Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

初見のーりょくって???

2004年12月15日 20時43分33秒 | 音楽
よく「初見能力」なんて言ったりもするようですが、今日はそんな話を。
話のきっかけは、私の同志かずおさんが掲示板で書いていた言葉です。

>初見力(そんな言葉ないか)がもうちょっとあればと思いますね。
確かに。。。

私が思うに、楽譜をぱっと見てすぐに演奏する、それは単純なことではないような気がします
(「ってお前が思わなくても誰でも思うよ」って言わないでください。泣いちゃうんで)。
となると、どうするか。

1.楽譜を見てすぐに読み取る
しかし、これは弾きながら先読みという話になるので、かなりの困難を要します。
特に私のようにピアノ経験一切なし、という人間にもなると、音符の数が多くなっただけで困ってしまいます。
この方法は比較的ゆっくりした曲なら通用しますが、遅い曲だけとは限りません。

2.とっさの判断力をつける
初見でいきなり全部の音を弾くのは無理だ、と見限って、どの音が肝になるかをいち早く察知する

でもって、重要な音だけ弾く。ってそっちのほうが難しいか。。。
でも、これもまた非常に重要なことだと思います。

3.パターンをたくさん覚える
今回、私の中で一番のキモポイントかと思うのですが。
きっと練習でパターンを多く覚えた人が勝ちなんだと思います。
会話でも表現を多く知っていれば、それを応用させていろんなことを話すことができます。しかもとっさに。
それと一緒で、普段の練習からパターンをいっぱい作っておけばいいのかもしれません。
例えば「A→C→E→A」はこう取る。こういうパターンもあるな。ってな具合で。
そしたら楽譜をぱっとみて、「あっあれはあの音型だからこうとって、その後はこのポジションを押さえているから、ここからこのパターンで」っていう感じでつながるんでしょう。きっと。


といってみたものの、私自身が出来ていないのでしょうがないですね(自爆)。
早いフレーズを確実に演奏する方法というのも知っているのに実践出来ていません。
座学の前に、実践が必要なんだなとふと思った、2004年もあと半月となった寒い夜の日でした。

P.S. 昨日は携帯を持ち歩くのを忘れてしまいました。
時計代わりにもしていたので、時間がわからない恐怖を久々に味わいましたとさ。

「めだか」最終回

2004年12月15日 03時23分35秒 | Weblog
私は基本的にはドラマを見ない方でしたが、今回は3つのドラマを見てきました。
めだか」と「マザー&ラヴァー」、そして「黒革の手帖

今日は「めだか」の最終回でした。
私自身は最終回はいくばくかの物足りなさを感じつつ、それでも非常に面白いドラマだったと思いました。


生徒の進路が全員決まらないと、という心境は、私も数年前に味わったことがあります。
当時塾講師で中学3年生を担当していて、私は数学と理科の教師でした(「めだか」だと椎名先生?)。
中学生の時、5教科の中で一番嫌いだった理科を教えたことは、自分にとっては皮肉でした。それはまた別の話。
塾は学校の方針を聞きつつも、生徒をよりよい学校に行かせようと努力をするわけですが、経営がかかっているため、必死になるわけです。そんなところが、「めだか」のシチュエーションとも似ているところがあります。

前職で非常に残業が多かったのですが、その原型となったのはこの塾講師の期間でした。
バイトだった割に、やたらと色んな権限が与えられていました。その代わりに責任が重大でした。
担当の先生を集めた進路会議では徹夜をしたこともあります(手当てはつきませんでした(泣))。
冬休みは1月1日しか休みませんでした。
正月三が日(元旦除く)は正月特訓ということで、普段教えてないクラスも含めていくつかのクラスを担当していました。
当時はその塾には理科の教師が少なかったので、授業数が多かったのです。
冬休みに朝8時半から夜11時半まで働いたりしていました。

そんなこともあってか、初めて持った生徒が進路を決めて卒業していくのを見送るのは感慨深いものがありました。
今はその生徒たちも大学を卒業する年になっています。どうなったことでしょうか。


そういう塾講師だった経験と照らし合わせて、めだか先生にはえらく共感してしまうものを感じました。
定時制高校というシチュエーションだからこそ起こることもあり、また複雑な人間関係がうまく描かれているところも面白かったんだと思います。
このドラマが最終回を迎えたのはちょっとさびしかったですね。