噛噛堂 あと2112冊

遅読、積ん読、併読、乱読。それでも読んどく、70までの2112冊。いよいよカウントダウン。

眠狂四郎無頼控 (三)

2010年05月09日 | そのむかし棚

柴田錬三郎    新潮文庫  昭和35年

眠狂四郎シリーズ新装版で店頭平積み?!
ついこのあいだまで、たいがい数巻欠け状態。
図書館でも書庫から出してもらわなくちゃならなかった眠シリーズが。
GAKTO効果ですか。
しかし新版はやっぱり丸々大活字。
疾風を起こして、一身を竜巻と化した狂四郎が、ぴたっと、静止相にかえった時、すでに、数個の生命は、あの世に送られていた…
こんな描写も丸々大活字じゃあ、フットワークが重すぎるというものです。
というわけで、今後も眠シリーズは書庫から出してもらう昭和版で読み進めたいと思います。

第三巻にいたって、上記抜き書き部分じゃないけど、
あまりに「あの世に送られ」る人数の多さに辟易とする部分もあるのですが。。。
時代モノのオヤクソクとして、そこはサラリとスルーしましょう。
それよりなにより第三巻は、狂四郎と女たち
運命の一対である美保代をも、静香が見せた命を賭けての誠意を前に、
「よし!美保代をすてる!おれは、お前を妻にする!」…



って、おいっ!

さてさて、そんなナルシーなキャラ部分は、やっぱりGAKTOでナイスキャスティングなのではありますが、
そのルックスにて、女子であれば敵をも惑わせてしまう…ほどの美オーラって部分はいかがなものでしょう。
ま、遠いですからね。
舞台は。
ズームないし。

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