表で良好な外交関係を演じ、裏では凄いドラマが展開。特捜案件も繋がっているかも。親中派一掃なるか⁈ さすが有本さん、聞かせます!
https://youtu.be/ybBU0dwJGfY
【有本香】2019年12月24日(火) 飯田浩司のOK! Cozy up!より
韓国がグダグダだから、アメリカも、もう韓国は信用してないと。それもあって、外交は色々動いているんですよねぇ~。先ずは軽く、そのグダグダ韓国の話から。でも、このグダグダがあって、次の話へと続いていきます。
飯田:不正揉み消し疑惑で韓国のチョ・グク前法相の逮捕状を請求 韓国・文在寅大統領の元側近チョ・グク前法相が大統領府高官だった当時、政府機関の幹部に対する不正を揉み消した疑惑について韓国の検察は23日、職権乱用の疑いでチョ・グク氏の逮捕状を請求した。
大統領府で不正を監視する責任者を務めていたのだけれど、収賄の情報があった幹部に対して、監察を打ち切ったということだそうです。
有本:こういう人が、一歩間違えれば司法長官になっていたわけですよね。今回の逮捕容疑っていうんでしょうかねぇ。結構深刻ですよね。ここまで露骨な情治っていうんですかねぇ人治っていうんですかねぇ。要するに法治ではない。法の正義に基づいてということではない。こういう状況であるっていうのはすごいなと。しかも、大統領府の中ですからね…大統領府の人ですからねぇ…国家のトップですからねぇ。
飯田:文在寅さんの、側近中の側近と言われるような人です。
有本:合わせて韓国の大統領府が、地方選挙にも介入した疑惑があると言っているわけですよね。チョ・グク氏が逮捕される、そういう流れなんでしょう。そうすると、その先にある文在寅さんはどうなるのって話なんですね。
前の大統領の時と同じ様な流れになって行くのかしら。ただ、朴槿恵さんの場合は、どちらかと言うと市民が皆で引きずり下ろしたって事でしょ。実際の当時、疑惑と言われたモノが果たして重罪に値するものだったのかというのは、今になって疑問が呈されてますよね。
飯田:そうですよねぇ。親しい人のお嬢さんの、進学についてという話で。
有本:韓国はそういう話が多いですからね。だからいいって話じゃないですけど。それと比べてもこれは遥かに深刻なことではないですか。
飯田:法を歪めるなんてものではないですね。
有本:統治がルールに基づいて行われていなかったと。これほどあからさまに、しかも大統領府の中の人がっていう話ですからね。ただでは済まない話になるだろうとな思うと、韓国は来年に選挙もあるんでしょうかね。非常に又、政局が混迷するという流れですよねぇ。
そんな中、一方で、北朝鮮情勢が又チョッと不透明感を増しているワケですから、まぁ、そういう意味で、年明け早々に朝鮮半島は、色々と変化が起こる可能性が大と言っていいと思います。
飯田:まぁねぇ元々文在寅政権は親北と言われています。
有本:従北という人も居ますよねぇ。
飯田:そうですねぇ。従北勢力なんてね。
有本:親中国、従北朝鮮という人も居ますけどね。ハイ。
飯田:そんな中で北朝鮮もここを突破口にして、アメリカとの対話の道を開いたりもしましたけど、結局は行き詰まって来ている。トランプさんに対しては、「クリスマスプレゼントをくれてやるぞ」ということ迄。
有本:チョッと気になる感じありますよね。それから今、安倍総理は中国にいらっしゃってますけども、その直前にトランプ大統領と、かなり長い電話会談、1時間以上に及ぶ電話会談をしています。これは北朝鮮情勢についてですよね…主に。
で、中国ともどうしても今、融和的に振る舞わざるを得なくなってしまっているのは、やっぱり北朝鮮の情勢というのが非常に大きいですよね。
飯田:あ~あ、抑えが効かせられるとしたら、やはり中国ではないかということですか?
有本:そうですよね。ロシアよりも中国ということだと思いますけどねぇ。
飯田:まぁ…後程、日中の首脳会談については、お話頂こうと思っています。さぁ、先ずは韓国の情勢についてでした。
★ ★ ★ ここからですよ ★ ★ ★
飯田:日中首脳会談、習近平氏「両国の関係を新たな段階に押し上げたい」と述べる。
北京を訪問中の安倍総理大臣は23日、およそ45分間にわたり習近平国家主席と首脳会談を行いました。会談冒頭、習近平氏は「この1年、両国の関係が持続的に改善し、発展している。安倍総理と緊密な意思疎通を保ち、両国の関係を新たな段階に押し上げたい」と述べました。
一方、総理は来年春の習近平主席の国賓訪日を「極めて重視している」と発言しております。エ~、今日は日中韓首脳会議に出席、それから韓国の文在寅大統領とも首脳会談の予定ということですが。
まぁ、今日の新聞を見ますと、習近平氏に要求をしたぞって言うのが読売、産経、日経。朝日、毎日、東京は習近平氏が国賓で来て下さるというのが一面の見出しですね。
有本:記事の内容はあんまり深刻に分析する気はないんですけど、ただこの朝刊各紙を見た時にですね、気付く事は、エーまぁ、安倍総理と習近平国家主席のツーショット写真があるんですけれども、あちらは笑顔で、安倍さんはやっぱり笑顔を見せていませんよね。各社どこの写真でもね。
これは寧ろあのぉ…嘗ては中国首脳によく言われたことなんだけども、要するに日本の首脳とニコニコしながら握手するような写真が出ると、国内で反発が大きくなるという事だったんですよね。
今は…勿論、日本の国民の中国に対する反発っていうのは、中国の反日とは違うんですけど、しかし今の情勢の中で習近平国家主席とあんまりニコニコと握手されては、チョッとやっぱり我々もあまりいい気分ではないですよね。
習近平国家主席は「この1年、両国の関係が持続的に改善し、発展している」と言っているんですけど、その実感が日本国民には全くないと思いますよ。
要するに、例えば、日本側から呼び掛けて、「来年の春に習近平国家主席の訪日。しかも国賓でお招きする」という事を言った。これに対して、「満足しておるよ」という意味で言ったのかもしれませんけれど。
だって、尖閣諸島に中国の公船が我が物顔で出入りするのが当たり前になっているワケですよね。これはもう、ずっと日本側が看過して来て、向こうはドンドンドンドン船を大きくしたりしてね、或いは接続水域に入る頻度も明らかに高くなってるワケですね。
更に、中国で拘束されている日本人というのが、全く経緯とか理由とかいうものがシッカリと明確にされない侭、拘束されている人が、少なくとも2桁はいるワケでしょ。
更にね、中国側は国内問題だと言うでしょうけれども、香港問題、それから新疆ウイグル自治区でのウイグル人に対する人権弾圧の問題、チベットも依然としてそういう状況ですよねぇ。だから私は全くね、日中の関係が改善したという様な、多くの日本国民が感じているとは思えないんですね。
では、何故日本政府はこれ程までに中国との関係を、あたかも改善しているかのように見せなければいけないのかという話ですねぇ。
特に、来年の春に習近平国家主席を仮に国賓でお呼びするという事になれば、やっぱり、相当、安倍総理の元々の底堅い支持層の人たちからは、相当の反発があると思いますね。だけど、それでもやらなければいけないという風になっているのは何故かと言うと、1つはやはり朝鮮半島ですよね。
飯田:北朝鮮との。
有本:韓国は殆ど頼りになりませんから。やっぱり朝鮮半島との…まぁ北朝鮮情勢ですね。これが、大きく動く可能性があって、というか、動かすという様な目論見が日米の間にあって、その中でやっぱり中国がそこに大きく反発してくるという事になると困るという処はあると思います。1つ。
それからもう1つは…やはりロシアですね。中露が今以上に接近してくれるのは困ると。これも又、日米一致している思惑ではあるんですよね。今軍事的にも経済的にも非常に中国とロシアは距離を詰めて、蜜月的になっていってるという風にも見えるワケですよね。
これをやっぱり、何とかチョッと一定の距離を開かせておきたいという事と、もう1つはですね、来年辺りは相当これ議論になる、まともな議論にならずに多分、反発の声だけ大きくすると思うんですけど。やはり日本にミサイルの配備ですね。アジアに配備すると言うけれども。だってもう日本しかないでしょうって。
飯田:韓国がこれだけアメリカにとっては頼りにならないとなると。
有本:頼りにならないし、それから、距離を考えても…米軍基地のある状況を考えても、結局、アジアへの新たなミサイル配備は対中国ですからね。ロシアは今の所、殆ど眼中にないワケだから、それを考えると日本に置くしかないワケですねぇ。
だから事前に中国とあんまり波風を立てるよりは…という事もあるでしょうと。ただ、一方でね、日中関係政治的に非常に良くなってますよと見える一方で、今、これは政治の動きとは連動してないんですけれども。特捜がね、自民党の秋元議員の事務所に入りましたヨネ。
家宅捜索するっていうのは、結構な事を掴んでいる。で、私たちから見れば、ずっとジリジリとしていた事でもあるけれど、要するに数百万円の現金を中国企業が…秋元さんと関係する中国系企業が持ち込んだというだけで特捜が家宅捜索まではしない。
飯田:ハァ、外為法違反という事だけで…
有本:そこは入り口でね、要するにチャイナコネクションですよ。これは寧ろ、自民党の中に濃厚にあるわけですね。ここら辺りを…要するに自分たちも、身内からも色んな事が出るけれど…まぁ、与野党問わずですね。ここら辺りに関してですね、ドンドン入っていく。司法の手が。そうすると、やっぱり中国側としても面白くない部分は相当あるわけですね。
そういった色んな形で…これで多分ね、日本国内の政争も相当に動いていくと思いますよ。自民党の中の勢力図も変わって行くと思いますね。来年。
飯田:自民党の中で中国との関係が強いとなると、やはり二階幹事長です。何百人と引き連れて中国へ行ったりしています。
有本:それは定例ですからね。二階幹事長は秋元議員の事を記者から質問された時に、相当な不快感を示しておられるけれども、まぁ、私たちにしてみればね、私たちと言うのは、私とね、今迄そういう『中国と政界との関係』という事を取材して来た人間たちにしてみると、「エー、やっとかい」…みたいなね、処はなきにしも非ずなんですよ。
それから今回ですねぇ、この秋元議員の事は、周辺の情報が色々と出て来ています。ただその既に報道で出ているのはホントに周辺情報で、ごく一部でしかないけれど、でも、その中でチョッと気にしなければいけないのは、秋元議員の政治資金収支報告書の中に、これは旅費・交通費だという風に説明されている様ですけれども、香港の会社に200数十万円ですか、旅費・交通費として支払った記録があると。
この会社が、実は調べてみると、実体のない香港にはよく有るんですけどペーパーカンパニーですね。こんなことがあります? 深圳に出張するのに、直ぐそこじゃないですか。中国っていったらね。
今時出張するのに、200数十万円の旅費・交通費っていうのも納得いかないし、それから、それを日本の手配する会社に支払ったっていうならまだしもですよ、香港の実体のない会社に、国会議員の旅費・交通費的なモノを支払うなんていうこと、あると思います?
飯田:一体、本来の目的は何だったのだということになりますね。
有本:何だったということになりますよね。ですから、ここからね、お金の流れですね。つまり、お金を貰っちゃったっていう話なら言語道断ですが、そんなにわかりやすい話ではなくて、込み入った人脈とお金の流れ…こういうモノをある程度、特捜が明らかにしていってくれるのであれば、日本にとっては大きな国益に結びつくし、つまり、流れて行っている国益っていうモノが止まるということですけど。中国に対しても、非常に大きな牽制になると思いますね。
飯田:やっぱり表で握手しているときには、裏でいろいろなことがあるということですね。
有本:ことがあるということだと理解して良いと思いますねぇ。
飯田:まぁ、これ、表に出て来ない事もいっぱいあるんでしょう。
有本:表に出て来ないことの方が多いですけれども、これはねぇ、中国の場合は民間企業と言っても、政府の意向が反映されます。日本でも政界に入っているチャイナコネクションには、日本の民間人が相当深く関わっていますから。
https://youtu.be/ybBU0dwJGfY
【有本香】2019年12月24日(火) 飯田浩司のOK! Cozy up!より
韓国がグダグダだから、アメリカも、もう韓国は信用してないと。それもあって、外交は色々動いているんですよねぇ~。先ずは軽く、そのグダグダ韓国の話から。でも、このグダグダがあって、次の話へと続いていきます。
飯田:不正揉み消し疑惑で韓国のチョ・グク前法相の逮捕状を請求 韓国・文在寅大統領の元側近チョ・グク前法相が大統領府高官だった当時、政府機関の幹部に対する不正を揉み消した疑惑について韓国の検察は23日、職権乱用の疑いでチョ・グク氏の逮捕状を請求した。
大統領府で不正を監視する責任者を務めていたのだけれど、収賄の情報があった幹部に対して、監察を打ち切ったということだそうです。
有本:こういう人が、一歩間違えれば司法長官になっていたわけですよね。今回の逮捕容疑っていうんでしょうかねぇ。結構深刻ですよね。ここまで露骨な情治っていうんですかねぇ人治っていうんですかねぇ。要するに法治ではない。法の正義に基づいてということではない。こういう状況であるっていうのはすごいなと。しかも、大統領府の中ですからね…大統領府の人ですからねぇ…国家のトップですからねぇ。
飯田:文在寅さんの、側近中の側近と言われるような人です。
有本:合わせて韓国の大統領府が、地方選挙にも介入した疑惑があると言っているわけですよね。チョ・グク氏が逮捕される、そういう流れなんでしょう。そうすると、その先にある文在寅さんはどうなるのって話なんですね。
前の大統領の時と同じ様な流れになって行くのかしら。ただ、朴槿恵さんの場合は、どちらかと言うと市民が皆で引きずり下ろしたって事でしょ。実際の当時、疑惑と言われたモノが果たして重罪に値するものだったのかというのは、今になって疑問が呈されてますよね。
飯田:そうですよねぇ。親しい人のお嬢さんの、進学についてという話で。
有本:韓国はそういう話が多いですからね。だからいいって話じゃないですけど。それと比べてもこれは遥かに深刻なことではないですか。
飯田:法を歪めるなんてものではないですね。
有本:統治がルールに基づいて行われていなかったと。これほどあからさまに、しかも大統領府の中の人がっていう話ですからね。ただでは済まない話になるだろうとな思うと、韓国は来年に選挙もあるんでしょうかね。非常に又、政局が混迷するという流れですよねぇ。
そんな中、一方で、北朝鮮情勢が又チョッと不透明感を増しているワケですから、まぁ、そういう意味で、年明け早々に朝鮮半島は、色々と変化が起こる可能性が大と言っていいと思います。
飯田:まぁねぇ元々文在寅政権は親北と言われています。
有本:従北という人も居ますよねぇ。
飯田:そうですねぇ。従北勢力なんてね。
有本:親中国、従北朝鮮という人も居ますけどね。ハイ。
飯田:そんな中で北朝鮮もここを突破口にして、アメリカとの対話の道を開いたりもしましたけど、結局は行き詰まって来ている。トランプさんに対しては、「クリスマスプレゼントをくれてやるぞ」ということ迄。
有本:チョッと気になる感じありますよね。それから今、安倍総理は中国にいらっしゃってますけども、その直前にトランプ大統領と、かなり長い電話会談、1時間以上に及ぶ電話会談をしています。これは北朝鮮情勢についてですよね…主に。
で、中国ともどうしても今、融和的に振る舞わざるを得なくなってしまっているのは、やっぱり北朝鮮の情勢というのが非常に大きいですよね。
飯田:あ~あ、抑えが効かせられるとしたら、やはり中国ではないかということですか?
有本:そうですよね。ロシアよりも中国ということだと思いますけどねぇ。
飯田:まぁ…後程、日中の首脳会談については、お話頂こうと思っています。さぁ、先ずは韓国の情勢についてでした。
★ ★ ★ ここからですよ ★ ★ ★
飯田:日中首脳会談、習近平氏「両国の関係を新たな段階に押し上げたい」と述べる。
北京を訪問中の安倍総理大臣は23日、およそ45分間にわたり習近平国家主席と首脳会談を行いました。会談冒頭、習近平氏は「この1年、両国の関係が持続的に改善し、発展している。安倍総理と緊密な意思疎通を保ち、両国の関係を新たな段階に押し上げたい」と述べました。
一方、総理は来年春の習近平主席の国賓訪日を「極めて重視している」と発言しております。エ~、今日は日中韓首脳会議に出席、それから韓国の文在寅大統領とも首脳会談の予定ということですが。
まぁ、今日の新聞を見ますと、習近平氏に要求をしたぞって言うのが読売、産経、日経。朝日、毎日、東京は習近平氏が国賓で来て下さるというのが一面の見出しですね。
有本:記事の内容はあんまり深刻に分析する気はないんですけど、ただこの朝刊各紙を見た時にですね、気付く事は、エーまぁ、安倍総理と習近平国家主席のツーショット写真があるんですけれども、あちらは笑顔で、安倍さんはやっぱり笑顔を見せていませんよね。各社どこの写真でもね。
これは寧ろあのぉ…嘗ては中国首脳によく言われたことなんだけども、要するに日本の首脳とニコニコしながら握手するような写真が出ると、国内で反発が大きくなるという事だったんですよね。
今は…勿論、日本の国民の中国に対する反発っていうのは、中国の反日とは違うんですけど、しかし今の情勢の中で習近平国家主席とあんまりニコニコと握手されては、チョッとやっぱり我々もあまりいい気分ではないですよね。
習近平国家主席は「この1年、両国の関係が持続的に改善し、発展している」と言っているんですけど、その実感が日本国民には全くないと思いますよ。
要するに、例えば、日本側から呼び掛けて、「来年の春に習近平国家主席の訪日。しかも国賓でお招きする」という事を言った。これに対して、「満足しておるよ」という意味で言ったのかもしれませんけれど。
だって、尖閣諸島に中国の公船が我が物顔で出入りするのが当たり前になっているワケですよね。これはもう、ずっと日本側が看過して来て、向こうはドンドンドンドン船を大きくしたりしてね、或いは接続水域に入る頻度も明らかに高くなってるワケですね。
更に、中国で拘束されている日本人というのが、全く経緯とか理由とかいうものがシッカリと明確にされない侭、拘束されている人が、少なくとも2桁はいるワケでしょ。
更にね、中国側は国内問題だと言うでしょうけれども、香港問題、それから新疆ウイグル自治区でのウイグル人に対する人権弾圧の問題、チベットも依然としてそういう状況ですよねぇ。だから私は全くね、日中の関係が改善したという様な、多くの日本国民が感じているとは思えないんですね。
では、何故日本政府はこれ程までに中国との関係を、あたかも改善しているかのように見せなければいけないのかという話ですねぇ。
特に、来年の春に習近平国家主席を仮に国賓でお呼びするという事になれば、やっぱり、相当、安倍総理の元々の底堅い支持層の人たちからは、相当の反発があると思いますね。だけど、それでもやらなければいけないという風になっているのは何故かと言うと、1つはやはり朝鮮半島ですよね。
飯田:北朝鮮との。
有本:韓国は殆ど頼りになりませんから。やっぱり朝鮮半島との…まぁ北朝鮮情勢ですね。これが、大きく動く可能性があって、というか、動かすという様な目論見が日米の間にあって、その中でやっぱり中国がそこに大きく反発してくるという事になると困るという処はあると思います。1つ。
それからもう1つは…やはりロシアですね。中露が今以上に接近してくれるのは困ると。これも又、日米一致している思惑ではあるんですよね。今軍事的にも経済的にも非常に中国とロシアは距離を詰めて、蜜月的になっていってるという風にも見えるワケですよね。
これをやっぱり、何とかチョッと一定の距離を開かせておきたいという事と、もう1つはですね、来年辺りは相当これ議論になる、まともな議論にならずに多分、反発の声だけ大きくすると思うんですけど。やはり日本にミサイルの配備ですね。アジアに配備すると言うけれども。だってもう日本しかないでしょうって。
飯田:韓国がこれだけアメリカにとっては頼りにならないとなると。
有本:頼りにならないし、それから、距離を考えても…米軍基地のある状況を考えても、結局、アジアへの新たなミサイル配備は対中国ですからね。ロシアは今の所、殆ど眼中にないワケだから、それを考えると日本に置くしかないワケですねぇ。
だから事前に中国とあんまり波風を立てるよりは…という事もあるでしょうと。ただ、一方でね、日中関係政治的に非常に良くなってますよと見える一方で、今、これは政治の動きとは連動してないんですけれども。特捜がね、自民党の秋元議員の事務所に入りましたヨネ。
家宅捜索するっていうのは、結構な事を掴んでいる。で、私たちから見れば、ずっとジリジリとしていた事でもあるけれど、要するに数百万円の現金を中国企業が…秋元さんと関係する中国系企業が持ち込んだというだけで特捜が家宅捜索まではしない。
飯田:ハァ、外為法違反という事だけで…
有本:そこは入り口でね、要するにチャイナコネクションですよ。これは寧ろ、自民党の中に濃厚にあるわけですね。ここら辺りを…要するに自分たちも、身内からも色んな事が出るけれど…まぁ、与野党問わずですね。ここら辺りに関してですね、ドンドン入っていく。司法の手が。そうすると、やっぱり中国側としても面白くない部分は相当あるわけですね。
そういった色んな形で…これで多分ね、日本国内の政争も相当に動いていくと思いますよ。自民党の中の勢力図も変わって行くと思いますね。来年。
飯田:自民党の中で中国との関係が強いとなると、やはり二階幹事長です。何百人と引き連れて中国へ行ったりしています。
有本:それは定例ですからね。二階幹事長は秋元議員の事を記者から質問された時に、相当な不快感を示しておられるけれども、まぁ、私たちにしてみればね、私たちと言うのは、私とね、今迄そういう『中国と政界との関係』という事を取材して来た人間たちにしてみると、「エー、やっとかい」…みたいなね、処はなきにしも非ずなんですよ。
それから今回ですねぇ、この秋元議員の事は、周辺の情報が色々と出て来ています。ただその既に報道で出ているのはホントに周辺情報で、ごく一部でしかないけれど、でも、その中でチョッと気にしなければいけないのは、秋元議員の政治資金収支報告書の中に、これは旅費・交通費だという風に説明されている様ですけれども、香港の会社に200数十万円ですか、旅費・交通費として支払った記録があると。
この会社が、実は調べてみると、実体のない香港にはよく有るんですけどペーパーカンパニーですね。こんなことがあります? 深圳に出張するのに、直ぐそこじゃないですか。中国っていったらね。
今時出張するのに、200数十万円の旅費・交通費っていうのも納得いかないし、それから、それを日本の手配する会社に支払ったっていうならまだしもですよ、香港の実体のない会社に、国会議員の旅費・交通費的なモノを支払うなんていうこと、あると思います?
飯田:一体、本来の目的は何だったのだということになりますね。
有本:何だったということになりますよね。ですから、ここからね、お金の流れですね。つまり、お金を貰っちゃったっていう話なら言語道断ですが、そんなにわかりやすい話ではなくて、込み入った人脈とお金の流れ…こういうモノをある程度、特捜が明らかにしていってくれるのであれば、日本にとっては大きな国益に結びつくし、つまり、流れて行っている国益っていうモノが止まるということですけど。中国に対しても、非常に大きな牽制になると思いますね。
飯田:やっぱり表で握手しているときには、裏でいろいろなことがあるということですね。
有本:ことがあるということだと理解して良いと思いますねぇ。
飯田:まぁ、これ、表に出て来ない事もいっぱいあるんでしょう。
有本:表に出て来ないことの方が多いですけれども、これはねぇ、中国の場合は民間企業と言っても、政府の意向が反映されます。日本でも政界に入っているチャイナコネクションには、日本の民間人が相当深く関わっていますから。