Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

フランス語版空耳

2004年12月16日 05時20分31秒 | フランス語
さっきラジオを聴いていたら、私が昔から好きだったスティービー・ワンダーの「太陽の当たる場所」がかかっていました。ふと中学生~高校生にかけての思い出がフィードバックされました。
そんな朝風呂もありやね、と思っている今日この頃。

さてフランス語には、ふとした瞬間に「これ日本語?」とか「これ英語?」というような音を耳にすることがあります。

そういうもので、まず真っ先に思い出されるのが、セシールのCMです。
「せし~~~るぅ」と言った後に、フランス語でごにょごにょって言ってるやつ。
「下総君(篠塚君)、幸せそなの」という風に聞こえる。
あれは、
Il offre sa confiance et son amour.(愛と信頼をお届けします)
未だにこの文章を発音しても「下総君(篠塚君)、幸せそなの」とは聞こえないが、私の発音クラスの先生は日本人なのにそういう風に聞こえるように発音することが出来る。
う~ん、私のフランス語の発音練習の先は長い。


カンヌ映画祭の大賞、パルムドールってのも、一瞬どんなdollじゃい?と思うけど、人形ではありません。"Palme d'Or"(黄金のしゅろ)と書きます。
今年は「華氏911」が受賞していましたね。私も見に行きました。ここではコメントしませんけど。
ドールっていうのが「黄金の」という意味になってしまうのが曲者です。
ヴェニス国際映画祭の金獅子賞は"Lion d'Or"


カンヌといえば、紺碧海岸の一角にありますが、その「紺碧海岸」。
フランス語では、コートダジュールと言ったりします。
「コートってどんなテニスコート?」と聞きたくなりますが、ここでのコートは英語のコーストの意味。海岸です。
コートダジュールは la Côte d'Azurと書きます。
アジュールというのが紺碧という意味なんだなというのがわかるかと思います。

同じコートという単語を使って、コートジボワールという国名も表現できます。
(この国を知らない方は外務省のHPを見て下さい)
コートジボワールは、Côte d'Ivoireと書きます。
「Ivoireってなんじゃろ?」となりますが、これは英語で言うところのアイボリー。つまり象牙です。だからコートジボワールって象牙海岸という意味になります。
そういえば、昔はそう呼んでたなぁと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

国名があらわしている通り、この国ではフランス語が公用語として使われています。
私にはコートジボワール人の知り合いがいるので、一度パスポートを見せてもらったことがありますが、ちょっと濃いグリーンの表紙にはフランス語表記で、「Republique de Côte d'Ivoire」と書いてありました。


他にも色々聞き間違えていた単語がありますが、最後に。
フランス語でピーマンはpiment(ピーマン)です。
といってもpimentとだけいうと唐辛子の意味になってしまうので、poivronもしくはpiment douxといいます。
「イクラがロシア語だった!」というのと同じような感覚の単語かもしれませんね。

フランス語専門書のお店

2004年11月11日 03時04分53秒 | フランス語
今日はCVの書き方の本を探しに本屋さんに出向きました。
出来れば文例集が欲しかったので、「フランス図書」というフランス語の本を専門的に取り扱う本屋さんに行きました。
でも、いい本が無かった。。。。1冊買ったけど。

こんなことになることが予想できたら、今年2月にパリに行ったときに大量購入しとけばよかった。
あの時は「フランス語で履歴書なんて書くわけないじゃん。フランスに転職するなんてありえないし」とか思っていましたが、別に転職だけがCVを書くきっかけになるわけじゃなかった。まさに「やってもうた」


そんな私はパリに行ったときは、サンミッシェル駅近くの「Gibert Jeune」、リュクサンブール公園の近くにあり、法律系の書籍が揃っている「Dalloz」とその近辺の本屋、そして「Fnac」などに行きます。

日本では、飯田橋の「欧明社」(私が行っている学校にも支店あり)くらいで、あとは普通に紀伊国屋や八重洲ブックセンター。

今回行った「フランス図書」というお店は初めて。インターネットで調べたら出てきました。
最初そのページでは確か「フランス書院」と打ち間違えていて、ドキッとしました。
場所も微妙に立て込んだところにあり、ちょっと怪しい。
お店の雰囲気はいかにもフランス語の専門書を集めてやっています、といった感じ。
現金で買うと1割引きという面白い制度があり、現金購入お勧めです。


それにしても、私はあまりフランス語専門書のお店を良く知らない。
だからAmazonに頼ってしまうのかもしれないのですが、Amazonは急ぎの時には使えない。
もっと色んなお店を知りたい、そしてそれらのお店を梯子して、自分が欲しかった本を確実にゲットしたいと思った今日この頃。

とにかくフランス語を書くのが遅い。。。

2004年11月11日 02時47分28秒 | フランス語
今日(水曜日)の朝の授業の先生に原稿を見ていただくため、徹夜で原稿を書きました。

その原稿というのは平たく言えば願書なのですが、日本語はすぐに書けました。
元々前の職業で文章を書くことが多かったので、いい文章かどうかは別としてすぐに用意できました。
その日本語をフランス語に直すのに、これがまたえらい時間がかかりました。
A4判3枚の日本語をフランス語に訳すのに3時間ほどかかりました。
そもそも日本語を書く際に、フランス語に訳されることを全く考慮に入れていなかったのが一番の問題ですが。

時制はどうすればいいか、主語はこの場合何がいいか、こういう表現でいいのか。。。
書けば書くほど泥沼となり、最後はエイヤで書き上げた感じです。
きっと金曜日に真っ赤に添削されたものが返ってくるのかと思います。

このままだと先が思いやられる。。。。
とりあえずまだCVを書く作業が待っています。
これはこの原稿を抜粋して作ってしまおうかと思っています。

フランスの辛い料理

2004年10月26日 06時25分00秒 | フランス語
フランスで供される料理で辛い料理と呼ばれるものは、全く辛くありません。
私はタイ料理を食べたことがありますが、「辛くしてくれ」と言っても辛くならないくらいでした。
フランス人は辛いのが苦手な人が多いという話を聞きました。


ただ、フランス人といってもレユニオン(モーリシャスの方にある)など、クレオール系では香辛料がよく使われるようです。
かの有名な小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は日本に来る前にアメリカのニューオリンズで10年間を過ごしており、クレオール文化とつながりが深く、「クレオール物語」という書籍を残しています。
そんな小泉八雲はニューオリンズ時代に集めた膨大なレシピを、「ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本」でまとめています。
(小泉八雲はその後、熊本に移り住みます。というところから、南九州の方と言うことで親近感があります)

フランスではクスクスを始めとしたアフリカ料理も広く流通しているので、香辛料に対する抵抗は無いはず。
ということはもうちょっと色んな店を物色した方がよさそうです。

パリ高島屋のHPでこんなページを見つけました。
次にパリに行く時はチェックしてみたいところです。
他にフランス国内で辛くておいしいお店をご存知でしたら、お教え下さい。

地震他雑多な話(フランスまわり)

2004年10月26日 06時09分42秒 | フランス語
昨日のフランス語の授業で、地震のことが話題となりました。

フランスは日本と台湾の新幹線で争っていることから、新幹線の脱線のニュースがしばらく話題の中心となるだろうという話でした。確かに、今後の動向はフランスにとっては気になるところですからね。
そういえば、地震のニュースはYahoo! Franceのニュースでも取り上げられています。ここでは新幹線ネタはあっさりとしたものですが。
今日のめざましニュースでやっていましたが、新幹線の撤去って大変みたいですね。
特殊なクレーンを使うんだとか。
復旧に数週間かかるというのが、あまり実感できません。

フランスのニュースと言えば、フランスでは野球ネタは殆どと言っていいほど出てきません。
イチローが記録を達成した時、情報を流していなかったくらいです。
フランスでは野球ははやらないのかなぁ?

外国語と私(その3)

2004年10月26日 01時48分53秒 | フランス語
社会人となりましたが、私の仕事はおよそ海外とは縁遠いものでした。

しかし、そんな私にふとしたきっかけで海外関係の仕事が舞い込んできました。
その仕事では海外7カ国のどこかに出張でいけるということで、韓国とスイスを選びました。
韓国ならハングルを少しだけ読めるし、行ってみたかった。
スイスはなんとなくこれを逃したら行く機会がないかも、という理由です。

基本的にその国の言葉が出来る人と仕事をするわけですが、仕事をお願いするためには自分もある程度その言葉が出来たほうがよいかと思い、頑張って覚えようとしました。
韓国語は特定の単語が入った文章なら読めるようになりました。

問題はスイスです。
スイスは公用語が4つあり、その全てを覚えるのは不可能です。
というわけで、仕事上ではドイツ語を軸に仕事をしました。行く先がドイツ語圏というのも理由の一つですが。

で、出張で韓国とスイスに行きます。
実際に韓国に行って戻った次の日にスイスに行くという超ハードスケジュールですが、何とかこなしました。
スイスで、お店に立ち寄った際に、覚えていたフランス語で会話をしてみると意外に話が出来ることがわかり、ちょっとうぬぼれます。
このうぬぼれも後に重要な要素になりました。

その後、その仕事は終わりましたが、フランス語が面白かったことから、フランス語関連の仕事を求めるようになりました。

そしたら、ある年に突然複数の仕事が舞い込んできました。
今度は出張でフランスにいけることになりました。しかも2回も。
行くのは楽しいのですが、仕事だから、というのがちょっと鬱。

フランス出張は12月と2月という非常に寒い時期に行われました。
サバイバルなフランス語ならしゃべれるだろうと、うぬぼれていた自分はここで手痛いダメージを受けます。
思うように話せないのです。。。。
話したいことが表現できず、すぐに通訳や英語に頼ってしまいます。
仕事はうまくいきましたが、自分の中ではもやもやするものがありました。

その後、紆余曲折があり、フランス語が出来ない自分を見直すことにし、フランス語学習を始めることにしました。
簡単なクラスから始めた割には自分の知らないことが多く、未熟者であることを認識することとなりました。

今は修行中の身です。同時に自分の能力を試すために、いくつかの試験を受けることにしました。
この間DELFを受験してきました。次は仏検2級を受けます。その後はTEFを受験予定です。

もちろん言葉は手段であり、目的ではありません。
このままフランス語を続けてどうするの? と聞かれると、とりあえずは「野望があって。。。」ということしか言うことが出来ません。
その野望が達成される(もしくは挫折する)まで、この修行が続くようです。

さてどうなることやら。

外国語と私(その2)

2004年10月26日 00時27分30秒 | フランス語
迷走!?

高校のフランス語の先生はエレファント・カシマシが大好きなちょっと不思議な風貌の先生でした
(エレファント・カシマシが流行するのはその2,3年後なので、その頃から目を付けていたこの先生はある意味すごいです)。
発音が滑らかなのが怪しさを誘う、そんな感じの先生でした。
フランス語は「r」の発音が最初の壁になるのですが、この先生のもと、かなり練習しました。
しかし、他の教科同様の力の入れ具合だったので、大して進歩せずに大学に進学しました。

大学では、既習者のクラスに入れられます。
1年目の授業はいきなりスピードアップした授業が展開され、あわてるものの、何とか終了。
この時に会話の授業で習っていたフランス人の先生は非常によくしていただき、フランスに関するレポートを執筆する際に助言を頂いたこともあります。この先生の存在が、私のフランス語を続けている一つのきっかけになっています。

2年目は絶対にこの先生の授業を引き続き取るぞ! と気合が入っていました。
同じ授業を取っていた人にも公言し、よろしくとまで挨拶をしていました。

・・・・しかし、やってしまいました!

履修登録失敗・・・・

まぢで???? _| ̄|○


一瞬脳裏には「履修登録失敗→フランス語全落ち→語学留年」という黄金の方程式が頭をよぎりました。すぐに教務に駆け込み、何とかフランス語が全部落ちることは免れました。

しかし、当然自分がとりたい授業は全て取れず、あまりものを選択する羽目になります。
基本的に大学生は第二外国語にそれほど力を入れていない人が多いせいか、人気のない授業というのは、「新聞購読」とか「和仏作文」だとかそんな授業だったりします。当然会話の授業は埋まっています。

というわけで、新聞購読と和仏作文を取ることになりました。
新聞購読の先生は非常にぱっとしない先生で、この授業ははっきり言ってやる気はありませんでした。ただ、やっている内容が内容なので、勉強はしました。
和仏作文については、毎回毎回作文の宿題が出る非常にハードな授業でしたが、何とかついていきました。
最後は「原子力発電所の是非について」という内容の作文を書いた覚えがあります。
こちらについては、先生が非常にいい先生で勉強になりました。
この授業にかなり鍛えられたと言ってもいいかもしれません。

その後、大学の授業でやらなくなったせいか、フランス語から遠ざかります。
時々読む機会がある、程度になっていました。

社会人になって、「フランス語の資格でも取るか」と言って受けたのが仏検3級。
面接がないので、筆記だけならフランス語をうまく話せない自分でも何とかなるかと思い、勉強せず。というか、勉強する時間がとれず。それでもとりあえず取得だけは出来ました。

外国語と私(その1)

2004年10月25日 23時05分03秒 | フランス語
フランス語を始めたきっかけについて。

私が初めて触れた(英語以外の)外国語は韓国語でした。小学生の頃、朝早く起きるとNHK教育テレビで「アンニョンハシムニカ~」とやっているわけです。意味もわからず見ていました。
次に出会ったのはスペイン語。中学2年生の時でした。
父が買ったと言うスペイン語の教材を見つけたのです。しかし、その教材は全て英語で書かれていました。当然すぐに挫折。

そんな私ですが、高校生時代に図書室に入り浸る日々が始まります。決して根暗というわけではなく、単に通学時間が長かった(片道2時間)ので読む本が必要だったのです。図書室の司書の先生とは非常に仲がよくなりました。
雑多な本を読む機会が多かったのですが、その中に語学の本が含まれていました。
ハングルはその時期に覚えました。電車の中は時間があるので、文字を覚えるのには最適だったと思います。
キリル文字の読み方もその時覚えました。

私の通った高校は3年生になると第2外国語を選択することになっていました。
フランス語、ドイツ語、中国語です。
私はフランス語を選択することにしました。理由はシャンソンの歌詞を理解したいということでした。とは言っても、当時は消去法でもフランス語という選択肢になってはいました。

ここから、私のフランス語学習が始まります。中国語の方が簡単だよと言う話を聞いてもいましたが、そんなことはお構い無しに進んでいきました。

活用にしてやられた!

2004年10月20日 19時24分00秒 | フランス語
最近フランス語の活用に関する本を買いました。
Bescherelle: La Conjugaison Pour Tous: Dictionnaire De 12,000 Verbes」という本なのですが、この本はフランス語学習に関するページを色々と見ていて、活用についてはこの本をお勧めしますという方が多かったことと、語学書にしては普通の値段だったから、というのが購入の理由です。

これがまたえらくきれいにまとまってて、すごくいい本のように見えます。
でも、なかなか手を付ける機会が訪れませんでした。

そして悲劇が起こります。
今日、不覚にも「savoir」の活用が言えずに撃沈。savoirのfutur simple(単純未来)が出来ず。
先生から、「avoirの活用はわかるだろ? savoirはs付けただけだ」と言われて、確かにそうだ、と思った時には遅かった。

さすがにavoirの活用は基本なので、言えないのは死活問題となる。
でも、そう考えるとsavoirの活用が言えないのもある意味終わってるかもしれない。。。。

かなりがっくし_| ̄|○

くそっ、こうなったら書き込んでやるぅ~~~
というわけで、意味もなくsavoirの単純未来

je saurai    nous  saurons
tu sauras    vous  saurez 
il saura     ils   sauront
elle saura   elles sauront



ここから、条件法現在も作れる。めでたし。savoirはよく使う動詞だし。

せっかくだから今回買ったこのフランス語の活用の本、もっと活用してみようと思ったある台風の日の出来事でした。

※最後の文章、別に仕込んだネタではありません。

楽器について

2004年10月19日 02時02分15秒 | フランス語
今日はちょっと奮発して多めにネタを出してみます。
でもって、カテゴリーが「フランス語」なのに楽器の話題、ということになるんですが。

私はコントラバスとチェロを弾いています。
で、この間のフランス語の授業の時に、「私は土曜日にチェロを弾いてきました」と言ったのですが、その際にフランス人の先生に注意されたこと。

「チェロは男性名詞だよ」(もちろんこういう風に言ったわけではないのですが)。

コントラバスは女性名詞なので、つい癖でチェロも女性名詞だと思っていたわけです。
・・・・そっか。なるほど、勉強になった。

と思ったのはいいけど、何で同じような楽器で性が違うのだろうか。。。
弦楽器で言うと
ヴァイオリン →男 (un violon)
ヴィオラ   →男 (un alto)
チェロ    →男 (un violoncelle)
コントラバス →女 (une contrebasse)

マンドリン  →女 (une mandoline)
ギター    →女 (une guitare)
ハープ    →女 (une harpe)

もっと弦楽器はたくさんあるけど、これだけみてもやっぱりよくわからない。
覚えるしかなさそう。いい覚え方、ないかなぁ。。。。

管楽器を見ると
フルート   →女 (une flûte)
オーボエ   →男 (un hautbois)
クラリネット →女 (une clarinette)
ファゴット  →男 (un basson)

ホルン    →男 (un cor)
トランペット →女 (une trompette)
トロンボーン →男 (un trombone)
チューバ   →男 (un tuba)

パーカッション→女 (une percussion)

いい覚え方がない上に、日本語の原型をとどめてないのもあるし。。。。
楽器の話を込み入ってするのは、まだまだ難しいようです。