Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

銀座24の物語

2004年12月13日 02時54分43秒 | 最近読んだ本
私のオケのメンバーで、このブログを読んでいる方から「漫画喫茶行き過ぎ」といわれました。確かにその通りです。
しかしそれをもって、「漫画読みすぎ」ということにつながっているとすれば、それもちょっとイメージと違うことになっているかもしれません。漫画喫茶は漫画を読むだけのところではないので(私はブログを更新したり、ウェブサイトを見たり、睡眠をとったりすることがあります)。
というわけで、最近読んだ本についても少しは書く必要があるかと。

一番最近読んだ本は「銀座24の物語」(銀座百点編 文春文庫)です。
これは、24人の作家が銀座を舞台とした物語を書くという豪華な競作本です。
物語の設定はまちまちですが、銀座を舞台としているため、非常に面白く、また意外な一面を読み取ることが出来ます。

その小説に2回取り上げられた「銀巴里」(1990年閉店)。
シャンソンといえば。。。というシャンソン喫茶。

余談ですが、私が今こうしてフランス語を勉強しているのは、シャンソンに大きな影響を受けています。
高校3年生の時、「シャンソンの歌詞を原語で理解できたら面白いだろうな」という理由で、フランス語を始めたのがきっかけでした。
その時好きだったのは「幸福を売る男(Le Marchand De Bonheur)」でした。
数年後、原田泰造が出ていたビールの宣伝で使われていたときには、驚きとともに親しみを覚え、あの頃のシャンソン熱のようなものをふと思い出しました。
高校生の時は本当に勉強していなかったようです。


私は銀座という街が好きです。一番よく行った時期は高校生の頃(やっぱり勉強してない。。。)
渋谷は小学生の頃は自転車で行けるところに住んでいたのでよく遊びに出かけましたが、高校生くらいのころには、人ごみが過ぎていて好きではなくなっていました。
新宿や池袋は生活圏の外に位置していました。

銀座と上野は高校生の時よく行きましたが、前者は楽譜などを手に入れるため、後者は東京文化会館の音楽資料室を使うため、と目的が決まっていました。
また、銀座はランチが安く(というか安いランチの店を知っていた)、それが目当てということもありました。
さらに、私の大好きな和菓子屋さんが銀座にあり、そこの最中をよく贈答品として利用していたということもありました(ませたやつですね)。

というようなこともあって、この本は見かけた瞬間に手にとってレジに直行していました。
面白い本でした。ご一読を。
銀座24の物語

文芸春秋

このアイテムの詳細を見る

最新の画像もっと見る