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「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

すぐやる…を実践中

2008年09月24日 | シゴトの基本
昨日はよく寝た。
本日は朝から、終日すぐやる実践中。
まあ、それでもおいそれと追いつかないのが
怖い量なのだが。

とはいえ、朝まであと残り4件分,12点。
プレあり,カンプあり、フィニッシュあり、ディレクションあり、
作業の種類が案件ごとに違うのが痛いな。
頭の切換えが大変だ。まとまった作業にしづらい。
残り7時間。あとでミンミン打破、買いに行こう。

明日は、午前中、幼稚園の見学面接とやらに
行かねばならない。最近は公立の幼稚園も少ない。
僕らの頃と違って複雑だ。

ポリバレント(注目のキーワード)

2006年10月04日 | シゴトの基本
10/4日のガーナ戦に向けて
サッカー日本代表のオシム監督の会見に出て来た
キーワードが「ポリバレントな選手」である。
「ポリバレント」とは、辞書にもなかなか出ていないのだが、
検索してみた内容を総合すると、
「多義的な」という意味を持っている言葉らしい。
化学にも良く出てくる用語だとオシム監督も言っていた。
そこから、「複数の役割(能力)を使いこなす」
という意味に使われている。

これは、とても大切な言葉だ。
サッカーに、だけではない。

「組織論」にとってである。

ぼくは、サッカーと言う競技が持っている本質のひとつに、
「組織」として、いかに結果をだすか、というものがある
と思っている。
それが面白くて、20年前にこの競技の深みにはまった。
見れば見るほど、失敗も成功も、「組織」を考える
ヒントに溢れている。
当てはめて考えるだけで、とても身近な様々な事を
解きあかすヒントがつまっている。
それが僕にとってのサッカーだ。

それはさておき、今回はサッカーの話ではない。
現代のサッカーにおいて、「ポリバレントな選手の重要性」
が声高に言われるのと同様に、どんな集団においても、
「ポリバレントな能力」を持ったものが、「キーマン」
になるのが現代の組織だと思うのだ。

僕はイラストレーター,アートディレクターと複数の職務を
こなして来たから、とくにそう思うのかもしれないが、
「ポリバレントな能力」こそが、「個人化して行く社会」
を集団的能力において、維持するために、最も重要だと
考えている。
違う考えの方も多いかもしれないが、
あえて言うと、時として、相手の職域を侵して
いく事も必要な事だと考えているということだ。
(尊重すべきはした上でだが。)

例えば、これまで日本の「会社組織」は、「分業」し「職能化」
を進める中で、より多くの人々を
組織の中に内包できる社会構造を作って来た。
言い方を変えれば、「護送船団方式」とも「日本的企業」
とも言われる、集団的組織力による、総合的なレベルアップ
を図って来たのだ。この方法は、一面において、
人材育成の成果も上げ、トータルではアンバランスでも、
必要な能力もすくいあげて来ていた。
多くの貴重な職人もこの中から育った。

だが、時代は変わった。
アメリカ化が進み、「個人主義」が当たり前になり、
「能力主義」が世間をおおい尽くしている。

「自己責任の時代」になり、中途半端な能力は
どんどん、会社組織からはじき出される。
ニート、フリータ-、浮浪者。

そういうものたちがはじき出された、
世間には、「技術」や「能力」を繋いでいく
「接着剤」のような人材が圧倒的に少ない。
つまり、「ポリバレントな人材」だ。

多くの人材は
能力が足りない、あるいは活かせていないのであって、
決してないのではない。
そういう人たちにこそ、その能力を補う接着剤のような、
あるいは、異能をつなぐ「翻訳機」のような人材や組織、集団
といったものが本来必要であるべきではないのか?

同様に、会社組織においても、空洞化した部分が大きく
なっている事も当然の成りゆきだ。
(プロ野球の巨人の衰退やドイツワールドカップの日本代表の惨敗
のように、大砲ばかりいたり、エクストラキッカーばかりがいても
組織は強くならないと言う意味で)
査定評価のしやすい「能力」ではない「能力」もある。
それらは、会社という組織の外に、
セーフティネットも組織も保証もない場所に
今も流れ出している。


集団が、集団として機能しにくい方向に
あるいは、多くの能力が複雑に力を合わせて、
大きなベクトルを作る事が出来ない、こじんまりとした、
ダイナミズムに欠ける社会、そういう社会になってはいまいか。
そして、それは、「個人能力主義」が本来目指した突出した人材の
育成やダイナミズムといったものと逆行してはいないか?

それを打破するには、この「ポリバレント」という
キーワードがとても重要であると感じるのだ。

オシム監督的にいうと、
「エクストラキッカーは11人中2人」であり、
同様に大切なのは、それと対をなす「水を運ぶもの」
であるということとイメージが重なってくるのだ。

僕のいる業界では、SOHOというフリーランス、個人事業者が多くいる。
パソコンやインターネットがある意味セーフティネットのような役割を
果たしてもいる。しかし、困るのはやはり、僕も含め多くの人が、
「中途半端」な能力であるということだ。

たとえば個人事業者に必要な能力は多岐に渡る。
まず、柱になる「技術」「職能」、
次に「コミュニケーションする能力」
そして、「アカウント感覚」並行して「交渉力」。
少なくとも、これだけ持っていなければ、
あるいは、身に付けなければ、
「社会的弱者」になってしまう。
つまり、悪い言い方をすれば、社会の「お荷物」だ。

例えば、イラストの仕事が来るときに、
クライアントは、相手が何がどういうレベルで
できるのかを知ったら、まず、値段を聞いてくる。
ここで、最初の競争が起こる。
(いや、最初は、技術的な競争かもしれないが…)
値段を知るには、全ての作業行程やおおよその、
仕事の全体像を他の関係周辺事業(例えば、
印脱物であれば、印刷、Webであれば、マーケティング
といったような)との兼ね合いの中で
仕事を受ける前に「判断」して、「交渉」する
事を要求される。それが、最良のリスク回避だからだ。
リスクを冒すにしても、これらの判断がいかに高いレベルから
始められるかが、結果に大きく関わるのは、いうまでもない。

これだけでも、すでにものすごく
「ポリバレントな能力」が要求されている。

仕事を1本受けるにも、
安全に良い仕事を受けて、提供していくには
それだけの能力を要求されているのだ。

これをきちんとこなしている事業者も少なくはない。

だが、これをハイレベルに繰り返すには、
より高度な「ポリバレントな能力」が常に要求される。

オシム監督が守備と攻撃のバランスの話の中で、
現在のスピードサッカーの中では、突然役割を切り替えられる能力や
判断力があるものをポイントにいかに配置するか、
相手によって、それを変えて行く事が出来なければ、
常に、「勝利」と言う結果は残せないと言う事を述べているのが、
上記のような話とイメージがかぶるのだった。

代表戦で一生懸命走りながら考えて、工夫する事を要求されている選手
をみながら自分の開拓できるポリバレントな能力について、
考えてみるのも有益な事ではないだろうか。

相手の「?」を引き出す作業

2005年06月08日 | シゴトの基本
最近、再認識したことの一つが、
クライアントも、発注をうけて仕事をする
僕達も、初期の段階では、
何を頼むのか、頼まれるのか、
『ゆるくしか理解しあっていない』
ということである。

発注者はたくさんの「問題」を抱えている。
だが、それを解決するにあたって
ほとんどのケースにおいて、
彼らは最大効果と最良の適価を
判断するための情報が足らない状態で
「発注」はしなければ間に合わない「納期」
という「時間」と戦うことを強いられている。

つまり、
『発注者は自分達が何を発注すべきかをはっきりとは
認識していない」状態で「発注にはいる」』
ケースが意外に多いということだ。
(営業の友人につい最近再認識させてもらった)

しかし、こう考えると、
あのケースも、さらにあのケースも
とても合点が行く。

「オリエンテーション」についての定義は
以前に書いたが、補足として、その場において、
相手の「ゆるい」部分を明確化するために
「?」をたくさん投げかけて、
相手に自身が何をしたいのか、あるいはその先の
クライアントが何をして欲しがっているのかを
確認させる作業をしなければならないのである。

サッカー的にいうと多くのパスをまわして、
ポゼッションで優位に立つっていう感じか。

具体的にいうと、
例えば、編集ならば、
●レイアウトの中のどこで使われるか
●全体のレイアウトは?
●対抗他社の同じような企画とかぶらない?
●どこの会社のどの雑誌を意識する?
●最終納期の確認
●修正はある?ない?
●可能性程度の話いろいろ
●印刷形態(2色?1色?4色?)

ディレクションならば、
●クライアントの意向
●本当は何がやりたい?
●結果はどうなりたい?(これすごく重要!)
●予算はどのくらいとれる?
●その予算でどこまでやりたい?
●その予算でできることがこのくらい
●クライアントのクライアントがどういうイメージを
 持ってくれることが望ましい?
●どうやって、その結果をはかる?
●クリック率?レスポンス率?有効アンケート?

印刷ならば、
●予算上限/下限あるいは、担当の考える適正料金
●その中でできる技術(折り?特殊印刷?他いろいろ)
●運搬にかかる賃金
●その予算の中で、取り分としてどこを膨らませて
 どこをぎりぎりにするか?
●管理作業をどの程度にして、何%にするか
●版型/裁断/紙質/重さ
●それらをふまえた印刷日程

などなど。
イラストや写真は当然それらのイメージを補完し
より望む結果を得るものがチョイスされる訳だ。

したがって、プレゼンで勝つということが
多い人はこれが読めているケースが少なくない。

本業の技術も当然であるが、
その上での周辺領域への理解の補完が
上級編では必要である。

あと、最初にこれらが共有認識となっているかも
何度も言っているが、とても大切である。

プロという道

2005年04月15日 | シゴトの基本
はあ。また「大きく振りかぶって」
‥しまいましたね。

「大言壮語」を知人にきつく
戒められているにも関わらず
ついつい、書いてしまうのがいけないところ。

でも、書くのです。
大事だから。

プロにとって、
本当に必要なことは数々あれど、
最も必要なことは大きくいうと
たったの一つだけです。

「結果を残すこと」

男・星野仙一がいつまでも「男」として
憧れられるのも、常に結果を残しているからに
他なりません。
理想の上司と言われた理由もこれです。

「結果」さえだしてりゃ何だっていい!
と言いたいのでは決してないのです。
「結果」出してないやつは未来がない
のでもありません。

「結果」出さなきゃ、
何にも聞いてもらえないし、
何にも起こらないのです。
出すまで、その先にはすすめない。
それだけなのです。
未来には必ず、何らかの結果を求められるし
出す必要があるのです。

現に、このブログも
僕がいい結果を出してきた人は
ある程度好意的に見てくれるでしょうが、
そうでない人にとっては、確実に
「何だよ、口ばかり」になっていると
思われます。たぶん、逆の立場なら
僕もそう思うから。(とっても身勝手)

「じゃ、書かなきゃいいじゃん」

という声がたくさん聞こえるので、
今日はこの辺で。

それでも、きっとプロは
「結果が全て」なのです。

わかったフリをしないこと

2005年04月04日 | シゴトの基本
これが、仕事で、僕にとって
いちばん難しいことの一つ。

何でもばか正直に「知らない」というのがいい
とは思っていない。
ディレクションは切った張ったの喧嘩であると
むかし、浅葉克巳が言っていた。

知らない時は
「黙っている」ことも有益な場合がある。

戦いの場で弱点をさらすわけにはいかない。

とはいえ、元来、お調子者の私は
知識が増えてくると、それを外に見せたくなる。
だが、世の中上には上がいて、
深い本当の理解をきちんとしている人が
実は、少なくない。

そうなると恥をかく。

20代、30代はそれでも何とかやってこれた。
周囲がそれなりに「許して」教えてくれたから。

40代にもなるといつまでもそういう訳にもいかない。

人間いくつになっても勉強ということを
この年になって実感する。
読まなければいけない本の数も30代を過ぎてから
急速に増えた。なかなか追いつけない。
自分で学ばなければいけないことが多くなる。

基本的には、本で学ぶのは苦手だ。
体験でしか本当に自分にフィックスする力は
つきにくい。しかし、人にモノを聞くにも
余りにもまとはずれではいけないとも思う。
いやだいやだと言ってられなくなる。
より深い体験をするためには
本で学ぶことがとても必要になる。
若いうちに勉強しておくとよかった…という
お定まりの後悔はつきものだ。

この年になってありがたく思うのは、
それでも、自分の未熟な点を指摘してくれる
数々の友人/先輩/後輩。
こういう人を持っているのはとても幸せだ。

もし、これを読んでいるあなたが若いなら
むしろ積極的に「わからない」と素直に言うことだ。
年をとるにつれてそれを素直に言わない自分と出会う。

ばかにもされるだろう。
無知をなじられるだろう。
笑われるかもしれない。
あるいは、何も教えてくれないかもしれない。
いろんなリアクションと出会う。

「自然体」で等身大の自分を知ることがとても大切。
僕は幸運にもいろいろな先輩方にいろんなことを
ただ、ただ与えてもらってきた。
別に何を返せと言われた訳でもない。
それを返せるとしたら、今後会うであろう見知らぬ
この世界の継承者達だ。

ある程度確立した世界で伝統というものがあるとしたら、
それは、無償の伝承によって培われた「精神」
によるのだと思う。

伝えること
学ぶこと
わかったフリをしないこと

これがなかなか難しい。
これは、「報告」の本質でもある。


(イラストレーターも)シゴトノ基本(ソノ5)

2005年03月26日 | シゴトの基本
基本シリーズ、最後は「書面化」である。

「報告」と「連絡」が回りだし、
トラブルに関してや、困りそうなこと
問題点、先のことをどうするか
「相談」が毎日何十回とくり返されるようになって
チームが有機的に動き出す時期がやってくる。

いままで部長は課長から課長は部下から
あるいは、
「イラストレーター」は「編集者」から
あるいはデザイナーやライターから、
編集者は編集長から
または、その逆方向にだけ
1本の線上を情報が行き来するだけになっている。

チームのシノプシスをもっと
いろんな双方向にのばすことで、
もっと相談が増え、
解答も正解に近いものをチョイス出来るのではないか?

別の人の意見も聞いてみたくはないか?

1対1ではなく多人数を相手にしようとする
このとき、最も効果があるのは
「書面化」である。

実は、この「ブログ」も
一つの「書面化」だと考えている。

「書面化」された情報は同時にたくさんの人が見ることができる。
1対1では、一つの意見しかきけないあるいは
一人のチェックしか受けられないのに対して、
「書面化」された情報は多人数で同時にタスク出来るのである。

効率は飛躍的にあがる。
精度もあがる。
ミスの発見も早くなる。
進歩のヒントも見つかりやすくなる。

「書面化」の効果を意識的にやっているものと
やっていないものでは格段の見えない差が
ついていく。

ファックスでもメールでもいい。

今は「書面化」が以前より頻繁に楽に行えるように
なった時代だ。活用しない手はない。

ただ、「書面化」するにあたって、
ビジネスであるから、ビジネスなりの
基本書式はそれぞれの分野できちんと
書けるようにした上で、おおいに
このスキルを活用してほしい。

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ここまでに、4つの基本を述べてきました。
「報告」「連絡」「相談」「書面化」
どれも、つい面倒で日常のシゴトの中では
略化したくなりがちなものです。

かくいう私も、これが完璧に出来てはいません。
むしろ、昔、強く意識しながらやったこれらのことが
今の自分にいちばん足りないと
これを書きながら、強く反省しているところです。

この4つが基本であることを
教えてくれたのは当時私の事務所の営業面を
手伝ってくれていた友人ですが、もともとこの話は
(株)社員教育研究所
http://www.shain.co.jp/vip/cdinfo.htm
の「教育コンサルタント・柏木仙蔵シリーズ/
THEコミュニケーション」
をリーダーシップ開発システムを研修として
受けて学んだことが基礎になっています。

もう、10年近く前のことです。
私もこのビデオ見ていろいろなことに気付かされました。
主役の柏木はなんと「江守徹」
コミュニケーションの極意を知らない「課長」役が
「小西博之」はまり役で大層感心したのを覚えています。

料金は安くないのですが、
とても財産になる経験でした。
リーダー研修としてはお勧めです。

より、深い理解をしてみたい方は
ぜひ、どうぞ。

(この項、これで終了)


(イラストレーターも)シゴトノ基本(ソノ4)

2005年03月22日 | シゴトの基本
さて、3つの基本の最後。
「相談」である。

たいていの人が、多くの仕事上の問題を「自分だけで」抱えている。
「相談」が使いこなせるようになると、これらの多くは解決する。

相談を2つの軸から話してみよう。
具体的にいうとそれは、

・あなたは相談をしているか?
・あなたは相談をされているか?

の2つである。

●「相談する」ことの効用。

「相談」には、いろいろな「相談」がある。
「恋の相談」があれば、「人生の相談」があり、
「シゴトの相談」があれば、「お金の相談」がある。

ここでは、「シゴト」における相談について話す。

シゴトの場合、問題は一人で抱えてはいけない。
前述したように、シゴトはチームでやるものだ。

フリーの人でも同様だ。
「個人」でやっていると考えている人がもしいたら、
よ~く周りを見渡してみるといい。
上手くいったり稼げたりした仕事は
本当は何が原因だったのか?
その時に自分はひとりだったか?
違うはずだ。

大きなシゴトは尚更である。
一人で解決できるシゴトには限界がある。
あなたは、「連絡」がとれるようになり、「報告」も出来るようになった。
だが、ある日突然ふって湧いたように、それでもトラブルは起こる。

ここで、乗り切るためには「相談」できる相手が必要なのだ。
この相手は普段からの信頼関係で作っていかなければならない。

ただ注意はいる。
相談する「相手」である。
これを間違うと「相談」が失敗の原因になりかねない。
「相談」したとしても、最後の判断は
自分の責任で行うことを忘れてはならない。

「相談」する相手はきちんと見極めたい。

(もし、対人関係が非常に苦手で、人と話すのが本当に苦手な人は
本を読むといい。あるいは、きちんとした人にお勧めの「本」を
聞いてみるといい。そういうことをくり返すと、
少ないコミュニケーションでも、相手の力量や考えを知るきっかけが
出来る。その上、話題も出来る。昔、よく聞いた。)

自分が行き詰まった時にたいていの人は
初めて、そこから相談相手を探す。

これでは遅い。

行き詰まる前に「相談する」ことで、
スムーズでトラブルを
最小限に押さえた仕事ができるのだ。

時間にゆとりのある時にこそ
有益な相談を考えてするのが効果的だ。
ゆとりのない時の「相談」は
「事故防止」や「トラブル縮小」に効果があるが
発展的なアイデアの「相談」には展開しない。

●「相談される」ことの意味。

「相談」をしてもらえるということは
「信頼」のバロメーターである。

「相談」を受けた時に、適切かつ親身に、相手のことを考えることができれば、
「相談」はクオリティーをあげてくり返されてゆく。
これこそがチーム内の情報共有と信頼感構築に欠かせないものである。

「相談する」ことを経験してきたあなただから、
こそはじめて「相談されるのだ」ということを
忘れてはならない。

一度、真剣に誰に何を相談できるのか、
「リストアップ」して、実行してみるとよい。




おおもとはどこなのか?

2005年03月16日 | シゴトの基本
フリーランスで、
食べていけるようになりたいのならば、
絶対知らねばならないことがある。

それは、
稼ぐお金のおおもとはどこが出すの?
ということと、
そのお金を出す「企業」や「事業」や「業界」の基本的な
知識である。
出資元の情報を知らないでも依頼されて成立する
クリエイティブはあるが、それはその場限りが多く
積極的に働きかけることや共通した利害関係は
出来ないから、不安定がつきまとう。

ぼくはいくつかの業界を渡り歩いている。
広告業界であり、製造業界であり、公共事業であり。
それらを歩きながら吸収した知識は
時として絵を描く技術以上に、私を支えている。

金言シリーズ

2005年03月14日 | シゴトの基本
なんだか、忙しい合間に書くとなると
腰を落ち着けては書けないので、
早打ちの練習代わりに、
手許にある金言の類いを打っていくことにする。

これは知り合いのデザイン事務所に貼ってあったものだ。

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これらの心を征伐しないことには、どんなコミュニケーション
制度を作っても魂は入らない。
--------------------------------------------------------
◎誰かが伝えてくれるだろうという
        --------
         依存心
        --------
◎ある程度まとまってから伝えればよいだろうという
        --------
         横着心
        --------
◎上はこの程度のことは知らなくてもよいだろうという
        --------
         老婆心
        --------
◎悪い情報を関係者に知らせると気の毒だという
------------------
    かばいあいの根性
------------------
◎自分だけが知っているという
        --------
         優越感
        --------

--------------------------------------------------------

のちにコラム化する予定の「チーム化の効用」でも述べる内容
と、けっこうリンクするのでよく覚えている。




プロ十訓

2005年03月13日 | シゴトの基本
誰が考えたのか知らないのだが、
「プロ十訓」である。

冒頭に

「社会人の基本はプロ意識を身につけること」

とある。
昔、このシゴトをはじめた頃、恥ずかしくも
これをスクリーンセイバーにしてパソコンに貼っていた
ことがある。プロは厳しいんだと、
よく怒られていた私は
これを見て思ったものである。

以下プロ十訓

一、プロとは仕事に命をかける人である。
一、プロとは自分の仕事に誇りを持つ人のことである。
一、プロとは先を読んで仕事をする人のことである。
一、プロとは仕事にムラのない人のことである。
一、プロとは時間より目標を中心に仕事をする人のことである。
一、プロとは高い目標に向かって邁進する人のことである。
一、プロとは成果に責任を持つ人のことである。
一、プロとは報酬が成果によって決まる人のことである。
一、プロとは甘えのない人のことである。
一、プロとは能力向上のために常に努力する人のことである。

いまだにいくつかの項目は耳が痛い。