日本では、先週月曜日が成人の日で休日でしたが、アメリカでは1週間後の今日、月曜日がMartin Luther King Jr's Birthdayで休日でした。もちろん、広いアメリカなので、日本みたいに全国一斉に休日になる「国民の休日」というのはとても少なく、この日が必ずしもアメリカ人にとって休日とは限らないのだけど。(よくよく考えると、アメリカが一斉に休暇になるのって、7月4日の独立記念日、11月最終木曜の感謝祭、それと1月1日くらいかも?)
僕は年末年始、クルーズ旅行に行ったりずっと家を空けていたこともあって大掃除をせずじまい。去年のホコリが山積みとなったアパートを、この日、4時間かけて大掃除した。寒いながらも雲ひとつなく晴れ渡った今日、汗ばみながら、バスタブやシンクなどの水周りをピカピカに磨き上げ、部屋に掃除機をかけた後、細かいところのホコリを僕の秘密兵器、Swiffer dustersで満遍なくふき取った。そしてたまりに溜まったゲイ関連、ファッション関連、そしてフィットネス関連の雑誌を一掃。洗濯もし、ベッドカバーも替えてまさに気分爽快!
日ごろからこまめに掃除しておけばここまで大掛かりになることもなかったのだけど・・・。高校時代は試験前に突然、机周りを掃除し始めるというのが常だったなぁ。あれは勉強をしない言い訳を探しての行為で、単に現実逃避の手段だったのだけど・・・。今では人生/生活を変えたいっていう気持ちが僕を掃除に駆り立てる原動力になっているような気がする。溜まった雑誌やモノを捨てたり周囲を綺麗にするのって、まるで自分そのものを変える気持ちにさせてくれる。
そう、今、僕はとても自分を変えたい。正確に言うと、Jimmyとの関係を変えたい。3連休だというのに、昨日は自分から「もう家に帰る」と言って午後早くに切り上げてきてしまった。
「3連休なんだけど、今週末の予定は?『僕と一緒に』何かしたいことある?」
この僕の質問に、Jimmyは仕事のことや友達のPCの修理なんかを並べ立てて、僕との週末を楽しく過ごそうというアイディア出しなんてこれっぽちもしてくれない。どこかへ行こうと言った僕の意見を無視して、土曜日は午後、丸々、昼寝をして、何もしないまま一日が過ぎた。
日曜日こそは、と思った僕をよそに、翌日Jimmyは朝から家の掃除を始めて、僕はなすすべなくベッドルームの片隅で雑誌をペラペラめくるしかなかった。僕にも週末にやらないといけないことがいくつもあるのに、Jimmyの家に来ているからどれも手をつけられない。せっかくの日曜日を無為にすごさないといけないこの状況が歯がゆい。しかもJimmyはこれといって僕と何かしたいというわけでもない。僕の人生そのものを無駄に過ごしている気がして、僕は衝動的に「家に帰るね」とJimmyに言い渡した。
この日、僕と何をしたいのか全く話をせず、一人でインターネットをしたり掃除したりのJimmyは、僕のこの行動をまったく予想していなかったみたいで、驚いた顔をした。だけど、まるで僕の機嫌を取るかのように、「わかった、じゃ、今晩、映画でも観にいこう」と言った。
「そうだね、じゃ、夕方に電話で話しをしよう。じゃあね」
と言って、僕はJimmyを振り返ることなく家路に着いた。
そしてこの日、午後7時になってもJimmyから電話がかかってこない。どちらが先に電話するという約束はしなかった。だけど、Jimmyは機嫌を損ねた僕が電話するまで「待ち」の体制を敷くことを決め込んだ模様。なので僕からJimmyに電話した。Jimmyはちょうど洗濯物をたたんでいる最中だった。
年末年始に観たい映画を観尽くしたこともあり、これといってJimmyも僕も観たい映画がなかった。しかも、7時という中途半端な時間。あえて観てもいいかなと思っていた『TransAmerica』は、7時20分と9時開演。「とりあえず、夕食だね」というJimmyの提案。そう、また食事・・・。二人にとってレストラン選びは難題。この毎日やってくる難題に心底疲れていた僕は、電話越しにため息をついてしまった。
「どんな料理が食べたい?」と聞いてくるJimmy。
「それ、本気で聞いてるの?」
皮肉るつもりはなかったのだけど、Jimmyの真意を測りかねて口をついて出てしまった。この後、しばらく押し問答が続くのだけど、結局、Jimmyが(初めて折れて!)タイ料理へ僕と初めて行くことになった。
前々から評判を聞いていた、ゲイ・エリアにあるタイ料理レストランへ行くことができ、しかも評判通り、とてもおいしいレストランで僕は大満足。レストランにつくと、Jimmyが「ここ、前に2回、来たことがある」とボソっと言ってきた。「え~、Jimmy、来たことあったの?」と驚く僕。事前に言うと、「じゃあ行こう」と僕が言うと思って敢えて言わなかったのか?
食事が終わったのが9時過ぎ。まだ映画にはぎりぎり間に合う時間。だけど、僕と違ってJimmyは月曜早朝、平常出社。あれだけ期待させておきながら、この晩は食事だけで終わった。
どの関係も同じかもしれないけど、たとえ好きでも、あまりに長い時間を一緒に過ごすとよくないよね、きっと。しかも、Jimmyみたいにあまりに食習慣が違ったりすると、僕自身の日常生活のリズムが崩れてストレスが溜まる。きっと、これはJimmyにとってもストレスなんだろうけど。
「水に慣れる」って言うけど、Jimmyに慣れるまで、自分だけの時間を確保しておいたほうがいいみたい。今日みたいに自分で料理を作って食べる時間とか、こうやってリラックスしてブログを書く時間が必要。週末も、金曜夜から日曜午後までJimmy宅に入り浸るんじゃなくって、金曜または土曜の夜に1泊だけ泊まるというふうに。
* * *
このブログ、Golden Globeをテレビで見ながら書いてます。ちょうど今、Desperate Housewivesがテレビ・シリーズ部門で受賞した。数分前には、Brokeback Mountainの脚本家が受賞していた。きっと、最優秀男優賞と最優秀作品賞もBrokeback Mountainが受賞するはず!
僕は年末年始、クルーズ旅行に行ったりずっと家を空けていたこともあって大掃除をせずじまい。去年のホコリが山積みとなったアパートを、この日、4時間かけて大掃除した。寒いながらも雲ひとつなく晴れ渡った今日、汗ばみながら、バスタブやシンクなどの水周りをピカピカに磨き上げ、部屋に掃除機をかけた後、細かいところのホコリを僕の秘密兵器、Swiffer dustersで満遍なくふき取った。そしてたまりに溜まったゲイ関連、ファッション関連、そしてフィットネス関連の雑誌を一掃。洗濯もし、ベッドカバーも替えてまさに気分爽快!
日ごろからこまめに掃除しておけばここまで大掛かりになることもなかったのだけど・・・。高校時代は試験前に突然、机周りを掃除し始めるというのが常だったなぁ。あれは勉強をしない言い訳を探しての行為で、単に現実逃避の手段だったのだけど・・・。今では人生/生活を変えたいっていう気持ちが僕を掃除に駆り立てる原動力になっているような気がする。溜まった雑誌やモノを捨てたり周囲を綺麗にするのって、まるで自分そのものを変える気持ちにさせてくれる。
そう、今、僕はとても自分を変えたい。正確に言うと、Jimmyとの関係を変えたい。3連休だというのに、昨日は自分から「もう家に帰る」と言って午後早くに切り上げてきてしまった。
「3連休なんだけど、今週末の予定は?『僕と一緒に』何かしたいことある?」
この僕の質問に、Jimmyは仕事のことや友達のPCの修理なんかを並べ立てて、僕との週末を楽しく過ごそうというアイディア出しなんてこれっぽちもしてくれない。どこかへ行こうと言った僕の意見を無視して、土曜日は午後、丸々、昼寝をして、何もしないまま一日が過ぎた。
日曜日こそは、と思った僕をよそに、翌日Jimmyは朝から家の掃除を始めて、僕はなすすべなくベッドルームの片隅で雑誌をペラペラめくるしかなかった。僕にも週末にやらないといけないことがいくつもあるのに、Jimmyの家に来ているからどれも手をつけられない。せっかくの日曜日を無為にすごさないといけないこの状況が歯がゆい。しかもJimmyはこれといって僕と何かしたいというわけでもない。僕の人生そのものを無駄に過ごしている気がして、僕は衝動的に「家に帰るね」とJimmyに言い渡した。
この日、僕と何をしたいのか全く話をせず、一人でインターネットをしたり掃除したりのJimmyは、僕のこの行動をまったく予想していなかったみたいで、驚いた顔をした。だけど、まるで僕の機嫌を取るかのように、「わかった、じゃ、今晩、映画でも観にいこう」と言った。
「そうだね、じゃ、夕方に電話で話しをしよう。じゃあね」
と言って、僕はJimmyを振り返ることなく家路に着いた。
そしてこの日、午後7時になってもJimmyから電話がかかってこない。どちらが先に電話するという約束はしなかった。だけど、Jimmyは機嫌を損ねた僕が電話するまで「待ち」の体制を敷くことを決め込んだ模様。なので僕からJimmyに電話した。Jimmyはちょうど洗濯物をたたんでいる最中だった。
年末年始に観たい映画を観尽くしたこともあり、これといってJimmyも僕も観たい映画がなかった。しかも、7時という中途半端な時間。あえて観てもいいかなと思っていた『TransAmerica』は、7時20分と9時開演。「とりあえず、夕食だね」というJimmyの提案。そう、また食事・・・。二人にとってレストラン選びは難題。この毎日やってくる難題に心底疲れていた僕は、電話越しにため息をついてしまった。
「どんな料理が食べたい?」と聞いてくるJimmy。
「それ、本気で聞いてるの?」
皮肉るつもりはなかったのだけど、Jimmyの真意を測りかねて口をついて出てしまった。この後、しばらく押し問答が続くのだけど、結局、Jimmyが(初めて折れて!)タイ料理へ僕と初めて行くことになった。
前々から評判を聞いていた、ゲイ・エリアにあるタイ料理レストランへ行くことができ、しかも評判通り、とてもおいしいレストランで僕は大満足。レストランにつくと、Jimmyが「ここ、前に2回、来たことがある」とボソっと言ってきた。「え~、Jimmy、来たことあったの?」と驚く僕。事前に言うと、「じゃあ行こう」と僕が言うと思って敢えて言わなかったのか?
食事が終わったのが9時過ぎ。まだ映画にはぎりぎり間に合う時間。だけど、僕と違ってJimmyは月曜早朝、平常出社。あれだけ期待させておきながら、この晩は食事だけで終わった。
どの関係も同じかもしれないけど、たとえ好きでも、あまりに長い時間を一緒に過ごすとよくないよね、きっと。しかも、Jimmyみたいにあまりに食習慣が違ったりすると、僕自身の日常生活のリズムが崩れてストレスが溜まる。きっと、これはJimmyにとってもストレスなんだろうけど。
「水に慣れる」って言うけど、Jimmyに慣れるまで、自分だけの時間を確保しておいたほうがいいみたい。今日みたいに自分で料理を作って食べる時間とか、こうやってリラックスしてブログを書く時間が必要。週末も、金曜夜から日曜午後までJimmy宅に入り浸るんじゃなくって、金曜または土曜の夜に1泊だけ泊まるというふうに。
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このブログ、Golden Globeをテレビで見ながら書いてます。ちょうど今、Desperate Housewivesがテレビ・シリーズ部門で受賞した。数分前には、Brokeback Mountainの脚本家が受賞していた。きっと、最優秀男優賞と最優秀作品賞もBrokeback Mountainが受賞するはず!