3つの矛盾した「テーマ」について話そう。
ひとつめは「保護」と「過保護」である。
ふたつめは「進化」と「退化」
みっつめは「ファッション」と「機能性」である。
この3つの軸を共存させること。
それこそが、シューズ開発の最大のテーマだ。
■「保護」と「過保護」と「進化」と「退化」
シューズはその特性上、足を「保護」するものだ。
「衝撃」「重力」「熱」
ありとあらゆる「負荷」が足にかかる。
今のシューズは基本的に「負荷」から足を「保護」するように出来ている。
だが、待てよ、なのだ。
「負荷」は本当に敵なのか?ということである。
アフリカのマサイ族の足を昔TVかなにかで見たことがある。
指が全然大きいのだ。そして、曲がっている。
「地面」を「つかむ」のだ。
器官としての主旨が日本などで暮らす「現代人」とは違う。
マラソンなどで考えるとアフリカ勢特にエチオピアの選手
の足は、同じ範疇で競技者として同じフィールドに他の国の
選手を並べるのがはばかられるほど、野性的で力強い。
それに比べ、欧米の選手の足は洗練されていて、
足幅が細い。
「保護」=「シューズの進化」
「過保護」=「シューズの退化」
の図式はあてはまらない。
「守る」だけではない、「負荷」を利用することで
「足」の器官としての進化を促せる靴はどういうものだろうと
考え続けている。
■「ファッション」と「機能性」
これもなかなか、両立しにくい概念だ。
女性の靴にとって、この「ファッション」が
商品選択の「第一義」になることは少なくない。
だが、パンプス、ハイヒールといった
ファッション、あるいは今の靴のルーツ自体が、
「纏足(てんそく)」的な「美」に
従属した「矯正」の概念から発生しているだけに
この2つの概念の対立は避けがたい。
だが、素材が、「ナノ化」し薄くなり曲がるようになり、
ハイテクになっていく中で、
新時代にはこの両立がはかられていくはずだ。
ひとつめは「保護」と「過保護」である。
ふたつめは「進化」と「退化」
みっつめは「ファッション」と「機能性」である。
この3つの軸を共存させること。
それこそが、シューズ開発の最大のテーマだ。
■「保護」と「過保護」と「進化」と「退化」
シューズはその特性上、足を「保護」するものだ。
「衝撃」「重力」「熱」
ありとあらゆる「負荷」が足にかかる。
今のシューズは基本的に「負荷」から足を「保護」するように出来ている。
だが、待てよ、なのだ。
「負荷」は本当に敵なのか?ということである。
アフリカのマサイ族の足を昔TVかなにかで見たことがある。
指が全然大きいのだ。そして、曲がっている。
「地面」を「つかむ」のだ。
器官としての主旨が日本などで暮らす「現代人」とは違う。
マラソンなどで考えるとアフリカ勢特にエチオピアの選手
の足は、同じ範疇で競技者として同じフィールドに他の国の
選手を並べるのがはばかられるほど、野性的で力強い。
それに比べ、欧米の選手の足は洗練されていて、
足幅が細い。
「保護」=「シューズの進化」
「過保護」=「シューズの退化」
の図式はあてはまらない。
「守る」だけではない、「負荷」を利用することで
「足」の器官としての進化を促せる靴はどういうものだろうと
考え続けている。
■「ファッション」と「機能性」
これもなかなか、両立しにくい概念だ。
女性の靴にとって、この「ファッション」が
商品選択の「第一義」になることは少なくない。
だが、パンプス、ハイヒールといった
ファッション、あるいは今の靴のルーツ自体が、
「纏足(てんそく)」的な「美」に
従属した「矯正」の概念から発生しているだけに
この2つの概念の対立は避けがたい。
だが、素材が、「ナノ化」し薄くなり曲がるようになり、
ハイテクになっていく中で、
新時代にはこの両立がはかられていくはずだ。