たちが、その心の繋がりを
感じ理解したために穏やかな別れを迎えられたのだと
思います。

離れていても想い合っていると繋がっていられるって、
ことでしょうか
とても、感慨深い美しい映画でした


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うまく文章に出来なくて、すみませんです…