ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

長期政権で海外から評価される日本と米中貿易戦争の上、中所得国の罠に嵌って先の見えない中国by宮家邦彦氏

2019-09-13 22:29:07 | 日記
長期政権で海外から評価される日本と米中貿易戦争の上、中所得国の罠に嵌って先の見えない中国by宮家邦彦氏

https://youtu.be/G3o3_ufJnc0

飯田浩司のOK! Cozy Up 令和元年9月13日放送分



17:00~


安倍新内閣が始動  先日11日の内閣改造で起用された新閣僚が昨日、それぞれの担当分野で本格的に活動を開始しました。初入閣の小泉進次郎環境大臣は、東日本大震災の被災地、福島県を訪れ、内堀知事と県庁で会談。

東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う汚染度等30年以内に県外で処分するという政府の約束について、守れる様、全力を尽くすと伝えました。

又、台風15号の被害を把握する為、武田防災担当大臣と菅原経済産業大臣が千葉県、赤羽国土交通大臣が神奈川県をそれぞれ視察したという事です。

各省庁で、新旧大臣の引継ぎが昨日行われて、その後、各地に散る大臣も居れば、省内でズーッとブリーフィングを受ける大臣も居たという感じです。


まぁ、新しい仕事ですから、頑張って頂かないといけないんですけど、良い意味でね、これだけ長く続く内閣だとねぇ、なかなか新味を出すのは難しいだろうと思うんですよね。

で、前内閣の時は、確か、新聞報道でしか知らんけど、まぁ、在庫一掃とか言われましたよね。だけど、今回はそれが無いワケじゃないかもしれないけれども、やっぱり彼にとって信頼するというか、若しくは近い。


彼っていうのは総理ですね。


総理ですね。がやりたい様にやり…という布陣をね、まぁ、良い意味で敷いてるなぁという気がしますね。

ですからまぁ、それと同時に、将来…人を育てるのも総理の仕事ですから、その意味では、色々な可能性のある人をですね、呼び寄せてみたり、二度目やらせてみたり、色々な工夫があると思いますけど、まぁ、これは大変ですよ。

あのぉ…じゃあ何か変わるかというとね、なかなか、さっき申し上げた通り、新味出すのは難しいし、色々ねぇ、言われました。外務大臣がねぇ、防衛大臣になって、横滑りだと。これはね、日韓の強硬なアレに対するシフトだと言う方もいらっしゃるんです。

まぁ、だけど、私はそうかなぁ…という風に思ってんですよね。2つ理由があって、先ず日韓関係について言うとですよ、総理はもう、腹括ってますから。ね、ブレてないでしょ。

だからコレ、韓国の状況も今、検察を巡って大騒ぎしているワケだから、とても日本に譲歩できるという状況じゃないですからね。そうなれば向こうからは全然新味無いし、それじゃあ、こっちは動き様が無いですよね。動く必要も無いと思うんです。


ボールは向こうにあると。


そうそうそう。そうなると、大臣がどう替わろうとね、まぁ、二人とも優秀な人だと思うんだけども、別に日韓関係だけで内閣改造やってるワケじゃないから。


確かにそうですよねぇ。


外交だって他にいっぱい仕事あるし、防衛相については、これはもう、日本の防衛能力をどうやって高めるか、実質的に。これ一番大きな仕事ですから、日韓もそりゃ大事かもしれないけれど。

というワケでねぇ、私、あんまり深読みし過ぎてもしょうがない。寧ろ、力のある人が良い仕事をしてもらう。そして、矢張り継続性を大事にしてね。ブレない事が1番。今の日本にとって、1番良いのはブレないことだと思います。

昨日実はね…今日もあるんですけど、日米欧で、会議をやってるんですよね。で、やっぱり、あのぉ…安倍内閣、それから日本に対する評価。明らかに10年前、もしか5年前と比べても、変わってますよね。あぁ、随分違ったなぁと。変わったなぁとつくづく思いますよ。


それは、やっぱ良い方に変わっているんですか?


良い方に、良い方に。ですから…安定してるしね。ほら、イギリス見て下さいと。ドイツ…、アメリカ見て下さいと。滅茶苦茶やないですかと。それと比べたら、如何に日本がマトモかとね、つくづく感じましたね、昨日。ですから


外交の世界ってのは、長く続ける…まぁ、実績も勿論大事ですけれども。こう…同じ人がサミットに何度も行くっていうだけでも、相当…大きいんですね。


だけでも、先程申し上げた通り、安倍総理、ブレてないから。


あ、そこも評価しているワケ。


ハッキリしているワケですよ。自由貿易で、開かれた、ルールに基づく、オープンな国際秩序ね。それは勿論、日本にとって利益なんだけども、でも、それをG7だろいうが、G20 だろうが、ブレないで言うでしょ。

アメリカとかドイツとか…ドイツは申し訳ないけど、イギリスなんて、ホント、コロコロコロコロコロコロ変わってるワケでしょ。ああなったら、どっちが信頼出来るかとなると、アレッ、日本は全然変わってないねぇ、良いねぇと。いう方に評価が高まっていると私は思いますよ。実感しました、それは。


ウーン。その上、トランプさんとも話せるし、イギリスとも良いし。まぁ、メルケルさんとも何とか話せると。


まぁ、それだけじゃなくて、それは、やはりアジアに於けるね、良識のある、常識的な、強力な政権と。これはだって、韓国がそうじゃないですか。フラフラ、フラフラしてる。

アメリカからしたらですね、昔は色々貿易で日本も問題あったかもしれないし、中国に色目使った時期もあったかもしんないけど。今は、彼らの腹座ってますよね。やっぱり日本しかないなぁと。


大きなアジア太平洋の戦略に迄含めて考えると。


それはもう、日本と豪州、それからインドが来てくれたら良いなぁと。それがまぁ、インド・パシフィックなんですけどね。その状況が、まぁ、昨日なんか会議出てて、やっぱりコレは変わっちゃったねと、良い意味でね。非常に感慨深かったですね。


はぁ~、それは面白そうな議論ですね。ヨーロッパからすると、東アジアの情勢ってのは、どう見えてるのかなぁってのが。何かヨーロッパって、中国に近付いているんじゃないのって思っちゃうんですけどね。


昨日、夕飯食った時、言ってたのは、私いつもヨーロッパの人に言うんだけど、あのね、ヨーロッパはね、脅威は1つしかないかもしれません。ロシアかもしれませんと。だけどね、日本はね、二つあるのよ。隣にね。中国とロシアと両方居るのよと。

あなたたち、中国のこと遠いから、よく分からないでしょと。と言ったらね、「もう、随分変わってきたんですよ」と。彼ら言うんだけど、そんなんじゃ不十分だと言ったら、アメリカの奴が「そうだ」って言ってたから。

まぁ、やっぱり、ヨーロッパと日本では、中ロに対するね、意識っていうモノが温度差がある事は間違いないと思いますね。




23:50~

さぁ、そして今度、こちらのニュースです。ホンハイの前会長が国民党を離脱。台湾総統選三つ巴へ  来年1月の台湾総統選を前に、ホンハイ精密工業の前会長郭台銘(かくたいめい)氏の報道官は、12日、郭氏が国民党の離脱を決めたと表明しました。

近く、出馬表明する見通しです。与党、民主進歩党、民進党は蔡英文総統を、そして国民党は韓国瑜(かんこくゆ)高尾市長を公認候補として擁立しておりまして、三つ巴の争いとなる見通しです。まぁ、三つ巴というか、これは国民党が割れちゃった


分裂…そうですね。まぁね、私これでもね、中国語を台湾で勉強した事があるんですよね。だから あの国には非常に愛着があるんだけれども。

あの頃はですね、国民党って何かカッコイイけどね、実は独裁政党だったワケですよ。相手が中国共産党で、こっちは中華民国と当時は呼んでてね、それで…まぁ、今もそうなんだけど。あのぉ、我々が呼ばなくなっただけですけど。

要するに物凄い巨大な政党、単一の政権党で、資産も持っているし、勿論、人材もあってね。物凄い強い政党だったワケですよ。

ところが1996年だったかな、総統の民選が始まりましてね、そうすると中国がミサイルをぶっ放すワケですよ。それが逆効果になって、それで政権が代わって、徐々に徐々に変化をし始めていったワケですよね。

そう考えるとねぇ、やはり国民党の歴史的役割というモノがもしあるとしたら、徐々に徐々に変わっていったんじゃないかぁと。逆に言うと、国民党の人たちが、時代に合わせて、自己変革というか、自己改革というものを怠ってきたんじゃないかなぁ。

だから、この人に腐敗してるとか、腐ってるとか言われちゃうワケですよ。それはねぇ、やはり国民党の有り方というモノが問われると言う事。三つ巴になるかもしれないけれども。

これ、どう考えるかっていうと、元々中国は国民党とやりたいワケですよ。国民党もともかく中国は1つという意味じゃ同じですからね。


そこでは同じと。


そこでは同じなんです。要するに、国民党が支配する中国は1つか、共産党が支配する中国は1つか。どっちみち1つなんですね。台湾独立とかそんな事言わないから良いんですけど。

その汲みやすい筈だった国民党の中がこんなになっちゃって。郭さんは中国とも仲は悪くないという話も聞くから。

そらぁ、痛し痒しかもしれませんけども。中国にとっては、ニョンニョンニョンニョンニョンと。台湾の問題は、一つ間違えると、これは中国の共産党の統治の正当性そのものに、直結する大問題ですから。やっぱり非常に注視しているんじゃないかと思いますね。

過去2回ね、総統選挙の前にね、台湾行ってね。台湾1日行ったからってどうって事ないんだけども、何となく雰囲気を感じているんですけどね。あっちの方がね、政権交代多いんですよ、日本より。


確かにでも、そうですよねぇ。


あっちの方が民主主義やってんですよ。


民進党と国民党で、政権入れ替わり、入れ替わりしてますもんねぇ。


それに韓国みたいに混乱してませんしね。まぁ、混乱してると言えば、混乱してるのかもしれませんけど。良い感じでやってるんですよ。ですからね、そういう風な事を色々感じながら、この民主主義がシッカリ根付いてくれる事を信じたいですね。


まぁね、今、宮家さん仰って頂いた通り、価値観をある意味同じくする所という事ですよね。ここ大事にしなきゃいけない。




28:45~

アメリカと中国が来週にも事務レベル会合を開催へ  この2国のやり取りも歌舞伎染みているのかどうか。中国の劉格副首相は12日、アメリカの経済団体代表と会合し、来月上旬に開催する米中の閣僚級貿易協議に向け、来週にも事務レベル会合を行う事を明らかにしました。

米中は今月1日、互いの輸入品ほぼ全てに、追加関税を拡大する制裁報復措置の1部を発動。アメリカは更に、来月10月1日に、制裁関税の第1弾から第3弾の税率引き上げも予定していましたが、トランプ大統領は閣僚級の協議を睨んで、実施の時期を来月15日に、2週間延期する方針を表明しております。

宮家さん、僕、同じ様なニュースを延々と読んでいる様な気がしていて。


そうですね。去年と今年の前半とあんまり変わんないですよねぇ。まぁ、要するに、いっつも言ってる事だけど、これ、単なる貿易戦争じゃないですね。覇権争いですね。しかもコレ、10年、15年と続くモノですよね。

中国がもう、トランプさんを見ててね、もう半分匙投げていると思うんですよね。アッ、こらアカンはと。こいつじゃダメだと。こんなモンやってたらしょうがないから、今、譲歩したって、何されるか分かんないし、打ち止めなんか、ありっこなさそうだしね。

で、又、来年選挙だろ…と。このオッチャン、居なくなるかも分からないから。ほしたらば、チョッと待ってみようかと。普通は思いますわな。で、まぁアメリカの方だって、これ選挙がかかっていますからね。

要するにトランプさんとして、選挙で勝つ為にはどうしたら良いかと言えば、先ず、移民問題で移民を叩き、そして経済を良くした侭、中国を叩くと。こうやって勝とうと思ってるワケだから、中国との関係で譲歩なんかするワケないワケですよ。

じゃあもし譲歩、若しくは何らかの暫定的な合意が出来るとしたらね、それは経済が全体としておかしく、世界経済が。そして米中のお蔭でえらい目にあっとるでと。

こうなればですね、当然マーケットが悲鳴を上げて、これは為替も動く。若しくは、株価も動くワケですよね。そうなったらヤダから、どっかで一時的な、表面的な、限定的な、暫定合意という事ですけど。

それはあってもおかしくないワケですよ。だけども、それでね、問題が解決するか?
するワケがない。つまりコレ、ダラダラダラダラ続くワケですよ。要するにトランプさんがいる間はね。

恐らくねぇ、昨日、今日と、話を聞いて分かった事なんですけれども、アメリカの人たちは、仮にコレ、民主党になってもね、中国との関係は、良くならないと。もう、構造的にと言ってますから。

私は形の変えて、表面的に仮に少し融和的な姿勢を示すとしても、仮にトランプさんが代わって、代わりに新しい大統領になっても、中国との対立は変わらないと思うんですよ。

そうなると中国もそう簡単に…1つは自由化しちゃったら、それで、中国共産党のグリップが消えちゃうワケですから。

それはもう、死活問題ですからね。私はあのぉ、これはズーッと続く。仮に暫定的に合意と言っても、長続きはしないですよ。ですから、マーケットの人で、躯体的な品目がある人は、これ大変、一喜一憂しなきゃいけないと思いますよ。


それに関わる産業の人


勿論ですよ。お金かかるから。もう大きな流れで見た時には、近い将来の完全な合意は無いし、あっても暫定的なもので、マーケットに対する一時的な対応に過ぎないと私は思います。


今、共和党政権であり、トランプ政権であると。これが仮に4年続くかどうか分かりませんけど。政権交代しても態度が変わらないとしたら、そうすっと、中国側としては、もう、これ、永遠に先延ばし、先延ばしでいくって事になっちゃうの?


イヤ、まぁ、だからそこがね、そのぉ、そんな事やってると、中国の経済自身が、曲がり角になっちゃうワケですよ。これ今、経済学用語ですけれども、Middle Income Trap って言ってね、中所得国の罠ってあるワケですよ。これ、中国で、恐らく、時間の問題なんです。

中国の特色ある中所得国の罠って言い難いんだけど、それに直面するのは、もう、時間の問題ですから。中国自身がある程度自由化をし、規制緩和をし、そして構造改革をしないと、経済自体が、再活性化しないと。

だから、やらなきゃイケナイんだけど、やると共産党が傷つくと。 痛し痒しと。


中所得国の罠。まぁ、だいたい、所得が1万ドル位ですか?


1万ドル、一人当たり。所得1万ドルを超えるような状況になると、もう、今迄の様な、輸出主導のね、低賃金、輸出主導じゃなくて、もっと内需を拡大して、そしてイノベーションやって。

そうしないと2万ドル、3万ドルいかないですよという理論なんですけど。中国は正に、それに差し掛かっているんだと思いますね。

それは分かっている人は分かっているんですけどね。そんな事やったら、共産党潰れちゃうじゃないかと。国有企業を本当は改革しないといけないんだけれども。改革が出来ていない。寧ろ、逆行してるんですよね。ですから、中国としては本当に今、正念場ですね。


しかも、その状況で、今迄だったら、地方から安い労働力が沿岸部に出て来たけれども、一人っ子政策が効いていて、このまま高齢化するかもしれないと。

休息に高齢化するし、賃金は上がっちゃってるから、もう、その輸出だけじゃもう、商売にならないから、外国企業の一部はもう撤退初めてますよねぇ

ですから、その様な状況で、どうやってイノベーションを続けて、そして経済のレベルを維持するか。これ大変ですよ、しかも政治的グリップはチャンと持っていたいと。そんな旨い話があるワケないでしょ、世の中にと私は思うんですけどね。

でも、彼らはやっちゃうんです。強引に。


それでね、体制が揺らぐんじゃないかって、30年前、40年前から言われ続けてきたけれども。


彼らは、経済的な利益よりも、政治的な利益を優先しますから、仮に経済がおかしくなっても、おそらく共産党の主導、つまり独裁は変わらないと思います。