Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

100回記念

2004年12月13日 03時35分14秒 | Weblog
10月19日にブログを初めてから、この記事で100個目になります。
まだ2ヶ月経っていないのに、このペースは多分書きすぎなんだと思います。
前ついていた仕事が、多少ものを書く仕事だったということもあるのかもしれませんが、とにかくネタを見つけると書くというのが一種の癖になってしまったようです。
だから、ネタ帖を解禁しているような気分です。

さて日曜日ですが、非常に暇でした。
とりあえず起きたのが昼間という時点で、かなりやる気が無くなっていました。
これが朝だったら、どっかの演奏会を聴きに行くとか、そういう気の利いたことが出来たのに、と自分を責めてみました。

ふと、「旅に出たい」と思い、ネットで少しだけ情報を集めて、電車に乗りました。
行き先は漠然と決めたものの、出た時間が遅かったので、帰れる自信がありませんでした。

今回の行き先は甲府。といっても別に何かしたいということではありません。
家にいても引きこもっているだけになってしまうし、というただそれだけでした。
折角甲府に行くなら、もう少し目的を与えよう、ということで、「身延線完乗」という新たな目的を付け加えて、旅に出ました。
実はちょっと鉄道旅行オタクのようなところがあって、乗ったことがない路線があると乗りたくなるんです。

こんな何も考えない旅なので当然一人きり。
八王子からスーパーあずさに乗って、甲府へ(特急を使ったのは、計算していたら「帰れない」ということが発覚したため)。
電車の中では、相席になったおばちゃんにみかんをご馳走になる。
「お兄さん、みかんでもどう?」と渡されたりしちゃうと、何かちょっと旅気分。

甲府はイルミネーションに彩られて、非常にきれいになっていました。
私の記憶には駅前の山交百貨店しかなかったのですが、まぁとりあえず周辺をふらふらと。
身延線に乗るまでの30分くらいの時間をつぶしました。

そして身延線へ。
身延線は、甲府から静岡の富士まで出ている電車で、「ふじかわ」という特急も走っていて、山梨から静岡方面に行くために必要な電車です。
そんな身延線富士行きに乗車。

鰍沢口、下部温泉と通ったあと、身延へ。
ここでいきなりの20分待ち。
車掌が「20分お待ち下さい」と言ったときには少しビックリしたけど、よく考えたらローカル線ではよくあること。じっと待ちました。

身延から富士宮を通って富士へ。
あとは東海道線を使って普通に帰りました。帰った時には終電に近い時間になっていました。

今回の一番の収穫は結局「身延線完乗」ということになったようです。
26日くらいから予定しているローカル線の旅の予行練習としてはいい感じになったと思います。
今回八王子の駅で青春18切符も購入しているので、臨戦態勢はばっちりです。

さて、今週もまたスタートします。
今週はついに語学学校が最終週となります。ちょっとさびしいですが。

銀座24の物語

2004年12月13日 02時54分43秒 | 最近読んだ本
私のオケのメンバーで、このブログを読んでいる方から「漫画喫茶行き過ぎ」といわれました。確かにその通りです。
しかしそれをもって、「漫画読みすぎ」ということにつながっているとすれば、それもちょっとイメージと違うことになっているかもしれません。漫画喫茶は漫画を読むだけのところではないので(私はブログを更新したり、ウェブサイトを見たり、睡眠をとったりすることがあります)。
というわけで、最近読んだ本についても少しは書く必要があるかと。

一番最近読んだ本は「銀座24の物語」(銀座百点編 文春文庫)です。
これは、24人の作家が銀座を舞台とした物語を書くという豪華な競作本です。
物語の設定はまちまちですが、銀座を舞台としているため、非常に面白く、また意外な一面を読み取ることが出来ます。

その小説に2回取り上げられた「銀巴里」(1990年閉店)。
シャンソンといえば。。。というシャンソン喫茶。

余談ですが、私が今こうしてフランス語を勉強しているのは、シャンソンに大きな影響を受けています。
高校3年生の時、「シャンソンの歌詞を原語で理解できたら面白いだろうな」という理由で、フランス語を始めたのがきっかけでした。
その時好きだったのは「幸福を売る男(Le Marchand De Bonheur)」でした。
数年後、原田泰造が出ていたビールの宣伝で使われていたときには、驚きとともに親しみを覚え、あの頃のシャンソン熱のようなものをふと思い出しました。
高校生の時は本当に勉強していなかったようです。


私は銀座という街が好きです。一番よく行った時期は高校生の頃(やっぱり勉強してない。。。)
渋谷は小学生の頃は自転車で行けるところに住んでいたのでよく遊びに出かけましたが、高校生くらいのころには、人ごみが過ぎていて好きではなくなっていました。
新宿や池袋は生活圏の外に位置していました。

銀座と上野は高校生の時よく行きましたが、前者は楽譜などを手に入れるため、後者は東京文化会館の音楽資料室を使うため、と目的が決まっていました。
また、銀座はランチが安く(というか安いランチの店を知っていた)、それが目当てということもありました。
さらに、私の大好きな和菓子屋さんが銀座にあり、そこの最中をよく贈答品として利用していたということもありました(ませたやつですね)。

というようなこともあって、この本は見かけた瞬間に手にとってレジに直行していました。
面白い本でした。ご一読を。
銀座24の物語

文芸春秋

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