『ミラクルバナナ』
見てきました。
去年の9月頃から放映されていたやつらしいですが、学校と企業のバックアップで無料で見れました。
途上国でも簡単に生産できるバナナから、紙を作って、最貧国と呼ばれる国を活性化させようという。初心者向けの、環境、国際協力映画です。
今日は2回上映という事もあり、2回とも見ました。
同じ映画館で、同じ作品を2回見たのはきっとこれが初めてでしょう。
1回目見たとき、第一印象としては、これは起業家の映画か?と思うくらい、FUNでのある講義にそっくりの作品でした。
以下http://ameblo.jp/forfun/から引用。
【フォードの創業者であるヘンリー・フォードが「問い」について持っていた考え
方は、FUNの隠れ人気図書『大きく考えることの魔術』(ダビッド・J・シュ
ワルツ/実務教育出版)にも書かれています。
学歴のないフォードに対し、優等生たちが次々と難解な質問をしていじめを楽し
んでいました。
フォードは化学や物理、歴史、数学などむろん分かるはずもなく、「分からない
」、「知らない」を連発し、そのたびに優等生たちは喜びます。
そこでフォードは一言。
「不勉強にしてその質問の答えは知らないが、その分野でアメリカ最高の人物と
なら、5分以内で連絡が取れる」。
つまり、フォードは「細かい勉強などは、優等生にやらせておけばいい。自分は
事業を構想し、ビジョンを決定するのが仕事だから、大統領や各界最高の人物と
のネットワークを作り、最高の人物の頭脳を活用すればよいのだ」という割り切
った考え方をしていたのです。
いかにエリート大学を卒業した優等生であれ、アメリカ最高の人物を前にしてか
なうはずもありませんから、いきなり黙り込んだとのこと。
この逸話は、3年ほど前に本メルマガでも紹介しました。「リーダーと従業員は
頭の使い方と発想を及ぼす領域が根本的に違うのだ」と。】
【僕はアイデアを考えて、仕事は優等生にやらせます。本当にみんなまじめで仕事
が早く、有り難い限りです。そういう時は、やっぱり、九大とか早稲田、慶応を
出た人は本当に頭がいいなと感じます。
僕には到底、会計士や弁護士になれる頭はなく、数百万円払ってそういう講座を
受ける勇気もありません。
でも、分からないことがあれば、会計士や税理士、弁護士の頭に5万円払えば、
いくつもの数百万円、数千万円規模のビジネスが生まれます。】
以上の引用と、つながるところがミラクルバナナに多分にしてあったのです。
主人公は、知識も学識もなく、仕事も中途半端な生活をしていましたが、漠然とこの国を救いたいという想いが出てきて、バナナから紙が作れるという、かすかな情報を元に、紙を生産してノートすら買うお金が無いこの国で、バナナペーパーを作ろうという”アイデア”を考えました。
あとは、専門家を使って、自分のイメージどおりの方向に動かしていくだけ。
まさに起業家の考え方。起業者の鏡のような作品でした。
アイデアを形にするまでにはお金はかかりますが、一度形にしてしまえば、後は簡単です。
ただ、少し気になった映画の中の矛盾点。
『バナナからの紙にすることは可能で、インフラとシステムさえ整えば、途上国も自活することも可能となる。』
というセリフがある一方で、
和紙職人に対しては、『最近の世の中はなんでも大量生産、合理化、ビジネスとなっていっていっているが、私は、ここの昔ながらの和紙に惚れた』とも言っています。
つまりは大量生産、合理化を批判した発言とも取れます。
インフラとシステムを整えれば、必ずそれは大量生産、合理化につながります。
しかし、少し後にはそれ自体を否定する発言もあり、そこら辺の矛盾については今後の問題だろうというのが僕の見解です。
ここで、問題なのは和紙職人は別に豊かになろうとは思っていなく、
途上国の人は経済的に豊かになるために活動しているという事です。
見ていない人にはさっぱりなブログになりそうなので、ここらで切り上げますが、
確かに2回見る価値はあった映画でしたし、監督さんの考え方にも賛同する部分が沢山ありました。錦織監督、今後も記憶に残すかもしれません。
さらに、これを見て、今僕の所属するNICEの慶応大学看護学生でやろうとしているノートブックアクションについて思い出しました。
---------------------------------
“ノートブック・アクション”は、日本の子ども達から、アジアを
中心とした世界中の子ども達にノートを寄付することによって
子ども達の学習を物資面からサポートすることを第一の目的
としています。
しかしこのアクションでは、ノートを“寄付”するだけではなく、
日本と相手国の子ども達が交流するための“ツール”として
捉えています。
ノートを寄付する子ども達が、最初のページにメッセージ
(または絵、両方でもよい)を書きます。ノートを受け取った
子ども達は受け取ったノートの最後のページのみ切り取り、
お返しのメッセージ(または絵)を書きます。
このプロジェクトは、ワークキャンプを実施している地域/施設
(例:養護施設、学校)の子ども達と行う予定です。
各地域/施設のワークキャンパーと派遣団体、受け入れ団体
が仲介することで、子ども達はよりスムースにノートとメッセージ
の交換を行うことができます。
【主な流れ(計画)】
6月~7月中旬:寄付側(日本) 施設・地域からの寄付集め
8月: ノート翻訳・輸送@あじぼねミーティング
8月~9月: 海外(アジア)ワークキャンプにて寄付手渡し
10月:ノート寄付側(日本) 差出人へのお返事渡し
---------------------------------
医療系学生による国際協力隊euphoria
慶應義塾大学看護医療学部
http://euphoria-std.org/
http://blog.goo.ne.jp/euphoria06/
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それにしても、今日は、留学生が残していった大量のプロテインと整髪剤、エアガン、その他の雑貨の処理に困りました。
見てきました。
去年の9月頃から放映されていたやつらしいですが、学校と企業のバックアップで無料で見れました。
途上国でも簡単に生産できるバナナから、紙を作って、最貧国と呼ばれる国を活性化させようという。初心者向けの、環境、国際協力映画です。
今日は2回上映という事もあり、2回とも見ました。
同じ映画館で、同じ作品を2回見たのはきっとこれが初めてでしょう。
1回目見たとき、第一印象としては、これは起業家の映画か?と思うくらい、FUNでのある講義にそっくりの作品でした。
以下http://ameblo.jp/forfun/から引用。
【フォードの創業者であるヘンリー・フォードが「問い」について持っていた考え
方は、FUNの隠れ人気図書『大きく考えることの魔術』(ダビッド・J・シュ
ワルツ/実務教育出版)にも書かれています。
学歴のないフォードに対し、優等生たちが次々と難解な質問をしていじめを楽し
んでいました。
フォードは化学や物理、歴史、数学などむろん分かるはずもなく、「分からない
」、「知らない」を連発し、そのたびに優等生たちは喜びます。
そこでフォードは一言。
「不勉強にしてその質問の答えは知らないが、その分野でアメリカ最高の人物と
なら、5分以内で連絡が取れる」。
つまり、フォードは「細かい勉強などは、優等生にやらせておけばいい。自分は
事業を構想し、ビジョンを決定するのが仕事だから、大統領や各界最高の人物と
のネットワークを作り、最高の人物の頭脳を活用すればよいのだ」という割り切
った考え方をしていたのです。
いかにエリート大学を卒業した優等生であれ、アメリカ最高の人物を前にしてか
なうはずもありませんから、いきなり黙り込んだとのこと。
この逸話は、3年ほど前に本メルマガでも紹介しました。「リーダーと従業員は
頭の使い方と発想を及ぼす領域が根本的に違うのだ」と。】
【僕はアイデアを考えて、仕事は優等生にやらせます。本当にみんなまじめで仕事
が早く、有り難い限りです。そういう時は、やっぱり、九大とか早稲田、慶応を
出た人は本当に頭がいいなと感じます。
僕には到底、会計士や弁護士になれる頭はなく、数百万円払ってそういう講座を
受ける勇気もありません。
でも、分からないことがあれば、会計士や税理士、弁護士の頭に5万円払えば、
いくつもの数百万円、数千万円規模のビジネスが生まれます。】
以上の引用と、つながるところがミラクルバナナに多分にしてあったのです。
主人公は、知識も学識もなく、仕事も中途半端な生活をしていましたが、漠然とこの国を救いたいという想いが出てきて、バナナから紙が作れるという、かすかな情報を元に、紙を生産してノートすら買うお金が無いこの国で、バナナペーパーを作ろうという”アイデア”を考えました。
あとは、専門家を使って、自分のイメージどおりの方向に動かしていくだけ。
まさに起業家の考え方。起業者の鏡のような作品でした。
アイデアを形にするまでにはお金はかかりますが、一度形にしてしまえば、後は簡単です。
ただ、少し気になった映画の中の矛盾点。
『バナナからの紙にすることは可能で、インフラとシステムさえ整えば、途上国も自活することも可能となる。』
というセリフがある一方で、
和紙職人に対しては、『最近の世の中はなんでも大量生産、合理化、ビジネスとなっていっていっているが、私は、ここの昔ながらの和紙に惚れた』とも言っています。
つまりは大量生産、合理化を批判した発言とも取れます。
インフラとシステムを整えれば、必ずそれは大量生産、合理化につながります。
しかし、少し後にはそれ自体を否定する発言もあり、そこら辺の矛盾については今後の問題だろうというのが僕の見解です。
ここで、問題なのは和紙職人は別に豊かになろうとは思っていなく、
途上国の人は経済的に豊かになるために活動しているという事です。
見ていない人にはさっぱりなブログになりそうなので、ここらで切り上げますが、
確かに2回見る価値はあった映画でしたし、監督さんの考え方にも賛同する部分が沢山ありました。錦織監督、今後も記憶に残すかもしれません。
さらに、これを見て、今僕の所属するNICEの慶応大学看護学生でやろうとしているノートブックアクションについて思い出しました。
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“ノートブック・アクション”は、日本の子ども達から、アジアを
中心とした世界中の子ども達にノートを寄付することによって
子ども達の学習を物資面からサポートすることを第一の目的
としています。
しかしこのアクションでは、ノートを“寄付”するだけではなく、
日本と相手国の子ども達が交流するための“ツール”として
捉えています。
ノートを寄付する子ども達が、最初のページにメッセージ
(または絵、両方でもよい)を書きます。ノートを受け取った
子ども達は受け取ったノートの最後のページのみ切り取り、
お返しのメッセージ(または絵)を書きます。
このプロジェクトは、ワークキャンプを実施している地域/施設
(例:養護施設、学校)の子ども達と行う予定です。
各地域/施設のワークキャンパーと派遣団体、受け入れ団体
が仲介することで、子ども達はよりスムースにノートとメッセージ
の交換を行うことができます。
【主な流れ(計画)】
6月~7月中旬:寄付側(日本) 施設・地域からの寄付集め
8月: ノート翻訳・輸送@あじぼねミーティング
8月~9月: 海外(アジア)ワークキャンプにて寄付手渡し
10月:ノート寄付側(日本) 差出人へのお返事渡し
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医療系学生による国際協力隊euphoria
慶應義塾大学看護医療学部
http://euphoria-std.org/
http://blog.goo.ne.jp/euphoria06/
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それにしても、今日は、留学生が残していった大量のプロテインと整髪剤、エアガン、その他の雑貨の処理に困りました。