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「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

嵐の月末。

2008年08月30日 | 広告の話
今日は、月末の様々な作業に追われた。
しかも最後の週末なので,提出物にも追われた。
いろいろ不十分になって迷惑をかけたところもあれば,
高評価を得て、これからの展開が楽しみになったところもあった。

夜になって,プロダクションからお呼びがかかる。
先日までやっていた仕事の続きが急追発生したという。
打合せに行ったら,雷雨。
たった3分で、バケツをひっくり返す雨。
いきなり変わる風景と轟音とともに響く雷。
それまで晴れていたので傘は持っていない。
東京駅からタクシーを拾うまでの2~3分でずぶぬれになる。
伺って、タイトなスケジューリングを聞きながら,
明日以降の人の手配と、スタッフィングを進める。
そういえば,今日は昼間もスタッフィングで人探しをやったっけ。
1日に何案件も進展があるので、頭の整理は深夜1人で
家を出て、ジョナサンで明け方までやったりもする。
環境を変えないと考え事態が俯瞰出来なくなったりもする。
衰えとは、厄介なものだ。

アカウントについて、広告関連は軒並みレートが下がり続けている。
逆にWeb広告から派生するキャンペーンには予算が増え続けている。
ここ1年くらいで、完全に新聞やTVより
Web中心のキャンペーンクリエイティブの料金が
上がって来たのを実感する。
例を挙げると、以前10万最低レートだったグラフィック制作が
3万が当たり前になり,以前は高低単価が積算出来たものが
許されなくなり、作業実感が営業サイドと共有されなくなり、
3万円だったイメージングが3,000円を切る。
高いレートで3分の1,安いレートは10分の1、そんな感覚。
逆にWebのグラフィック制作に、数字が読めるからという理由、
価値評価がはっきり出るという理由などで,広告以上の
予算が割り振られる、そういう世界観が具現化している。

中途半端な位置で受けていた、
TVや新聞などの媒体は、それをメインでやっていない人間には
全く来なくなった。

提供出来る技術も、どんどん衰退する。後進など育てるどころか
ベテランが引退を余儀なくされるレート。
技術者がどんどんマス広告から、いなくなる。

広告は求心力を失った。
さらにTV,新聞ともに求心力を急速に失うであろう。

毎日の会話,発注、レートそういったもの全てが
それを裏付け続けている。

たった数年前にはあり得ないレートが
したり顔で交渉の場に出現する。
よいレートもあれば,悪いレートもある。
思いがけずに、という感じが上限,下限について、
あちこちである。

残念ながら、ここから2~3年でその状況はさらに
顕著に顕在化するという予測は以前も述べた。

僕が発注をこなして来た会社はメジャーな十数社
行政の各省庁、地方行政を含め70社、団体以上にわたる。
製造業,インターネット、IT,各種専門業界代理店、
大手代理店、印刷業者、大手企業クライアント、
中小企業クライアント、それぞれの事情を、
受発注の中で肌で感じ、俯瞰し、比較して来た。
その経験は自分にとって最も大きな財産であると感じている。
嵐がどこに吹いているか、次はどこが盛り上がるか、
廃れるか、そういった事に対する嗅覚はある。

小さなメディアの集合的受け皿であるポータルサイトや、
多くの人を内包出来る産業、
たとえば、Yahooであったり、Googleであったり
それにつながるコミュニケーション機器
を作っているSoftbank、docomo、au、それに連なるメーカー。
パソコンのメーカー、そして、マーケティングで結果を出せる
数少ない会社、Webというメディアを介して、
双方向コミュニケーションを追求しているクリエイティブ、
保険、金融、外資。
amazon、楽天を筆頭としたネットの複合ショップ、
当面はTVショッピング(これはそれほど長く、天下は
続かないが今はとてもいい時期だ)
クロスメディアを進める各産業、
ソリューション単位のアライアンス、
ワンストップで物事がこなせるCVS、大型マンション、
ショッピングの複合施設、
ひとつでない複合機能を持つカード事業、
多岐にわたる決済に対応する電子マネー。
そして,新しい時代のエネルギー産業、
宇宙開発、グローバル環境企業
そして新しい認識の「日本再構築/再発信」
(こう考えると、孫さんは何ともすごい人だ。)

今までとは違う「コミュニケーション」が急速に
私たちのまわりを覆い尽くしていく。

雨のタクシーでそんな事を考えていた。
さあ,帰って残りの作業と明日の振り分けだ。

■2008年はどんな年?

2008年01月20日 | 広告の話
Dの消費者情報トレンドボックスリサーチ
http://www.dentsu.co.jp/trendbox/topics/2007/071214.html
という消費者アンケートによると2008年のテーマカラーは
「闘志・情熱」の赤なのだそうだ。さらに、2007年を色でイメージすると
「灰色」。
いろいろと、問題の噴出した日本を、あるいは身の回りを
何とかしていきたいと願う人が多いということか。

個人的に考えても、
今年は、関係しているJILLAが正式に創設し法人格になる
準備もあるし、第3回のTシャツ・アート展も待ち受けている。
さらに関係クライアントの仕事も多忙を極めそうだ。

「心機一転」。
そういう想いの強い年なのかもしれない。



AIDMAの法則(その1)

2005年05月03日 | 広告の話
これも、習った人は多いと思いますが、
広告の基本法則の一つです。

これは、以下の5つの単語の頭文字をとったもの。

■Attention(注意・配慮)
強力なインパクトで目を捉える。

■Imoact(興味・関心事)
その効果によって興味を持たせる。

■Desire(欲望・願望)
その効果によって欲望を喚起させる。

■Memory(記憶・想い出)
その効果によって、記憶に留めさせる。

■Action(行動・行動力)
上記の結果、財布のひもを解かせる

「良い広告」は
これら一連の流れを持つものが多いのです。

では、このあと、もう少し、詳しく
この5つについて述べていきます。


広告の定義

2005年04月19日 | 広告の話
ある意味、知っててあたりまえなのだが、
「定義」ときちんと限定されると
意外と全部を網羅して言えないので
一度、きちんと引用しておこうと思う。

お馴染みになってきた感があるが、
社)日本広告制作協会の広告制作スペシャリスト養成
講座テキストによると広告の定義はこうだ。



●広告の定義は一通りではなく、形態や役割も、社会の
動きや新しい媒体の登場に伴って変わっていく部分もあ
るが、現時点では以下の3つの条件を満たすもの。
-------------------------------------------------
■情報の送り手である広告主が示されている。

情報の出所が明確なもの。ブランド名か企業名が入る。
-------------------------------------------------
■広告主と受け手の間に的な媒体が介在する。

広告主は的な媒体に広告物を載せ、多くの受け手に
均一の情報を発信する。
-------------------------------------------------
■広告主が媒体料金を払い,広告物を管理する。

広告主は広告を掲載するスペースや放送時間に対して
料金を支払い、一般の記事や番組と区別された情報を
提供する。一般に、媒体側の判断で企業や商品などの
情報が提供される場合(パブリシティ)は、媒体料金
が支払われないため、広告とは呼ばない。ただし無料
もしくは非常に安い金額で提供される「公共広告」の
ような特殊な広告もある。
-------------------------------------------------

とある。

もう、古い話になってしまうが、
「ナイキ」がブランド名を入れずに広告をマークのみで
やった時はとても話題になった。
つまり、広告の概念を少し変えたという意味でだ。
その後は、ナイキのように、浸透したブランドイメージを
逆手にとった広告も多くあらわれている。
-------------------------------------------------
広告媒体/広告スペースも多岐に渡る。
JRの自動改札のところに張られるシールの広告のカタチは
どんどん進化している。
電車の車体の広告も最近は多く見るようになった。
よく見ていると、以前には貼られていなかったスペースが
広告で埋まっていることがある。
そんな時、そこを売るという発想の人がいて、
売買が成立した、という広告屋の活動を見て取ることが
できる。

どういうスペースを売るのか、
どういうスペースが人に「見られる」のか
それを考える、見つけることが広告屋の「嗅覚」とでも
いおうか。
-------------------------------------------------
もう、十数年近く前の話で相当有名な話しだから、
ご存じの方も多いだろうが、
電車から見えるガスタンクを卵に見立てて
ヨード卵「光」が「光」っていうマークを
ガスタンクに貼ったのは、まさに、この広告スペース
に対するセンス以外の何ものでもない。
-------------------------------------------------
DやHを含め、多くの大手広告代理店は「制作」で
稼いではいない。その収益の多くがTVやラジオなどの
枠に代表される「媒体料金」によって発生している。
-------------------------------------------------
「公共広告」は料金は安いが自由度が高く、テーマ性
が高いものが多いので、とても訴えるものが多くある。

トリの目とアリの目の発想

2005年04月13日 | 広告の話
これは、
社)日本広告制作協会の「広告企画スペシャリスト」の
養成講座テキストの最初にある言葉です。

仕事をしていて、いつも感じるのが、上手くいかない時は、
「ミクロ」か「マクロ」かどちらかの視点が抜けている時
、つまり、何らかのバランスが欠けたときが少なくない。
(って、あたりまえですね‥)
逆に上手くいくときは俯瞰してみたり、ひっくり返してみ
たり深く見たり、浅く見たり右から見たり左から見たり
上から見たり下から見たり(しつこいって‥)
とにかく、多方向から見た上でひとつ、ひとつの
結論を導いているとき。

僕は意識し続けないとすぐ、一つの考えに捉われがちに
なるので、この言葉は「なんか上手くいってない」とき
によく思い出します。

前述のテキストから抜粋すると
「広告企画制作者に求められる知識は森羅万象あらゆる
ことに及ぶ。つまり、人間が関係することはすべて、
可能な限り知っていることが望ましく、知り過ぎて悪い
ということはない。従って,これだけ知っていれば十分
ということはない。広告の仕事は,いわば知識と情報の
百貨ビジネスである。ただ、単に知識を得るだけでなく,
その知識が物事に対して「どのような関係になっているか」
を考えることが重要である。さらに大切なのは、
大局的な見方と小局的な見方,つまり、トリの目とアリの目
の両方を持ち、バランスのとれた見方をすることである。」
とあります。

「可能な限り全て」というのはとても無理難題のように
見えるのですが、実際、仕事でどうしても答えを出さな
ければいけない局面ではありとあらゆる知識が必要な
ケースは少なくありません。いろんなことに興味を持ち
続け、その関係を理解しようとし続けるエネルギーは
クリエイティブディレクターにとってとても大切な
資質であると思います。

課題に対して、煮詰まったり、思考がハタと停滞して
しまったとき、こういう多方向から考え直す作業が
とても役に立ちます。

■広告制作の全体像

2005年04月02日 | 広告の話
全体像を話さずにいきなり、オリエンテーションのことを
話しだしたので、とっ散らかってしまったが、
初心者用におさらいしておこう。

(社)日本広告制作協会のテキストによると
広告は以下のような流れで作られる。
--------------------------------------------
■オリエンテーション
(広告主から広告会社に対して、広告商品,目標,
ねらいなどの説明が行われる場)
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■広告コンセプトの決定
(依頼された商品の広告活動全体の考え方、広告
の方向性を決定する。)
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■表現コンセプトの決定
(表現の基本的な考え方や切り口を決定する。)
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■表現案の決定
(コピー,デザイン,映像アイデアの開発。具体的
な表現案を練り上げる。)
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■プレゼンテーション
(広告主に対して、表現の考え方や、表現案を
提示する。)
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■広告制作
(広告主の決定に従い,実際の広告を制作する。)
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
・(印刷媒体)
原稿制作→版下制作(今はデジタル入稿データ)
→製版→刷版→色校正→下版→印刷→納品
・(電波媒体)
構成・台本→ロケーションハンティング→
スタジオ・ロケーション撮影→オフライン編集
→オンライン編集→MA
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■掲載・オンエア
--------------------------------------------
   ↓
--------------------------------------------
■広告効果測定
(マーケティング目標に基づき,広告効果を測定。)
--------------------------------------------

となる。
で、またその効果を検証して、
マーケティングして~、という流れで
広告活動は続く。


実際の発注では、制作プロダクションからの発注については
「表現案を制作」している段階での相談が多かった。
サムネールの話か何かで前述した、
「サムネールカンプでアイデアを沢山視覚化する」
という作業は実は、この一つ上の「表現コンセプト」の
エリアをカバーしつつ「表現案」を制作する作業である。
カンプ制作は「プレゼンテーション」の作業。
レタッチ表現は「広告制作」のエリアの作業。
それぞれ、仕事のつめ方が違うことを念頭に置きたい。

例えばイラストレーターを始めたばかりの人で、
広告の現場を知らないと、自分が上記のどこを
求められているのかを知らない場合がある。
いちど俯瞰してみるとよい。

あと、予算のない仕事の場合、
「表現案の決定」あたりから「プレゼンテーション」
そして「広告実データ制作」までが全部一緒になっている
ことも少なくない。こういう時のリスクや予算の判断が
難しいので、気をつけたい。

それと、少し話が膨れるが、インターネットなどで
仕事を受発注する場合、一般の企業、商店、事業者
からの依頼が少なくない。最初の発注者が代理店や
デザイン制作プロダクションの場合は。悪くても
「表現コンセプト」からの相談で、ほとんどの場合は
「表現・制作」段階の依頼であるが、
上記のクライアントの場合、初心者が最も困るケース、
つまり、最初の「オリエンテーション」
(前述/「オリエンテーション」で長々項目を書いた
ような…)からの「相談」が起きているのである。

それを「自覚」できない人が多い環境に
そういう「異業種格闘」の現実が起きている。
これがわかっていないために
途方にくれて「相談」に来る人が多い。

小さな商店などからの依頼はその典型だ。
必要なセールスプロモーションを適確に
発注側も受注側も判らないで不適切な予算で
右往左往しているのをよく見る。

「周辺の仕事の意味内容を理解すること」
とアドバイスするケースは大体この辺が理由である。

イラストレーターといえども、ネットなどで
商売をするこれからの世代はマーケティングに
いたるまでの総合的な俯瞰能力を要求される、
『「複合力」の時代』に入っていると感じている。
「絵」が描けるだけでは、評価に繋がらない。

オリエンテーション(4)

2005年04月01日 | 広告の話
オリエンの話を続けよう。
先日来、ぐだぐだとオリエンにおける確認事項を
述べてきた。

ハッキリ言って多い。
私の処理能力を超える。

この全要素を把握するのはむずかしい。
とうぜん私もそんなことは現場で出来ていない。

ただ、現場の経験が長くなってくると、
このへんは今回話しておくといいなという
「つぼ」みたいなものがわかってくる。
その程度だ。

発注が、「総合計画」のレベルで個人にふられることはまずない。
個人事業者にふられるのは、
基本的に「総論」ではなく「各論」である。

フリーランスの方々が気構えておくべきは
この時に、どういう「総論」の中の「各論」かを
ある程度理解することであろう。

それが、細かい判断を正確にする。

「総論」への理解のない「各論」は
プライオリティーを間違うケースに繋がる。

「総論」は「広告計画の全体像」に書いておく。

オリエンテーション(3)

2005年03月27日 | 広告の話
CDの人たちはこれらを把握し参考にして、
「広告企画」をたて、「広告戦略」を決定する、
というところまでいったが、

この時、大切なのが「広告目標」をたてることだという。


・ブランドイメージの上昇
・商品の知名度の上昇
・指名率の上昇
・商品知識の普及
・商品概念の転換
・商品や企業活動(サービスなど)の告知
・一時的な売上の増大
・流行の創造
・企業イメージの上昇,及びイメージチェンジ
・世論の盛り上げや世論作り
・抵抗の除去,企業活動への理解
・ニュー・ライフスタイルの提示

これらは「広告戦略」を立案する上で基本になる。

クライアントの意向、状況をよく把握し
複数の目的をかねる場合はプライオリティの確認が必須。

基本的に狙いが「絞り込めている」
ことが強い訴求に繋がりやすい。

次に「広告予算」。
広告の規模に大きく関わる。
企業の予算にあわせて、どのツール/媒体を使うかなど
効率の良いプランを展開したい。

CDの場合だと
たとえ、「概算」であっても
最初のオリエンテーションから
ある程度のバッファーを折り込んだ「予算」の話は
「した方がいい」ケースが多いように感じる。
「なあなあ」にしたり、
「あとになって聞く」ようにすればするほど
納得の行く結果が出にくい。
そう、個人的には思う。

「概算」が出せるということは、
大きく何がどのくらいの予算で動くか
理解できているということにもなる。

料金とクリエイティブを現実的なところに
落とし込むのがAE(アカウントエグゼクティブ)
とCDの腕の見せ所だ。

そこが食い違うということは
先方のプランに無理があるか、
こちらの要求に無理があるかのいずれかで、
どちらにしても、その予算額でできる最善のことを
「予算」の「相談」を通じて
話しあわなければならないのである。
ダメならば、早めに降りた方がいいケースもある。

何にしても現実的にあるものでやるしかない。
大体、予算は発注される時点で
外枠は決まっていることがほとんどだ。

イラストレータのように、末端の受注者の場合
見積項目レベルの「予算」は聞いてもよいが、
全体レベルの「予算」は話してくれないケースもある。
「話さなければいけない」ことはないからだ。

「話してくれる予算」がある意味、その人のレベルへの
「信頼」でもある。

「概算」については後述の「見積」の話の時に詳述する。

そして、このほかにもいくつかの大切な項目を
つめる必要があるという。それは

●広告地域・期間
●使用媒体
●クリエーティブ作品制作の基本方針
●競合商品の広告表現
●その他の広告制作に関わる条件
(プレゼン内容の範囲,出席者,日時,場所,単独か競合か、制作費用,他)

などで、このあたりから
AD(アートディレクター)とCDとの共同作業になってくる。

オリエンテーション(2)

2005年03月27日 | 広告の話
オリエンテーションで聞き出すべきこと。
それは、各職能によって違う部分と共通する部分がある。

まずは全体を俯瞰するべきという立場から、
全体的なプロモーションも含めた広告屋としての
「確認ポイント」を下記に記そう。
(参考書籍:広告企画制作スペシャリスト養成講座テキストより)

●商品(サービス)情報
・商品の特長 ・商品の技術,開発の特長
・商品の利用状況 ・商品の経歴と企業内の位置
・商品知名度 ・商品のライフサイクルの位置
・買価/パッケージング/販売経路
・商品の普及度 ・商品イメージ ・競合商品の特長と欠点

●市場・流通情報
・業界の規模 ・製品カテゴリーに特有の市場傾向
・商品購入者とその規模 ・潜在消費者の規模とその顕在化の可能性
・消費者の特性 ・競争者数と競争状況、マーケットシェア
・地域や季節特性

●消費者情報
・消費者の購入理由,購入動機 ・消費者の商品知識の程度
・消費者の生活意識や慣習 ・マインドシェア(知名,理解,嗜好度)
・消費者の属性,ライフスタイル ・消費者の媒体接触状況
・商品の特長と消費者の満足程度 ・潜在消費者の規模
・消費者の購買,使用,所有状況 ・競争者の消費者特性との違い

●企業情報
・企業の歴史や規模 ・製品数とその特長,シェア
・経営者,経営理念,企業方針 ・企業イメージの特長と欠点
・企業の社会的存在価値やポジション
・企業のビジョンとその将来性
・技術/開発力の程度

●環境情報
・企業の内部環境 ・自然環境との関係
・政治の動向との関わり ・生活環境との関係
・経済的,社会的環境との関わり

●その他マーケティングのデータ
・マーケティング目標と広告目標,及びその関係
・広告投入量と売上高の比率 ・ターゲットとその特性
・コンセプトとクリエーティブの特性 ・パブリシティやPR対策
・メディアミックスと選択の特性 ・広告と販売促進の関係

以上は広告企画/プロデュースのレベルをこなす
CD(クリエーティブ・ディレクター)たちが
広告主と最初に確認しあう内容と言える。

このうちのいくつかは制作レベルにも密接に
関連して落ちてくる。

そのへんの判断を通常はP及び、CDの人たちが
していくのである。

CDの人たちはこれらを把握し参考にして、
「広告企画」をたて、「広告戦略」を決定する。
(つづく)

オリエンテーション(1)

2005年03月27日 | 広告の話
シゴトは、
「オリエンテーション」からはじまる。

ここで「発注」に至までの最初の相談が
行われる。

最初のオリエンテーションで全てが揃っている
というケースは多くない。

むしろいろいろ足りない状況で
どう「シゴト」として成立させるかの相談が
来ているあなたはシゴトが出来る人である。

揃った状況のみを相手に厳しく求める
「職人」かたぎのプロも少なくないが
これではよほどの腕がない限りシゴトは縮小する。

本音を言うと、相手の力量に不安がある時
または時間が本当にない時は
ていねいに素材をそろえたりする。

オリエンテーションで何を聞くか。
あるいは、聞いてくるか?

実は、この時点で相手の力量は
かなり分かるのである。

何を情報としてお互いに準備しあうかの「相談」
をするのが、オリエンテーションだから、
そこでどういう情報を欲しいと言うかで
その仕事に於いて相手が自分にとって
役に立つか立たないかがわかる。

とはいえ、聞き忘れても、相談出来る環境と
人間関係を作っておけば、聞くチャンスはできる。

クライアントにとっても、制作者にとっても
このオリエンテーションの場を極力、生かすことが
そのあとの制作を左右するとても重要な場であることを
まずは認識したい。

では、オリエンテーションで聞き出しておけると
あとで役に立つことは何かを次で書いていこう。
(つづく)