【蝶にあいたい/野鳥にあいたい】暖蝶寒鳥

横浜より、近郊の野山で出会った蝶や野鳥を写真で紹介。

[157] ジャコウアゲハ(狭山丘陵)

2009年08月30日 |  蝶>アゲハチョウ科
2009-08-22 狭山丘陵(その2)

ジャコウアゲハも、ホソオチョウと一緒に飛んでいました。今回は、ホソオチョウに食草を取られる被害者という点で興味深く観察しました。

食草のウマノスズクサを見ると、沢山のホソオチョウの幼虫が見られました。その中でジャコウアゲハの終齢幼虫も時々見られました。飛んでいるジャコウアゲハの確認数は15頭ほど、うち2頭が♂、残りは♀でした。この数から考えて、ホソオチョウに負けているとは感じませんでした。

(a)ジャコウアゲハ(2009-08-22 狭山丘陵)
成虫♀。



(b)ジャコウアゲハ(2009-08-22 狭山丘陵)
蛹。



(c)ジャコウアゲハ(2009-08-22 狭山丘陵)
終齢幼虫。


[156] 野鳥>アオサギ(長浜公園)

2009年08月29日 |  野鳥(ア行)
<少し前の写真ですが…>

時:2009-06-06
所:横浜市金沢区長浜公園

(a)アオサギ(2009-06-06 長浜公園)
毛繕い中。うしろはコサギ。



(b)アオサギ(2009-06-06 長浜公園)
この日たまたまやってきたアマサギとお話中。



(c)アオサギ(2009-06-06 長浜公園)



(d)アオサギ(2009-06-06 長浜公園)
いつも一人ぽっちのことが多いアオサギくん。今日は友達が多い。


[155] ウラギンシジミ♀(氷取沢)

2009年08月28日 |  蝶>シジミチョウ科
<少し前の写真ですが…>

撮影:2009-07-26(横浜市磯子区氷取沢)

大好きなウラギンシジミ、特に♀の控えめな色使いは私のお気に入りです。
♀は、♂に比べて、かなり少ないと思います。特に今の時期は♂ばかりで、滅多に♀は見かけません。


1枚だけですが、♀が撮れたのでラッキーです。


(a)ウラギンシジミ♀(2009-07-26 横浜市磯子区氷取沢)


[154] コジャノメ(氷取沢周辺)

2009年08月27日 |  蝶>ジャノメチョウ科
<少し前の写真ですが…>

横浜市磯子区氷取沢周辺
2009-07-26


(a)コジャノメ(2009-07-26 氷取沢周辺)



(b)コジャノメ(2009-07-26 氷取沢周辺)



(c)コジャノメ(2009-07-26 氷取沢周辺)



(d)コジャノメ(2009-07-26 氷取沢周辺)



コジャノメの新鮮な個体がいたので写真を撮りました。
こうしてみると、なかなか綺麗で魅力があります。

[153] ギンイチモンジセセリ(相模川河川敷)

2009年08月26日 |  蝶>セセリチョウ科
2009-08-24 相模川河川敷(その2)

最初のポイントでは、期待できそうにないため、仕方なく河川敷を歩きはじめました。途中、花の咲いているところでイチモンジセセリやチャバネセセリが多数いましたがミヤマチャバネはいません。もちろんギンイチモンジセセリの姿もありません。

気持ちが折れかけてきた15:00ころ、ススキの茂った場所に着きました。ここには、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリが多数いました。目ぼしい対象がいないので、イチモンジセセリを撮っていると、金色と焦げちゃの蝶がゆっくり飛び出しました。蛾のような、よわよわしい飛び方でした。初見ながら、ギンイチモンジセセリだとすぐ判りました。「やった!」と独り言。春型のような明確な銀色の筋はありあませんが、飛んでいるときは金色(裏面)とこげ茶色(表面)のコントラストがとても綺麗に愛らしく見えました。

この後、同じ場所でミヤマチャバネセセリ(4頭)、ギンイチモンジセセリ(1頭)を追加確認できました。居そうな場所を地図で探し、実際に見つけた喜びは格別です。次回は春型を撮りにきたいと思います。
(前置きが長すぎました)
(このところ、ラッキーが続いているような気がします)


(a)ギンイチモンジセセリ(2009-08-24 相模川河川敷)



(b)ギンイチモンジセセリ(2009-08-24 相模川河川敷)



(c)ギンイチモンジセセリ(2009-08-24 相模川河川敷)



どこにでもありそうなススキ原ですが、そうでもないことが今回の河川敷散策で判りました。河川敷に公園やグランドを作るとき、そこにあったススキ原は全て刈り取られてしまいます。ギンイチモンジセセリは、現在「準絶滅危惧種(生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種)」です。この可憐な蝶のため、ススキ原をいつまでも残して欲しいと切に願います。

[152] ミヤマチャバネセセリ(相模川河川敷)

2009年08月25日 |  蝶>セセリチョウ科
相模川河川敷(その1)

ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリが目的。5月中旬にもこの近くをアタックしましたが、空振りに終わっています(多分時期遅れ)。
そこで今回、1日だけの夏休みをとって、リベンジという訳です。Goo地図の航空写真で目星をつけた初めての場所。

現地に11:00前に到着。河川敷に入って歩き始める。
100mほど歩いて、やっとセセリを見つけましたが、イチモンジセセリでした。11:30ころ、蝶が何頭か目に入りました。その中に初めて見るミヤマチャバネセセリがいました。「やった!」と思わず独り言がでました(^^;)。

(a)ミヤマチャバネセセリ(2009-08-24 相模川河川敷)



(b)ミヤマチャバネセセリ(2009-08-24 相模川河川敷)



(c)ミヤマチャバネセセリ(2009-08-24 相模川河川敷)

[151] コヒオドシ?(WY,USA)

2009年08月24日 |  蝶>タテハチョウ科
Wyoming, USA(その3/end)

最後、これも日本にいるものと変わらないコヒオドシ。
ずっとそう思っていました。
ところが、今回初めて違っていることに気付きました。
だいたい雰囲気は同じですが、見比べると明らかに違います。
さて、どこでしょう? 図鑑と比べてみてください。

(a)コヒオドシ?(1990/9/7 Yellow Stone Nat'l Park, WY, USA)



◆最後に場所についての補足:YellowStone国立公園は、間欠泉で有名なところ。地形は丘陵地帯の草原。GrandTeton国立公園は、映画「シェーン」のラストシーンで使われたロッキー山脈の麓。
◆この地域は、野生動物の宝庫で、バイソン(多数)、ムース(ヘラジカ)、ビーバー、プロングホーン、シマリス、ミュール鹿などが観察できました。蝶は見かけたものをついでに撮った程度です。

[149] ギンボシヒョウモン?(WY,USA)

2009年08月24日 |  蝶>タテハチョウ科
Wyoming, USA(その1/3)

ワイオミング州の国立公園に行ったときの、とても古い思い出の写真です。何れも甘いですがアナログの写真です。

翅の裏面の写真がなく、種の同定は曖昧ですが、ギンボシヒョウモンに一番似ていると思います。

(a)ギンボシヒョウモン?(1990/9/7 Yellow Stone Nat'l Park, WY, USA)



(b)ギンボシヒョウモン?(1990/9/6 Grand Teton Nat'l Park, WY, USA)


[148] ホソオチョウ(狭山丘陵)

2009年08月23日 |  蝶>アゲハチョウ科
2009-08-22 狭山丘陵(その1)

AkakokkoさんShinさんにも同行していただき、狭山丘陵に行ってきました。
以前から計画していたホソオチョウの観察が目的です。

教えていただいていた場所に到着すると、いきなり♀が目に入りました。証拠写真を撮った直後、また飛び立ったので、3人であとを追うと、ホソオチョウだったはずの個体がシオカラトンボに変わりました。見失ったようです。と思ったら、シオカラトンボがホソオチョウを咥えていました(^^;)

その後、次々とホソオチョウが現れましたが、どれも色の黒っぽい♀です。そんな時、現地でお会いした方が♂を見つけてくれました。みんなそちらへと移動しました。ひらひらとゆっくり飛んで、停まりそうで停まらない。停まれ!と思っていたら、またもやホソオチョウがシオカラトンボに変身しました。(折角見つけた♂の個体はシオカラトンボにつかまってしまいましたTT)

放蝶行為は自然界のバランスを崩すことになりますから、やってはいけないと思います(それを見て喜んでいる我々にも罪はあるかもしれません…)。人為的に外来種が持ち込まれ、局所的にその勢力を拡大する。それを在来種であるシオカラトンボが食べる。こんな食物連鎖によって、人為的に崩されたバランスを少しずつ適切な均衡状態へと変化して欲しいと思いました。ちょっと複雑な思いです…。ジャコウアゲハへの影響も懸念されるところですが、ジャコウアゲハも多数飛んでいましたので、まだ心配はなさそうです。ただし、ウマノスズクサには、多数のホソオチョウの幼虫・蛹(20頭くらい)、同時にジャコウアゲハの幼虫・蛹(数頭)も観察できましたので食草を取り合っているのは事実です。

有害外来種といわれているものの、ゆったりと緩やかに飛ぶその姿は妖精のように見えました。


(a)ホソオチョウ♀(2009-08-22 狭山丘陵)
飛び方は弱々しくゆったり。大きさはモンシロチョウくらい。



(b)ホソオチョウ♀(2009-08-22 狭山丘陵)
細長い尾が風で動きました。



(c)ホソオチョウ♂(2009-08-22 狭山丘陵)
オスは、全体的に白っぽい。



(d)ホソオチョウ♂(2009-08-22 狭山丘陵)



(e)ホソオチョウ(2009-08-22 狭山丘陵)
ウマノスズクサを食べる幼虫。



(f)ホソオチョウ♂(2009-08-22 狭山丘陵)
シオカラトンボが捕食。頭から食べているようです。そういえば、1ヶ月ほど前にも、ムラサキシジミがトンボに捕食されていました。



★結局、ホソオチョウ、ジャコウアゲハとも、10頭以上の個体が確認できました。

★実はこの場所は、舞岡(ゼフの観察が目的)で6月にお会いした三鷹在住の方に、教えていただきました。改めて感謝いたします。ホソオチョウは極限られた場所にしか居ないため、ポイントを知らないと観察不可能でした。

[147] 蛾>アゲハモドキ(高尾山)

2009年08月22日 |  虫>
高尾山へのミニ遠征(その4)

高尾山の下まで降りたところ、発見しました。形はアゲハに似ていますが、蛾です。アゲハの大きさをイメージしていましたが、半分以下の大きさです。
1頭目に見つけたときは、距離が遠く証拠写真が精一杯でしたが、2頭目は高尾山口駅に近い道端に停まっていました(←写真a)。

(a)アゲハモドキ(2009-08-15 高尾山)