コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
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アヴェ ヴェルム コルプス

2011年05月12日 | 音楽一般
アンサンブル サースデーの7時からのクラスの方が練習している曲はモーツァルトの「アヴェ ヴェルム コルプス(Ave verum corpu)」です。カトリックの礼拝で用いられる讃美歌です。1791年6月17日作曲で本編成は混声四部合唱、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、オルガン(通奏低音)。

この曲はモーツァルトが、妻コンスタンツェの療養を世話した合唱指揮者アントン・シュトルのために作曲したものです。簡素な編成でわずか46小節の小品ですが絶妙な転調による静謐な雰囲気から、モーツァルト晩年の傑作とされています。

Ave Verum Corpus (Mozart) - King's College, Cambridge



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歌詞と意味
Ave verum corpus natum de Maria Virgine. めでたし、乙女マリアより生まれ給いしまことのお体よ。
Vere passum immolatum in cruce pro homine: 人々のため犠牲となりて十字架上でまことの苦しみを受け、
cujus latus perforatum fluxit aqua et sanguine. 貫かれたその脇腹から血と水を流し給いし方よ。
Esto nobis praegustatum mortis in examine. 我らの臨終の試練をあらかじめ知らせ給え。


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私sajimakiはこの曲にとても深い思い出があります。幼稚園の頃からフェリスの山手音楽教室に通っていたのですが、初めて歌った合唱曲です。(次に歌ったのはマタイ受難曲でした。)これほど美しい曲に出会ったのは衝撃で、子供心にとても心が振るわされたのを覚えています。この曲だけは大人になった今でも歌詞を覚えていてちゃんと歌えるんですもの。私にとって大切な曲の一つです。