コンセールルミエール

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訃報 アルバート・クーパー氏逝去

2011年02月21日 | フルート
クーパー氏にお会いしたことはもちろんありませんが、以前ルミエールにGoloden Sunsetという曲をDave Heath氏に作ってもらったことがありまして、その曲はクーパー氏に捧げる曲でした。現在の楽器は多かれ少なかれクーパー氏の影響を受けているわけで、すごい発明だったのだなぁと改めて思います。


以下の文章は銀座山野楽器フルートサロンの細村氏によるものです。

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訃報 アルバート・クーパー氏逝去

現代フルートの偉大な製作家であるとともに、その設計が世界中のフルート製作家に計り知れない影響を与えたアルバート・クーパー氏が1/25に亡くなりました。イギリスの伝統あるメーカー「ルーダル・カルテ」に1938年から58年頃まで属し、後に自身のフルートを製作。クーパー氏の自作フルートにはなかなか出会えるものではありませんが、現在私たちが吹いているフルートには、クーパー氏のアイデアが多かれ少なかれ含まれているといっても過言ではないと思います。クーパースケールやクーパーカットは、70年代後半から80年代のトレンドでもあり、数多くの製作家やメーカーがこぞってクーパー氏の設計を研究しました。クーパー氏自身は1978年からボストンのブランネンブラザーズ社にパートナーとして参画。クーパー氏の設計技術とブランネンの高い製作技術の融合により、接続管にロンドンとボストンの二つの地名が入った名器“ブランネン=クーパー”が誕生したのです。
今日、クーパースケールとかクーパーカットという言葉こそ聞かれなくなってきましたが、私たちが使っているフルートの多くが、クーパー氏の設計の影響を受けています。クーパー氏の功績が後世に伝えられていくことを切に願います。ご冥福をお祈り申し上げます。

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