チュラと日々の生活のこと

ラブ犬ミニチュア・シュナウザー、チュラのマイペース・ランダムな記録と、
飼い主のメモ代わり日記

ピアノ神 カツァリスさまを聴きに行く2015

2015-10-07 11:23:51 | いつもの日記
あら、素敵な自転車が止まっているわ。

築地付近です。

昨日は、2年ぶりに、浜離宮朝日ホールで、
シプリアン・カツァリスさまのコンサートでした(嬉泣)
(今回長いですよ。自分用感想なので、スルーしてください)

ほんと、このホール素敵ですね。規模も過ごしやすさも。
便座もね、熱々で、温泉きちゃったーみたいな(脱線)。
しかも、昨日は鍵盤丸見えの超最高の席!!!
レガーレさま、ありがとうございます(感涙)

プログラムはこちら。
(て、ちっちゃくて見えない~。よ~く目を凝らして脳内補完して読んでください)


いつもながら、こちらには載っていない、一番最初の長い即興曲。
泣きます。素敵すぎて!
途中、わからない曲があったのですが、それが何の曲なのか、知りたくてしょうがない!
というのが、今回もありましたよ。
あれは、なんだったんだろう。
いつも一緒に聴きにいくモモちゃんと、コンサート即興曲のアルバム作って欲しいよねー!
と言っていましたよ。

序盤演目モーツァルト。もうね、何故これをここに持ってきたのか。
ある意味、ものすごい貴重な選曲だと思いましたよ。

しかもね、

モーツァルト/ピアノソナタ第11番 イ長調K.331 「トルコ行進曲付き」

この鉤括弧の扱いは?
私的に、
スープ サラダ ハンバーグ 「フルーツパフェ付き」

的な妄想しちゃいましたよ(発想が貧困で申し訳ございません)
なぜ、付きなのか?付きなのにゴージャスだし? メインじゃん?みたいな(笑)
実際メインだったらしいんですけど(解説を後で読む。この解説も、とっても面白かったです!)

さらにね、私、トルコ行進曲、子供の頃発表会で弾いたんですけどね、
子供の発表会って言ったら、ひたすら右手強調、いかにアンプしてミスなく弾き切るか。
やったよ!全部弾き終わったよ!
終わっても緊張の面持ちで、ピアノ脇に立ち、会釈をして、すごすご舞台袖に戻っていく、
私の中でその曲はそのイメージのまま、すっかりストップした、おばちゃんになってたわけですが、
天才の解釈になると、別の音楽になっちゃいます。
ところどころ左手の強調が随所に。
普通だったら、メインになりえない場所を、美しくメインへ取って代わってしまう、表現。
衝撃でしたよ。面白かった~。

そのあとのブラームス。
なんともうっとり、なんとも、こう胸に迫り来る優しく儚げな旋律。
カツァさまは、ご自分でページをめくられるのですね。
めくる間の、緊張感と美しさの余韻がまた、いい感じです。
なんか、プライベートルームで聴いているような(笑)

というわけで、あっという間に前半が終わってしまったわけですが、
舞台袖に戻られるカツァリスさまのお顔が、照明の加減か、お疲れモードに見えましたよ。
どうしたのかしら。ちょっと心配、とモモちゃんとも話していたのですが、

後半は、いつもの激しいカツァリスワールド大全開。
彼が演奏する曲は全て素晴らしいのですが、ショパンは、
イメージよりも、一つ一つの音がものすごいしっくり伝わってくるので、
相性が特にいいのかなぁ、と思いながら聴いているうちに、
そうそう、これよ、これがカツァリスさまだ、なバラードで超盛り上がりになっていったのですが、
今ひとつ、曲目と曲が一致しないど素人の私。
あれ、ショパンって、こういう曲も書くんだ、へぇ、意外。意外すぎる。
全然ショパンっぽくない、と思っていたら、
なんか、ものすごいよく聴く激しい曲になっていって、
ああ、そうそう、これ、ワルキューレだわ!的な(爆)
ショパンとワーグナーの境に気づかなかった、ど素人ぶりに、自分ツッコミで笑いましたよ。
曲想違うわ、そりゃ。
にしても、激しいよ、ワルキューレ!
ショパンのバラードもワルキューレも、上から見てると、
大丈夫?と思うほど、手が痙攣してるようにしか見えない速弾きなんですよ@@
音の洪水、完全な圧倒する空間。
カツァリスワールドですよ!

後半あっという間でした。感覚的に速すぎた。
エェェェ、もぅぅぅぅ?的な!
お楽しみのアンコールになったわけですが、
もうね、今回も、一つ一つ、素晴らしいのですよ!!
アンコール集アルバム、絶対出して欲しい!
2曲めは、
なんと自作!!!!!!!!!
うっそぅぅぅぅ、素敵すぎて、ブラームスも素敵だったけど、
どっちも、ハっと気づけば、手を胸元で組んだ乙女のポーズで聴き入っていましたよ!
私に財力があって、将来ドラマ作るなら、絶対この曲使う!的な(壮大な妄想)。
絶対アルバム出してほしいっっ(懇願)
つか、いつも思うけど、
浜離宮コンサートの分、毎回独立したアルバム出して欲しい、PIANO21さま!(懇願2)

3曲めは、いつも通りカツァワールドで、
なぜかまさかのというか、お約束の?
間違いなく悪夢見てるよね~的な不穏旋律展開(笑)の子守唄、
そのあと、ピアノの蓋を閉じてしまいました(爆笑)
あの展開は初めて見たな。
いや、十分に、満足したコンサートなんですけどね、
可能な限り(爆)、もっとずっと聴いていたいんですよ(笑)
それを察しちゃったんですね(笑)

いつもどおり、演奏直後にサイン会。ファンサービス素晴らしすぎる。


次にいらっしゃるのは2年後でしょうか。来年でもよろしいのですよ?
むしろいらしてくださいカツァさま!

昨日演奏を聴きながら思っていたのですが(モモちゃんとも話していましたが)
カツァリスさまとピアノを結びつけてくれてありがとう。
日本に呼び寄せてくれてありがとう。
私たちが聴きに行ける場所に来てくれてありがとう、神様!!
と、深ーく、神様に感謝しながら帰りましたよ。

次はショパン、エチュード第24番聴きたいな。
無理を承知で、キエフの大門、と、
チャイコフスキーのスラブ行進曲、も是非(おいっ)

にしてもねー、あー、カツァリスさま家で家政婦したい。
せっせと掃除をしながら、遠くの方で、練習しまくっている音を聞いていたい。
そういう妄想をするのも、きっと、ダウントン・アビーを一気見したせいでしょう(笑)

がんばれ!ベイツさん!
(あれ。ここまでカツァリスさまを語っておいて、最後はミスター・ベイツ?)


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