5月4日、GWの真ん中のこの日は、大賀ホールのコンサートに行く日
お天気の方は、連休中、この日だけ曇りやら傘マークが出ていました。
コンサートは午後3時半開演なのですが、連休中の軽井沢の道路や駐車場の混雑は相当なものなので、
午前中に山荘を出発。
早めに駐車場を確保して、ランチついでに旧軽散策を楽しむ作戦。
いつも渋滞にはまってしまうR146は避けて、有料道路のほうを選択しました。
浅間山を見ながらスムーズで快適なドライブ。

この後も白糸ハイウェイ~旧軽井沢の裏道を抜けて、
大賀ホールの前の矢ケ崎公園の駐車場へ。
~とここまでは、渋滞をかわしてスイスイと計画通りだったのですが~。
駐車場は早くも入場待ちの列ができていて、これが全然と言っていいほど進まない・・
二つある入り口のうちの比較的早く入れる可能性が高い、バイパス沿いのほうに並んだのですが、
とにかく動きません。
ま、待つのは覚悟の上。
お昼前だから、ちょうど満車になったばかりでクルマを動かす人が少ない時間帯なのよね。
ウチは、どんなに待っても今ここに停めないと、開演直前に来ても絶対に停められないし、クララと遊ぶにも待たせておくにもここが最適なの~
最悪3時までに動けばいいのだもの・・なんて言いながら待ち続けました。
↓ 後部座席のクララもふて寝~。

ようやく出てくるクルマがあって、電光掲示板のマークが
から
へと変わりました。
ところが、バーが上がらない・・
その後も2台目、3台目・・と出庫するクルマがあるのに、バーが上がらないので入場できず、列が前へ進みません。
これはおかしい・・と並んでいるクルマから人が何人か降りてきて、様子を確認に行く。
夫も様子を見に行きました。
どうも、あまりに長時間クルマが動かなかったので、機械のセンサーが順番待ちのクルマを認識できなくなっているらしい・・
先頭のクルマから順にバックしてもう一度入りなおすことになりました。
そしたら掲示板のマークが反応して、1台、やがて次の1台・・と動き始めました。
↓ ようやく先頭までやって来ました。
もとは6台目に並んでいて、ここまで来るのに1時間半~

やっとクルマを停めることができて、矢ケ崎公園の方へ向かいます。
大賀ホール沿いのこの小路は、クルマも入れないし、お散歩にはうってつけ。

ホールの周辺は、桜をはじめいろんなお花がきれいです。

そのまま旧軽のメインストリートに出ました。
本当ならもっとゆっくりロータリーあたりまでお散歩できるはずだったのが、駐車場待ちで時間をとられて余裕がなくなりました。
どこかでお昼を食べなくては~。
ちょうどテラス席のあるお店が目に留まったので、聞いてみるとペットOKとのこと。
ここでランチにしましょう

夫はハヤシライス、私は野菜たっぷりのタコライスにしました。(セットの飲みもの付き)

↓ お店にやって来たトライのコーギーちゃん。

食後は、付近をぶらぶらと~。
久々の旧軽です。
時折小雨がパラパラと降るものの、傘は要らない程度。

しばらく来ないうちに新しいお店がいろいろできていました。
テラス席などでワンコOKのお店もずいぶん増えましたね~

そろそろ公園に戻らなくっちゃね。
大きな八重桜の前で ↓

矢ケ崎公園を抜けて駐車場の方へ移動です。

↓ 池は、鳥の姿が少なかったような・・・

大賀ホールの脇を歩いてゆくと、こんなプレートに気が付きました。
ホールができたときに故・大賀典雄さんと今日の公演の指揮者でもあるチョン・ミョンフンの手で植樹をされた記念樹なのだそうです。(スミマセン、肝心の木の上の方の写真がありません。きれいな枝垂れ桜でした。)

ホールの向かいの駐車場に戻り、靴を履き替え、ジャケットをはおり、
さ、そろそろ開場の時間です。
クララ、しばらくここで待っててね~。

軽井沢大賀ホールは、今年で開館10周年。
その記念のイベントの春の音楽祭の中でも、特に今日の公演は人気が高く、チケットも発売早々に完売していました。

ホールのロビーには、この10年間を振り返るさまざまなコンサートや催しの年表のようなものが展示されていました。
我が家が聴いたコンサートもたくさん~。いったい何回くらい来たでしょうか~?
N響や東京フィルを佐渡裕や、広上淳一、ダニエル・ハーディング・・といった指揮者の指揮で。
イ・ムジチ合奏団の「四季」 、平原綾香の熱唱、ヘンデルの「メサイヤ」、お能の公演にも数回行きました。
他にも、佐藤美枝子のソプラノや庄司紗矢香のバイオリン、クリスチャン・ツィメルマンのピアノ etc.etc.~
こじんまりとステージと客席が近く、音響も素晴らしいこのホールのおかげで、我が家が音楽に触れる機会が増えているのは間違いありません。
そして、今日のプログラムは、チョン・ミョンフン指揮の東京フィル。
モーツアルトのピアノ協奏曲第23番とベートーヴェンの交響曲第7番。
協奏曲23番は、チョン・ミョンフンのピアノです。
さ、いよいよ始まります。
客席が暗くなって、そこに登場したのは、チョン・ミョンフンひとり。
大賀ホールの10周年へのお祝いの言葉や故・大賀さんへの感謝の気持ちを英語で述べた後に、
ピアノで「キラキラ星変奏曲」を演奏。
弾き終わった後、なんとなく左手を気にされていたように見えました。
続いて、モーツアルトのピアノ協奏曲第23番。
第1楽章が始まって、まず感じたのは、東京フィルの演奏の素晴らしさ。これまでに何度も聴いたのですが、こんなに良いと思ったのは初めてでした。
ところが、しばらくして、突如、演奏が中断。
チョン・ミョンフンがちらっと客席を振り向いて「sorry」とひとこと謝罪をし、すぐに少し戻って演奏が続けられました。
(時間にすると、ほんの5~6秒のことだったかもしれませんが、こんなシーンに本番で遭遇したのは初めてだったので、ちょっとびっくりしました。チョン・ミョンフンご本人のピアノが原因だったようです。)
その後も、素晴らしい演奏が続き、この上なく美しい第2楽章をうっとりしながら聴き、第3楽章は、とっても素晴らしく、ぐんぐん引き込まれました。
演奏後、チョンミョンフンは、客席に向かって、お詫びのようなことを、ちょっとジョークも交えて述べておられました。(←英語だったので意味がよくわかりませんでした。)
ここで、アンコール曲を演奏。
シューマンの「アラベスク」。
さらにもう1曲。
有名な「エリーゼのために」。
夫は、この演奏を良かったと言っていましたが、ご本人もこの曲の演奏には(後日知ったところでは)満足されていたそうです。
休憩をはさんで、いよいよ第2部。ベートーヴェンの第7番です。
これは、文句なく素晴らしかったです
チョン・ミョンフンは東京フィルの名誉指揮者でもあり、さすがに息がぴったり。
第2楽章では、弦楽器の音色に魅了されました
。
ちょっとしたハプニングはあったものの、誰もそんなことは気にしていない、全体としては素晴らしい感動的な公演だったと思います。
終演後は拍手が鳴りやみませんでした~。

終わったのは、5時半ごろ。
外へ出てみるとまだ明るいのでびっくりしました。
クララは、普通に穏やかな表情で迎えてくれました。
お昼寝していたような雰囲気です。
さて、この後は、夕食です。
お気に入りの「ボンヴィボン」を予約していました。
道路(18号線)は、やはり混んでいて、なかなか進みません。
でも、中央分離帯に、こんな可愛いオブジェが並んでいて、↓
目を楽しませてくれました。


ほぼ予定通りの時間にボンヴィボンに到着。
クララは、再びクルマで待機です。
GWまっただ中とあって、お店は満席。
そんな中スタッフの方々は、テーブルごとの様々なオーダーに、きびきびとていねいに対応されていました。
久しぶりにいただく梅田シェフさんのお料理は、やはり素材も吟味され、とても素敵でした~
美味しいね
と何度も夫と話しながらいただきました。
↓ アミューズ

↓ 前菜1

↓ 前菜2

↓ お魚料理
産地直送の新鮮なシーフードに季節の山菜が添えられていました。

↓ 肉料理
イベリコ豚のロースト マスタードソース

↓ デザートの前のデザート

↓ こちらがメインのデザート
イタリアの冷たいケーキ、ズコット

↓ コーヒーと一緒に小菓子
桜のラングドシャと何かのリキュールのマシュマロ

ひと品ひと品、どれも繊細で、いろんな素材の取り合わせも楽しく、
とても美味しくいただきました~
ごちそうさまでした~
素晴らしいクラシック音楽をライブで聴いて、とびきり美味しいディナーをいただいて、
GWの北軽滞在最後の日は、とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
夫に感謝です~
クルマでお利口に連続のお留守番をしてくれたクララもありがとう~。
温泉の予定はとりやめて、早く山荘に帰ろうね。