どうなるサムスン?
https://youtu.be/lM2ec7AuGt0
【教えて!ワタナベさん】世界は変わる!韓国サムスンが危ない理由[桜R1/9/8]より
今日は、サムスンの危機についてお話をさせて頂きたいと思います。
まず、サムスンのある国、韓国ですが、韓国という国は輸出依存度が非常に高い国です。
GDPの凡そ4割近くを輸出に依存しており、日本が14%前後であるのに対し、3倍近い依存度の国家でもあるわけです。
その中でもサムスンは、韓国のGDPの約四分の一を支えるという非常に大きな巨大企業でもあるワケです。
ある意味韓国はRepublic of Samsungとも言われ、サムスンに依存する国家でもあるんです。
そしてこのサムスンですが、今大きな危機が訪れています。
サムスンのいう会社はいわゆる財閥企業(同族の独占企業団体)であり、これ迄オーナーに依存する経営を続けてきました。
サムスンの2代目であるイ・ゴンヒという会長が日本との関係を強化する形で、サムスンという企業体を急激に拡大させてきたワケです。
しかしこのイ・ゴンヒ会長ですが、脳梗塞で倒れる形になり、(現在もサムソンソウル病院で療養中ですが)植物人間状態になっていると言われています。
そこで現在の事実上のオーナーと言われるイ・ゴンヒの息子であるイ・ジェヨンが副会長として、事実上のトップとして君臨しているワケです。
この副会長ですが、前の大統領朴槿恵の贈収賄疑惑で、懲役2年6ケ月、執行猶予4年という刑を受けていたワケです。
懲役2年6月、 執行猶予4年
しかしこれが、大陪審で差し戻され、賠償額が50憶ウォンを超えるという結果になった為に、懲役5年以上又は無期懲役という実刑を受ける可能性が高くなってしまいました。
これによりサムスンは司令塔であるトップを失なう可能性が高くなったワケです。
現在、フッ化水素問題で揺れる韓国ですが、実は非常に厳しい状況に追い込まれています。
サムスンの主力事業は半導体、液晶、有機ELの3業種とそれを使ったスマートホン事業という事になります。
スマートホンに関してはファーウェイ等、中国企業による安価な製品、そしてアップル等の高品質の製品、この間に挟まれる形で、なかなか収益を出せない状況にあったワケです。
そしてこの活路を切り開く為に、半導体事業に注力するとしてきたワケですが、仮想通貨バブルの崩壊により、半導体価格が暴落している状況にあります。
仮想通貨バブルが崩壊した事により、半導体需要が急減してしまった。半導体余りの状況になっているのです。
半導体には3種類あります。1つはメモリー等に使われるDRAM、1つは記憶媒体として使われるフラッシュロム、そしてもう1つはCPUコンピューターの中央部という事になるワケですが、
DRAMに関してはアメリカに本社があり、日本のエルピーダの流れを汲むMicronという会社が最新鋭の(17nm世代のDDR4)新しいプロセスでの大量生産を開始し、サムスンの2倍の容量を持ち、約40%の消費電力削減に成功した新しいチップを開発してしまった訳です。
そしてそれを既に、広島工場と新たに出来る(2019年9月15日)台湾の工場で大量生産していくとしているんです。
そしてフラッシュメモリーに関しては、同じMicronがシンガポールの新工場を建設中(NANDフラッシュ工場)で、この工場が完全に稼働した場合、サムスンよりも効率的な新たなフラッシュメモリーの量産が始まってしまうワケです。(2019年8月15日EE Times Japanより)
そしてサムスンが一番注力しているCPUになるワケですが、台湾のTSMCがサムスンよりも1世代進んだ(5nmプロセスを使用)CPUの開発を進めており(2019年4月3日)、台湾に於いて量産する予定となっているワケです。
又、TSMCは3千人の技術者を新たに雇用し、新たな工場も建設する予定でもあり、これが完成した場合、サムスンは不要となってしまいます。
又、液晶に関しては、サムスンや韓国メーカーが持っている現在の工場設備は8.5世代という古いモノです。
それに対して中国(BOE中国国有パネル企業)は10.5世代という新たな世代、大きいガラスパネルを使った生産を開始しており、1枚のパネルから、現在韓国勢が作れるのは65インチパネル3枚。それに対して中国勢が作れるのは65インチパネル8枚という事で、効率の問題から、もう赤字化が進んでいます。
この為、韓国での液晶生産は、終了する可能性も出ています。
そして有機ELに関しても、中国勢の追い込み、又、日本のJDIジャパンディスプレイ等が量産を開始するとしており、この分野に於いても、サムスンは後れを取る可能性が出て参りました。
この様な状況の中で、トップであるサムスンの副会長、司令塔を失った場合、サムスにはこれからどうしていったら良いのでしょうか。
そしてサムスンの行方は、韓国経済全体の行方と繋がっていくワケです。
●●●お ま け●●●
【怒れるスリーメン】Part42-③ 根底から理解をしていない、あの政権。サムスンに危機が…サムスンの危機11:20~
https://youtu.be/lM2ec7AuGt0
【教えて!ワタナベさん】世界は変わる!韓国サムスンが危ない理由[桜R1/9/8]より
今日は、サムスンの危機についてお話をさせて頂きたいと思います。
まず、サムスンのある国、韓国ですが、韓国という国は輸出依存度が非常に高い国です。
GDPの凡そ4割近くを輸出に依存しており、日本が14%前後であるのに対し、3倍近い依存度の国家でもあるわけです。
その中でもサムスンは、韓国のGDPの約四分の一を支えるという非常に大きな巨大企業でもあるワケです。
ある意味韓国はRepublic of Samsungとも言われ、サムスンに依存する国家でもあるんです。
そしてこのサムスンですが、今大きな危機が訪れています。
サムスンのいう会社はいわゆる財閥企業(同族の独占企業団体)であり、これ迄オーナーに依存する経営を続けてきました。
サムスンの2代目であるイ・ゴンヒという会長が日本との関係を強化する形で、サムスンという企業体を急激に拡大させてきたワケです。
しかしこのイ・ゴンヒ会長ですが、脳梗塞で倒れる形になり、(現在もサムソンソウル病院で療養中ですが)植物人間状態になっていると言われています。
そこで現在の事実上のオーナーと言われるイ・ゴンヒの息子であるイ・ジェヨンが副会長として、事実上のトップとして君臨しているワケです。
この副会長ですが、前の大統領朴槿恵の贈収賄疑惑で、懲役2年6ケ月、執行猶予4年という刑を受けていたワケです。
懲役2年6月、 執行猶予4年
しかしこれが、大陪審で差し戻され、賠償額が50憶ウォンを超えるという結果になった為に、懲役5年以上又は無期懲役という実刑を受ける可能性が高くなってしまいました。
これによりサムスンは司令塔であるトップを失なう可能性が高くなったワケです。
現在、フッ化水素問題で揺れる韓国ですが、実は非常に厳しい状況に追い込まれています。
サムスンの主力事業は半導体、液晶、有機ELの3業種とそれを使ったスマートホン事業という事になります。
スマートホンに関してはファーウェイ等、中国企業による安価な製品、そしてアップル等の高品質の製品、この間に挟まれる形で、なかなか収益を出せない状況にあったワケです。
そしてこの活路を切り開く為に、半導体事業に注力するとしてきたワケですが、仮想通貨バブルの崩壊により、半導体価格が暴落している状況にあります。
仮想通貨バブルが崩壊した事により、半導体需要が急減してしまった。半導体余りの状況になっているのです。
半導体には3種類あります。1つはメモリー等に使われるDRAM、1つは記憶媒体として使われるフラッシュロム、そしてもう1つはCPUコンピューターの中央部という事になるワケですが、
DRAMに関してはアメリカに本社があり、日本のエルピーダの流れを汲むMicronという会社が最新鋭の(17nm世代のDDR4)新しいプロセスでの大量生産を開始し、サムスンの2倍の容量を持ち、約40%の消費電力削減に成功した新しいチップを開発してしまった訳です。
そしてそれを既に、広島工場と新たに出来る(2019年9月15日)台湾の工場で大量生産していくとしているんです。
そしてフラッシュメモリーに関しては、同じMicronがシンガポールの新工場を建設中(NANDフラッシュ工場)で、この工場が完全に稼働した場合、サムスンよりも効率的な新たなフラッシュメモリーの量産が始まってしまうワケです。(2019年8月15日EE Times Japanより)
そしてサムスンが一番注力しているCPUになるワケですが、台湾のTSMCがサムスンよりも1世代進んだ(5nmプロセスを使用)CPUの開発を進めており(2019年4月3日)、台湾に於いて量産する予定となっているワケです。
又、TSMCは3千人の技術者を新たに雇用し、新たな工場も建設する予定でもあり、これが完成した場合、サムスンは不要となってしまいます。
又、液晶に関しては、サムスンや韓国メーカーが持っている現在の工場設備は8.5世代という古いモノです。
それに対して中国(BOE中国国有パネル企業)は10.5世代という新たな世代、大きいガラスパネルを使った生産を開始しており、1枚のパネルから、現在韓国勢が作れるのは65インチパネル3枚。それに対して中国勢が作れるのは65インチパネル8枚という事で、効率の問題から、もう赤字化が進んでいます。
この為、韓国での液晶生産は、終了する可能性も出ています。
そして有機ELに関しても、中国勢の追い込み、又、日本のJDIジャパンディスプレイ等が量産を開始するとしており、この分野に於いても、サムスンは後れを取る可能性が出て参りました。
この様な状況の中で、トップであるサムスンの副会長、司令塔を失った場合、サムスにはこれからどうしていったら良いのでしょうか。
そしてサムスンの行方は、韓国経済全体の行方と繋がっていくワケです。
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【怒れるスリーメン】Part42-③ 根底から理解をしていない、あの政権。サムスンに危機が…サムスンの危機11:20~