ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

武田邦彦先生がお話された「鹿踏切」です!

2019-02-22 20:29:01 | 日記
武田邦彦先生がお話された「鹿踏切」です!

https://youtu.be/xtiOHBMGP5Q


インドでは野良牛が急増して危機的状況。




インドは中国と違って、外国の技術を盗むのではなく、自分達で部品から全部作っている、言わば自己完結鉄道。時速190kmで走るので、日本の新幹線と在来線の中間の速度だから準高速鉄道。

このインドの準高速鉄道が牛と頻繁に衝突する事から武田先生は同様に鹿との事故に悩んでいた近鉄の“鹿との取り組み”を紹介されました。

10年前は1年に電車が撥ねる鹿はおよそ5~600頭にも及んでいた。言ってみれば、1日に2頭程が撥ねられていた事になります。新聞のニュースにならないので、皆さんはご存知ないでしょうがと。そこで何とかしなければと近鉄の鹿との取り組みが始まったのです。

ナント、ビックリ。研究の結果、鹿に電車が来るのを知らせる事が出来る様になりました。「鹿踏切」を作ったのです。鹿は電車が来ると、「鹿踏切」の前で、チャンと電車が通過するのを待っています。可愛いですね。 

実際の映像で、どうぞご覧下さい。又、この「鹿踏切」が産経新聞の2018年5月28日に紹介されていましたので、その記事も併せてご覧下さい。


【関西の議論】「シカ踏切」絶大な効果、逆転の発想が生んだ近鉄の接触事故対策

2018.5.28 06:30 産経WEST できごと

 シカと電車の接触事故を減らそうと、近畿日本鉄道が導入した「シカ踏切」が絶大な効果を発揮している。運行時間帯はシカが嫌がる超音波で線路から遠ざけ、終電から始発までの夜間はそれを止め、自由に線路を横切れるようにするという画期的なシステム。奈良、三重両県の大阪線の一部に設置したところ事故件数が激減し、他の鉄道会社も試験導入を始めた。野生動物を排除するのではなく、人間との共存を目指す-。導入に至ったきっかけは、一人の鉄道マンがひらめいた「逆転の発想」だった。(藤木祥平)



超音波で侵入防止
 シカ踏切の仕組みはシンプルだ。線路沿いにステンレス製の「獣害防止ネット」(高さ2メートル)を張り、その一部にシカが横断可能な数十メートルの隙間をつくる。シカは日没から早朝にかけて移動するため、夜間や明け方の運行時間帯だけシカが嫌がる超音波を隙間に発信して侵入を防ぎ、電車が運行しない深夜は装置を停止させ自由に線路を渡れるようにする。


電車が近付くとU-SONICから鹿にとって嫌な音が流れるので、その音がバリアとなり鹿は線路内に入らなくなる。


 線路を道路に例えるならば、獣害防止ネットはいわばガードレールで、超音波を発する装置は横断歩道の信号だ。シカにとって、超音波は「ジェット機の爆音のように聞こえる」(近鉄の担当者)という。


 野生動物との接触事故があれば、乗客の安全に気を配ることはもちろん、ダイヤの乱れや車両の損壊、死骸の処理、職員の負担などで鉄道会社は相当な痛手を被る。山間部などの路線が多い近鉄では、野生動物との接触事故は毎年200件以上にも上るというから深刻だ。

 事故件数は平成27年が288件で、ここ10年で約7倍に増えているという。特にシカの場合、天敵のニホンオオカミが絶滅したことに加え、狩猟人口の減少で捕獲数が減り、生息数は年々増加しているとみられる。


あの手この手も効果なし

 接触事故を防ぐため、これまでもさまざまな対策をとってきた。19~22年には発光ダイオード(LED)の光を照射し、野生動物に危険を知らせる装置を設置。24~26年には線路沿いに張り巡らせた柵の上部に獣害防止ロープを設けたが、いずれも効果はなかった。

 担当者は「ロープはシカの角が引っかかって線路に侵入できないと考えたが、ロープとロープ、ロープと柵の間を飛び越えるようでほとんど効果がなかった。相手は動物で、対策には苦労した」(担当者)という。



 28年5月に伊勢志摩サミットを控えていたこともあり、早急な対策が求められた。そんな中、板金加工を手がける「モハラテクニカ」(群馬県高崎市)という会社が開発した鳥獣害対策用の超音波発信装置「U-SONIC」の存在を知り、導入を検討。名古屋輸送統括部施設部電気課の匹田雄史さん(48)をリーダーとする対策チームが27年10月から、シカの接触事故が多発していた津市の東青山駅で現地調査を行い、監視カメラでシカの行動を観察し、移動経路や滞在時間など詳細なデータを記した「鹿カルテ」を作成した。


グッドデザイン賞も

 では、装置はどこに設置すればいいか。近鉄の総営業距離は500キロを超え、私鉄で最長。山間部も多く、広範囲に設置するのは現実的でなかった。一方で、シカには線路を挟んだ両側にある生息域を行き来したり、鉄分補給のためにレールをなめたりする習性があることも分かった。

 「だったら、シカの通り道をふさぐのではなく、安全な時間帯だけ渡れるようにできないか。そう考えたのがシカ踏切の始まりだった」。匹田さんはそう話す。

 動態調査の過程では、衝撃的な映像も目にした。シカの親子が線路を横断中、3頭の子ジカのうち最後尾にいた1頭が渡りきれず、電車にはねられてしまったのだ。母ジカは約40分間その場を離れず、事故に遭ったわが子を悲しげに見つめ続けていた。「本当に悲しくなった。何とかしなくては…」。匹田さんは強く思ったという。

 こうしてシカ踏切は28年5月、東青山駅構内に初めて設けられ、29年3月には奈良県宇陀市の榛原-室生口大野間にも設置された。



 東青山駅構内では27年、シカとの接触事故が過去最高の17件を記録したが、設置後の3年間で被害はわずか3件。榛原-室生口大野間でも、同年に10件以上あった接触事故は設置後、1件にとどまり、効果が確認された。

 シカ踏切は昨年度、日本デザイン振興会のグッドデザイン賞も受賞した。「人間が安全な踏切を必要とするように、シカにも安全な踏切が必要。犠牲となった多くのシカの存在により、シカの目線で問題を捉えることができた好例だ」(審査委員)と評価されたのだ。

 シカ踏切は現在、近鉄が大阪線の青山町-伊賀上津駅間(三重県伊賀市)で設置準備を進めており、別のエリアでも導入を検討中。伊豆急行(静岡県)やJR西日本など別の鉄道会社も試験導入したという。

 野生動物への「優しさ」から生まれたシカ踏切。匹田さんは「昔は鉄道もなく、動物社会があったところに人間が後から割り込んできた。シカと人間が互いに安心して暮らせる環境が整えば」と話している。






米朝、米中、まとめてブッタ斬り 宮家邦彦のCozy Up 2/22/2019

2019-02-22 19:07:54 | 日記
米朝、米中、まとめてブッタ斬り
宮家邦彦のCozy Up 2/22/2019

https://youtu.be/-w7xAVDEcKk















新行氏:米中貿易協議がスタート。米中両政府は21日、ワシントンで閣僚級貿易協議を開いた。中国の知的財産侵害や技術移転の強要など構造問題への対応を巡り、覚書を作成する作業に着手した。3月1日の協議期限が迫っていますけど。


宮家氏:まぁ、無理でしょう。3月1日には終らんでしょう。お互いにそんな簡単に「ごめんちゃい」って言う人達じゃないからねぇ。日米の貿易摩擦と比べて大きな違いがあるワケですよ。

日米の場合は、何だかんだ言って、同盟国同士だったワケですから、まぁ、メチャクチャな所まではいかない。しかも日本は自由民主主義でやってきたワケですから、その点、喧嘩はするけれども、限界があるという所でね。

米中の場合は、残念ながらと言うか、勿論当然なんだけど、同盟国じゃない。しかも中国の体制っていうのは、自由でも民主主義でもない。となると…やってる事は国ぐるみの不正行為、国ぐるみの何らかの脱法行為がある、もしくは自由が制限されていて、外国の企業については不利になっていて、そして中国が何か旨くやってんじゃないかと怒ってる人達が居るワケですよね。

だからその意味では、もっと深刻だと思います。2つ目に、漸くライトハイザー通商代表と中国の副首相、まぁ、このレベルで物事が決まるでしょうかねぇ。

中国の人たちから見ると、トランプさん、チョロイんだよと、あのおっちゃん最後はね、話しゃいいんで、うちの習近平さんと二人で話しゃ話が進むんだと、だからライトハイザーなんかホットケと思ってるかもしれないワケですよ。

そしたらまぁ、今漸く覚書を作るっていうか、要するに合意の内容を口頭でやられたら困るから、当然の事ながら、紙に書くワケですよね。

だけとアメリカがこうしてくれ、ああしてくれって言うから書くじゃないですか、中国は「そんな事できねぇ、とんでもねぇ」と、だから文言がそこは…例えば知的財産権についてはね、例えばですよ、何月何日迄にその規制を撤廃するとかね書くワケだ、アメリカが。

そしたら中国が「何言ってんの。そうじゃなくて、知的財産権については、最大限の努力をして、撤廃する様に努めるとか書け」って言いなおすワケだ。そうすると両論併記になるワケ。

そういう紙がブワーッと出来て、覚書が出来てるって言ったって、要するに両論併記の部分が一杯あって、それがいつ出来るか知らないけれど、当然閣僚レベルでは決まらない。

そうすると2つ方法があって、1つはトランプさんが早く決めようと思うかどうか。だけと恐らくトランプさんだって、当然の事ながら2つの問題がある。

1つは、国内的に、中国に厳しくやった、対応したと。それと同時にマーケットに対しては、チャンと米中の関係は続きますよと。あんまり悪い情報ばっかり流れたらね、株も下がるし、ろくな事無いワケだから、トランプさんも、そこまで強硬な事は出来ないと。

そこは中国も見ていて、落とし処を探しているという状況ですから。私は3月1日迄に出来るとは思わない。出来たらそれは凄いとおもうけど、3月1日迄にトップで会わないワケでしょ。

会わないって事は、真面目にやならい。真面目にやらないって変だけど、首脳レベル迄持ってく為には、ある程度、争点がいくつかに絞られてこなきゃいけない。でも、その状況じゃないみたいですよね。ですから、まだまだ時間が掛かると思います。


新行氏:中国側が農産物や半導体等、アメリカ産のモノ10品目買いますという事も出している様なんですが。


宮家氏:それは、その程度の事は考えますよ。日本だって。日本もやったもん、昔。


新行氏:一方で安全保障の部分ですよね。


宮家氏:そうそうそう。でも、それは中国にとっては1丁目1番地で、これ譲歩しちゃったらね、共産党の指導もなくなっちゃうし、それからある意味で中国の企業を保護する色々な仕掛けが全部とられちゃうから、そういう意味で、本当の自由主義になるなんて、そんな事中国は出来ないんだ。で、残念ながら、私は中国は徹底的に抵抗すると思います。


新行氏:この後も、3月1日以降もズルズルと続いていく…。


宮家氏:まぁ、3月1日を目処にやるでしょうけれども、少し遅れても、首脳会談が行われる迄は、頑張ってやると。だけど、それが出来ないと、出来ずにいくという事じゃないでしょうかね。


新行氏:メールです。米中協議が難航しそうという事ですが、アメリカ、中国のアキレス腱はどの辺りだと思いますか?


宮家氏:貿易のアキレス腱というのはね、やはりそのぉ…中国の経済システムそのもの。透明性も無いし、そして政府主導だし。相当、外国企業に対しては、不利な事を平気でやる。

そして…しかも…もしかしたら、サイバー攻撃等を通じてね、アメリカの企業の秘密情報迄取ってるという事ですから、その意味では中国の政府の物事の決定の仕方、政策決定の在り方自体が、最大の攻防の対象だと思うんですよ。

逆に言うと、アキレス腱はそこなんですね。そこが切れたら、もう、中国共産党は終わるから。そんな事、絶対に認めないと思うので、そういう意味では、中国のアキレス腱は中国の体制そのもの。もしくはシステムそのもの。物事の決定の仕方そのものになる。

アメリカはそれを攻めるけれども、そら、絶対に、絶対に中国は受けない。でしょ。

私が習近平だったら、「とんでもない」と「そうじゃなくて、だから大豆は買うよ。飛行機は買うよ。だから黙ってくれ」と。

でもね、アメリカは黙らないの。何故かっていったら、そら、昔みたいにね、中国が弱い小さな国であればね、そらぁ、その程度で手をうっても出来たけれども、しかし今は、もしかしたら、中国がアメリカを乗り越えるかもしれないと考えているという事だと思うんですね。

そうだとしらねぇ、アメリカの恐怖ってのは、10年前、20年前とまるで違うモノですよ。だからなかなかアメリカも妥協出来ないでしょ。そういう意味では、相当難しい段階に米中関係が入っているという風に私は思いますね。


新行氏:米中貿易摩擦が覇権問題に繋がっているという事ですね。


宮家氏:そういう事です。