【蝶にあいたい/野鳥にあいたい】暖蝶寒鳥

横浜より、近郊の野山で出会った蝶や野鳥を写真で紹介。

[019] テングチョウ

2008年10月27日 |  蝶>テングチョウ科+マダラチョウ科
2008-09-28横浜市の氷取沢へ。生憎の曇り空で気温も低下。あまり期待せずに出かけました。

森の中の小道を歩いていると、小さなタテハ風の蝶が飛び立ちました。遊歩道の地面に止まっていたのでしょう。色はキタテハですが少し小さい。テングチョウでしょうか。間もなく、同じ場所に戻ってきました。テングでした。翅を拡げても5cm程度の小さくて可愛いらしいチョウです。

飛び去っても、また直ぐに次の個体がやってきました。私の周りに同時に4頭来ました。色々な角度からバッチリ写真が撮れました。「テング」の名の通り、頭のてっぺんが突き出しています。

↓(a)~(c)2008-09-28 横浜市氷取沢




夏の間、数回見かけただけのテングチョウですが、この日は結局10数個体を確認することができました。こんなに沢山いるとは驚きです。札幌近郊でも採ったことがありますが、かなり稀でした。

◆2008-10-25追記
今朝の自宅の近所の散歩では、ウラナミシジミ2、ヤマトシジミ2、キチョウ2、ベニシジミ1を確認できました。その後、昼頃から曇り空の下、金沢区の市民の森を散策しましたが、森の中では全くチョウの姿は見られませんでした。そろそろシーズンも終わり。寂しくなってきました。

[018] コミスジ

2008年10月22日 |  蝶>タテハチョウ科
コミスジは、比較的見つけやすい蝶です。横浜近郊では、だいたいどこでも見られます。ゆっくりした飛び方が特徴的で、飛んでいるときはイチモンジやサカハチなどと似ています。

(a)2008/9/1 横浜市戸塚区舞岡公園


(b)2008/8/22 横浜市金沢区能見台


[017] ヒメウラナミジャノメ

2008年10月17日 |  蝶>ジャノメチョウ科
コジャノメやヒメジャノメなどと同様に、横浜市金沢区では普通に見られます。これらと比べると、少し小型で、道に沿って飛ぶことが多いので愛着を感じます。また、比較的明るいところにいます。翅を開いて停まることも多いです。

↓(a)2008/8/24 13:23 横浜市能見台東


↓(b)2008/9/6 11:22 横浜市氷取沢市民の森


↓(c)2008/9/15 14:30 横浜市金沢自然公園



[016] ナガサキアゲハ(金沢区など)

2008年10月13日 |  蝶>アゲハチョウ科
今年の8月3日、自宅近くの公園で、ナガサキアゲハ♀の後翅のような羽の一部が落ちていたので、写真を撮りました。ナガサキアゲハは関東には居る筈はないので、モンキアゲハだろうと思いました。しかし、自宅の図鑑で確認してナガサキアゲハの♀に間違いないことが判りました。驚いてWebで調べた結果、近年、ナガサキアゲハが関東でも見られることを知りました。

それからナガサキアゲハ探しが始まりました。Webに公開されたナガサキの情報に基づいて、近場を探し歩きました。何度か、「らしい」ものを目撃したものの確証がないままでした。そして、ほぼ一ヶ月後の9月1日戸塚区の舞岡公園で証拠写真の撮影に成功しました。その後、自宅の近くを含め、あちこちで目撃しましたが、花にも殆ど止まりませんし、一瞬止まっても直ぐに飛び去ってしまいます。

ナガサキアゲハに限って言えば、フォーカスが合うまえに移動するので、フォーカス合わせが遅いことが致命傷だということに気がつきました。という訳で、「Canon EOS」+「Canon EF70-300 IS USM」を購入しました。(それまでは、機動性(軽い)があり、連写性能(13.5コマ/秒)に優れているOlympus SP-570uz(20倍ズーム)を専ら使用していました)

その後、9/13に金沢自然公園で初めて、ゆったり飛んでいるいる♀に遭遇しました(写真B)。後を追いかけ続けましたが、結局一度も停まりませんでした。追跡途中、空中で証拠写真レベルながら撮影に成功しました。望遠で飛んでいるところを視野に入れ、しかもフォーカスを合わせるというのはかなり厳しく、写っただけでも幸運です。9月に入ってからは、散策に行く度に遭遇し、10月はじめの時点で20以上の個体を確認しました。しかし、以下の様な写真を撮るのが精一杯、ちゃんとした写真は撮れませんでした。来年の課題になりました。

(a)ナガサキアゲハ♂ 
2008/9/6 13:19 
横浜市金沢自然公園
ホバリングしながら次々と移動。全く停まりません。動きが速すぎ。だいたいピントはあったのですが、手ブレしてます。太陽が照っていればもっと綺麗に撮れたと思うのですが、残念。




(b)ナガサキアゲハ♀ 
2008/9/13 13:31 
横浜市氷取沢市民の森
焦点距離216mm(35mm換算)で空中撮影(停まってくれませんでした)ピントはまずまずですが、明るさが不十分でブレました。

[015] オナガアゲハ(金沢区など)

2008年10月08日 |  蝶>アゲハチョウ科
2008-09-06(sat)。
自宅から近い横浜市「金沢自然公園」へ。

虫撮りを始めて、まだ一月ちょっと。毎回、それなりに嬉しい出会いがある。先週は、ナガサキアゲハ♂の証拠写真撮影(←ピンボケ、ブレブレ)に成功した(掲載するには程遠い)。今日もナガサキを求めて、事前に見つけておいたポイントで暫し待ち伏せする。モンキアゲハやカラスアゲハが何度かやってきた。そして、ついに待望のナガサキ♂が力強く飛んできた。カメラを構え、連写モードで何枚か撮れたが、あっという間に林の中に消えてしまった。ガックリ。結果は、またも証拠写真レベル。

そのちょっとあと、オナガアゲハが木の上からゆったり花のところに降りてきた。オナガアゲハは、スリムな感じで、少し弱々しいながらも、気品を感じさせる蝶だ。花の周りを暫く飛び周ってくれた。しかも翅の状態がとてもいい。花に止まりながらホバリングを繰り返してくれた。数回にわたって高速(7枚/秒)モードで連写。シャッター速度が1/1000秒以上であれば、前翅も止まって写るが、1/125秒程度だと前翅が完全にブレてしまう。その中で、1回だけ側面からアップで上手く撮れた。連写で一気に30枚撮影、フォーカスもまずまず。陽が照っていてシャッター速度も速めだった(写真1と2)。かなり自己満足。

写真3はその1ヶ月ほど前に森の中でゆらゆら飛んできて葉っぱに止まってくれたときのもの。(3枚ともトリミングなし)




↑(1)(2)2008-09-06 横浜市金沢自然公園、490mm(35mm換算)、1/640秒。


↑(3)2008-08-09 横浜市氷取沢市民の森、380mm(35mm換算)、1/500秒。

[014] ツマグロヒョウモン(金沢区)

2008年10月03日 |  蝶>タテハチョウ科
ツマグロヒョウモンは、「ツマグロ」の名前に相応しい♀が特に素晴らしく、ヒョウモン類の中で一番の美形と思います。横浜では普通に見られます。

札幌近郊では、ヒョウモン類が豊富で、ミドリ~、ウラギン~、ギンボシ~、クモガタ~、ウラギンスジ~、メスグロ~、ツマグロ~などがいましたが、これまで横浜で見かけたのはツマグロだけです。まだ探し方が足りないかもしれません。


(2008-08-31 横浜市金沢区♂)


(2008-08-31 横浜市金沢区♀)


(2008-08-31 横浜市金沢区♀)