ROUTE1100

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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

紀の里

2012-10-30 | 和歌山県

有田から更に北上
大阪との県境に近い、紀の川市へ向かいました。

皆様ご存じのとおり・・・
紀伊半島は日本最大の半島
その中にある和歌山県は、
なんと総面積の約81パーセントを山が占めているそうで
とにかく平野部が少ないのです。

しかし紀の川市は
南北の山の間を流れる一級河川 紀の川が貫流し 貴志川が合流
和歌山県内でもまれな広大な平野部が発達している場所です。

実際、海岸部から走ってみるとかなりの距離
郊外型の複合施設も軒を連ね、まず不便を感じることはなさそう・・・
大阪に便のいいところもあり、
県内で唯一人口の増えている場所だそうです

そんな紀の川市
訪れた先は・・・



JA紀の里

年末の大切なアイテム
葉ボタンの見学をさせていただきました。

事務所で葉ボタン部会の方々と合流し早速圃場へ




到着した場所は・・
住宅に囲まれた畑、
意外に身近なところで作られているのでビックリです・・・



畑に立つと
野菜の匂い・・
そう・・キャベツと同じ香りが漂っておりました



お聞きすると・・
それもそのはず、見たまんまキャベツやケールと同じ仲間の
アブラナ科アブラナに属しているのです。

観賞用に品種改良されてきたのですね・・・



葉ボタンの師匠、木村さんの畑は順調に生育中。




部会さんは全部で60名あまり
ほとんどの方が地域特産の柿との兼業、
柿出荷と葉ボタンの手入れが重なるこの時期、忙しいとの事。



これから巻き数が増え、寒さが入ると色が出てきます。



しかし・・・素朴な疑問

この畑の傍にはキャベツの畑がありますが・・・
葉ボタンは何故虫がいないのか??
その虫が間違えて付かないのか???



副部会長 木下さんにお伺いすると

そりゃ食用には使えん薬のお陰、人体に害がない優れ物があるんよ
葉ボタンは食べれん事もないけど・・相当まずいらしいで・・と


バリバリ食べるわけにはいきませんね、、



市場の声を反映させ、花を小さくするためにあえて密植する作り方
それがあの詰まった良い葉ボタンになるのです。

しかし、植物の戦いに淘汰されるものもあり
成長せず影になって伸びないものも多数出てきます・・


下の様に
固形化してしまうもの中にはあります。
この固形化したのを「キャボタン」というそうで
キャベツ化した葉ボタンを称す名前、すっごい!!
部会長!!ネーミング大賞ですよっ!!


出荷率は畑によって異なるそうですが
だいたい6割5分、7割出たら相当出来がいいとか・・・


風の通りを良くし
詰まりや成長促進、そして病気に負けない葉ボタンを作るため
葉かき作業が始まる時期





この作業はほんと想像しただけでも
大変さが伝わってきます・・

訪れたお母さんの畑は
とても丁寧な仕事をされる方で定評あり

ほんとーうに綺麗に整っておりました!


かき落とした葉も、病気が広がらない様に別場所に捨てる徹底振り



お母さんの素敵な笑顔も含め・・・脱帽、、


葉かき作業は
12月の仕上げの時にも再び行われます
そして寒が入り、見事に着色した商品が出来上がっていきます・・



皆さんの作業も日を追うごとに忙しさを増していきますね・・・



今期の紀の里葉ボタン
約200万本の出荷を目標にされております。



年末商材は納期をずらずこともできない難しい商材

それ故に、ち密な計算の元、
栽培計画が立てられていることが良くわかりました。



市場動向をよく調べ、ニーズを常に意識する
素晴らしいチーム力でした!



11月中旬以降より
注文が始まっていきます


紀の里の葉ボタン
年末にご利用くださいませ。



杏西部会長様(右)はじめ皆様
お忙しい中、ありがとうございました!

今後とも宜しくお願いいたします!!














追記・・
和歌山県農、亀井さま、
この度大変お世話になりました。
ありがとうございます。


nakaya


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