ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

安倍総理の笑顔も💛日曜サロンスペシャルインタビュー

2019-12-29 22:54:28 | 日記
安倍総理の笑顔も💛日曜サロンスペシャルインタビュー

https://youtu.be/mNJk89-pUw0



安倍総理 ポスト安倍を大いに語る
安倍総理大臣が「ポスト安倍」候補について、公の場で初めて語ったBSテレ東の「NIKKEI 日曜サロンスペシャル」の映像(令和元年12月28日)より



榎戸:経済を重視してきた内閣として来年への課題、抱負はどんな事をお考えでしょうか?

安倍:今年はですね、経済に於いては、国際的には様々な課題・リスクのある年と言っても良かったと思いますね。1つは米中の貿易摩擦の問題。もう1つは、ブレグジットであります。

しかしそんな中でもですね、日本に於いては、1番大切な雇用に於いては、過去最高の高い求人倍率を有効求人倍率も失業率もいい数字を維持していると思います。

若い皆さんが未来に希望を持てるという事は、1番大切だと思いますね。若者の失望はですね、国家の活力を奪いますから。

正社員の有効求人倍率も1倍を超えているという状況を維持出来ました。又、賃金に於いてもですね、今世紀に入って最も高い水準の賃上げが根付いている。緩やかな景気の回復が継続をしておりますので、シッカリとそれを維持していきたいと思っております。

今年沢山災害が起こりました。災害からの復旧そして、マダマダ世界的なリスクが無いワケではありませんから、リスクに対応する。或いはオリンピック後も見据えてですね、26兆円の補正予算を組んだところです。


芹川:内政上の課題で申しますとね、先だって纏まりました全世代型社会保障改革のまぁ、中間報告がまとまりましたよね。あの中には75歳以上の方の2割負担とか色々入っていると思います。

一応方向性は出していると思いますけれども、結構、もうチョットという批判もあると思うんですね。夏の最終報告に向けてですね、そこの所をどういう風にやっていかれるのかなというのが課題だと思うんですか如何ですか?


安倍:安倍政権はですね、少子高齢化という大きな壁に真正面から取り組んでいく、そういう決意で全世代型保障制度への改革を行っていきます。

先ず今年10月から幼児教育の無償化を行いました。これはシッカリと少子化対策となっていく。又、現役世代の、子育て中のお父さん・お母さんを支援していくモノ。子供たちへの投資でもあります。

来年の4月からは、真に必要な子供たちへの高等教育の無償化もスタートします。同時に、今迄の社会保障制度改革というのは、年金医療介護の給付と負担のバランスを中心に議論して参りましたが、今回は年金・医療・介護、更には働き方を中心にですね、人生百年時代を迎えるに於いて、65を超えても70を超えても働きたい人が働ける環境を作る中に於いて、年金の在り方、或いは医療や介護の在り方を考えて行こう。

その中で、なるべくですね、次の世代の皆さんの負担が過重にならない様な改革も行っていきたいと思っています。


芹川:更に一段と期待したいところですが、別の話になりますけど、先週立憲民主党の枝野さんが、この番組に出て頂きまして、例の桜を見る会なんですけどね、尚引き続き通常国会で追及していくみたいな事を仰ってましたが、これをどういう風に考えておられますか?


安倍:今の永田町の政治状況に於いてですね、今申し上げました様な重要な政策や外交・安全保障について、シッカリとした議論が出来ない状況になっているのは非常に申し訳ないと思っております。

しかしこの桜を見る会について様々なご議論もございますから、これからも誠実に国会に於いてですね、尋ねられたらお答えをさせて頂きたいと思っています。


芹川:世論調査ですと7割の方が、未だ胸にストンと落ちていないというのがありますからね。


安倍:長年の慣行として行われてきた事ではありますが、その中で、矢張り基準がですね、曖昧であったという御批判、確かにその通りであったと思います。そこで来年は中止とさせて頂きまして、全面的に見直しをさせて頂きたいと思っています。


芹川:もう1つですね、新しい問題と言いますか、例のIRですね。大型リゾートで秋元議員が逮捕されたという事が起こりましてね、これ又、新たな火種だと思うんですよ。これどういう風に安倍さん考えておられるんですか?


安倍:現職の国会議員が逮捕された事は誠に遺憾です。しかし個別の案件についてはですね、捜査ちゅうであり、詳細なコメントは控えさせて頂きたいと思いますが、来年1月から、カジノ管理委員会が発足をします。高い独立性をもった管理委員会として公正に公平に審査をしていくものと思います。


芹川:日程的にですね、野党は先送りと申しますか、再検討していく必要があるのではないかという言い方をしていると思いますが。スケジュール観的にはそこは予定通り進めていくという事になるんですか?


安倍:国会での進め方についてはですね、国体で検討していく事になると思います。


芹川:副大臣だったんですよね。あの方はね。まぁ、チョッと悩ましいですよねぇ。ここの所ももねぇ。


安倍:その意味に於きましてもですね、副大臣経験をした現職の国会議員が逮捕されたという事についてもですね、誠に遺憾だと思っています。


芹川:チョッと話題変えますけれども。憲法ですね。安倍さんが宿願だったと私受け止めていますけれども、この間の記者会見で、必ずや私の手で成し遂げたいという事を仰いましてですね、意欲って言いますか、お気持ちは変わらないという事は確認したんですけれども。

ただ、総裁任期を考えますとね、この先のスケジュール。2020年に実現したいという事を仰ったんですが、どういうスケジュールを描いて居られるのかチョッとよく分からない所が有るんですけれども。


安倍:そもそも自由民主党の結党の原点ですね。当時は嫌煙の中であった自由党と民主党が合併をする保守合同ですね。目的は2つ有ったんだと思います。1つは戦後の仕組みをシッカリと変えていこう、占領時代の仕組みを変えていこうという中に於いて、憲法改正をしようという事は保守が合同しないと難しい。

もう1つは安定した政治によって、安定的な経済政策を実行して、シッカリと豊かな社会を作っていこうという事だったんだと思います。生活をより豊かにしていく…これは当然政治の大きな使命です。その中で残念ながら、憲法改正という立党の大きな目的が後回しされてきて今日に至ってます。


ですから大変難しい問題でもあります。70年間出来ていないワケですから。しかし先の参議院選で私は殆ど全ての街頭演説で、憲法改正の議論をシッカリと行う政党、候補者を選ぶのか、議論すら拒否する、議論しない候補者を選ぶのかと訴え、与党で過半数を大きく上回る議席を得て勝利する事が出来ました。

国民の皆様の声はシッカリと議論せよ。各種世論調査でも議論せよという方が上回っています。


芹川:日経では74%が賛成してます。


安倍:その声に押されて、先の国会に於いては、自由討議が行われましたね。ですから、国会議員の義務として、国民の皆様の前で自分たちはどういう見識を持っているんだ。どういう国を作ろうとしているんだという事を堂々と議論し…自民党は既に4つの案を提案しております。

それに沿ってですね、活発な議論がなされる事を期待していますし、私は第1党の総裁として、私の責任で成し遂げていきたいと決意しているんです。


芹川:もう1つですね、今年2019年という年はですね、やっぱり平成から令和というね、代替わりの大きな転機だったと思うんです。スムーズに言って良かったと思っているんです。

その中でですね、特例法で退位というのが出来ましてですね、確か特例法が成立した時に女性宮家とか、そういう検討を早期にやるという様な事があったと思うんですよ。

それと更にですね、色んな議論としましてね、女性天皇だとか女系天皇とかね、そういう議論もあると思うんですね。皇室の有り方といいますか、男性も減ってきていると思いますのでね。そこら辺りどういう風に考えておられるんですか?


安倍:古来から例外なくですね、皇位の継承は男系によってなされてきました。その歴史の、伝統の重さはシッカリとですね、噛みしめなければならないと思っています。その上でですね、付帯決議があります。その付帯決議も踏まえて議論しなければならないと考えています。


芹川:時期的にですね、春先から少しそういう検討を進めようという事なんですか?


安倍:これについては、国会での議論もあるんだろうと思います。私としてはですね、落ち着いた静かな中で議論を進めていくべきだと思っています。


芹川:昔安倍さんはですね、昭和22年ですか、GHQによって皇籍を離脱した旧宮家の方のですね、復活と言いますか、男系男子という事を考えますとですね、そういうお考えを雑誌に書いておられた記憶があるんですが、そこら辺のお気持ちは依然として…


安倍:私が当時の選択肢として、又、今迄の伝統の中で行われてきた事等を鑑みながらですね、提案させて頂いた処でありますが、国民的な関心もよく考慮しながら考えていかなければならないと思います。


芹川:まぁ、世論調査をやりますとね、女性と女系の違いが分かっているのかどうか分かりませんが、7割の方の支持がありますのでねぇ。なかなか悩ましい所ではありますね。


安倍:世界を見まわしますとね、日本の皇室の存在というのはですね、126代に渡って継承されてきたこの重み、先般の即位礼正殿の儀でも世界中からリーダーたちが集まる、あれだけの方々が集まるのも、日本の皇室の即位正殿の儀だけなんだと思います。

それは日本の持つ伝統の力でもあろうと。国民が長年に渡って紡いできた歴史の素晴らしさでもあろうと思っています。


榎戸:日韓・日中関係についてもお伺いしていきたいんですが。先日日中韓首脳会談が中国で開かれました。その時に韓国の文在寅大統領と1年3ケ月ぶりの会談がありました。

あと、元徴用工を巡る問題については継続協議と言う事のなっていると思うんですけれど、今、戦後最悪の日韓関係と言われています。今後関係は良くなっていくのでしょうか?


安倍:私は隣国である韓国との関係については大変重要な大切な関係だと思っております。ですから日韓関係を改善したいと願っております。それは恐らく文在寅大統領も同じ気持ちだろうと思いますね。しかし大切な事はですね、国と国との関係というのは、やっぱり基礎となるのは約束を守っていくという事なんだろうと思います。

戦後の日韓関係というのは1965年の日韓基本条約請求権協定を礎としてスタートしたワケです。しかし残念ながら、この協定が守られていないという状況が作り出されてしまった。そこはですね、韓国側にこの関係を改善する切欠を作って頂きたい、この所を大統領に強く要請した所です。


芹川:少し前に動いていくという風に考えてもよろしいんですかねぇ。


安倍:いずれにせよ、私は対話は必要だと思っています。どんな時にも。これは第1次政権の時もそうですが、第2次政権になっても、どんな状況の時も対話すべきだ。厳しい問題があるからこそ対話すべきだという事は申し上げてきました。

隣国であればですね、まぁ、世界中見渡しても、隣国同士というのは様々な課題を抱えています。しかしその課題があるからこそ、話し合いをすべきでしょうし、しかもですね、その中で大切な事は、民間レベルの交流は途絶えさせてはならないという事ではないのかなぁ。この事も文在寅大統領に申し上げた所です。

榎戸:近い所で、日韓首脳会談が再び行われるという可能性は?


安倍:先ずはですね、事務レベルで。外相レベルも含めて。又、更にその下の事務レベルも含めてですね、意思疎通、議論していく事が大切だなぁと。こういう議論を進めていく事では文在寅大統領とも一致しました。

しかし、基本となるのはですね、今申し上げた通り、やはりこの請求権協定、お互いの基本ですから、この約束が守られていないと言う事であればですね、これは関係が成り立たなくなってしまいますから。そこは韓国にシッカリとした判断をして頂きたいと期待しております。


芹川:というと、例の基金案が出てますよね。起業家等の寄付を募ってですね、そういう考え方には乗れるんですかねぇ。まぁ、過去国内にも異論があるみたいですから…そうスンナリとはいかない気がしますけど。日本側としてこれどう、受け止めていたら良いのか。


安倍:韓国の議長が提案されている案だと思いますが、韓国の議長が提案され、韓国の立法府が議論する事でありますから、私としてはコメントを差し控えさせて頂きたいと思いますが、大切な事は韓国が国家として、正しい判断をする事だろうと思ってます。


芹川:国家としてですか。成程ね。含みのある…。分かりました。日中なんですけど、これも先だって日中韓首脳会談の時、それに先立ちまして、習近平さんとですね会談されまして。

問題はですね、国内考えまして、取り分け自民党の保守派の方はですね。来年の春に国賓としてお迎えして良いのかとね、尖閣沖の海域には公船が来てますし、人権の問題でも香港とか色々ございますしね。そういう異論が結構あると思うんですね。

今回の会談にしても国賓としてお迎えする整備だったと思うんですけど、そういう国内の意見にはどう向き合っていかれるんですか?


安倍:自民党の保守派の皆さんは大変厳しく批判をしておられます。私の親しい方が多いですから、私も直接色々お話を伺います。あのぉ、今回ですね、私大変良い会談が出来たと、習近平主席とですね。

それは私は習近平主席の来年春の国賓来日を大変重視していますと申し上げました。そしてこれは絶対に日中の未来の為に成功させなければいけないという中に於いてですね、私も日中間の様々な課題、尖閣の問題も含めて東シナ海の問題、或いは日本人が拘束されている問題について。

そして国際社会が注目している香港の問題、又、ウィグル地域に於ける人権状況。これ全てですね、提起致しました。で、議論致しました。と同時にですね、来年の習近平主席が訪日をされる機会にですね、今日中間、中国も日本も含めてですね、今何を世界から期待されているのか。

と言えば、日本も中国も経済大国ですね。GDP2位、3位。そして中国は大きな軍事力も持っています。であるからこそ、私たちは地域や世界の平和や安定や繁栄に大きな責任をもっているんですね。この責任をシッカリと果たしていく明確な意思を。

この意思を明確に示していく訪日にしなければならないと思っています。それを申し上げました。その為にはやはりお互いが努力をしていく必要がありますねと言うお話をさせて頂きですね、様々な課題についてお話をさせて頂いた処なんです。

国際社会はですね、日本と中国が角突き合わせる事は決して望んではいません。そして日本はG7の国でもありますし、自由や民主主義や人権や法の支配を尊ぶ国である。正にその有志国の中心的存在であるという事を各国それぞれが認めていると思いますね。

その日本がシッカリと中国とそういう関係を作って、その中で正に普遍的価値を共有する国々が考えている事をチャンと相手にも伝えていく。そんな中で、中国が健全な発展を遂げていくという事を望んでいるのではないのかなぁと。その機会にしたいと思っています。


芹川:そうしますと、その5番目の文書と言いますか…日中国交正常化、平和友好条約、他今度やるとしたら5番目ですよね。そういうのをやりたいって事ですか?


安倍:成果の形をどの様な姿にするかという点についてはですね、未だ何も決まっていません。どの様に成果を示していくかという事については、更に、日中で一つ一つ議論しながら、進めていきたいと思っています。


芹川:スイマセン。俗っぽい聞き方をします。習近平ってどういう人なんですか?


安倍:やはりですね、中国13億を上回る民のですね、トップですよね。中国共産党のトップ。激しい闘いを勝ち抜いてきたんだと思いますね。と同時に重い責任があります。今や国内だけではなくて、今申し上げました様に、地域や世界に大きな責任がある。

で、最初はなかなかですね、話にくい方かなぁと思っていたんですが、先般の夕食会に於いても、その前の夕食会に於いても、首脳同士の夕食会って予め…事前の用意をしているんです。

で、中国側も用意をしててですね、お互いにその中で決まった発言をする場合もあるんですが、最初の時はそんな感じだったんですが、今回を含めて3回はですね、非常に自由な、フランクにですね、自分が中国をどの様な国にしていきたいか。或いは自分はどういう人生を歩んできたか。という事もですね、率直に語られますねぇ。


榎戸:じゃあ、お話戻る様ですが、韓国の文在寅大統領はどんな方なんですか?


安倍:非常に物腰が柔らかい紳士ですね。これからもっと頻繁に会えるような関係が作れればと思っています。


榎戸:中東外交についてお話を伺っていきたいんですけれども。中東海域への自衛隊の派遣を閣議決定されました。そして先日20日にはイランのロウハニ大統領が来日されて、会談されましたけど、年明けには中東訪問を検討されていらっしゃる様ですが、この一連の流れについてはどうお考えでしょうか?


安倍:原油の輸入はですね、9割中東地域に日本は頼っています。この原油が途絶えれば、日本経済は大変な事に、国民の生活も大変な事になります。ですから、中東地域の平和と安定というのはですね、日本にとっては死活的に重要な問題だと思っています。

その中でイランの核合意ですね。日本は支持していますが、大変危険な水準になってきています。中東情勢がですね、緊張の高まりが続いている事を強く懸念しています。ですから、日本としての役割を果たさなければいけない。

その思いで6月に中東を訪問し、ロウハニ大統領、ハメネイ最高指導者とも会談を行いました。そして12月20日にロウハニ大統領が訪日をされたワケなんですが。そうした外交努力を行いつつ、同時にですね、関係する船舶がホルムズ海峡を通り、日本に原油資源を運んでくるワケでありますから、航行の安全を確保する事が大切ですね。

そこで27日にですね、先ず外交努力をしていく。そして航行の安全を徹底的に確保していく。そしてもう1つは情報の収集を行う。そうした事を総合的に勘案し、日本独自の取り組みとして、自衛隊をですね、派遣するという決定をした処であります。

その中に於いて、先般来日をしたロウハニ大統領は日本がですね、航行の安全を確保しようという取り組みについては、理解する。そしてこの様に詳しく説明して頂いた事を評価するという事を正式に発表して頂きました。

そうした努力もしつつですね、派遣される自衛官の安全も確保しながら、航行の安全、地域の安定に日本として、独自の貢献をしていきたいと思っています。その観点からもですね、年明け事情が許せばですね、中東を訪問する事を検討しています。


榎戸:改めまして日本の役割なんですけども。アメリカとその中東地域の橋渡し役という事なんですか?


安倍:アメリカとの関係に於いては、私とトランプ大統領との信頼関係のもと、最も強固な同盟関係を築けていると。日米の同盟関係は最も強固なモノとなっていると思います。

これは国際社会からも評価されていると思いますね。その中で、矢張り、イランとしては、私とトランプ大統領の関係、日米同盟関係の強さ、その事を頭に入れつつ、久々の来日なんですが、イランの大統領も来日されたんだろうと思いますね。

勿論仲介なんてそんな簡単に出来る事ではありませんが、しかし日本しか出来ない。イラン側からも信頼されている日本、で、アメリカからも信頼されている日本でしか出来ない事はですね、やはりやっていきたいと思っています。

先般の大統領の訪日後ですね、北朝鮮の問題も含めて、先般トランプ大統領から電話を頂きました。先日のロウハニ大統領との会談の中身も含めてトランプ大統領とはお話をさせて頂いた処です。


芹川:一方のアメリカなんですけれども。来年11月3日、大統領選挙。まぁ、そこに向けて色んな動きが出てくると思うんですね。その中で、日本としてはチョッと悩ましいと思うのはですね、米軍の駐留経費、思いやり予算、これの増額ですよね。

大統領選挙との絡みでもありますので、又、色んな事を言ってくるのでは。それをどういう風に考えてかわしていかれますか?


安倍:在日米軍の意味に関しては、今迄も、何回かトランプ大統領とワリと時間を掛けて議論しました。もう、皆さんもご存知の通り、米軍の駐留経費、日本は7割以上負担をしています。これは恐らくどの国の駐留経費よりも高い比率であるという事。

それと日本に居る米軍のプレゼンス。海兵隊員が殆どなんですが、これはアジア地域のアメリカの権益も守っている。アメリカにも大きな利益をもたらしているワケですね。

ですから、日本防衛という大きな義務はあるが、極東地域の平和と安定に資するアメリカの権益も守っている。

アメリカのパワーの源泉でもあるのだろうという事をお話をし、その都度、だいたい了解をして頂いておりますが、来年、駐留経費に関して議論する年がやって参りますので、日本は日本としての主張をシッカリとしていきたいと思っております。


芹川:あれ、トランプさんと安倍さんがお話をされますと、その時は理解されますけど、又、その次は、もう1回元に戻る様なね。そういう所があると聞きますけれども…。大丈夫ですかねぇ。


安倍:米軍の最高指揮官としては、若い米兵が命を賭けて日本を守っているんだと、その事はよく理解してくれと、そういう気持ちの発露でもあろうという風に思います。

ですから、私はその事については、北朝鮮情勢もあり、厳しい状況のインド太平洋状況の中で、米軍の存在抜きに日本の安全は考えらえませんから。その事についての気持ちはいつも表明しているつもりなんですが、この事については、私もシッカリと議論していきたいと思っています。


芹川:政局の話を是非お伺いしたいものですから、お願いしたいんですけど。まぁ、今トランプさんとの絡みから。トランプさんは2021年の1月迄。再選されますとね、これ分かりませんけど、25年の1月迄になりますよね。

まぁ、麻生さんとか甘利さんが仰ってると思いますけど、トランプさんの再選も考えた場合ですね、まぁ、それ以外の要素もありますけど、2021年の9月から更に4選されますと、2025年の9月。殆ど一緒になりますよね。やってもらえば良いじゃないかって、こういう声が出ていますけれども。これはどういう風に?


安倍:4選は私、全く考えておりませんし、そういう方々にですね、私よりも先輩の麻生副総理や二階幹事長や甘利政調会長にそういう事を言っていただくのは大変光栄ではありますが、ただ、自民党は人材の宝庫でありますしね。



例えば岸田政調会長も外務大臣として相当経験を積みました。オバマ大統領の広島訪問については、本当に実現に向けて大変な努力をして頂いたと思っています。



又、茂木さんもですね、外務大臣として、或いは日米の貿易交渉の担当大臣として、米側と相当の立ち回りを演じながら、成果を上げてくれましたねぇ。



官房長官もですね、日米の様々な懸案について、官房長官も色んな交渉をした経験がありますし。



加藤厚労大臣も私の下で、官房副長官として、様々な外交交渉の現場にも立ち会っています。

まぁ、そういう経験を重ねた人たちが自民党には沢山おられますね。私が名前挙げた方々以外にもね。そういう方々が居られますから、競い合いながら、自民党ってやっぱり沢山人物が居るねと国民の皆さんに思って頂けたらなと思います。


芹川:よくね、岸田さんとは当選同期でケミストリー、波長が合うという風な言い方をされてますけど、やっぱりそういう所とかあるんですか?



安倍:岸田政調会長は大変誠実な方ですよね。で、割と相手を尊重される方なんで、あの人と居ると居心地が良いとか感じる人は大変多いと思いますけどね。ジョンソン首相もですね、会うといつもFUMIOは元気か?と言ってますよね。何か二人でウィスキーをガッチリ二人で飲み合ったって事があるらしいんですね。


芹川:ほぉ~。そうですか。あの今、名前上がってない…石破さんって方がもう1人いらっしゃるけど、こちらは?


安倍:石破さんも大変勉強熱心な方ですし、チャレンジ精神に溢れた方だろうと思いますね。


榎戸:いやぁ~私自身、驚きなのが、4選は本当に考えていらっしゃらないんですか?


安倍:考えてないです。そもそも、あと1年9ヶ月ありますから。この1年9ヶ月というのは、総理の在職日数としてはね、平均に近いですよね。それ位未だ残っているワケですよ。

ですから、まだまだやるべき事は沢山ありますから、先程お話させて頂いた全世代型社会保障改革やらね、憲法改正もそうですが、デフレ脱却もそうですが、そこに全精力を集中していきたいと。


芹川:その時、矢張りですねぇ、焦点は解散総選挙。解散総選挙の質問をするのは野暮かもしれませんけど、しかし、思えばですねぇ、2021年の10月任期満了になりますよね。衆議院のですね。

ここから考えますと、来年の通常国会、来年の臨時国会、そして2021年の通常国会、2021年の臨時国会の4国会しかないんですよね。だから、どうされるんかなぁと思いながらですね、考えてましてね、これ迄、国政選挙6選全勝ですよね。

こうなれば7選目に向ってですね、7選全勝に向ってやろうという気持ちが沸々として沸いてくるんなないかと



安倍:この前の芹川さんの分析が載ったコラムを拝見させて頂きました。流石いつも日程を見ながら、色んな組立をしておられると思うんですが。幸い、様々な政策を前に進める事が出来たのも、選挙で国民の皆様から支持を頂いたからだと思うんです。

その意味で、選挙っていうのはとても大切ですね。国民生活に直接関わりがある事、例えば消費税の使い道を思い切って子育て世代に子供たちに振り向けていく。この決断をした時には、解散総選挙を行い、その結果ですね、この政策を実現する事が出来ました。ですから、国民の信を問うべき時が来ればですね、躊躇なく、解散の決断をしたいと思っています。


芹川:あのぉ、枝野さんには前回出て頂きまして、通常国会の冒頭、或いは予算が成立した後あるんじゃないかという事でですね、チョッと身構えておられる所があって、合流構想っていうのは、そう言うのと繋がってると思います。

一方でですね、山口さんは、公明党の、オリンピック迄日程的に無理じゃないかと仰ってんですけど、重ねて恐縮ですけど。


安倍:まぁ、野党の皆さんの特徴はですね、私どもが野党の時と違って、受け身なんですね。我々が野党の時は1日も早く解散に追い込むと。解散しないと政権交代は起きませんから。ですから、そこチョッと違うなぁと思っていたんですが、いずれにせよ、今年ですね、7月に参議院選挙で、国民の皆様の負託を頂いた。これに応えていく事が私の使命だろうと思っています。


榎戸:あのぉ選挙と言えば、7月に都知事選挙がありますけれども、小池知事に対しては自民党としてはどういう体制で臨まれますか?


安倍:これはですね、自民党の中でも色んな評価があります。そんな中ですね、先ずは東京都連ですね。都連でシッカリと議論して、早目にですね、結論を出してもらいたいと思います。


芹沢:という事は、それはもう、都連に任せると言う事ですか?


安倍:都知事選。都知事選挙は地方選挙でも特別の意味がありますが、先ずは順序がありますから、都連でですね、ご判断を頂きたいと。その中で、党本部4役と議論しながら判断してもらいたいと思ってます。


芹川:二階幹事長はね、もう、小池さんで良いみたいな事を仰って。この間ね、安倍さんとの会談でもそういう風なお話を


安倍:色んな話がございますが、基本的には今言った路線でですね、やっぱり都連が主役でないといけないと思っていますね、私は。


榎戸:安倍さんにはこのお忙しい中お越し頂いたんですが、この年末年始のお休みというのは総理、有るんですか?


安倍:年末年始はですね、ゆっくりさせて頂きたいと。時間があれば、本を読んだり、ゴルフをやったりですね、映画でも観れたらと思っております。


榎戸:今、ゴルフのスコアはどれ位なんでしたっけ?


安倍:あのスコアは国家機密になっております。


榎戸:今日はお忙しい中、お越し下さり有難うございました。