「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

Tシャツアート展の寄付先のご報告

2009年01月30日 | Tシャツ・アート展
さて、今年のTシャツアート展の話合いが
日本財団CanpanとJILLAによって始まっています。

今年はまたひと味違った形で、
イベントが展開すると思います。

新たなるソーシャルアートイベントの先駆けとして。

さて、昨年展の寄付の報告が寄付先のサイトに
掲示していただいています。

【おひさまファンド】
【渡良瀬エコビレッジ/Canpanブログ大賞環境賞受賞】

クリエイターのみなさま、
チャリティー購買いただいたみなさま、
本当にありがとうございました。

今年も頑張りましょう!

下請ガイドライン説明会当日

2009年01月30日 | JILLA(日本イラストレーション協会)


下請ガイドライン説明会の当日。

理事間では、アンケートの準備、配布書類の準備、
懇親会の場所どり、当日提出の名簿の作成と
思いのほかやることがたくさんあって、
直前までわたわたしてしまった。

段取りには特に慣れていかねば,今年はさらに大きな
イベント、処理能力、ミスをしないための体制が
要求されているので,僕の早めはとても遅いという
自覚を必要以上にもって物事にあたらねばいけない。

デジタルハリウッドのセミナーの申込が実質、今日まで
ということもあり、最後の最後の解説チラシを入れて
アピール。分割も効くので、JILLAの会員でアプリケー
ションを購入してかつ,セミナー受講を検討されている
方には、非常にお得な企画であることは疑いはない。

終了後の懇親会でも,受講申込について質問などもあり、
反応自体は,契約に直結しないまでもいろいろあるのは
事実だ。継続出来るよう、話合いを続けたい。

さて、本題に戻ろう。
本日のセミナーの進行は全国中央会の丸石政策推進部
副部長。3月まで行なわれている、いろいろ有益な
ご提案もいただいた。これも順次,公式サイトなどで展開したい。


そして,本日の講師は中小企業組合研究所所長の山本貢先生。
写真のテキストなどをご使用いただいて,日本独特の
「下請」という考えがどうしてできているのか、その線引きはどこか、
それに対しての行政法としての下請代金支払遅延等防止法の
ケースワークのご紹介など、わかりやすく、ご解説いただいた。



中小事業者がこれほどのレベルで守られていることを,実はきちん
と知らない事業者がとても多いと,この法が改正された当時から
(施行は昭和31年。大きな内容の見直し改正が平成17年に行なわれ
ている)感じていた。

この法律が改正された当時、電博の対応は非常に早かった。
改正施行後、すぐに受発注書の書式などが電子処理の対応になり、
非常にきちんとした形での明文化の入った書式での受発注に切り
替わったので非常に感心したのを覚えている。

これからは、メディアが細分化され、多くの個別メディアについても
こういう受発注が行なわれるようになるであろうし,出来うること
ならば,多くのイラストレーターはこういう受発注形式の元で仕事を
させてもらえるように、アカウント、セルフマネジメントのスキルを
磨いて欲しいなと思う。このブログにある「書面化」の1つの結実した
形それが下請代金支払遅延等防止法などの応用として非常に効果的な
契約履行につながると考えている。

メディアが増える分、粗っぽい発注も増えるのもまた間違いないで
あろうから。

僕の場合,自分が発注者でもあり、受注者としての交渉と同等に、
発注者として、自分のベストプラクティス(成功事例)を見直し、
発注者としてのレベルアップにも取組まねばならないなと、
あらためて、ハードルを設定し直す気持ちで今後に臨みたい。

不況なので,余計にこういうことが信頼に大きく響いてくるからだ。

本日、いただいた教科書類だけでも、参加費をはるかに超えた
勉強になる代物で,手前味噌?だが,これを主催されている中央会
には,もう一度感謝の意を表したい。ありがとうございました。

今後も,こういったスキルアップイベントには積極的に首を
つっこんでいこうと思いました。



会の終了後の,懇親会にも13名の参加者があり、はじめて話す方,
久しぶりに話す方と、いろいろ楽しいひとときを過ごせました。
これから、また、横のつながりをご一緒に作って行けるといいですね。

大阪の説明会の方もたいへん楽しみです!
関西方面の方は,期待していて下さいね!

本日下請ガイドライン説明会

2009年01月29日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
今日は、6時から茅場町の全国中央会ビル7階会議室にて
下請ガイドライン説明会です。
(7階に変更になっています。お間違えのないよう)

自営業者、中小事業者のための
公正な取引実現のため、
公正取引委員会/中小企業庁において、策定された
下請法の解説を中心に行なわれます。

受付は5時30から。

終了後はイラストレーターの皆さんと懇親会も
予定されています。
場所は茅場町の:和楽酒房「郷」
http://r.gnavi.co.jp/g945801/
時間は8時30から2時間
ファイル交換他、最新情報交換、業界裏話等々、
出来るといいですね。
時間の都合で,こっちだけなら参加出来る!という方も
おられたら、歓迎いたします。

では,後ほど,会場でお会いしましょう。

JILLAからお知らせ。

2009年01月27日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
【下請ガイドライン】説明会/中日本支部主催
 名古屋会場開催延期のおしらせ

1/31日(土)に開催を予定しておりました下請ガイドライン
説明会(名古屋会場)について,誠に勝手ではございますが、
諸般の事情により今回、延期させていただくこととなりま
した。参加をご検討いただいていた、近隣地域の事業者の
みなさま、大変申し訳ありません。

【中日本地域から参加をご検討の皆様へ】
他の2カ所の会場(西日本支部会場/大阪・東日本会場/東京)
につきましては予定通り説明会を開催いたします。どちらの
会場にもご参加頂けますので、お気軽にお申し込みください。

また、会場の関係でガイドライン説明会に出席出来ない方で
ガイドライン説明会の内容に興味のある方は、使用する資料
についてはお送りさせていただくことが可能です。
ご希望の場合、その旨お申し付け下さいませ。
(コピー代&送料込/500円)

このたびは急な予定変更にて、ご迷惑をおかけいたしまして
たいへん申し訳ありません。

今後とも、事業者の皆様にご活用頂ける協会目指して
JILLAスタッフ一同、努力して参ります。

JILLA/人材育成事業部長 誉田哲朗
JILLA/中日本支部 横山克彦

奥能登珠洲体験・交流ツアー(その5)

2009年01月26日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
最終日の最後の体験は「そばうち」である。
農家民宿「しいたけ小屋/ひろ吉」さんにお世話になった。
 
すでにブログには1/23日の体験そば打ちの様子が
アップされている。農家民宿「しいたけ小屋」ブログ

ブログを更新されているのは民宿のおかみさんだ。
ごちそうになったしいたけステーキを始め、
手打ちソバ用の「あご」で取った出汁のつゆや、
ゆずみその大根や、地元でしか取れないつみれの
入った汁碗など、郷土色豊かな料理は食べていて
ホントに美味しく,暖かい。

軒先に吊るしてあった,大根やタマネギなども
漬け物などでおいしくいただける。
こういう光景は日本的な風情がある。






さて、そば打ちのレポートをしよう。
感想からいうと「難しかった!」
そば粉を練って,そば玉にするのも、
空気を入れないように練るのが一苦労。
コツがいるのだ。


【そば道場にて】


【4:6のそばのもと】


【そば玉】


【ご主人による実演】

ご主人の「次からは少し分かってくるよ」
という言葉が,経験値の必要性を裏付ける。

そば玉を伸ばすのも一苦労。
均等に伸ばしていくのだが、
なかなか均等な厚みに伸ばすのは難しい。
自分が不器用だと認識するしかない。


【そば玉を均等に伸ばすご主人】


【そば切り包丁】

とはいえ、この四苦八苦しつつ、
未経験の部分で工夫する事自体は非常に
心地よい。今まで知らない技術に触れることは
知的好奇心と、闘争心に灯がともる。

が、幅にムラのある無惨なそばをたくさん作って
しまった。残念…。いつか,リベンジを。


【出来上がったそば/幅の太いのは筆者の切ったそば…】

とはいえ、出来上がったそばは,さすが打ち立て。
美味しくいただけた。満足。

最後に、体験モニターのアンケートを書きつつ、
お越しいただいた珠洲市の観光交流課の山岸課長補佐と
お話しした中で印象的だったのが、以下のような話。

「珠洲から東京や都会に出て行って、その人や,その人の
子供達までは里帰りで,珠洲を訪ねてくるけれど,その
子供達になると、もうほとんどが、帰っては来ない。」
「私たちの誇れるのは、人情とおいしい食事、暖かい風土」
こんな言葉があるそうだ。「能登はやさしや土地までも」。
総括されて,こうおっしゃられた。
「能登が日本のふるさとになれるといい」
「そういう形で、ふるさとの文化を継承して、
都会の人にも伝えていければ」

たしかに、「日本の生活文化」は地域のあちこちに
生きているし、継承されている。人情もそういうことに
含まれるだろう。都会の生活だけでなく、そういう
「日本の生活文化」の持っている時間や技術を体験し直す
ことは、今の日本にとって決して悪いことではないと
感じる。

奥能登珠洲体験・交流ツアー(その4)

2009年01月26日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
ツアー2日目。
今回のツアーには北海道のNPO法人自然体験学校からも
理事の方が参加されていて、ご一緒させていただきました。
非常に熱心にメモなどをされてきちんと記録されている
のが印象的でした。
参加者/案内者の方々を似顔絵スケッチ各自5分程度。



さて、ツアーの話に戻ろう。
2日目は朝から、しいたけの菌打ち体験。
細菌の菌打ち用の種ごまは非常によくできていて、
昔の物と比べると、確実に椎茸ができるのだという。




【しいたけの種ごま】


【種ごまを原木に打込む作業】


【原木に種ごま用の穴をあける作業】

で、実際に椎茸が出来ているところも見せてもらいました。



椎茸狩りもさせていただいて、箱詰め。
肉厚で濃厚で美味しい!



今回いただいた椎茸は「のと115」と言って、ステーキ椎茸
とも呼ばれるもの。今回の日程の時期は椎茸が育ちきる少し前で、
やや小さい時期。大きく育つと、手のひらくらいの大きさの
肉厚の椎茸に。(十分採集させていただいた物でも驚くほど
肉厚ですが,さらに大きくなる模様)

後ほど、昼食でいただくのですが,まあ,濃厚で美味しいこと。
森の滋味が染み渡っております。



森のお土産を手に手に、満足度120%で次のそば打ち体験へと向かいます。

奥能登珠洲体験・交流ツアー(その3)

2009年01月25日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
次に向かったのは、すずし漁協のある蛸島漁港。
本日の夕食になる食材の加能がにを手に入れるためだ。

漁港の様子は写真を見てもらった方がいいだろう。











カニを選ぶにあたって、すずしの漁協長さんから
おいしいかにの選び方のアドバイスを受ける。

写真を見てもらうと分かるのだが,黒い卵がカニの甲羅に
ついているのがわかるだろうか。
これは「カニビル」の卵。カニビルは柔らかい海底に生息
するのだが,安全のために甲羅の硬いカニを見分けて、
底に産卵する習性があるという。カニビルの成虫はカニに
寄生するわけではなく、ゆえに、この卵は甲羅の硬い
良いカニを見分けるときの目安とされている。
「カニの勲章」とも呼ばれているそうだ。
このカニビルの卵があるかないかで国産物か輸入物かの
判断の目安にもなっており、これが有る無しでいろいろな
判断が出来るという。



漁港を後にして,次は同じ蛸島町の櫻田酒造に向かった。
名物主人の櫻田博克さんのブログはこちら。
酒蔵としては100年に少し足りないくらいの歴史で新しい方
だというが,大正以来の歴史風情のある感じは、酒造りへの
受継がれる想いが満ちている。

造る酒のほとんどが地元で消費されるというまさに地酒の造り
酒屋。魚に合うすっきりとしたその呑み口は純米ファンなら
一度は味わってみたいのではなかろうか。









そして、櫻田酒造の純米酒を好きな瓶に詰めさせていただいて、
そのラベルをイラストレーター協会ということで,皆で自作。
僕が作ったラベルはこれ。



元のイメージは市内にある松の木がとても北陸路の風情が
あって良いなと思ったので、スケッチしておいた物を参考に、
その場で墨で筆描き。



描き出すと,ヒートアップするのがクリエイター。
あっという間の楽しい時間を過ごしました。

この後、宿泊先のまつだ荘にて、豪華な焼きガニの
食事をたっぷりいただき、美味しい魚に舌鼓を打ち、
まったりしたところで、お休みモードになるかと思いきや、
JILLA各部会の代表理事が4人も集まっているので
それぞれの展望や,ブレストに花が咲く咲く。
気がつけば、6時間も話合いぶっ通し。
今回の4人の理事はそれぞれ、埼玉・金沢・大阪・神戸
から集まっていて,普段そうそう顔を合わせられるわけ
ではないので、ここぞとばかりに話をしていたら、
あっというまの2時。急いで風呂に入って翌日は
7時起床。翌日編は次に。

奥能登珠洲体験・交流ツアー(その2)

2009年01月25日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
初日。久しぶりの羽田。



空港内の売店も増え、チケット購入もオール自販機。
何とか予約便のチケットを購入して、一路,能登へ。

能登空港で、先発隊を待つあいだ,
今回の案内をして下さるNPO法人能登すずなり
方々と名刺交換とご挨拶。スケッチを見せたり、
ワークショップのパンフレットの説明をさせて
いただいたりと、意外に有効な待ち時間を過ご
しているうちに、他のメンバーと合流。

一路、珠洲市を目指してワゴン車にて移動開始。
白米の千枚田(棚田)などの風景を見つつ、国道249号線を
輪島市を抜けて珠洲市へ。曽々木海岸沿いの垂水の滝
を見る。
ここは時々,強風によって滝が逆流することで有名な場所。
垂水の滝が見える少し先の庄屋の館にて昼食。



能登丼ということでたこかつ、うみそうめんなど、能登ならではの
食材による風情一杯の食事にありつく。


【能登丼/たこかつ】

【うみそうめん/ゴマだれが絶品】

この、庄屋の宿の建築自体も
非常に古いがしっかりしたもの。聞くと、輪島は大工がたくさんいて、
宮大工のような感じで仕事をされている方も多かったと聞き納得。

食事の箸とは別に輪島塗の箸がお土産に添えられるなど、
気の効いたサービスに満足度満点。


【輪島塗の箸】

次に訪れたのは,すず塩田村。途中、揚げ浜式塩田の茅葺き屋根が
あったりして、塩と長い時間この地域の人々が関わって来た跡が
あちこちにある。


【揚げ浜式塩田】


【塩の結晶】

ゴジラ岩を横目に見つつ椿展望台へ。ここで一枚スケッチ。



展望台には解説の石碑がある。


このあたりは,自生している野生の椿で有名だそうだ。
椿展望台の名前の由来は近くにある徳保の千本椿からだろうか。

こんな感じで咲いていた。


さて,能登半島の一番先まで行ってみようということになり、
禄剛崎灯台(日本の灯台100選の1つだそうだ。)を目指す。

途中、徒歩で,のぼる場所があって,そこから見えた
「狼煙町」の様子は,黒瓦の風情が残る、都会にはもう
残っていない昭和そのものの日本の原風景だ。



禄剛崎灯台にある看板には
「ウラジオストックまで772km」とある!




【禄剛崎灯台】

この灯台の展望台では、東から昇った太陽が西に
沈むまでの一部始終が見られるという。



さて,初日折り返し地点だ。
その3に続く

奥能登珠洲体験・交流ツアー(その1)

2009年01月25日 | JILLA(日本イラストレーション協会)
JILLAの理事仲間で石川県の金沢でWeb制作会社をやっておられる
Y理事からのお誘いを受け,能登の風情を味わいに,克つ様々今後
の展望の準備の視察も兼ね、行ってきました。奥能登、珠洲市。
(すずしと読みます。/たますしって読んでしまいがちですが)

能登に行くのははじめて。

日本海側に行くのは20年近くぶりでしょうか。

今回のナビゲートはNPO法人能登すずなり
様々な体験ツアーをご準備いただき、奥能登の風情、文化をいろいろと
ご紹介いただきました。今回の主題は体験型観光の開発ということで,
そのモニターとしてJILLAのスタッフが呼ばれてイラストレーターとして
外から観光資源などの感想や様々な体験を伝えるための協力をお願いされて
の旅行です。

奥能登体験観光・能登すずなりPRブログにも
今回ご紹介する様々なエリアの紹介があります。
お時間のある方は覗いてみて下さい。
それでは、レポートしてみます。