【蝶にあいたい/野鳥にあいたい】暖蝶寒鳥

横浜より、近郊の野山で出会った蝶や野鳥を写真で紹介。

[113] クロアゲハ(金沢区・能見台東)

2009年07月31日 |  蝶>アゲハチョウ科
昨年書いて、そのままになっていた記事をアップします。

2008-08-31
横浜市金沢区能見台東

クロアゲハが低い木の間をゆっくり飛んでいるのを見つけました。一瞬止まって、またゆったり移動の繰り返しです。木の反対側に行ったり、また出てきたり。そして、やっと、すぐ近くに止まってくれました。連写モードで15枚ほど撮影できました。

家に帰ってからこの写真をチェック。ピントはまずまずOK。連写のコマを進めながら発見しました。産卵の瞬間を含んでいることが判りました。止まって直ぐ白い小さな卵を産み付けて(写真1を起点として、写真2は0.5秒後、写真3は1秒後)、写真3の直後に飛び立ちました。そして、ひらひらと5mほど飛んで日陰に移動し、葉の上に羽を広げて休息しました(写真4枚目)。お疲れさまと言ってあげたい感じです。止まる度に産卵していたのかも知れません。その木は食草の柑橘系の木のようでした。


(2008-08-31 横浜市金沢区 ♀)




<幼虫の観察>

その1週間後、卵を見に行ってきました。あるはずの卵は見当たりませんでしたが、5mmくらいの一齢(?)幼虫がいました。
(写真左上:2008-09-07 産卵から7日目 横浜市金沢区)
今回もクロアゲハが産卵に来ていました。

更にその6日後、同じ場所を確認しに行きました。同一個体と思われる13mmくらいの幼虫がいました。
(写真右上:2008-09-13 産卵から13日目)

そのまた6日後、更に倍の26mmほどに成長した幼虫がいました。
(写真左下:2008-09-19 産卵から19日目)。

その翌週、47mmほどに成長していました。
(写真右下:2008-09-27 産卵から27日目)

その翌週、終齢幼虫/蛹を探しましたが発見できませんでした。
どうなったのか判りません。




◆2008-11-15の観察記録@氷取沢市民の森&金沢自然公園
気温18℃、少しの間は陽も射した。アカタテハの写真が撮れたらいいな、という気持ちで出かけました。氷取沢の畑では陽が射していました。モンシロ?とヤマトシジミが多数。ぼろぼろのツマグロヒョウモンがいました。キタテハらしきも。


[111] ジャコウアゲハ(氷取沢)

2009年07月29日 |  蝶>アゲハチョウ科
氷取沢周辺(その3)

金沢自然公園から氷取沢に進む途中で地面すれすれにフワフワで飛んでました。一瞬下草に触ったと思うとまたひらひら…。一向に停まりません。停まってくれたのは約10分後でした^^; その後は、注文通りに色々とポーズをとってくれました。

実は、今春は♀の満足な写真が撮れませんでした。この日は十分堪能しました。写真は全て同一の個体です。撮影に夢中になり、食草「ウマノスズクサ」を確認し忘れました(^^;)

(a)ジャコウアゲハ♀(2009-07-26 氷取沢)



(b)ジャコウアゲハ♀(2009-07-26 氷取沢)



(c)ジャコウアゲハ♀(2009-07-26 氷取沢)



(d)ジャコウアゲハ♀(2009-07-26 氷取沢)



◆この日観察した主なチョウ
・ナガサキアゲハ(7)うち♀(1)
・アオスジアゲハ(14)
・アカボシゴマダラ(3)
・ウラギンシジミ(7)うち♀(1)
・オナガアゲハ(4)
・カラスアゲハ(3)
・モンキアゲハ(4)
・ヒカゲチョウ(4)←もう最後
・サトキマダラヒカゲ(7)新鮮な個体が多い
・ルリシジミ(3)第2化、3化?
・キタテハ(1)←久しぶり
・キチョウ(6)
・コジャノメ(2)新鮮
・ジャコウアゲハ♀(1)

[110] トンボ>ウスバキトンボ(金沢自然公園)

2009年07月28日 |  トンボ>
氷取沢周辺(その2)

金沢自然公園でとても沢山飛んでいました。たまたま停まっているのを見つけたので、即撮影しました。普通にいるトンボだと思ったのですが、後で詳しい方に聞いたところ、季節風に乗ってお盆のころに忽然と現れるトンボだそうです。


(a)ウスバキトンボ(2009-07-26 金沢自然公園)


[109] 虫>ヨツスジトラカミキリ(氷取沢周辺)

2009年07月28日 |  虫>
氷取沢周辺(その1)

金沢自然公園で飛んできました。蜂かと思いましたが、コレでした。
トラカミキリの一種とは思いましたが、ネットで「ヨツスジトラカミキリ」らしいことが判りました。

(a)ヨツスジトラカミキリ(2009-07-26 氷取沢周辺)



(b)ヨツスジトラカミキリ(2009-07-26 氷取沢周辺)



(c)ヨツスジトラカミキリ(2009-07-26 氷取沢周辺)


[108] 野鳥>キョウジョシギ(東京港野鳥公園)

2009年07月27日 |  野鳥(カ行)
東京港野鳥公園(その5)
2009-07-18

キョウジョは、「京女」と書きます。着物を連想させる色合いです。
恐らく1羽だけだったと思います。これを観察できたのは、幸運でした。
最近、観察された日は、この日だけのようです。

(a)キョウジョシギ(2009-07-18 東京港野鳥公園)



(b)キョウジョシギ(2009-07-18 東京港野鳥公園)


[106] 野鳥>コチドリ(東京港野鳥公園)

2009年07月27日 |  野鳥(カ行)
東京港野鳥公園(その3)
2009-07-18

雨予報のときは、鳥見になります。東京港野鳥公園は、観察窓から干潟までの距離が近いのと、屋根がしっかりあり雨降りでも大丈夫なところがいいです。

コチドリは、小さくて、眼の周りの黄色い縁取りがあるのが特徴。愛嬌者です。


(a)コチドリ(2009-07-18 東京港野鳥公園)



(b)コチドリ(2009-07-18 東京港野鳥公園)



(c)コチドリ(2009-07-18 東京港野鳥公園)



[105] ツマグロヒョウモン(瀬上)

2009年07月26日 |  蝶>タテハチョウ科
氷取沢~瀬上シリーズ(その5)
ツマグロヒョウモン。

ツマグロヒョウモン、特に♀はいい彩りだと思います。T-Shirtsなどのデザインに採用されても良いのではないでしょうか。この日は、大丸広場で1頭だけでしたが見かけました。産卵しているようでした。


(a)ツマグロヒョウモン♀(2009-07-12 瀬上市民の森)



(b)ツマグロヒョウモン♀(2009-07-12 瀬上市民の森)

[103] 野鳥>アオアシシギ(東京港野鳥公園)

2009年07月24日 |  野鳥(ア行)
東京港野鳥公園(その1)

2009-07-18、東京港野鳥公園に初めて行ってきました。
色々なシギやチドリの仲間を見ることができました(順次掲載予定)。

アオアシシギは、足が若干緑色がかっていて(灰色に近いかも)、嘴がちょと上に反っているのが特徴でしょうか?

(a)アオアシシギ(2009-07-18 東京港野鳥公園)



(b)アオアシシギ(2009-07-18 東京港野鳥公園)



(c)アオアシシギ(2009-07-18 東京港野鳥公園)

[102] テングチョウ(瀬上)

2009年07月23日 |  蝶>テングチョウ科+マダラチョウ科
氷取沢~瀬上シリーズ(その4)

この日は、テングチョウをよく見かけました。
特に瀬上の池の上の漆窪付近に多数いました。
飛び方はタテハ類とほぼ同じ、一度飛び去ってもまた元の場所に戻ってくるという性質も似ています。

(a)テングチョウ(2009-07-12 瀬上市民の森)



(b)テングチョウ(2009-07-12 瀬上市民の森)


[101] スミナガシ(高尾山)

2009年07月22日 |  蝶>タテハチョウ科
高尾山にて(その2)

オオムラサキと一緒に、樹液を吸いにきていたのは、
スズメバチ、クワガタ、カナブン、ルリタテハ、アカタテハ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、そして、スミナガシでした。スミナガシは、翅を開いて停まるので、開翅シーンは容易に撮れました。むしろ、閉じた写真がなかなか撮れませんでした。

(a)スミナガシ(2009-07-19 高尾山)
特徴的な赤い口吻。



(b)スミナガシ(2009-07-19 高尾山)
左右から攻められても…。



(c)スミナガシ(2009-07-19 高尾山)
クワガタ接近で、翅を動かして応戦。



(d)スミナガシ(2009-07-19 高尾山)
今度は、大スズメバチ接近。


[100] オオカバマダラ(USA)

2009年07月21日 |  蝶>テングチョウ科+マダラチョウ科
節目の[100]を迎えた今回、少年時代から憧れていた蝶の一つ「オオカバマダラ」を選びました。昨年のTV番組でも、北米大陸を大移動する渡りの蝶として話題になっていました。

もう随分前のことですが、カリフォルニア南部に滞在していた時、近所のユーカリ(←おそらく)の木の周りを飛んでいるのをよく見かけました。(この地は、アメリカ西部側の本種の越冬地に近いらしい。なお、北米東部のものはメキシコで越冬)。

ユーカリは枝の位置が高いのでなかなか写真を撮ることができませんでした。あまりシャープじゃありませんが、この2枚の写真(同一個体)が精一杯でした。


(a)オオカバマダラ(Monarch Butterfly:1990/12/09 @Irvine, CA, USA)



(b)オオカバマダラ(Monarch Butterfly:1990/12/09 @Irvine, CA, USA)


当時愛用していたのは、Canon EOS 650というアナログのカメラ。レンズは、一応AutofocusのEF 100-300mm 1:5.6でしたが、手ブレ防止はありませんでした。これに比べ、現在のカメラの俊敏なAutofocusと手ブレ防止は本当に素晴らしいです。

[099] オオムラサキ(高尾山)

2009年07月20日 |  蝶>タテハチョウ科
オオムラサキを求めて、高尾山へ。

9:00高尾山口に到着。日差しがない。ちょっと不安。
まず、ケーブルカーで高尾山駅まで上がる。山頂を目指して山道を登っていくが、蝶の姿は殆どない。ここまでやってきて空振りは辛い。階段がきつい。

10:00ころ、どうやら山頂の近くに辿り着いたらしい。ふと見ると長いレンズのカメラマンがいる。なんと!舞岡でお世話になったFさん! そして目の前にオオムラサキ! 

まずは、証拠写真確保。樹液のポイントには次々と、やってきました。今日見た個体(3~5頭)は全て♂でした。1頭は綺麗な個体でした。♀は観察できませんでした。♂の完璧な開翅シーンは撮れませんでしたし、速いシャッターが使えなかったこともあって、シャープさに欠ける写真ばかりでしたが、十分オオムラサキを堪能できました(Fさんに感謝)。

(a)オオムラサキ♂(2009-07-19 高尾山)開翅のチャンスは飛来してすぐ。



(b)オオムラサキ♂(2009-07-19 高尾山)3頭が並びました。樹液を吸い始めると、もう開いてくれません。



(c)オオムラサキ♂(2009-07-19 高尾山)沢山の人がいる上の木に停まって開翅しました。



(d)オオムラサキ♂(2009-07-19 高尾山)綺麗な個体でした。この個体の開翅シーンを撮れたら最高でした。



(e)オオムラサキ♂(2009-07-19 高尾山)午後になると休憩時間に入ってしまいました。帰ろうとした時にやってきて、翅を開いてくれました。