Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

ぼくんち

2005年01月11日 05時01分59秒 | 映画
日付が変わって今日はDVDの返却日。
なのにまだ見終わっていない映画がいくつかあります。

一本見たのでとりあえず休憩中です。見たのは「ぼくんち
西原理恵子の漫画を映画化したものです。

西原理恵子の漫画は大学生時代に初めて読んで、色んな意味でショックを受けました。
一番ショックだったのは、「これで美大出てるの?」というところ(失礼しました)。
絵がなんというかヘタウマな感じなんです(日本一下手な漫画家だという人もいますが、そうは思いません)。
西原理恵子の取り上げる漫画の題材は生活感がありつつも、シュールな内容を含んでいるものが結構多いのですが、その内容にぴったりくる、そんな絵です。

私はこの漫画家が大好きで、色んな本を読んでみました。
その関係で彼女と親交のあるゲッツ板谷氏の本などを読んだりしています。
私が大学生時代に塾でバイトをしていた時に、私の先生でもあり同僚でもあった先生が、しきりに西原理恵子を勧めていたのですが、そのわけがわかるような気がします。
サイバラの話をすると長くなるので、この辺で映画に戻って・・・

実は「ぼくんち」は読もうと思って読んでいなかったので(有名な作品なのにもかかわらず)、映画で初めて見る形になりました。
この映画のプロデューサー、塚田女史は大学卒業後、映画会社に入った時からこの作品を映画化することをもくろんでいたらしい。
そういうファンがいるんですね。

映画化されるに当たって、主人公のかの子が観月ありさ。
で、その周りを固めている俳優が結構良かったりするんです。
ビックリしたのは鳳蘭が出ていることでしょう。
岸辺一徳もいい味出ていますし、よゐこの濱口優の役もなかなか面白いです。
あとは2人の子供も実に自然な動きでした。
ピンサロ嬢として出演していたサイバラも何かそれっぽい感じでした。

水平島という関西なのか、そうでないのかよくわからない島が舞台。
方言の感じからいうと関西だけど、微妙に高知の言葉が入っているような気が・・・
もしかしたらその辺がサイバラ?

おとうちゃんはいなくて、おかあちゃんは買い物に行ったっきり半年帰ってこなかったが、ある日
お姉ちゃん(かの子)を連れて帰ってきた、というところから始まる。

台詞の端々にはきわどいものが色々あり、この映画をどのように勧めていいのかわかりませんが、私には面白い映画でした(最近そんな感想が多いですね)。

さて、あと2本映画を観ることにします。
「今夜はモア・ベターよ!」(小森のおばちゃま追悼の意をこめて)

下妻物語

2005年01月06日 05時42分46秒 | 映画
前に記事で書きましたが、映画をレンタルビデオで観ました。それが下妻物語です。

この映画はロリータとヤンキー少女の友情を描いたドラマです。
前々から気にはなっていたものの、あまりに馬鹿馬鹿しいと思っていたストーリーがどうも好きになれず、これまで手を付けられずにいました。
で、改めてキャストを見てみると、私が最近チェックしているタレントさんが出ているということで、一度見ておこうかと思ったわけです。

みておもったんですが。。。


これは結構(・∀・)イイ!!

とにかく「馬鹿馬鹿しい」のですが、それがいいんです。
茨城県下妻市は、私の実家からもそれほど遠いところではなく、劇中登場する牛久大仏も私の実家近辺では「鎌ヶ谷大仏牛久大仏か」という2大大仏ですので、親近感が持てるんですね。この映画。
で、ロリータ(桃子)とヤンキー少女(いちご)の両方が馬鹿なことを言ったりやったりするんです。桃子は初めてやったパチンコが大当たりしたシーンはちょっとほほえましくなりますし、初めて乗ったバイクを運転するシーンは別の意味でハラハラします。
最初のシーンはいきなりエンディングのような始まり方でビックリしますが、すぐにその理由がわかります。

新年の初笑いをこの映画で済ませてしまいました。それくらい面白くて、ツッコミどころ満載の映画です。
ロリータを演じた深田恭子も、ヤンキー少女を演じた土屋アンナもはまり役のように見えましたし、途中さりげなく参加している水野晴郎がいい味出ています。
今回、ロリータファッションで有名である「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」というブランドを知ったのはまた別な収穫。

そんなわけで、お正月に倦怠化したムードを変えるのにはもってこいの一本かと。

「Mr.インクレディブル」&「僕の彼女を紹介します」

2004年12月18日 02時06分34秒 | 映画
ブログの時間は微妙にいじっています。

木曜日と金曜日は立て続けに映画を観ました。
見たのは、「Mr.インクレディブル」「僕の彼女を紹介します」。2本の映画は最近の興行成績では2位と3位に位置する映画だそうです。
1位の映画を見に行かない理由は特にありません。そのうち見に行きます。


「Mr.インクレディブル」は立川の「CINEMA TWO」で見ました。
この映画を見に行ったのは、純粋に最近広告をよく見かけていて気になっていたからです。
字幕版を見ましたが、なぜか1200円で見ることが出来ました。何かあったのでしょうかね?

私は非常に楽しく見ることが出来ました。
映像にあまり違和感を感じませんでした。「ファインディング・ニモ」もそうですが、実に精巧なつくりになっていて、それだけで嬉しくなりました。
個人的にはお母さんがかわいらしく、また主人公であるお父さんがいい味を出しているという感想です。
ストーリーはエンディングに向かうまでハラハラドキドキしつつ、ユーモラスでちょっとほろっとする、そんな要素を兼ね備えた映画でした。
この映画は吹き替え版で三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、宮迫博之などが声の出演をしていて、そちらも興味があるので、もしかしたらもう一回見に行くかも。


「僕の彼女を紹介します」は、「猟奇的な彼女」を見て以来、チョン・ジヒョン(전지현)が気になっていたというところから、見ることにしました。
品川プリンスシネマのプレミアムシートで2500円しました。席がふかふかでリラックスできます。
カップルしかいません。一人身で行くのは危険です(自爆)。

ストーリーを全く知らず、ただ単にその日の思いつきで見ることにしてしまったため、何の予備知識もなくみに行きましたが、楽しめました。
この映画のタイトル「僕の彼女を紹介します」って、もうちょっといい名前は無かったのかなと思っていたのですが、直訳なんですね(내 여자친구를 소개합니다)。最初にタイトルが出た時になるほどと思いました。

チョン・ジヒョンといえば、私の中では「猟奇的な彼女」のイメージですが、「僕の彼女を紹介します」もちょっとそのテイストが入っていたような気がします。
チョン・ジヒョン演ずる女性警官の思い込みの激しさ、気の強さ、そして正義感の強さ、そしてチャン・ヒョクが演じる高校教師の真面目さ。このギャップがいい感じに出ています。

最初はどんなストーリー展開をするのかと思いますが、見ていくとなるほどねと思う内容です。
途中2回、3回と山場がやってきて、そのたびにドキドキします。
エンディングは私はやや物足りなかったのですが、でもこれは見てみないとわからないと思います。基本的にはすごく面白かったという感想が残りましたが、それはチョン・ジヒョンが好きで、韓国映画が好きでとか、そういう諸々の要素があった結果かもしれないので、好き嫌いはわかれるのかもしれません。

最初チョン・ジヒョン演ずる女性警官ヨ・ギョンジンがピアノを弾くシーンがあり、エリック・サティの「ジムノペディ第1番」を弾いているのですが、明らかに調が原曲と違うんです。
「あれっ?」と思いましたが、それには重要な秘密があったようです。それは見てからのお楽しみ。

유미がボブ・ディランの曲「knocking on heaven's door」を歌っていて印象深いのですが、それとは別に、非常に盛り上がるシーンでX JAPANの「TEARS」が使われていたのにはビックリしました。
そのシーンは結構ぐっと来ます。

-------------------------------------------------------------------
僕の彼女を紹介します(DVD付)
サントラ
エイベックス・ディストリビューション

このアイテムの詳細を見る

-------------------------------------------------------------------

あと、ややマニアックな感想としては、ヨ・ギョンジンがよくいう台詞、「알았지?(アラッチ:わかった?)」という言葉は、非常にかわいらしく響いてきました。これ、そういえば「猟奇的な彼女」でも言ってたような気がしますが、気のせい?
この言葉は冬ソナでもユジンの名台詞の一部分で取り上げられています


というわけで、ところによりもしかしたら好き嫌いがわかれるかもしれない2本の映画ではありますが、両方ともにお勧めしておきたいと思います。

あなただけ今晩は

2004年11月17日 05時21分32秒 | 映画
もう一本が「あなただけ今晩は」
これもジャック・レモンとシャーリー・マクレーンが出ています。

まず、最初の字幕で驚いたのですが、音楽がアンドレ・プレヴィンなんですね。
そこからかなり期待を持ってしまいました。

パリの裏通りの娼婦街が舞台になっていますが、そこにジャック・レモン演ずるレスターという新人警官が赴任してきます。
娼婦と警官の持ちつ持たれつの関係を知らずに馬鹿正直に娼婦を検挙したら、そこに上司の警部がいて警察をくびになってしまう。
う~ん、またいい人役だ。この人は。。。

そんな娼婦街に「Irma la douce(かわいいイルマ)」(このあだ名が映画の原題)と呼ばれるシャーリー・マクレーン演ずる娼婦がいて、レスターは彼に優しくしてくれたイルマの元に行きます。
イルマには乱暴なヒモがいたのを、レスターがのして、彼が代わりにイルマのヒモになってしまう。これにはビックリしました。レスターは生真面目な警官だったのに。。。

で、レスターはイルマが好きなのと、生真面目な性格で彼女が他の男性に奉仕するのが耐えられないので、「X卿」という貴族のおっさんを演じて、朝は市場で働いて、夜はその稼ぎを「X卿」としてイルマに渡すという日々を続ける。
自分の好きな人のためにそういうことをするのはすごいと思うし、きっと世の中にこれと近い話もたくさんあるんでしょうね。
振り返って自分はどうなんだろうか。う~ん、難しいっ。


この映画は最後を含めて伏線が多いので、気をつけて見ないと見過ごす可能性が多分にあります。
あと変装もバレバレ、後に起こる脱獄のシーンもバレバレと、思わずツッコミを入れたくなるところが満載ですが、これもまた非常に面白いです。
最後はどんでん返しのような気がしましたが、ハッピーエンドですので、これまたいい気持ちで終わる映画です。

この映画では、「バー・ムスタッシュ」のマスター(ルー・ジャコビ)がかなりいい味を出しています。バーの名前の通り口ひげを蓄えていますが、彼がレスターに相談を受けた時に「X卿」になる手助けをしたりしています。
あと、ところどころに出てくる決めゼリフ「それはまた別の話」というのが、マスターがストーリーテラーという一面を持ち、一瞬不思議な感覚になります。
三谷幸喜もこのせりふが好きで、「王様のレストラン」で多用したそうです。なるほど。

アパートの鍵貸します

2004年11月17日 04時54分56秒 | 映画
2週間ぶりの映画。
今回は「アパートの鍵貸します」と「あなただけ今晩は」の2本を見ました。
実はこの2本、共通点があります。

まず監督がビリー・ワイルダー。
「麗しのサブリナ」や「七年目の浮気」などで有名。
ビリー・ワイルダーといえば、三谷幸喜がビリー・ワイルダーを非常に好きなんだそうで。

そしてジャック・レモンとシャーリー・マクレーン。

---------------------------------
最初はわけのわからない始まり方をします。
というか、前提となる知識があまりに無い状態で見てしまったので。

ジャック・レモン演ずるCCバクスターが上司の不倫のために自分のアパートの鍵を貸すというのがそもそもこの映画のタイトル(和名)。
彼も自宅をそうやって提供しているというのもすごいし、しかも上司が複数でその予定を調整するのに四苦八苦している。さらにはそれでコツコツと出世している。

そんな彼はエレベーターガールのキューブリック(シャーリー・マクレーン)を好きになる。
しかし、そんな彼女は自分の上司である部長の不倫相手であることをひょんなことから知る。
この辺から話は複雑な方向に進んでいきます。
彼女は不倫相手の部長がなかなか離婚しないことに愛想を尽かして、睡眠薬で自殺を図ってしまいます。しかもバクスターの部屋で。

ここからが非常に面白いけど、あとは見た人のお楽しみ。
名作なので一回見ていただいた方が、私の稚拙な文章から読み取るよりはいいかと思います。

この映画については、シャーリー・マクレーンが非常にかわいらしいことや、「いい人!」という感じのジャック・レモンがすごくいい。
モノクロ映画は久しぶりでしたが、それもよかったかも。
とにかくほんわかとした映画でした。

ブラス!

2004年10月23日 00時56分34秒 | 映画
実は「Etre et avoir ぼくの好きな先生」を見た時に、連続してみたDVDがこれでした。
1日に2本もみているわけですが、単にレンタルの返却日が迫っていたからでした。

この映画はイングランド炭鉱の町の名門ブラスバンドが、炭鉱閉鎖問題にゆれつつ、全英コンクールで優勝するまでを描いた作品です。この映画のモデルとなった「Grimethorpe Colliery (UK Coal) Band」というバンドは実在し、多数のCDを出しています。

この映画が「おおっ」と思ったのは、バンド創設者の孫娘が、危機に瀕しているバンドの前で「アランフェス協奏曲」を吹く。しかもフリューゲルホルンで。。。で、バンドメンバーにやる気が一度戻ってくる。
この重要な役割を担った女性がフリューゲルホルンの名手で、彼女に小さい頃恋心を抱いていたユアン・マクレガー扮するアンディがアルトホルン奏者(映画中ではテナーホルンとも訳されている)。なんて渋い組み合わせ。
これが女性=トロンボーン、男性=チューバだったらどうだっただろうか?(別にどうもならないのですが)

その他随所で使われている名曲が時には哀愁を誘い、時には勇ましさを呼び起こし、「ブラスっていいなぁ」と思わせる。有名な曲だからこそいいんでしょうね。きっと。
金管楽器をやったことがない私にとってはブラスは未知の世界ですが、そんな自分も「トランペット吹けたら面白いのかな」とふと思わせる瞬間があったりしつつ。

個人的には金管楽器の中ではユーフォニウムが一番好きです。
そういえば、映画中のユーフォニウム奏者は、自分の楽器が「ラッパ」と呼ばれるのを嫌い、いつも「ユーフォニウムです」と言い直す。
そういう頑固さもいい感じが出ている。

「ブラス!」は「スウィングガールズ」とは違った意味で、見てみるのはいいかと思う。

最後に「ブラス!」の英語でのタイトル「Brassed off!」には「もううんざり」という意味もあるらしい。
さらにはヨークシャー地方の方言でbrassがお金という意味があり、そこから「お金がない」という意味まであるらしい。
うまく名づけたものです。

Etre et avoir ぼくの好きな先生

2004年10月22日 06時04分32秒 | 映画
前回の予告通り、今回は、「Etre et avoir ぼくの好きな先生」を取り上げます。
ようやくこの映画を観る時間が作れた(と言ってもさっき見たばっかり)のですが、なかなか面白い映画でした。

フランスの片田舎で、3歳から11歳までの13人の生徒に授業をしているロペス先生の話なのですが、この年齢差がある生徒たちを同じ教室で一人で教えているわけです。
なかなか難しいのかと思いきや、このクラスにはこのクラスなりの社会があって、うまく流れているように思えます。

先生がもうすぐ定年でこの学校を去らないといけない、というシーンはちょっと寂しさを覚えます。でも、ストーリーが陰鬱になることもなく、さらっと終わり、後味が悪くなることはありませんでした。

フランス語+字幕だったのですが、最初の数分はまるで語学学校に通っているような感じを受けました。語学学校でも小学生に教えるような感じで教えられてるんだなって。
確かに考えていることがいくら大人であっても、語学レベルは小学生なのですが。
「悪夢(un cauchemar)」という単語を聞いて、「あっ、それ習ったばっかりだ」とか。

字幕を見ていると、ロペス先生の話し方が妙に怖かったりします。
「いや、そんな怖い言い方してないって」と突っ込みたくなります。


活用で苦しむ小学生を見ると、「頑張れっ!」って思います。
しかも半過去。うんうん、つらいよな。
っていうか、活用に苦しんでいる自分としては、「お前が頑張れよ」という感じですが(汗)。

「6の次は?」と言われて答えられない子供も、見ていて本当に「頑張れ」と思います。
っていうか、一生懸命「sept、sept」って教えている自分に気がつきます。なんとお間抜けな。。。
この映画を観ながら何度「頑張れ」と思ったことか。
ちっさいこどもはこうやって数字を覚えていくんだなと思いました。
そう考えると、日本語で同じ数字にもたくさんの読み方を覚えているこどもって、すげーなぁと思います。


個人的にはジュリアンの宿題のシーンが面白かったです。
母親に「5×6は?」と聞かれて「25」と答えるジュリアン。おいおい、上級生だろ。
そりゃお母さんも「まだぶたれたいの」って言いますよ。
そのシーンで出てきた九九で、5×10まで言っていたのが日本とちょっと違うなと思った。
他の国ってそこまでやるみたいですね。

あと、小学生なのにやたらみんなしっかりしています。
酪農地帯なだけあって、牛の世話をする子供、農作業の手伝いをする子供。
そしてお兄ちゃんが小さい妹のためにパスタを作ってあげたり。。。

それにしてもこの映画がはやった理由がなんとなくわかった気になりました。
学校をテーマにしたノンフィクションって、みんなの心の中にある小学校時代を想起させてくれるんですね。自分は小学生の頃どんなんやっただろか?って。

DVDで借りた場合は、ボーナストラックでついている、子供たちの詩の朗読、これは絶対に欠かせません。本当にかわいい。で、表現豊かに朗読している。こういう生き生きとした姿、いいですね。


最後に、この映画を巡っては、ロペス先生が肖像権を訴えて(自分の授業は自分の作品であり、それを侵害されたとか何とか)、映画制作会社、配給会社を相手に250,000ユーロの訴訟を起こしました。ペルピニャンの控訴院によって却下されたのちに、パリでも裁判が続いていたようですが、ここの記事によると、どうやらパリでも棄却されているようです。

最後にお金の絡んだちょっといやらしい話になってしまったのが残念ですが、そういう先入観を抜きにして見ると、色んな発見があって面白いかと思います。

愛してる、愛してない・・・・(A la folie...pas du tout)

2004年10月19日 05時34分49秒 | 映画
眠い。でも、今日はなんとなくカテゴリーを全部埋めておかないと気がすまない。
ということで、映画の話題に触れることにします。
とは言っても、うまく表現できていないかもしれませんが、ご容赦を。

第1回目は「愛してる、愛してない・・・・(À la folie...pas du tout)」です。
この映画の主演は「アメリ(Le Fabuleux Destin d'Amelie Poulain)」でおなじみのオドレイ・トトゥ(Audrey Tautou)。
物語は主人公アンジェリクが外科医ロイックに恋をします。で、話はハッピーに展開していきます。

最初に「ロイックと出会った記念」と言ってアンジェリクがバラの花を買うシーンなどは、アンジェリクのかわいさを感じます。
ここまで聞くと、かなりいい感じの恋愛映画なのか、ということになります。


しかし話は急展開します。あまり書くとネタばれになるのですが、簡単に言うと「ストーリーの急転」と「驚愕の結末」に本当に驚くというところです。
ストーリーの流れが急転しつつも、話としては納得がいき、面白い展開となります。
最初と最後の印象は全く違ったものになりますが、それでも「見てよかった」と思う映画の一本になったことは間違いありません。


この途中からのドキドキ感は、私が最近見た映画の中では、「ファイナル・ディスティネーション(Final Destination)」以来かも。
最近ドキドキする映画を観てなかったので。

とりあえず、観る映画に困っている方。レンタルビデオでこの映画をご覧下さい。
私は最初フランス語の勉強のために借りたのですが、すごくのめり込んでしまい、何のために借りたのかわからなくなるほどでした。

次回のネタは何になるかわかりませんが、次に見る(DVDを借りている)映画は「Etre et avoir ぼくの好きな先生」です。