Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

笑説 大名古屋語辞典

2005年01月20日 23時46分02秒 | 最近読んだ本
2冊連続の紹介。
私が高校生の頃よく読んだ本が、清水義範の本でした。
名古屋出身の作家で、パスティーシュを得意とし、3回直木賞の候補になったことのある人です。
私は「国語入試問題必勝法」という本を知って読み始めたのですが、面白くて片っ端から読んでいきました。

そんな彼の本の中から一冊。

笑説 大名古屋語辞典

角川書店

このアイテムの詳細を見る


私は名古屋出身ではありません。
名古屋は旅行の拠点にするところですが、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
しかし、昨年妹が就職して名古屋に赴任したところから一変。
帰ってくるたびに名古屋の話を聞くにつれて名古屋に対する興味が高まり、清水義範の本で仕入れた名古屋の知識をもう一度入れなおすべく、この本を読み始めたのです。

やはり言葉から入ると興味関心の度合いは深まるものです。
読んでいると、今まで疑問だったことが氷解していきます。
この本からは名古屋への愛も感じられます。

今年は万博も行われるし、それを見に行く予定もあるので、もうちょっと勉強しておこうと思います。

ああ、恥ずかし

2005年01月20日 23時31分32秒 | 最近読んだ本
人には誰しも、恥ずかしい経験をするということがあるかと思います。
私もブログでは必死に隠そうとしていますが、やはり色んな恥ずかしい経験をしています。

そんな時に、本屋さんでふとこんな本を見つけました。

ああ、恥ずかし

新潮社

このアイテムの詳細を見る


私は阿川佐和子さんのファンですが、それは関係なく、有名人が恥ずかしい経験を本で表現している、それが面白そうで読んでみることにしました。

女優・タレント・作家など70名、しかも女性ばかり。私は男ですので、女性にしか分からないことは共感出来ない部分もあるのですが、殆どが「うんうん、やっちゃいそう」と思えることばかり。

普段TVや作品で見るのとまた違った一面が見られて、面白く読むことが出来ました。
その方たちへの見方も変わり、非常にいい本だったと思います。
ためにはならないのですが、時間がある方は是非読んでみてください。面白いですから。

銀座24の物語

2004年12月13日 02時54分43秒 | 最近読んだ本
私のオケのメンバーで、このブログを読んでいる方から「漫画喫茶行き過ぎ」といわれました。確かにその通りです。
しかしそれをもって、「漫画読みすぎ」ということにつながっているとすれば、それもちょっとイメージと違うことになっているかもしれません。漫画喫茶は漫画を読むだけのところではないので(私はブログを更新したり、ウェブサイトを見たり、睡眠をとったりすることがあります)。
というわけで、最近読んだ本についても少しは書く必要があるかと。

一番最近読んだ本は「銀座24の物語」(銀座百点編 文春文庫)です。
これは、24人の作家が銀座を舞台とした物語を書くという豪華な競作本です。
物語の設定はまちまちですが、銀座を舞台としているため、非常に面白く、また意外な一面を読み取ることが出来ます。

その小説に2回取り上げられた「銀巴里」(1990年閉店)。
シャンソンといえば。。。というシャンソン喫茶。

余談ですが、私が今こうしてフランス語を勉強しているのは、シャンソンに大きな影響を受けています。
高校3年生の時、「シャンソンの歌詞を原語で理解できたら面白いだろうな」という理由で、フランス語を始めたのがきっかけでした。
その時好きだったのは「幸福を売る男(Le Marchand De Bonheur)」でした。
数年後、原田泰造が出ていたビールの宣伝で使われていたときには、驚きとともに親しみを覚え、あの頃のシャンソン熱のようなものをふと思い出しました。
高校生の時は本当に勉強していなかったようです。


私は銀座という街が好きです。一番よく行った時期は高校生の頃(やっぱり勉強してない。。。)
渋谷は小学生の頃は自転車で行けるところに住んでいたのでよく遊びに出かけましたが、高校生くらいのころには、人ごみが過ぎていて好きではなくなっていました。
新宿や池袋は生活圏の外に位置していました。

銀座と上野は高校生の時よく行きましたが、前者は楽譜などを手に入れるため、後者は東京文化会館の音楽資料室を使うため、と目的が決まっていました。
また、銀座はランチが安く(というか安いランチの店を知っていた)、それが目当てということもありました。
さらに、私の大好きな和菓子屋さんが銀座にあり、そこの最中をよく贈答品として利用していたということもありました(ませたやつですね)。

というようなこともあって、この本は見かけた瞬間に手にとってレジに直行していました。
面白い本でした。ご一読を。
銀座24の物語

文芸春秋

このアイテムの詳細を見る