Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

喧嘩

2004年12月09日 23時28分05秒 | 音楽
今日は銭湯を満喫するために祖師ヶ谷大蔵に行ってきました。
その話は次に譲るとして、今日はその帰りがけにあった喧嘩についてちょっと考えてみようかと。

帰りの井の頭線での出来事でした。
友達同士が言い合いをしていたわけです。
どちらも結構飲んでいたようで、どうやらバンドのライブの帰りのようでした。

どうも片方がもう片方に対して、今日のライブの出来を酷評したようです。
それに対してコメントされていた方がキレた。
で、言い返したらそれに対してキレて、はたからみると「このバンド、解散しちゃうのかな?」と思うような感じでした。

ライブを酷評した方は、かなり真剣に打ち込んでいるっぽく、相当の熱の入りようでした。
で、しまいには「酒を飲んで語るとこうなっちゃうし、もうお前とは酒飲めねぇ」というようなことを言ってるし。
一方された側はなんとなく冷めている感じでした。


私が携わっている音楽は今のところクラシックということになるので、ちょっと違う分野ではあるのですが、この風景をみて一つ考えさせられるところがあります。
私はアンサンブルもやっているのですが、アンサンブルとバンドとを重ねると、多かれ少なかれこのような事態が発生するんだなと。
ライブを酷評した方は、自分たちのバンドを高めようと真剣に考えている。
一方された側は、バンドを純粋に楽しむのを目的としている。
だからそこがうまく噛み合っていない。

アンサンブルにもそういうこと、あるなぁと思ったりします。
私が今組んでいる弦楽四重奏は、まだ活動して日が浅いのと、もともと大学時代から約10年近くのつながりのある面子で組まれたものであるという、一種の安心感みたいなのがあります。技術面についても、お互いがどれくらいのレベルかわかっているので、こうしたらいい、ああしたらいい、という話はしょっちゅう出てきます。
しかしもう一つ組んでいるトリオ(Fl、Pf、Vc)は、これがちょっと今開店休業になっていますが、考え方の違いというところで活動がストップしています。

今後アンサンブルについては、いくつかやりたい活動がありますが、相手の意見を聞きながらうまく運営すべきだと思った、寒空のひと時でした。