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「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

カンプライティングの技術

2005年03月24日 | Work's(Comprehensive)
僕の場合(人によって違うと思います)
カンプの描写技術の柱は、
2つあります。

一つは的確なシルエットを抽出できる
「ハイコントラスト」表現の技術と理解。

(カンプはイラスト自体を表現することは少なく、
ほとんどが写真のイラスト表現だから。
光と影のイメージを写真家に近いレベルで
理解できるかどうかが上手いカンプのカギ。
極論すると、写真撮れない人はカンプ描けない。)

もう一つは、
「略化するためのタッチ数の減らし方」の技術。
(なるべく、面に意識できるように
タッチを太くそろえて、少ない本数で
平行に使う/他いろいろ技術のコツあり。)

カンプを早描きする時に使う鉛筆は
ぼくの場合はスワンスタビロのsoftcolor。
伊東屋とかで見つけたら
黒は大抵買い占め。(笑)

あとは枚数描いて練習するしかない。
上手い人の技術から学ぶしかない。

そして、現場で、
アイデアの選択肢とイメージの確度を
あげる為に描きまくる。

スピードはそうすることでしかつかない。
(添付したものは下絵から完成まで約40分現場描き
トレースではなく、資料はあり。)

上手くこれらの技術と
パソコン表現を融合していくことも
一つの手。

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