埼玉県の子育て支援【コマーム】のブログ

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合同ドッヂボール交流会

2013年08月29日 | 川口市指定管理 川口市立戸塚児童センター
合同ドッヂボール交流会


8月22日(水)10:00~11:30

他児童センターとの交流を持つ機会として開催しているドッヂボール大会。
芝児童センター(小学生12名、小学生応援1名、大人1名)
戸塚児童センターあすぱる(小学生選手12人、中学生1名、小学生応援3名、大人1人)
鳩ヶ谷こども館(小学生15人、中学生1人)の3館が集まりました。

会場まで戸塚児童センターは徒歩、
芝児童センターと鳩ヶ谷こども館は電車と徒歩で向かいます。

芝児童センターのメンバーとして集まったのは6年生男子3名、
5年生男子2名、5年女子1名、4年生女子2名、3年生男子3名、
3年生女子1名です。そして3年生K君のお母さんと
1年生の妹が応援として付き添ってくれました。

集まったメンバーは学年も学校も性別もバラバラで個性豊か…
学校や学年の枠を超えて遊んでいる芝児童センターらしいメンバー構成です。

実は、前日に集まったメンバーで簡単な特訓をしました。



残念ながら明日は参加できないという
去年出たメンバーの中学生Mちゃん、小学6年生K君、
そして遊びに来ていた高校生のMちゃんが相手役として協力してくれました。

去年感じた芝児の弱点をK君が教えてくれ、
それを元に外野と内野の特訓を行いました。
急遽だったので参加できたメンバーは少なかったですが、
外野ありのドッジボールのコツをつかみ、
明日の大会への意気込みが育っていきました。

顔合わせも済み、スタッフに見送られ出発です!!

途中の道では、去年戸塚児童センターあすぱるとの大会に参加した経験を持つ
5年生Y君に6年生の子たちが
「どうだった?あすぱるって強かった?」
と尋ねます。
「すごい強かった!6年生ばっかりだったし、
K君みたいに上手な子がたくさんいた!」
という報告…。
「うちのチームは6年生が少ないから、負けてしまうかも…と
自信をなくしてしまうかな?」
というスタッフの心配をよそに
「じゃあ、俺たち6年生が頑張らくちゃ!元外野は俺たちがいいかな?」
「鳩ケ谷も同じくらい強いかな?負けたくないよね!!」
「昨日の特訓で何をしたか教えてあげるよ!」
とやる気満々に作戦会議を始めます。
少しやんちゃな彼らですが、ここで諦めない気持ちの強さを心強く感じました。

3、4年生グループの子たちは
「どの電車に乗るの?乗り換えする?」
「電車に乗るの久しぶりだな~」
と楽しい遠足気分♪
「ボール取れるかな?」
「すぐに当ったらどうしよう…」
もちろん試合に対する
「頑張るぞ!」
という気持ちはありますが、絶対に勝ってやる!ではなく
楽しくドッジボールをしたいという気持ちが見えます。

蕨から南浦和、武蔵野線に乗り換えて東川口についたら…
この季節には厳しい徒歩20分弱の道のり!!
「この道をまっすぐ20分くらい歩いたら着くよ」
と説明すると
「えー!!遠い~!!」
と子ども達。炎天下の中、日陰を探しながら戸塚児童センターまでの道のりを
歩きます。
たくさん歩いた芝児のメンバーは準備体操がいらないほど汗だく…
きれいで涼しいスポーツセンターに思わず
「やっと着いた!!」
と喜びの声を上げます。

「こんにちは!!」
大きな声で挨拶をしてアリーナに入ると、
戸塚児童センターと鳩ケ谷こども館の子ども達の姿。
ドキドキわくわくスポーツ大会の開始です。
          芝児童センター  上田



会場は戸塚スポーツセンターのアリーナです。
普段の遊び場所と違い、とても広々とした空間に子どもたちは大興奮。
ドッヂボールが始まるのを今か今かと楽しみにしています。

芝児童センターは、男女や学年のバランスがとれたチーム。
戸塚児童センターあすぱるは、高学年の男子が多いチーム。
鳩ヶ谷こども館は、中学年の女子が多いチーム。

各チームが離れた場所で集まり荷物を置いて準備をしていると、
子どもたちは対戦相手が気になるようで
「あの背が高い男子、中学生かなぁ」
と心配したり
「あっち(他館のチーム)は女子ばっかだな。」
などの会話をしていました。


みんなが揃った所で、チームごとに集合し整列。

あすぱる澤田所長の挨拶。
メンバー紹介をした後に各チームリーダーからの抱負を発表してもらいました。

どのチームからも頼もしい意気込みを聞くことができました。

リーダーによるくじ引きで対戦の順番が決まりました。
応援にきて下さった小松社長の挨拶もありました。

次にルール確認をし、ラジオ体操で準備体操をしました。


試合を前にして、リーダーを中心に円陣を組んで気合を入れるチームもあれば、
「エイエイオー!!」
と掛け声をかけるチームもありました。


ひそひそと作戦を練っているチームもあります。


どのチームも優勝目指して気合充分!

選手に、内野外野のラインと5分間の試合時間の確認をし、試合開始です。


第1回戦は、芝児童センター、鳩ヶ谷こども館です。


初めての場所のため、足元のラインを確認しながら戦っていました。
事前に作戦を立てていたのか、外野にパスを回し攻撃する様子もありました。

9-4で芝児童センターが勝ちました。


第2回戦は、芝児童センター、戸塚児童センターあすぱるです。


あすぱるチームは、いつもドッヂボールで遊んでいる子どもたちでしたが、
いつもと違う環境のためか、命中率が普段通りに出るまで時間がかかりました。
芝チームは高学年男子中心にボールを回し、内野からも攻めていました。

9-5で戸塚児童センターあすぱるが勝ちました。


第3回戦は、戸塚児童センターあすぱる、鳩ヶ谷こども館です。



6年生の男の子が近距離の女の子や中学年の子に対し遅めのボールで当てるなど、
競う中にも相手に対する優しさを見せてくれた場面がありました。
普段は同学年同士で全力でボールを投げている児童だったので、彼の優しさに
暖かい気持ちになりました。

9-4で戸塚児童センターあすぱるが勝ちました。

総当たり戦をしたあとは、少し休憩。
水分補給をしたり、
「さっきのボール良かったよ!」
「あそこで当たっちゃってごめんな。」
「そのあと当てたんだから大丈夫だよ。」
と試合の様子を話し合う姿も見られました。

ドッヂボールのあとは3館のメンバーを混ぜ合わせてチームを作り
ドッヂビ-(フリスビーを使用したドッヂボールルールのスポーツ)をしました。

先程までの対戦相手と組まれたチームでしたが、
さすがはドッヂボール好きな子供の集まり。
ボールがフリスビーに変わっても、すぐに慣れジャンプでフリスビーを取ったり、
投げる時の強さを
フリスビー用に加減したりしていました。

同館他館関係なく、キャッチしたフリスビーを手渡したり、
当てて拍手したりする場面もあり、
集まった子どもたちの良い交流の時間となりした。
他地域の子どもたちのと関わりを持つことはなかなか行えませんが、
ドッヂボール大会参加をきっかけに互いに競ったり協力したりと、
コミュニケーションをとることができました。
          戸塚児童センター    池田




広く大きなアリーナで、たくさん体を動かし、汗だくになったこども達。
勝っても負けても・・・どの子も笑顔がキラキラ輝いていました!!

その後、研修室に場所を移し、表彰式に移りました。
最初は、子ども達は、同じ館の子の近くにで座ろうといすを運んでいましたが、
「せっかく一緒にドッチしたのだから混ざって座ろうよ~!」
とスタッフが各館混ぜこぜに・・・
互いの健闘を称えて、ジュースで乾杯!!

いよいよ緊張の、結果発表!!
3位・・・鳩ヶ谷こども館
2位・・・芝児童センター
1位・・・戸塚児童センターあすぱる
あすぱる澤田所長から、賞状と賞品を頂きました。




そしてチーム賞の発表。
これは、他館の素敵な友達をみつけての表彰です!

「試合中、あすぱるの6年生の男の子が、優しく教えてくれた!」
鳩ヶ谷こども館の女の子が、最初に発表してくれました。


名前を挙げられた6年生は前に出、皆からの拍手!
照れくさそうではありましたが、皆から認められとても嬉しそうでした。


「鳩ヶ谷こども館の中学生が優しかった」
「芝児童センターの男の子が、元気が良く声が出ていた」
と、次々に語ってくれました。

友達に優しく接する事が出来る。
また、そんな優しさや素敵さを、キャッチする心がある・・・

参加した子ども達は、勝ち負けもそうですが、
友達の素敵な所もちゃんと見えていた事に・・・
心がとっても温かくなりました。



その後、お腹も空いてきたので・・・お食事タイム!!
緊張していた様子もどこへやら・・・
おやつを頂いたり、食事をしながら、目の前の他館の子とも、仲良くなっていきました。


3館のスタッフも、子ども達の中に入り、お喋りの花を咲かせました。



楽しい時間はあっという間に過ぎていきます・・・

その後、芝児童センターは、午後に観劇があるため帰路に着きました。
「またね!!」
手を振ってさよならする子ども達同士は・・・もう友達でした。

今回が初の館外活動だった鳩ヶ谷こども館の子達は、帰館まで時間があったため、
あすぱるで遊ばせて貰うことに・・・
初めて来館したあすぱるでは、
屋外広場でのバスケのシューティング・子ども向けパソコンに目をキラキラ!
「なんで、こども館には無いの~!」
といわれる位、夢中だったのが【皿回し】でした。
ほんの数分でまわせるようになった子が多くいました。

帰りは、夏の太陽がギラギラ照りつける中で、ちょっぴりくたくたに・・・
しかし!! よほど楽しかったのでしょう。
こども館に帰館後も、お喋が止まらない!!!
子ども達にとって、2013夏を飾る1ページになった事は確かなようでした。


住んでる所も、学校も、地域性も違う・・・
でも、ひとたび遊んだら・・・そんな垣根を飛び越えて心が繋がっていく・・・
こころま~るく結ぶ・・・そんな出会いを・・・
これからも子ども達と共に紡いでいきたいと思っています。
          鳩ケ谷こども館  増子