中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

野毛から中華街へ

2014年10月25日 | 中華街(大通り)

 横浜市中央図書館にしかなく、しかも禁帯出という本を読むため野毛山まで行った帰り。

 本来ならば吉田町を通って中華街へ出るのだが、この日は久々に野毛を経由してみた。
 冒頭の写真に写っている角の店は、横浜「食」のブロガーがしばしば記事にしている「てづか」かな。

 その左隣は和菓子の「もみぢ」。
 レトロな和風建築で、私が初めてここに来たときと殆ど変っていない。
 店の歴史は古く、昭和21年に甘味処「味覚荘」として創業したのが始まり。
 そこで少しずつ和菓子を扱い、現在の和菓子屋「もみぢ」に至ったという。

 店名の由来は想像どおり、近くにある紅葉坂という坂の名にある。
 が、創業したのが秋だったことも、もう一つの由来となっているそうだ。

 ここの名物は、神奈川県指定銘菓になっている「大銅鑼焼」。
 船が出航する時に鳴らしていた港の銅鑼からヒントを得て、昭和23年、初代が考案した。
 黒餡には丹波の大納言、白餡には北海道の大福豆が使われている。

 という話だけで、和菓子は買わずに先を急ぐ。


 ジャズ喫茶「ちぐさ」の前の道路。
 なんで、こんな急坂なんだろう。


 野毛大道芸ハロウィンのポスター。
 やっぱり和風なんだね。


 ブリーズベイホテル前の地下道入口横。
 自転車を停めさせないためのポールが林立しているが、ここは簡単に駐輪できるよ。


 コッチから見たらこれだもんね。
 停めやすいよね。
 私もときどき利用させてもらっている。


 その近くで見つけた不思議な囲い。
 なんだ、これは?


 こちら側にもある。
 ガードパイプにしてはヘンだ。

 これも自転車を駐輪させないための構造物らしい。
 でも自転車を抱えてこの中に入れてしまえば、こんな素敵なスペースは他にない。


 地下街に出入りするためのエスカレーター。
 今でこそ手前の階段が2段になっているけど、建設当時はこれが1段だった。
 だから足の悪い人はずいぶん苦労していたもんだ。2段になって良かった、よかった。


 大江橋の際にある、なんだか分からない警告板。
 船を係留するなということが書いてあるけど、一体いつの時代のものなのか。
 

 関内、南仲通り。
 コンビニとスーパーの中間のような店ができていた。
 「ミニピアゴ」というらしい。

 最近は関内に居住する人たちが増加し、さらにその層がだいぶ変化してきているみたい。
 マンションがかなりでき、子供連れの方々を多く見かけるし、介護付き老人ホームも数軒建っている。

 市のHPから町別人口の変化を調べてみた。
 本町に住む人は…
 15人(平成7年)、49人(平成12年)、293人(平成17年)、335人(平成22年)と年々増加している。
 15年間で約22倍に膨れ上がっているのだ。
 細心のデータである平成22年の人口を年齢階層別にみると、14歳以下が15人、15~64歳が220人、65歳以上が61人だ。

 元浜町では…
 29人→13人→114人→225人と、これまた8倍近い伸び率である。
 平成22年の225人の内訳は、14歳以下が18人、15~64歳が131人、65歳以上が50人。
 この65歳以上のうち85歳以上という人が29人もいる。この方々がおそらく老人ホームに住む高齢者たちなのだろう。

 南仲通では…
 8人→14人→86人→384人! なんと50倍近くに膨れ上がっている。
 現在、こちらも14歳以下は23人で、65歳以上が36人だ。

 というように、関内の人口変化を町別に眺めていくと、なかなか面白いことが見えてくる。
 親と一緒に転居してきた14歳以下の子供たちもかなりいることが分かる。
 そうなると問題は学校だ。
 
 この地域での公立小学校といったら本町小学校しかない。
 みなとみらい地区にも高層マンションがたくさんできているが、おそらくそこにも就学児童がいるはず。
 こんなに増加した子どもたちを本町小学校でまかなえるのだろうか。

 同じ市のHPに今後の学校別児童数の推計値が掲載されている。
 他の学校と違って本町小学校だけが相当数の増加を予測している。
 平成26年の665人が、6年後の32年には1062人と、400人も増えるらしい。小学校1校分の人数じゃないの。
 
 どうなっちゃうのかな。


 な~んてことを考えながら進む。


 やっと中華街に到着だ。
 このビルの上に「ヘルム不動産」がある。
 これは港湾荷役、運送、ヘルムハウスなどを運営していたヘルムブラザーズ社の流れをくむ会社かな。


 歩道にチェーン。


 懐かし~い♪
 鳥鎌商店だ!


 やっとランチに間に合った。
 ここは長安道の「好々亭」。
 豚の胃袋とニンニクの芽辛味炒めを選択する。


 冷たいお茶にコーンスープ。
 どちらも美味しい。


 店内には有名人の色紙がいっぱい。


 待つことしばしで、私の料理が来た♪
 けっこうボリュームもある。


 豚の胃袋が程よい感触で美味しい。
 ニンニクの芽はシャッキリと炒められて、これまた美味しい。
 素材もいいのだろうけど、このタレが決め手だね。
 素人には真似ができない味。


 食後はお勧めの杏仁豆腐。
 自家製でプルンプルンしていて、ほどよい甘味。
 旨し。


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8 コメント

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たしか (小径のヌシ(^-^))
2014-10-25 07:39:38
学童人口の増加に対応するため
みなとみらい地区の内に本町小学校の分校が
期間限定(10年間だったかな)で出来るみたいですよ

って、野毛山の図書館から中華街まで歩かれたのですね
自転車だとスグですが歩くとなると (^-^;)
返信する
自分も時々 (吉継)
2014-10-25 09:26:43
リハビリ兼ねて横浜中華街から桜木町を歩きますが車からの防備か自転車に対してかの意味合いがあるつもりなのか?あのポールは歩行にはじゃまというかかえってバランスを崩し転びそうで自分にはあぶなく感じてしまいます。
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ほんとだ (酔華)
2014-10-25 10:02:13
>小径のヌシさん
ニュースに出ていますね。
http://www.kanaloco.jp/article/76823/cms_id/98706
廃止するときは児童が減少しているという前提なのでしょうけど、
大丈夫なのかなぁ。
人口急増時代に磯子区でも分校ができました。
返信する
他にも (酔華)
2014-10-25 10:03:44
>吉継さん
太くて背の低い車よけポールがあります。
あれは低すぎて目に入らないため、
つまずいて転んでいる人が多い…
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Unknown (淡々斎)
2014-10-25 19:56:45
池袋も、小学校だけでなく、区役所支所や図書館も、統廃合されて、いろいろとしんどいです…

そうそう…

長崎熊本中華は、横浜中華と、結構違う味付けです。

叉焼の色もそうですが、
「蒲鉾」「薩摩揚げ」の多用
ウスターソースの使用

「しっぽく料理」の様に、日本料理と早くから融合し、イギリスの影響が横浜中華街より強いのかも。

横浜中華は、「租界地」?の料理人やアメリカン中華が色濃いのかも知れませんね…

長文失礼致しました。
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背の低い車よけポール (馬の骨)
2014-10-26 19:04:09
老人は視野が狭くなってきます。
拙も被害を二度ほど経験しました。
低いポールは実に危険です。
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九州 (酔華)
2014-10-26 19:14:56
>淡々斎さん
蒲鉾、薩摩揚げの多用・・・気になりますよね。
横浜中華は今でもどんどん変化していますから、
なんだか調べるのも大変そう・・・です。

葱と玉ネギも気になりますよ。
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車よけ (酔華)
2014-10-26 19:16:15
>馬の骨さん
あの石の塊りは危ないですよね。
早く問題にしてほしいです。
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